修学旅行前に,お小遣いの使い方について学ぶ
本日,6年1組の家庭科の授業を見学した。修学旅行前に,お小遣いの使い方について学ぶ場面であった。消費者教育の一環であろうか。子どもたちは,お小遣いの使い道を類型化するなどして,自らの消費行動を分析していた。
本日,6年1組の家庭科の授業を見学した。修学旅行前に,お小遣いの使い方について学ぶ場面であった。消費者教育の一環であろうか。子どもたちは,お小遣いの使い道を類型化するなどして,自らの消費行動を分析していた。
今日の給食は,写真のように,牛乳,パン,八宝菜,そしてチキンスープであった。チキンスープがとてもおいしかった。八宝菜もおいしかったのだが,器の下の方から,苦手なニンジンが出てきて--。でも,もちろん,それも含めて,完食。
昨夜,21:30から1時間強,ソフトボール部と木原ゼミ(卒論,修論)有志で,ナイターの対抗戦をおこなった。ソフトボール部に所属している卒論ゼミ生2名は,こちらのラインナップに並んでもらった。結果は,4対4の引き分けに終わった。私は,5番ショートで出場した。3打席で1安打(センター前ヒット),1サードゴロ,1フォアボールであった。最後のフォアボールだが,(デッドボールをなしにしていたので),速球派のピッチャーの暴投を2度も体にあてられてしまった。1度は,ゴロの暴投をいわゆる弁慶の泣き所にあてられ,今日も,そこが痛む。
でも,楽しい対抗戦であった。相手をしてくれたソフトボール部の面々,(自信がない場合でも?)出場してくれたゼミ生たちに感謝している。
本日お昼ご飯の時間帯から,我が大阪教育大学附属平野小学校では,「友だち班パーティー」が催された。通学班をベースに,1年から6年までの子どもたちが一緒にお弁当を食べたり,遊んだりする,異学年合同の活動だ。ある教室では,写真のように,指導者と子どもたちが本当に楽しそうに食事をともにしていた。
今朝は,第1学年の学年朝会を見学した。子どもたちが,5月の生活目標「身のまわりを美しく」について,自分たちの営みを多面的に振り返っていた。教師たちは,それをさらに促すために,いろいろと投げかけをおこなっていた。例えば,「身のまわりがきれいになったことを表す『音』は何でしょうか」とシャープに問いかけて,「身のまわりを美しく」について子どもたちの意識を高めようとしていた。子どもたちもそれに応えて,しっかりとふり返りをおこなっていた。
本日,神戸市総合教育センターで催された,神戸市教育委員会平成24年度第1回家庭学習推進研究会に参加した。この研究会は,神戸市教育委員会が推進してきた「分かる授業推進プラン」の4つの柱の1つである「家庭学習支援・地域力の活用」に関して,多様な見地からアイデアを出し合う集いである。大学人,保護者,学校長と事務局(教育委員会スタッフ)が,本日も,神戸の子どもたちの家庭学習の現状と課題について,意見を述べ合った。
都市部の学校に見られる多様性,校種や発達段階に配慮しながら,神戸市の子どもたちの家庭学習のあり方について吟味していくこととなる。図らずも,座長を拝命することとなった。年度末の報告書や提言文の作成に向けて,意見の調整に努めねばなるまい。
大阪教育大学附属平野小学校の6年生の子どもたちは,3日から,2泊3日で修学旅行に出かける。吉野ヶ里遺跡や阿蘇山がそのフィールドだ。私にとっても,学校長として初めての修学旅行。先日の引率教員打ち合わせに従って,私も,昨日から,もっていくものを準備し始めた。そうか,水筒がいるのか,えー,活動着と部屋着とパジャマと着るものが3種類もいるのか等々,普段の出張等とは違う準備物に戸惑いを禁じ得ない。なにしろ,自分が小学校で修学旅行に行って以来になるのだから,イメージがわかないのだ。
校内研修や行政研修などの教員研修に協力していて,参加者の姿から,「今日の研修は,充実しているんだな,盛り上がっているなあ」ととてもうれしくなる瞬間がある。例えば,写真の様子だ。これは,先日,苫田郡鏡野町で催された「岡山県教育委員会 研究主任実践力アップ研修会」のお昼休みの時間帯に撮影したものだ。いくつかのテーブルにおいて,もうランチタイムになっているのに,校内研修の企画・運営に関する議論やアドバイスが続いていた。
その他にも,グループ作業中に思わず立ち上がっている,グループ協議の際に次々と新しいアイデアが登場している,逆に私の講義中にしーんと静まりかえって話に聞き入っている--そんな様子に接していると,教師の学びの豊かさを実感できる。そして,それが学校や教室に再帰することを確信できる。
7月1日に,大阪教育大学の天王寺キャンパスで,日英学校間交流支援セミナーが催される。私たちも英国でお世話になっている英国日本協会の教育チームが主催する,日本と英国の学校間交流学習の計画・実施等に関する実践セミナーだ。情報教育界の大御所の堀田先生や野中先生等もセミナーに参加する。交流学習や国際理解教育等に興味のある方は,ぜひ,参加していただきたい。参加申込は,英国日本協会ホームページの該当部分から。案内は,こちら。「osakaseminar120701.pdf」をダウンロード
我が大阪教育大学附属平野小学校の土曜参観日では,授業参観の後,各学級で,保護者が集会を開催する。いくつかのテーマを定めて,保護者間で情報・意見を交換なさっているが,とても密なコミュニケーションが繰り広げられていた。あまりに熱が入って,予定終了時刻が過ぎても,意見交換や報告が続く教室もいくつかあったように思う。
本日午後,大阪教育大学附属平野小学校では,PTAの方々が希望する子どもたちを対象に親子ソフトボール教室を催してくださった。私も見学に行ったが,子どもとキャッチボールをすることになった(写真)。
その後,保護者有志と教職員有志とでソフトボールの親善試合を行った。私も,ショート等で出場した。一応ヒットも打った。もちろん,保護者チームの大勝であった。勝ち負けは別にして,保護者の方々とのコミュニケーションのよき機会となった。次は,バレーボールかな?
本日の授業参観の前に,本校のPTAのリサイクル委員会の方々が,制服のリサイクル品の手渡しをなさっていた。リサイクル品の収集と整理はもちろん,案内や枠組みづくり(例えば1人に2品まで等)にも取り組んでいただいた。朝7:30から,リサイクル品を求めて列ができたそうである。
その他の委員会や学年単位の活動など,本校のPTA活動はまことに充実している。そのような学校の管理職になれたことに感謝しなければなるまい。
本日は,大阪教育大学附属平野小学校の土曜参観日と(保護者たちの)学級集会の日である。1時間目と2時間目の授業をたくさんの保護者に見学していただいた。また,いくつかの授業では,情報提供や学習評価についても一部担当していただいた。
第4学年の図工の学習では,子どもと大人が共同で新聞紙を材料とする,紙の建物を作成していた。両者の共同制作だからこそできる,迫力のある作品に仕上がっていた。
本日,東京のパナソニックセンターにて,パナソニック教育財団の平成24年度実践研究助成の贈呈式にが催された。助成を受けることとなった学校や研究グループは,遠山理事長から奨励状を受け取り,皆,晴れがましい様子であった。また,「くるま座ディスカッション」で,審査にあたった専門委員からアドバイスをもらったり,助成校間で情報交換をしたりして,研究推進への意欲をさらに高めていた。
私は,特別研究指定校のグループに入り,協議の司会進行役を果たした。短い時間であったが,5校の教師たちとアドバイザー役の専門員間で建設的な議論が繰り広げられた。
大阪教育大学附属平野小学校の第6学年の子どもたちは,毎年,図工科の学習の一環として,卒業制作に取り組む。既に112期生を輩出しているので,校内は,卒業生たちの作品でいっぱいだ。その作品群だが,放っておくと,当然,汚れたり,ホコリをかぶったりすることになる。せっかくの作品だから,何とかきれいにしたいと思っていたところ,委員会活動として,子どもたちが先輩の作品を,写真のように,きれいにしてくれていた。私も,少し手伝った。子どもたちの手が届かないようなところに展示されている作品もあるから,これから,保護者や教育振興会の方々のお力添えも頂戴しながら,「先輩の作品をきれいにしよう」運動を継続・発展させたい。
今朝,通学路における登校指導中に,我が校の子どもたちのほほえましい姿に接した。ある児童が先日,足にケガをしてしまい,歩くのが不自由な状態で通学している。うれしいことに,それを友だちが肩を貸して,あるいは後から見守って,支えてくれていたのであった。
誕生日の朝は,附属平野小学校の通学路における登校指導の立ち番から始まった。さわやかな朝の空気を身にまといながら,子どもたちは,元気に,またマナーに留意して登校してくれた。
その後,第6学年の学年朝会を見学した。子どもたちが,5月の生活目標「身のまわりを美しく」について,自分たちの営みをしっかりと振り返っていた。教師たちは,それをさらに促すために,「身のまわりを美しくするために,自分ができることをがんばるだけでなく,友だちがそうしている様子を見いだし,認め合うことも大切だ」と子どもたちに語りかけていた。
私も,突然コメントを求められ,「5年生以下の子どもたちは,6年生の皆さんをモデルにして(見習って),身のまわりを美しくしようとします。皆さんの姿は,附小のシンボル(顔)です。頑張ってください。」とエールを送った。
本日,瀬戸内市長船町で催された「岡山県教育委員会 研究主任実践力アップ研修会」で講師役を果たした。この研修会は,原則として初めて研究主任と務めることとなった教師を対象とするもので,授業力アップのための校内研修の企画・運営についての知識とスキルを高めてもらうことをねらいとしている。私は,「学校における実践研究の充実に向けて」というタイトルの講義を行った後,参加者が持ち寄った校内研修の年間計画(の再構築とそ)の発表のコーディネートを担当させてもらった。
初めて研究主任を務めることとなった教師たちは皆,熱心だし,吸収力が高い。私が講義で示した,校内研修の充実のポイントを所属校の取り組みに導入しようと一生懸命考えていた。その中には,「いっぱいやらなければいけないことがあるのだと分かって,どうしたらいいものかと--」と自分を追い込みすぎる方もいらっしゃったので,私は,「昨年度までの研究推進に1つでも変化,新しいアクションが生まれたら,それでよいです」「そうしたアクションを3つ,優先順位をつけて構想できると,なおよいです」と応じておいた。
それにしても,関西大学の非常勤→長船→天王寺(講義とゼミ)という,今日も長い1日であった。くたくたになって,明日のバースデーを迎えることになろう。
本日は,大阪では(通常の通学時間帯に)金環日食が見られるということで,附属平野小学校では,1時間目をカットして,子どもたちに家庭で日食を見学できるよう,時間割を変更した。通常よりも遅い時間帯に登校してきた子どもたちの発言に耳を傾けていると,彼らが自然の不思議をしっかりと味わって登校してきたことがよく分かった。
本日,我が研究室で,PLC(専門的な学習共同体)に関する文献を講読した。PLCの発展に関心を寄せる教育者は,次のような願いを有していることを共通理解した。
1.生徒が学習意欲を高めるように,教師たちの授業を改善する
2.知的な探究の文化を創造することを通じて,教師と生徒の双方にとって重要な問題を呈する
3.リーダーシップと学校経営に関する教師たちの学びを開発する
4.若い教師間の学習を促す
5.教師の疎外感を減じることが彼らの学びの前提条件である
6.正義と民主主義を追究する
本日,昨年度に続いて,東京の墨田区の文花中学校で催された「管理職のための戦略的ICT研修」に参加し,プログラムを運営した。これは,日本教育工学協会(JAET)が文部科学省受託事業として作成した研修パッケージを基盤とするものだ。小中学校の学校長等の40名弱の参加者に対して,所属校の教育の情報化をチェックしてもらったり,教育の情報化の全体像や具体的展開を再確認してもらったりした。その上で,教育の情報化の課題と対応策をグループで整理してもらった。いずれにしても,各学校における情報化の推進の可能性を高めてもらうことがねらいである。
短い時間になったにもかかわらず,グループワークなどをきちんと遂行していただいた。それらは,参加なさった学校長等の力量の高さを物語るものである。学校長等のリーダーシップによって,墨田区の学校における教育の情報化への対応も必ずや進展するに違いあるまい。
本日は,和歌山県教育委員会の研修会に協力した後,天王寺に戻り,講義とゼミを実施した。講義は,教育学演習Ⅰで,これは,教師に関する研究の方法論を会得してもらうための講義である。前回,今回と,学びのコーディネータとしての教師について卒業論文で研究するとしたら,どのような視点と方法でそれを追究するかを事例を取り上げながら,学生に検討させている。
たまたま,前回とりあげた実践事例が中学校国語科の短歌の学習で,生徒に相聞歌(恋の歌)を作らせるものだった。研究方法を提案するという(いつもの)課題に加えて,「担当した教師が示した相聞歌作りのコツを活かして,自分でも歌を作ってきなさい」という課題も出しておいた。受講生たちは,なかなかの力作を示してくれた。例えば,ある男子学生は,「あの人の メール今かと 待ち焦がれ 思わず嘆く 送り主母」という傑作を発表してくれた。
附属平野小学校では,水曜日は学年朝会が催される。2年生と3年生の朝会を見学した。いずれも,学校が定めた生活目標「身のまわりを美しく」について,児童が自身の営みの現状と課題について省察していた。例えば,どのような状況の際に「身のまわりを美しく」というルールやマナーが守られにくくなるのかをしっかりと考えていた。教員は,いくつかの新たな視点を提示して,彼らの省察を深めていた。
この学年朝会,いつ見学しても,子どもたちが凛として学んでいる姿を目にできる。うれしい場面である。
今日は,移動の多い1日であった。まず早朝,千里山の関西大学へ。文学部の非常勤講師として,「教育方法学」の講義を担当した。終わると,いったん自家用車を返すために,緑地公園の自宅へ。お昼過ぎ,阪急川西能勢口駅の近くの川西市教育情報センターに向かった(千里中央,蛍池を経て)。そこでの講義を終えて,今度は大学院の講義とゼミのため天王寺へ。
今日も,附属平野小学校で1日を過ごしている。今,16時前だが,これまでの8時間ほどで,いろいろなことがあった。学校長就任依頼最も苦しい局面にも遭遇した。しかし,第3学年の総合的な学習の時間にたくさんの保護者が参画してくださっている姿,子どもたちの確かな学び(写真は5年生の理科で発芽の条件を考察しているところ),給食を楽しく食べている姿等を目にすると,やはり,学校は,教育関係者にとって,素敵な場所,魅力あふれる舞台だと思えるである。
11日の附属平野小学校1年生との遠足は,楽しかったし,またまたいろいろな発見があった。しかし,子どもに対する接し方について,昨日,卒論ゼミ生に少しだけたしなめられた。インターンシップ等で小学校で子どもと関わっている彼らの方が,私よりも,それに長けている。なるほどなるほどと,彼らのアドバイスを拝聴した。
次は,6月初旬に,修学旅行があり,それに同行する。この時,何を着て,何を持っていけばよいのか。阿蘇でトレッキングをするそうだが,どれくらいハードなのか--。今度は,おやつを持っていってもよいのか(遠足ではダメだった)。期待と不安が入り交じる。
本日,午後,卒論指導のゼミを実施した。各人が,この一ヶ月の成果を報告してくれた。問題の所在と研究目的,それに基づく研究計画などについてじっくり点検した。1月のほどの間になんらかの実証データを収集してくるよう,いくつか指示した。全部で4時間ほどかかった。
さて,その打ち上げの席上で,卒論ゼミ生たちが,近々誕生日を迎える,ゼミ生(来週)と私(23日)のために,特別のケーキを用意してくれた。写真のように,オリジナルの似顔絵チョコ付きのものである。びっくりさせられたし,とても嬉しかった。ありがとう,ゼミ生たち。
附属平野小学校は,今日は,遠足の日であった。私も,学校長として初めて,1年生の児童とスタッフと一緒に,大阪城公園の西丸庭園に出かけた。学校から大阪城公園までの徒歩や地下鉄乗車の際,子どもたちは実にきびきびと,また落ち着いて行動した。谷町4丁目の駅では,見知らぬ方から「いい子にしていますねえ,どちらの学校ですか」とたずねられた。胸を張って,「大阪教育大学附属平野小学校です」と答えられた。
大阪城公園では,1年生の子どもたちと鬼ごっこ,だるまさんが転んだ,花いちもんめで遊んだ。学校長になるまで,この年齢になってこのような遊びに興じることになるとは思ってもみなかった--。最後には,複数の児童が背中に馬乗りになってくれる(?)という貴重な経験もさせてもらった。新鮮な1日であった。
今日も,りんくうタウン駅近くの航空保安大学校で,「初任教官研修」の講師を務めた。この大学校は,空港で働く専門家,例えば管制官を養成するための高等教育機関だ。その教育を担当する方は,実務経験を数多く積んではいるが,講義や実習という教える立場の経験は皆無に等しい。そうした方々に対して,「指導と評価の工夫」をこうじた。それが,9時前から16時半過ぎまでの長い長い講義であった。しかしながら,初任教官たちは皆熱心で,あっという間に,予定の研修終了時刻を迎えた。。
その後,天王寺キャンパスに戻り,「教育学演習Ⅰ」で,学びのコーディネータとしての教師像とその形成に関して,受講生に考えてもらった。それが終わるのが,21時10分。それから,修論ゼミ。長い一日である。
明日は,附属平野小学校で初めて経験する,遠足。1年生の引率を仰せつかっている。ちゃんと役割を果たせるかどうか心配であるが,天気もよいようなので,がんばってみよう。
本日,朝から,附属平野小学校で,会議や保護者との懇談等に追われた後,夕方から天王寺キャンパスで講義を実施した。そして,21時過ぎからは,卒論ゼミの補充をおこなった。現在,卒論の活動計画をゼミ生に作成させているが,まだまだ,詰めが甘い。例えば,実践者にインタビューをすることになっているが,その時期,回数,内容等が具体化されていない。あと1月以内にそこまで考えるように指示するとともに,調査等はできることから始めるように指示した。
本日から3日間,附属平野小学校では学級単位で保護者との懇談会が催されている。学級担任は,短い時間で保護者と密なコミュニケーションがとれるよう,しっかり準備していた。しかし,こういう場面,学校長は出番がない(ちょっと寂しい?)。なんとなく落ち着かなくて校舎内をまわったが,「こんにちわ」「ご苦労様です」と挨拶を繰り返すばかりであった。Facebookで,ある方から,オプションで「学校長との懇話会」を開いたらどうでしょうという提案を受けた。考えてみよう。
本日,やっと,附属平野小学校で,全校朝礼であいさつをすることとなった。9日の始業式,16日の(1年生と上級生との)対面式でも,学校長としてショートスピーチは担当した。また,23日も(雨が降った後だったので),テレビ朝礼でカメラに向かって話しかけた。しかし,早朝の校庭で,全校児童に向かって話をするのは,今日が初めてであった。遅いデビューとなった。
ゴールデンウィーク後に,気持ちを切り替えてがんばろうと,また始業式等で話した「新しい自分に出会うためにチャレンジをしよう」と,子どもたちに短く,けれども,訴えかけるように,話した。学校長の朝のあいさつとして,「おおむね満足できる」状況になっただろうか--。残念ながら,私に続いて話したスタッフの巧みな話(写真の様子)と比べると,私はまだまだ努力が足らないと感じた。めげずに,来週,また,がんばろう。
多くの小学校では,毎週,全校朝礼が催され,そこで,学校長が子どもの前でお話をすることになる。我が大阪教育大学附属平野小学校も例外ではない。晴れていれば校庭で,雨が降ったら校内放送を通じて,学校長,つまり私がショートスピーチを述べる。毎週のことだから,その内容に苦慮するのは,自明だ。3日前くらいから,(全校朝礼のある)月曜日の朝に何を話そうかと考え始める。内容だけではない。1年生にも分かるように,その表現も工夫しなければならない。彼らの集中力や他の教師のコメントタイムを考慮するとその時間も自ずと限られるので,それも検討課題だ。
しかし,これは,自分にとって,新しい,そして定期的な学びの機会であると考え,積極的に取り組むようにしているし,その姿勢を学校長就任期間維持したい。
大阪教育大学の学校長として一月を過ごした。今月は行事が多くて,ずいぶん学校へ行った。児童にも,教職員にも「よくいらっしゃいますねえ」と言われた。しかし,専任の校長として毎日小学校に行けたらどれだけ充実しているだろうと思うほど,新鮮な毎日を送っている。子どもの学びの様子やそれを支える教職員の努力を目にするのが,楽しみである。来週は遠足の引率もあるし,一ヶ月後には修学旅行にも帯同する。まだまだ,初体験の日々が続く。
もちろん,学校長は,兼務であっても,リーダーシップを発揮しなければならない。子どもや教職員に学びつつ,学校の発展のために,なんらかのアクションを起こせるよう,次第に準備していきたい。
午後,近くのフィットネスクラブが催すテニスのイベントレッスン(3時間)に参加した。後半,チームを組んで,団体戦が行われた。私を含めて5人のメンバーのチームが結成され,他の5チームのうち3チームと闘った。各試合は,2つのダブルス戦と1つのシングル戦で構成される。
まったく知らない人とチームを組んで始めは緊張気味だったが,次第に,仲間意識が芽生えてくる。最後には,チームの仲間がナイスショットで得点すると,まるで自分がプレイをしたかのように,爽快感を味わえた。
授業研究文化が熟している学校では,誰かのチャレンジングな研究授業に対して,仲間が当事者意識を有して授業に臨む。まるで自分が研究授業を実施しているように。今日は,テニスで,それと似たような感覚を抱けた。
本日,放課後(21:10から)のオフィスアワーに,ある学生が研究室にやって来た。進路の相談であった。具体的には,大学院への進学,研究者等になるためのルートに関するものであった。それに関連して,教育研究を論文化するための視点と方法についても解説することとなった。
教育学部(教員養成課程)に属する学生は,教職への道が進路の基本になるが,何人かの学生は,より広い視野から教育を考究したいという気持ちを抱く。ある意味では,自然なことであろう。しかし,(大学のスタッフというだけではなく)教育研究者を目指すためには,博士課程にも進学し,研究者として必要なトレーニングを受けねばならぬ。多くの教員養成学部・大学には,博士課程が設置されていないので,研究者として必要なトレーニングを受けているモデルが身近には存在せず,そのイメージを持ちにくい。自分の経験等を語って,いくらか示唆を与えられたとは思うが,今日のリクエストに応えるのは簡単ではなかった。まあ,繰り返し,相談にのるしかないだろう。
本日,学校長らしく(?),6時間目に,教室を訪問して,授業を見学させてもらった。いつもながら,しっかりとした授業が繰り広げられていた。ある教室で,写真のような掲示を見つけた。これは,子どもたちの「教科ノート」「自由ノート」をモデルとして示すものだ。多くの小学校で似たような取り組みが進められているが,このクラスの学級担任は,それをていねいに実施している。というのも,掲示されているノートの種類が多岐にわたっているのだ。国語・算数といった用具系教科のもの,社会科や理科の内容系教科のもの,子どもたちの作文と多様な教科・領域のノートのモデル事例が掲示されていた。公立学校での取り組みに比して,質的な豊かさがそこに感じられた。うちの先生の素敵な取り組みである。
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