大学における教員養成
本日,我が研究室で,Miriam Ben-Peretz(ed)(2013)Teacher Educators as Members of an Evolving Professionの輪読会を行った。教師教育者のアイデンティティの再構築のために,自己探究アプローチ(教員養成の講義等の工夫改善,それによる問題解決活動)が重要であることを再確認した。その過程で,同書に,大学における教員養成が,学校や他の組織をベースとするものに比して,効果的であるという知見が示されていた。英国を訪問した際にも,拠点校による中学校での教員養成を目にしたが,初等中等学校等をベースとする教員養成システムの台頭,それによる「大学における教員養成」の危機が,我が国も含めて,少なくとも先進国共通の課題であることも再度認識した。
The comments to this entry are closed.
Comments