実践学校教育専攻で修士論文を作成するということ
私は,大阪教育大学大学院の実践学校教育専攻で,基本的には,現職教員の院生を指導している。彼らは,昼間,授業を担当し,校務分掌をこなして,夜,大学院で講義を受講する。修士論文も執筆する。昼夜がんばり続ける。だから,学びに費やす時間とエネルギーは相当なものだ。
しかしながら,日中学校で勤務する状態で修士論文を作成するからこそ,うちの院生たちは,所属する学校で,自分のクラスで(他の教師のクラスを借りてではなく),真の実践研究を企画・運営できる。リアルな文脈に基づいて,授業改善や学校改革に資する研究を展開できる。
本日の修論ゼミでも,ある中学校の研究推進リーダー教師が3週間後に迫った授業研究会におけるファシリテーションについて,極めて具体的に,また問題解決的に,自身の構想を精錬させていた。
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