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2013.08.31

日本教師教育学会第23回研究大会で実践研究の継続・発展の要因をレポート

 9月15日・16日と,京都の仏教大学で,日本教師教育学会第23回研究大会が催される。16日の朝,私たちの研究グループも,「学校における実践研究の発展要因の構造に関するモデルの検証-『専門的な学習共同体』の発展に関する理論を用いて-」というタイトルで共同研究発表を行う。本日は,その準備のために,共同研究発表者が勤務する長崎大学にやって来て,その準備に時間を費やした。
 学校における実践研究が継続・発展することは,そう簡単ではない。何がその基盤となっているのか,どのような取り組みをすればそれが実現するのかについて,私たちは,複数の学校の教師たちに聞き取り調査を実施し,その構造をモデル化してきた。その意義,手順,結果と考察等を当日はプレゼンテーションする。

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2013.08.30

授業づくりの工夫に関する地道な努力

P1420173P1420211 京都府教育委員会は,今年度も,「『教師力向上』教育実践力継承事業」を企画・運営している。事業の協力校は,大学研究者から実践研究の推進等に関して,年間数回,アドバイスを受ける。京都府総合教育センターのスタッフが学校と大学研究者を結びつける仲介役を果たす。
 昨年度に続いて,長岡京市立長岡第二中学校は協力校の1つとなっている。そして,同校の取り組みへのアドバイスは私が担当させていただいている。研究推進リーダー教師のイニシアチブによって,2年間,同校の教師たちは,「全ての生徒が興味をもち,主体的に学習する授業づくり」を合い言葉にして,授業研究会や各種研修会を重ねてきた。その成果が,学力調査の結果にも,日々の授業における生徒の様子にも現れているという。同校の教師たちの授業づくりの工夫に関する地道な努力に敬意を表したい。

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2013.08.29

始業式の日も研究だ

P1070271P1070285 昨日は,我が大阪教育大学附属平野小学校の始業式の日だった。しかし,午後からは,研究全体会。そこで,小学校が研究テーマとしている「学びを創造し続ける子どもの育成」に関する総論の審議,平野五校園の共同研究「ユニバーサルデザインにもとづいて『わかる力』『考える力』『使える力』を育む保育・授業づくり」に関する小学校総論の審議を行った。教諭たちは,2時間くらい,密に議論を繰り広げてくれた。新学期の準備はいろいろあるが,それよりも研究活動を優先する姿--これこそ研究する学校たる,附属学校の本質である。

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2013.08.27

学力向上の取り組みを発展させる

 7月に続いて,岡山の地を訪れた。岡山県教育委員会の学力向上施策の1つである,学力向上アドバイザー事業に協力するためである。今日は,平成25年度の同県教育委員会の学力向上施策の進捗状況,さらに平成26年度の施策の骨子等を拝聴し,それらに対して意見を述べた。また,自分が担当している,岡山県教育委員会と岡山市教育委員会の学力向上施策の連携に関する調査結果をレポートした。
 学力向上施策は,学力が多様な要素から成る以上,どうしても総合的にならざるをえない。しかし,限られた資源ゆえに,それに優先順位をつけることも不可欠だ。両者を満たすためには,学力向上施策の中長期計画の策定と運用,それに資する形成的評価の実施を重ねるしかない。
 おりしも,今日は,全国学力・学習状況調査の結果が公表された。平均正答率の都道府県ランキングが人々の耳目を集めやすいが,その上下に惑わされないで(もちろん,その結果も形成的評価の「一部」として有効に活用して),岡山そして全国の学校の教師たちには,自律的に,また学校を基盤として,学力向上の取り組みを発展させてもらいたい。

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2013.08.25

9月は,学会発表が3本

 学者の仕事の主柱は,学会発表や学術雑誌に掲載される論文の執筆である。大学教育者としては,学部生や大学院生の指導に従事しなければならないし,教育学部(大学)のスタッフとしては,教育委員会や学校の取り組みへの協力も重要な任務である。しかし,それでもなお,学者は,上記のような研究活動をおろそかにしてはならない。
 というわけで,私も,9月には,3つの学会発表を計画している。まず,9月8日に,世界授業研究学会(The World Association of Lesson Studies (WALS))で,「Models on the Structure of the Factors for the Development of School-based Practical Researches: Analysis by the Theory on Development of Professional Learning Communities(PLCs)」という題目で発表する。そのために,スウェーデンのヨーテボリに行くことになる。
 次いで,9月16日には日本教師教育学会の年次大会(仏教大学)で,そして9月23日には日本教育工学会の全国大会で,研究発表することになっている。前者は,「学校における実践研究の発展要因の構造に関するモデルの検証」に,そして後者は「我が国の教師教育研究の現状と課題に関する考察」に関するものだ。9月は,学会発表の月なのだ。

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2013.08.24

修士論文中間発表会にて

 本日,大阪教育大学大学院の実践学校教育専攻の修士論文中間発表会が催された。各人が,限られた10分の時間で研究の進捗状況を報告し,様々なスタッフや院生から示される質問や意見に答えていく。
 私が修士論文の作成を担当している4名の大学院生も,1週間前の合宿勉強会における予行演習の結果を踏まえて,これまで取り組んできた内容をよくまとめてくれた(計画よりも,多少?遅れ気味だが)。練習の成果がかなり出たと思う。やっぱり1週間前に,あれだけがんばってもらって,よかった。1月の論文提出まで,この調子を維持してもらいたい。「言い訳」をしないで。

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2013.08.23

全国国立大学附属学校連盟校園長会研究会に参加

 第46回全国国立大学附属学校連盟校園長会研究会に参加するため,福井市にやって来た。昨年度は大分で開催されたが,集中講義のため,参加できなかった。この研究会で,いくつかの附属(小学)校の新しい取り組みを耳にした。例えば,北海道教育大学の附属学校の教師たちは,「授業実践交流事業」の一環で,他の附属校(同じ北海道教育大学の別の附属校)に赴き,そこで出前授業をするらしい。
 また,大学と附属の連携の新しい試みに触発された。例えば,千葉大学教育学部は,附属学校との連携研究を推進するための「教育支援ステーション」を設定している。それによって,大学と附属の共同研究の組織化が促されている。

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2013.08.22

学力向上施策の連携

 岡山県教育委員会の学力向上アドバイザーを務めている。その活動の一環として,他の組織との学力向上施策の連携可能性を探っている。例えば,同委員会は,岡山市教育委員会,例えば教員養成学部・大学,あるいは他の都道府県教育委員会等々とどのようなシーンでいかにして連係プレーを展開できるか--。限られたリソースで学力向上という総合的な問題に応ずるためには,連係プレーは不可欠であるが,それが対等互恵という条件を満たせなければ続かないし,そもそも成立しない。その仲介役を果たすべく,資料をひもといたり,関係者に聞き取りをしたりして,いろいろ考えてみたい。

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2013.08.21

家庭学習の充実から授業を変える

P1420061P1420076 京都府久世郡久御山町立久御山中学校の校内研修に参加した。この学校の教師たちは,平成21・22年度に,京都府教育委員会の「『教師力向上』教育実践力継承事業」の実践校のスタッフとして,授業改善に努力を傾注した。指定が終わってからも,同校の教師たちは,年間2回の授業公開週間を設け,授業チェックシートを活用して,さらには授業評価のPDCAサイクルを設定して,授業改善の営みを発展させてきた。
 そして,今年度,同校の教師たちは,家庭学習(授業外学習)の充実とそれを基盤とする授業改善の方策を検討している。どのようにすれば,子どもたちの家庭学習が量的・質的に充実するかに関して,今日は多面的に検討した。私は,その過程で,中学生の場合は,家庭学習を含む学び方に関して,子ども同士の啓発の仕組みや道具や舞台を設定することの可能性を示唆した。また,指導者もそうであるが,中学生も,他校の子どもたちの家庭学習の工夫に接する,そのよさを学ぶ機会を手にできると,家庭学習の方法論を再構築できるのではないかと語った。

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2013.08.20

吉備中央町の教員研修会にて

 今日は,岡山県の吉備中央町に赴いた。この町の吉備高原小学校は,ガラス張りの校舎を有するモダンな学校だ。この学校には,岡山大学教育学部に務めていた時代に,総合的な学習のカリキュラム開発への協力で,何度も通った。懐かし
い土地である。
今日は,同町の全教職員が一堂に会する研修会の講師として招かれたのであるが,「豊かな学力の確かな育成に向けて」というタイトルで,学力向上に関する総合的なアプローチを講じた。その内容は,1)豊かな学力とは,2)学びの基礎力の育成,3)習得型授業の徹底,4)活用型授業の成立と充実,5)学力向上に資する,教師たちの学び合い,であった。

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2013.08.19

免許更新講習を終えて

 今日も,いわゆる免許状更新講習の必修講習「教育の最新事情」の第4領域「学習指導要領と学校づくり」の講座を担当した(今日の担当分は,朝9時から,85分×2コマだ)。そのタイトルは,「学力向上の総合的アプローチ」である。学力向上の取り組みを,1)学びの基礎力の育成,2)習得型授業の徹底,3)活用型授業の成立と充実,そして4)学力向上に資する教師たちの学び合いという側面から,解説したり,それをもとにした議論をコーディネートしたりした。
 前回は中学校の教諭向けの講座で対象者の属性が絞られていたが,今日は,全校種の教員が講座を受講していた。もちろん,年齢も様々である。やりにくいかなと多少心配していたが,講座受講者が熱心で,あっという間に170分が過ぎた。終了時に,期せずして,受講者から拍手を頂戴したので,まずまずの出来映えだったのではないだろうか。

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2013.08.17

大学院のゼミ合宿にて

P1410981P1410982 本日から,大学院ゼミ生7名,ゼミ生候補1名,そして同OB2名と,合宿研究会を開催している(場所は,「京都トラベラー・イン」)。M2の学生は,24日に迫った修士論文中間報告会の予行演習をおこなった。M1やその候補者は4月から検討してきた修士論文の研究計画をレポートした。そして,OBは,修士論文の内容とそれを現在どのように発展させているかを語った。
 5学年分の学生等(もと学生,未来の学生を含む)が集い,私のゼミで(自身の教育実践等を核とする)修士論文を作成する方法論について意見を交わしている。これも,先日の学部の卒論ゼミOBによる実践報告会と並んで,私が誇る実践研究コミュニティである。

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2013.08.16

シンガポールから帰国

P1410875P1410920 日本に戻ってきた。シンガポールからの帰国便は,予定どおりに成田に到着した。また,帰宅するまでには(おそらく)3時間弱かかるだろう。それにしても,今朝は,肝を冷やした。5時半に地下鉄の駅に行ったところ,まだ列車が動いていないのだ。仕方がないので,同行者とタクシーに乗って空港に向かった。20キロほど走ったと思うが,2000円もかからず無事に空港に到着した。それからは順調に帰国できた。
 シンガポールは,教育についても学ぶところが多いし,それほど遠くないので,また訪問できるとよいと思う。写真は,彼の地の典型的な料理の「チキンライス」と街で見かけた,きれいなモスクである。

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2013.08.15

シンガポール教育学院を訪問

P1410860P1410839 シンガポール教育学院も訪問した。写真は,玄関ロビーの掲示物であるが,教師の専門性について,知識やスキルも大切であるが,それを統括する価値観(信念)が最も重要であるという,明確なモデルが示されていた。近年の教師の力量に関する諸研究の知見が学部等のカリキュラムにすばやく反映されているようだ。

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2013.08.14

シンガポールで「回転焼」を食べる

P1410863P1410865 シンガポールのMRTのRedhill駅で,学校訪問前に,「回転焼」を食べた(このお菓子の名前は,全国各地で異なる)。オーソドックスに小豆入りを食べたが,キャラメル味とかいろいろなものがあった。ちなみに,お店の名前は,「Mr Bean」であった。

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シンガポールの教育改革

P1410869P1410866 今日は,シンガポールの有名女子校を訪問した。Crescent Girl's Schoolである。ここで,学校長から,同校のカリキュラムやICT活用についてヒアリングをおこなった。校内研修についても,それを推進する組織が確立されていることを聞き取った。
 それにしても,昨日訪問した学校もそうであったが,シンガポールの学校は,教育省の方針を上手に取り入れる術を心得ている。その秘訣をたずねると,国が小さいので,教育省と各学校(各学校長)が密な関係を築いていることがプラスに作用しているという答が返ってくる。やはり,Small is beautifulか--。

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2013.08.13

シンガポールのICT活用先進校(Ngee Ann Secondary School)

P1410815P1410805 本日午後,シンガポールのTampinesにある,Ngee Ann Secondary Schoolを訪問した。富山大学の山西先生のご紹介である。知人もたくさん訪問している,シンガポールのICT活用先進校だ。ICT活用を軸にして学校改革を推進する枠組みや手だてについて副校長にたくさんお話をうかがった。そして,その一環として,同校の教師たちが国内外の様々なセミナー等に出向いて,自らの実践を相対化したり,それを発展させるためのネットワークを築いたりしている様子を眼にして,感心させられた。

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シンガポールに着いたが--

 無事にシンガポールに着いた。調査リーダーたる武庫川女子大学の矢野先生とも合流できた。しかし,ここでミスが発覚した。コンタクトレンズを持ってくるのを忘れたのである。4日間,メガネで過ごすことになる。三十年ぶりかな。なんとなく,しっくりしないが,まあ慣れてくるだろう。

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2013.08.12

いよいよシンガポールへ

 今,伊丹空港だ。これから,羽田を経由して,シンガポールに向かう。彼の地を訪れるのは,20数年ぶりだ。何もかもが変わっているだろう。明日から,高等学校等でシンガポールのカリキュラムやGCEに対する取り組みに関して,ヒアリングを試みる。
 しかし,羽田で国際線に乗り換えるのは初めてだなあ。どうなることやら--。

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2013.08.11

ゼミ生OBによる実践報告会,いいなあ

P1160836P1160829 本日午後,かつて卒論指導を担当したゼミ生OBたちの有志が,研究室を訪問し,教師としての営みを報告してくれた。10件の報告を題材にして,卒業年度をまたいで,コミュニケーションを繰り広げた。複数のOBが,昨年度のOB実践報告会で耳にした先輩の取り組みに学び,そのエッセンスを自らの取り組みに活かしていた。これは,私が目指す,卒論ゼミ生OBによる「専門的な学習共同体」が成立していることを意味しよう。この営み,本当にいいなあと思う(自画自賛と言われても)。

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2013.08.10

シンガポール出張に向けて

 昨日の記事でも述べたように,12日夜からシンガポールに向かう。今日は,現地での学校等の訪問に向けて,そのホームページから基礎情報を収集したり,シンガポールの教育制度について文献を読んだりした。まあ,歯医者さんに行ったりもしたが--。

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2013.08.09

シンガポールの学校等を訪問

 来週,シンガポールの学校や教育省を訪問する。武庫川女子大学の矢野先生の研究プロジェクトの一環で,彼の地の後期中等教育のカリキュラム開発について情報を得るためだ。最近,米国,中国,英国を訪問することが続いて,新たな国(地域)で学校等を視察する機会を得るのは,数年前のモンゴル訪問以来である。楽しみでもあり,少々不安でもある。しかも,伊丹空港から羽田空港を経由して深夜に飛び立つ便を利用するのも,初めてのことだ。まあ,がんばって行ってこよう。

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2013.08.07

今年も,ゼミ生OBによる実践報告会を

 8月11日(日)の午後,かつて卒論指導を担当したゼミ生OBたちの有志が,研究室を訪問し,1学期にどのようなことに取り組み,何に悩み,それにどう向かってきたかをレポートしてくれる(今年は,今のところ10件のレポートが予定されている)。彼らのリアルな語りを現役卒論ゼミ生が聞く。そして,参加者間でコメントを繰り広げる。私が大阪教育大学で卒論ゼミを担当するようになってから,今年で6年目。この実践報告会は,私の研究室にゆかりのある教師や教員志望学生がコミュニケーションを繰り広げ,ネットワークを構築する舞台である。私が誇る,実践コミュニティだ。
 この取り組み,毎年,とても楽しみにしている。今年は,どのような語りと探究が実現するであろうか。

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2013.08.05

パナソニック教育財団の実践研究助成の成果報告会

P1410769P1410772 本日,東京の日暮里で,パナソニック教育財団の実践研究助成成果報告会「21世紀にふさわしい学びを創造する ICT活用教育フォーラム2013」が催された。特別研究指定校の中間報告,最終報告が11件も披露された。学校の代表者と各学校の実践研究を支えた大学研究者(アドバイザー)がコンビで,実践研究の経過や意義等を熱っぽく語った。私も,ミニ講演「学校における実践研究の継続・発展・普及の要因~特別研究指定校の取り組みの追跡を通して~」を担当させていただいた。内容に比して設定された時間が短いのに苦労したが,なんとか乗り切った。

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2013.08.04

全放連・生きる力プロジェクトの研修会

P1410754P1410759 本日,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)の「生きる力を培う『放送学習』」プロジェクトのミーティングが催された。このプロジェクトは,全放連の研究部のメンバーと地方の放送教育実践家が生きる力の育成に資する放送番組活用の実践を蓄積しようとするものだ。本日は,夏休みの日曜日ということもあり,地方も放送教育実践家もたくさん集まり,その実践をレポートしてくれた。3~4つの実践報告を重ねた後,実践事例をまたいで,放送教育の基本と多様な展開について密に意見を交換した。

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2013.08.03

夏休みは忙しい

 大学教員には,夏休みはあまりない。そもそも,小学校が夏休みになって10日前後経つが,大阪教育大学を含んで,多くの大学では,今は補講や試験の期間になっている。そして,試験やレポートの採点,成績処理に追われる。しかも,教育学,特に教育実践に密に関わる研究をしている場合は,夏は,各種教員研修等への協力にも時間を割くことになる(校内研修,行政研修,各種のセミナー,そして免許更新講習)。加えて,附属小学校長になると,管理職としての日直も5回程度こなさないといけない(先日の電話番等)。何もないはずのお盆の時期も,今年は,外国(シンガポール)出張を入れてしまった--(これは,自己責任)。
 書き連ねているときりがないが,まあ,がんばっている証拠だから,いいかな。

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2013.08.01

塾の取り組みに学ぶ(岡山県教育委員会の学力向上アドバイザー事業)

P1410700P1410707 本日午後,飯田橋の栄光ゼミナール本社,そして,高田馬場の栄光ゼミナール高田馬場校を訪問した。私は,岡山県教育委員会の学力向上施策の1つである,学力向上アドバイザー事業に協力している。この事業の一環として,同じくアドバイザーを務める栄光ゼミナールのスタッフの方のご厚意で,今日は,岡山の義務教育学校の教師たちが,大手の学習塾の考え方や指導の仕方を学びに,東京にやって来たからだ。IMETSフォーラムのために上京していた私も,それに,一部同行したいと願い出て,実現した塾の訪問である。岡山の教師たちは,学校と塾の背景の違いに一部戸惑いつつ,自らの教師としてのアクションに生かせるものを探し出していた。私も,塾の指導のきめ細かさや教室環境の明るさ,多面的な展開等に関して,分かっていたつもりではあるが,その徹底ぶりに感心させられた。

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