教職大学院の教育実践コーディネートコースの院生たち(現職教員)が校内研修のマネジメント能力を高める
本日は,連合教職実践研究科の教育実践コーディネートコース(院生は,所属校等でミドルリーダーの役割を果たしている現職教員や指導主事)のコース必修科目「校内研修のマネジメント」の授業を実施した。これは,私一人で担当している科目である。その目標は,以下のとおりだ。
「校内研修の企画・運営を担当する教師(研究主任等)に必要とされるマネジメントに関する知識やスキルを獲得する。」
・わが国における校内研修の実践史,その特徴等を理解できる。
・校内研修を企画・運営するための手続きを会得する。
・受講生自身がたずさわってきた校内研修に関して,その問題点を振り返るとともに,それを改善するための方途を検討できる。
この目標の達成に向かって,教職大学院の教育実践コーディネートコースの院生たちは,講義中,自身が経験してきた校内研修を,私が提供する枠組みをもとにして,ていねいに省察している。また,それを改善するアイデアを院生間で共有し,蓄積している。
今日は,第6回目の講義であったが,授業研究会の企画・運営について,とりわけ,その確かな準備,即興的な判断に基づくアクションに関して解説した。私が,授業研究会の企画・運営の留意点とすぐれた授業づくりの特徴の近似性を語ると,彼らは,それを真摯な姿勢で受けとめて自分のものにしてくれた。
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