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2014.06.02

活用型授業を単元単位で,カリキュラム的検討に基づいて

P1020260 津山市立佐良山小学校で,本年度2回目の授業研究会が催された。同校は,今年度から,研究主題を「思考力・表現力をのばすための指導法の工夫~各教科における活用型授業を通して~」と定め,全教員が研究授業を実施することになっている。今日は,4時間目に1年生生活科の研究授業が催された。
P1020234 子どもたちが学校探検で発見した,学校の「ひみつ」を題材とするクイズを作成するという授業であった。授業者は,子どもたちの「見つけたよカード」にていねいに目を通し,振り返りのための映像を用意したり,クイズの例を示したり,子どもたちにきめ細かく接したりして,子どもたちが学校施設の位置や特徴,学校で働く人々の役割等に気づき,それにクイズにしつらえながら,それらと自分との関わりを考察することを促していた。そもそも,そのために,何度も学校探検に従事する単元計画が構想されていた点も,思考力等の育成にとって功を奏すると思う。
 私は,研究授業のそうした特長を確認しつつ,活用型授業は本時レベルではなく単元単位で設計すること,そのためには,そのような重点単元を年間指導計画において配置するカリキュラム的検討が求められることを説いた。

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