日本教育工学会第30回全国大会で研究発表
日本教育工学会の第30回全国大会が,2013年9月19日(金)~21日(日)に,岐阜大学を会場にして催されている。私も,1日目の午前中から参加し,一般研究1a-22のセッションで発表した(野中先生,堀田先生,高橋先生,豊田先生,岸先生との共同研究による知見)。
そのタイトル等は以下のとおりである。
ICT活用に対する熱意に影響を及ぼす要因の政治的・社会的検討
Analysis on the Socio-political Factors Affecting Teachers’ Enthusiasm in ICT Utilization
ベテラン教師たちの実践史の比較検討を通じて
Based on the Comparison among 5 Veteran Teachers’ Life Stories in Japan
その概要は,次のとおりである。
筆者らは,ICT活用に対する教師たちの熱意に影響を及ぼす要因を政治的・社会的見地から明らかにするために,ICT活用を長年にわたって繰り広げてきた5名の教師たちに,「ICT活用に関する熱意」曲線を描いてもらい,それに影響を及ぼす事象を語ってもらった。それらの教師たちのICT活用に対する熱意は,総じて高かった。それは,環境要因,個人的要因,教師文化要因によってもたらされるものであった。同時に,地域や国のICT活用関連の施策という政治的・社会的要因に影響されるものでもあったが,個人的要因と結びつくという特殊性を帯びていた。
発表とその後の意見交換は--。発表後に質問に来てくださった方が複数いらっしゃることを思えば,まずまずかな。
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