WALS2013に参加し,基調講演を拝聴して
10時前に会場に到着し,WALS2013への参加登録をすませた。28カ国から600人を超える人が参加しているそうだ。知り合いの日本人にも数名会った。今日は,基調講演を3つ拝聴する。最初は,日本人で米国の大学のスタッフとなっている吉田氏による「Lesson Study’s Role in Making a Successful Transition to Implementing New Standards: Examination of the Lesson Study System, Role, and Historical Perspective in Japan and the U.S.」であった。日米の教育課程の改訂に関連した教材の工夫や指導法等の改善に授業研究が寄与するというものであった。次いで,北京大学のXiangming Chen氏による「Lesson Study as Mediation in Chinese Teachers’ Enactment of Curriculum Reform」であった。これも,中国の教育改革が具体化するために必要とされる教師の力量形成に授業研究が資するというものであった。私は,それらに,さらに,教師のアイデンティティの再構築の舞台,教師たちの組織的成長のためのフィールド,学校間ネットワークのためのパイプという色を授業研究に求めたいと考えているが,その思いをいっそう強くした。
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