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2014.09.30

NHK学校放送番組『おはなしの国 クラッシック』の教材としての特長

P1000715P1000719 本日,我が研究室で,第138回なわに放送教育研究会が催された。本日は,来る11月に近畿の放送・視聴覚教育大会の会場校となる小学校の教諭がNHK学校放送番組『おはなしのくにクラッシック』を活用した実践を報告してくれた。その実践で利用された番組について,その特徴と課題を分析した。特に,当該番組の教材としての特長について共通理解した。例えば,作品が生まれた際のエピソードの豊かさ,作品の読解を多様な教科(このケースは,国語に加えて,音楽,図画工作)によるアプローチを合成して進めるよさ,さらには,同じ作品を異なる読み方で接近する際のモデルの提示などである。

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2014.09.29

文科省の講座で,なつかしい人たちに会った(放送教育指導者養成講座「虎の穴」の卒業生たち)

 本日,上野の社会教育実践研究センターを会場にして,文部科学省生涯学習政策局情報教育課等による平成26年度メディア教育指導者講座がスタートした。オリエンテーションの後,課長による「ICT教育の現状と課題」に関する講演がおこなわれた後,私が担当する講義「学校等におけるメディア利用の現状と課題」のタイムがやって来た。ここでは,90分で,1)学校等におけるメディア利用の基本的な考え方,2)メディア利用の実践動向-学力の構造とICT活用の3つの効果-,3)学校におけるメディア利用の展望や課題について講じた。特に,2)については,全国の小中高等学校の実践事例をたくさん参照して,ICT活用の教育効果を語った。
 会場には,懐かしい人が2人。彼女たちは,かつて,私と堀田さん(東北大学)が講師役を務めた,オンライン放送教育指導者養成講座「虎の穴」の5期生だった教師たちである。このオンライン講座が終了してから10年近く経っていると思うが,参加していた全国の教師たちが,それぞれの地元で着実に成長し,当該地域の教育の情報化等に貢献していることが分かって,うれしかった。

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2014.09.28

日本教師教育学会第24回研究大会における研究発表を終えて

 昨日から玉川大学を会場にして,日本教師教育学会第24回研究大会が催された。第2日目の午前中,高知大学の島田先生,長崎大学の寺嶋先生と推進してきた共同研究プロジェクトの中間的な成果を報告した。タイトルは,「学校研究の発展に資する教育委員会指導主事の役割のモデル化」である。いくつかの学校の実践研究に対する教育委員会指導主事の関与をコンサルテーションのモデルに基づいて分析した知見をモデルに表現したものだ。35分の発表の後,15分間にいくつかの質問を頂戴し,それに答えた。指導主事も,ある種の教師教育者であることを再確認できたことが収穫であった。

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2014.09.27

連合教職大学院の説明会でアピール(近畿大学にて)

 本日,近畿大学の東大阪キャンパスにおいて,大阪教育大学連合教職大学院の説明会を催し,その特色をアピールした。土曜日の午後,しかも比較的急な案内にも関わらず,20名を超える学生が参加してくれた。また,私の説明に熱心に耳を傾け,質問もたくさん投げかけてくれた。近畿大学のスタッフと学生のおかげで,連合教職大学院開設のよきスタートが切れたと思う。

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2014.09.26

連合教職大学院の説明会を近畿大学で

 明日,近畿大学に赴いて,連合教職大学院の説明会を催す。近畿大学は,関西大学とともに,大阪教育大学の連合教職大学院の連携大学に位置づくので,推薦入学者が同学から入学してくる(予定である)。推薦入学者決定に至るプロセスのスタートが,明日の説明会である。先日から,そのプレゼンテーション資料を用意してきた。それをもとにした明日の説明が,連合教職大学院開設の具体的なスタートになると言ってよかろう。
 ちなみに,推薦入学者を含む,入学を考えているすべての方を対象にした説明会を10月18日(土)午後,天王寺キャンパスで催される。関心のある方は,ぜひご参集いただきたい。

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2014.09.25

ハルビンの食事(一部)

P1030825P10401011 ハルビンの食事は,美味しい。少し味は濃いが,日本人好みだと思う。4日間で,たくさん食べた。写真は,その一部である。

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ハルビン師範大学にて講演等

P1040085P1040095 哈爾浜訪問3日目の午後は,ハルビン師範大学のキャンパスへ。まず最初に,東方言語文化学部の日本語学科のスタッフと交流し,日中の大学教育の共通課題たる学生のモチベーションを高める術,大学教育者の成長等について意見を交換した。その後,師範大学の学生に対して,「日本の大学教育の動向と事例報告」と題する講演を同行者とともにおこなった。

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2014.09.24

ハルビン師範大学の実習生の研究授業

P1040052P10400611 哈爾浜訪問3日目には,午前中にハルビン師範大学附属高等学校を訪問し,そこで,教育実習生の研究授業を見学した。実に堂々とした研究授業であった。また,それを指導教員がとてもていねいに導いていた。指導教員は,教育実習生の授業の特長と課題を適切に指摘し,「自分だったら,このようにする」という代替案を提示していた。それは,「消費生活に関する内容だから,せっかく日本からお客さんがいらっしゃっているので,日本の事情をたずねてみる」というものであった。そうしたアイデアを聞いた実習生は,驚きながら納得していた。

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2014.09.23

ハルビンの中高等学校の教師と生徒

 哈爾浜訪問2日目には,午前中に第69中学校を,そして午後はハルビン師範大学附属高等学校を訪問した(ちなみに,第69中学校からハルビン師範大学附属高等学校への進学者が少なくない)。前者では英語と国語の一般的な授業を見学した。ICT環境が整備されていないせいか,一斉授業が中心であった。しかし,やはり教師は溌剌としていたし,生徒は熱心に授業を受けていた。

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2014.09.22

哈爾浜の中学校で、すごい授業を見た

P1030874P1030913 哈爾浜訪問一日目は、午前中に小学校を、午後に中学校を訪ねた。中学校では,国語と英語の授業を見学した。英語の授業はとてもすばらしかった。当該授業を実施した教師は,説明や指示において溌剌とした姿を示しつつ,一人ひとりの子どもの様子を見守り,支えていた。秀逸だったのは,文章の分析的な読解を徹底していたこと,そのための資料等をていねいに準備していたことである。文章の読解を構造的に進めるための方法論を非常に巧みに指導していた。日本では,あのような知的なアプローチの英語の授業を私は見たことがない。

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2014.09.21

哈爾浜,5度目の訪問

 朝早く自宅を発ち,関西空港から,仁川を経て,中国の哈爾浜にやって来た。これで5度目の訪問である。ここで,明日から,小中高等学校そして大学の授業研究を見学する。かなりハードな日程であるが,教育工学選書執筆の資料を収集するためには仕方がない。それにしても,哈爾浜の街は,相変わらず,ロシア的な風情がある。

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2014.09.20

『教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブック』

 昨日も言及したが,日本教育工学会の第30回全国大会が,2013年9月19日(金)~21日(日)に,岐阜大学を会場にして催されている。2日目の今日,私が代表者を務める科研費の研究プロジェクト「教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブックの開発-その理論と実践の分析から-」のメンバーが,この科研に関連する研究を報告してくださった(謝辞等にそれを記してくださった)。皆さん,ありがとうございました。そして,お疲れ様でした。
 『教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブック』は,原稿提出時期を迎えた。16章,はじめに,おわりに,そして資料等で構成される予定である。プロトタイプ版を作成し,年内に形成的評価にかけるつもりである。

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2014.09.19

日本教育工学会第30回全国大会で研究発表

 日本教育工学会の第30回全国大会が,2013年9月19日(金)~21日(日)に,岐阜大学を会場にして催されている。私も,1日目の午前中から参加し,一般研究1a-22のセッションで発表した(野中先生,堀田先生,高橋先生,豊田先生,岸先生との共同研究による知見)。

そのタイトル等は以下のとおりである。
 ICT活用に対する熱意に影響を及ぼす要因の政治的・社会的検討
Analysis on the Socio-political Factors Affecting Teachers’ Enthusiasm in ICT Utilization
ベテラン教師たちの実践史の比較検討を通じて
Based on the Comparison among 5 Veteran Teachers’ Life Stories in Japan

その概要は,次のとおりである。
 筆者らは,ICT活用に対する教師たちの熱意に影響を及ぼす要因を政治的・社会的見地から明らかにするために,ICT活用を長年にわたって繰り広げてきた5名の教師たちに,「ICT活用に関する熱意」曲線を描いてもらい,それに影響を及ぼす事象を語ってもらった。それらの教師たちのICT活用に対する熱意は,総じて高かった。それは,環境要因,個人的要因,教師文化要因によってもたらされるものであった。同時に,地域や国のICT活用関連の施策という政治的・社会的要因に影響されるものでもあったが,個人的要因と結びつくという特殊性を帯びていた。

 発表とその後の意見交換は--。発表後に質問に来てくださった方が複数いらっしゃることを思えば,まずまずかな。

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2014.09.18

福岡県立戸畑高等学校の教師たちのICT活用

P1030703P10307051 福岡県立戸畑高等学校は,パナソニック教育財団の第38回実践研究助成の特別研究指定校として,2年間,ICT活用の充実,とりわけ,デジタル教材のデータベース化に努力を傾注した。助成が終わってから半年後に学校を訪問してみたが,たくさんの教室でICTが活用され,授業の充実をもたらしていた。とりわけ,教師たちが,学習課題や資料の提示に,たくみに,ノート型パソコンやタブレット端末とプロジェクターを活かしていた。各学年6クラスで構成されているが,上述した機器はクラス分用意されていない。だから,教師たちは,各フロアの機材保管庫から,ワゴンでそれらを運ぶことになる。涙ぐましい努力であるが,それを平然とこなす同校の教師たちの姿勢に敬意を表したい。
 戸畑高等学校には,10月24,25日に京都市を会場として催される,全日本教育工学研究協議会全国大会(京都大会)の分科会Ⅰの第2セッション「学校としてICT活用を継続・発展させるための秘訣はなにか-パナソニック教育財団実践研究助成特別研究指定校の取り組みに学ぶ-」で,ICT活用を継続・発展させている様子をご報告いただく。ぜひ,同大会に参加して,この学校の様子にふれていただきたい。

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2014.09.17

学校長たちの学び

P1000703P1000704 昨日,18:30から,天王寺キャンパスの会議室で催されたPDA研修会に参加した。これは,本学の大脇教授が主催している,学校長たちの学習の機会である。依頼されて,私は,「授業評価の視点と方法-学校長が活用するために-」というタイトルで講演をおこなった。授業評価の意義,その類型,事例,そしてそれを学校改革につなげるための管理職のスタンスについて講じた。
 それにしても,参加者たる学校長たちはいずれも,熱心だった。様々な制約を克服して,少しでも学校を成長させるための戦略について密に議論していた。

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2014.09.16

教育実習生が研究授業でがんばる

P1030634 本日,堺市の小学校に,本学の教育実習生の研究授業を見学するために出かけた。第2部の学生は,4年次に2週間(附属),5年次に2週間(公立学校),教育実習を行う。我が卒論ゼミ生の後者の実習を見学した。いろいろ課題はあるが,子どもたちとよい関係を築いていた。子どもたちは,私にも「I先生の先生?」と恥ずかしいそうに言葉をかけてくれた。子どもと実習生のコミュニケーションが成立していることの証左だ。
P1030645 なにより,実習校の先生方が,実習生に対して,とてもていねいに,そして温かく関わってくださっていることに,感激した。心より御礼申し上げます。

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2014.09.15

もうすぐ哈爾浜を訪問

 21日から25日まで,中国の哈爾浜に出かける。現地の小中高等学校を訪問し,そこで,授業を見学するとともに,授業研究について取材したり,見学したりする。また,ハルビン師範大学の教員養成カリキュラムについてスタッフにインタビューを実施したり,一部の講義を見学したりする。いずれも,私が代表者となっている科研費による研究「教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブックの開発-その理論と実践の分析から-」のための資料収集のためであり,それを日本教育工学会が刊行している教育工学選書の執筆にも活かすためである。本日,アレンジを依頼したハルビン師範大学のスタッフ(大阪市立大学時代の大学院生)から,スケジュール最終版が届いたが,かなり密なスケジュールになりそうである。ハードだが,それだけ得るものが多い可能性も高いわけだから,成果が期待できそうだ。

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2014.09.14

もうすぐ学会発表-まずは19日午前中に

 9月,10月は,教育学関係の学会がたくさん催される。私も,9月19~21日に日本教育工学会第30回全国大会に,9月27,28日に日本教師教育学会第24回研究大会(玉川大学)に,そして10月11,12日に日本教育方法学会第50回記念大会に,参加し,それぞれの学会において口頭発表等を行う。
 スタートは,教育工学会の第1日目(19日)午前中の一般研究発表の1aのセッションだ。次のものである。
 ICT活用に長く関わってきた教師たちのそれに対する熱意の変化をもたらす要因を洗い出し,構造化する中で,ICT活用の施策が彼らに与えた影響を考察している。平日の午前中であるが,できるだけ多くの方と意見交換したい。

1a-022-04
ICT活用に対する熱意に影響を及ぼす要因の政治的・社会的検討:ベテラン教師たちの実践史の比較検討を通じて
○木原 俊行 [大阪教育大学],
 野中 陽一 [横浜国立大学],
 堀田 龍也 [東北大学],
 高橋 純 [富山大学],
 豊田 充崇 [和歌山大学],
 岸 磨貴子 [明治大学]

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2014.09.13

修士論文の合同ゼミを開催

1409131 本日15時から21時過ぎまでまで,修士論文作成に関する合同ゼミを催した。食べる間(外の食堂等に行く時間)を惜しんで,晩ご飯はキャンパス内の食堂からお弁当を届けてもらった。修士課程1年次,2年次の学生6名が1ヶ月ほど前の夏の合宿研究会で報告した内容から,何に取り組み,どのように研究が進展したのか,そして今,研究の企画・運営上どのような課題を抱えているか等をレポートした。
 うれしいことに,今日も,OB2名が参加してくれた。そして,修論作成の経験に基づいて適切な助言を送ってくれた。ありがとう,OBの2人。

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2014.09.12

「大阪市学校教育ICT活用事業」の推進会議

 本日,午後,大阪市教育センターで,「大阪市学校教育ICT活用事業」の推進会議が催され,私も,阿倍野小学校のコーディネータとして出席した。この事業では,8つのモデル校において,タブレット型PCや電子黒板等を活用し,その取り組みを評価して,ICT活用のスタンダードを策定する。本日は,ICT活用による協働学習のデザインの精錬の程度を示す指標について協議した。モデル校の取り組みとその検証もあと半年。阿倍野小学校を含めて,モデル校の先生方は,よくチャレンジなさっていると思う。また,大阪市教育センターのスタッフの方々も,それをきめ細かく支援なさっている。それらの努力とその成果を示すエビデンスを確保できるとよいのだが--。

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2014.09.11

日本教師教育学会における発表準備

 9月27,28日と,玉川大学を会場にして,日本教師教育学会 第24回研究大会が催される。私たちの研究グループは,28日午前中の自由研究発表第10分科会にて,「学校研究の発展に資する教育委員会指導主事の役割のモデル化」と題して,発表させていただく。高知大学の島田先生,長崎大学の寺嶋先生,そして私の3人で取り組んできた学校研究の継続・発展要因のモデル化に関する研究を発展させたものである。学校研究に指導主事等がどのように関与すれば,その継続・発展が実現するかを4つのケースで比較検討したものである。その準備を昨日,高知大学の朝倉キャンパスで催した。かなり密に議論した。その成果を,興味のある方に,ぜひ聞いていただきたいので,会場にお集まりいただければ幸甚である。

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2014.09.10

大阪教育大学大学院連合教職実践研究科(連合教職大学院)の設置計画について

 9月になって,次年度に発足する予定の大阪教育大学大学院連合教職実践研究科(連合教職大学院)の設置に関する仕事が急激に増えてきた。昨夜遅くまでホーム-ページの文章を練った。本日は,連携大学の近畿大学の担当の方々と説明会の打ち合わせを行った。今月27日に最初の説明会を近畿大学で催すことになった。なお,本学での説明会は,天王寺キャンパスにて,10月18日15時から開催の予定である。

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2014.09.09

JAET全国大会(京都大会)の分科会の準備

 第40回全日本教育工学研究協議会全国大会(京都大会)が,10月24日,25日に催される。私も,24日の15:40~17:00の分科会(ワークショップ)のB「学校としてICT 活用を継続・発展させるための秘訣はなにか-パナソニック教育財団実践研究助成特別研究指定校の取り組みに学ぶ-」の座長を務める。3校の実践報告と長崎大学の寺嶋先生の講評,それらをもとにした議論を通じて,学校におけるICT活用を継続・発展させるための工夫を抽出・整理する。
P1030607 本日,実践報告校の1つ,高槻市立芝谷中学校を訪問し,ワークショップのねらいや目的を確認するとともに,同校の実践研究の過去・現在・未来について,情報収集してきた。このようにして,分科会の準備をていねいにおこなって,座長の職責を果たしたい。

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2014.09.08

大阪教育大学大学院連合教職実践研究科(連合教職大学院)の設置計画

 何度かこのブログでも紹介しているが,私が勤務している大阪教育大学は,次年度に,大阪教育大学大学院連合教職実践研究科(連合教職大学院)の設置を計画している。申請の過程も進み,配置換えによってこの教職大学院のスタッフになることが予定されている私たちの仕事も増えてきた。本日は,夕方から,事務の方と広報について検討した。HPの更新,パンフレットやポスターの作成(11月に阪急電車内の掲示で広告するらしい),説明会の進行案の作成等の仕事がやって来る。研究ではないけれども,これらも,ある種のクリエイティビティと段取り力が問われる。がんばろう。

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2014.09.07

カリキュラム研究会でInstructional Roundsに関する文献を講読

 本日は,鹿児島で,カリキュラム研究会を催した。5名のメンバーで,Instructional Roundsに関する文献を講読した。それは,Thomas Fowler-Finn(2013)Leading Instructional Rounds in Education. Harvard Education Pressである。Instructional Roundsの企画・運営にファシリテーターがどう機能するかが論じられている。

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2014.09.06

実践学校教育専攻の教員としての最後の入試業務(?)

 本日は,大学院入試のため,柏原キャンパスに向かった。次年度から連合教職大学院に配置換えの予定なので,これが,大学院実践学校教育専攻の教員としての最後の入試業務になることが予想される(後期の入試は,教職大学院のものに従事するだろうから)。大阪教育大学に異動して8年目になるが,これまで,実践学校教育専攻で,夜間に,現職教員の院生たちと密に交わってきた。教職大学院も講義は夜間が中心なので勤務形態は変わらないが,それでも,専攻の設置目的が異なるので,これまでの大学院における指導等とは異なる部分が多い。実践学校教育専攻教員としての営みに未練もあるし,教職大学院の運営への不安もあるが,新たな勤務に身を投じることは,自分にとっての学びの機会であるととらえ,歩み始めるしかあるまい。

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2014.09.05

今日も,京都市立梅小路小学校へ

 今日も,京都市立梅小路小学校へ出かけた。この学校は,10月24,25日に京都市を会場として催される,全日本教育工学研究協議会全国大会(京都大会)において授業を公開する学校の1つである。
 8月26日に加えて,本日も,公開授業の指導案検討を行った。同校は,キャリア教育(生き方探究教育)の実践研究で有名であるが,JAETの全国大会の授業公開校として,これまでの取り組みに,タブレット端末などのICTの活用を加えて,キャリア教育と情報教育の接点を追究しようとしている。当日,1年生から6年生までの各クラスで多様なICT活用の実践が公開されるので,ぜひ,訪問されたい。

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2014.09.04

日本教育方法学会第50回記念大会でInstructional Roundsについて発表

 10月11,12日に,広島大学を会場にして,日本教育方法学会第50回記念研究大会が開催される。この大会,自由研究発表を予定している。鹿児島大学の廣瀬氏らとともに,12日の午前中,「専門的な学習共同体のネットワーク化の新展開―米国におけるInstructional Roundの分析を通して―」というタイトルで,日米の学校間の実践研究ネットワークの動向について理論的・実践的に論ずる。本日も,彼の地のInstructional Roundに関する文献を読解していた。興味のある方は,ぜひ,会場へ。

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2014.09.03

大阪市小学校教育協議会「はぐくみネット」のコーディネータ研修会

 昨日午後6時30分から,大阪市総合学習センターで,「小学校区教育協議会はぐくみネット」のコーディネータ研修会が催された。私は,「学校の役に立ちたい!学校とのいい関係づくり」と題する講演を担当させていただいた。今日の学校の様子,はぐくみネットの教育コミュニティとしての可能性,その背景,基本構造,代表的な活動,コーディネータが果たす役割等を解説した。
 大阪市教育委員会は,平成14年度から,小学校区を単位とする地域教育協議会の設立を推進してきた。その後,平成19年度に,市内小学校区のすべてで,このような協議会が企画・運営されることとなった。この仕組みがスタートしてから,10年が経った。小さな問題はいくつもあるようだが,それでもなお,この営みは,学校と地域住民による教育コミュニティの今日的な姿として評価されるべきものだ。さらなる発展を期待したいし,大阪市社会教育委員の1人として,それを見守り,支えてきたい。

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2014.09.02

「大阪市学校教育ICT活用事業」のモデル校としての授業公開(阿倍野小学校,10月30日)

P1030595P1030594 10月30日の午後,「大阪市学校教育ICT活用事業」のモデル校の1つである,阿倍野小学校で,タブレット型PCや電子黒板等を活用した6つの授業が公開され,それに関する協議のための分科会が催される。また,授業公開の前後には全体報告や私のミニ講演なども実施される。
 本日,公開する授業のプランを交流する集いが催された。例によって,様々な教科・領域におけるタブレット端末の利用が構想された。今年度は,それを,いわゆるジグソー法に適用する試みが増えている。私の言葉であれば,授業の複線化,それを活かした構造的な共同思考がICTの力を借りて,実現しそうである。10月30日,ぜひ,阿倍野小学校を訪問して,授業に接していただきたい。

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2014.09.01

学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究

 本日,関西学院大学聖和キャンパスを訪問して(初めて訪問!),「学力向上に効果的な指導方法に関する調査研究」の第2回研究会に参加した。これは,文部科学省の平成26年度の委託研究「平成26年度学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」の一環である。早稲田大学の田中博之教授をリーダーとするチームが従事する研究プロジェクトである。そのねらいは,「全国的な学力調査の結果の統計分析とともに、それに基づいて選定した学校へのきめ細かい実地調査を通して,上記の課題の解決において高い成果をあげている学校で実施されている優れた指導方法を実証的に明らかにする」ことである。
 本日は,学力調査の結果を多面的に分析して,訪問調査対象校選定のロジックを確認した。

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