« 修士論文の中間発表会を終えて | Main | 学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究 »

2014.08.31

放送教育との関わりを振り返る

 私の専門は,授業研究を通じた教師の成長である。決して,情報教育とか,総合的な学習のカリキュラム開発ではない。しかし,そうした内容の実践研究に従事する教師たちは,授業研究を核とするアクションリサーチを繰り広げているわけだから,私が専門的に研究している対象となる。
 そうした図式の下,私は,放送教育とも関わりを有してきた。授業中に,教科書の内容を越えた学校放送教材を子どもたちに提供し,その反応によって即興的に授業を創っていくのが,放送教育の醍醐味である。したがって,その充実のためには,教材研究という意味でも,授業中の即時的意思決定という点でも,メディアミックスのための学習環境構成という課題に関しても,教師たちに豊かな学びを要請する。しかも,当該教材は,番組の編成によって,常に再構築される。教師が自らの授業力量を拡充し続けなければならない状況を,この教材は伴っているのだ。さらに,異校園種や異なる地域の教師たちとの共同研究,制作者との研究的ネットワークといった,この分野の研究コミュニティの多元性も,放送教育を追究する教師たちにすぐれた学びをもたらす可能性を有している。だから,私にとって,放送教育は,成長する教師像を追究するためのよきフィールドであった。
 ここ数日,放送教育の変遷に関する原稿を執筆している。そのために過去の資料なども見直している。そして,20年近くになる,自身の関わりを回顧した。いろいろやってきたなあとしみじみ思った。

|

« 修士論文の中間発表会を終えて | Main | 学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 修士論文の中間発表会を終えて | Main | 学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究 »