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2015.06.29

ICT活用のレパートリーを増やす(つくば市立春日小学校・春日中学校)

P1090124P1090153 つくば市立春日学園(春日小中学校)を訪問した。同校は,パナソニック教育財団の第40回実践研究助成の特別研究指定校である。「ICTを活用した 思考力・判断力・表現力を育む授業づくり~協働学習ツールとタブレットを活用した論理的思考力の育成~」というテーマに基づいて,2年間実践研究を繰り広げる。
 1600人以上の児童・生徒をかかえる学校だ。教員異動も驚くほどの数だ。今年度,新たに29名の教員が同校に務めることになったと聞いた。しかし,そうした状況にあっても,春日学園の教師たちは,ICT活用×思考力等の育成のレパートリーを増やしている。例えば,第3学年の社会科では,子どもたちが,他校と地域情報を共有して,地域の特徴を考察していた。また,第7学年の家庭科では,子どもたちが,「サザエさん一家にハムを選んで,届けよう」という学習課題に対して,「なぜなにシート」を利用して多様な情報を整理し,自分たちなりの考えを導き出していた。
 同校は,11月10日に,すべての教員が授業を公開するという。小中一貫教育,ICT活用,思考力・判断力・表現力の育成,思考ツールの利用,そして,それらを進める学校研究のあり方について研究的関心を寄せる人は,この研究発表会に参加すべきであろう。

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2015.06.28

採用試験前の卒論ゼミ

 本日午後,卒論ゼミを催した。今日も,各人がこの一ヶ月間にどのような研究活動を繰り広げていかなる知見を得たかを報告してもらった。また,課題になっていることへの対応をアドバイスしあった。ゼミ生たちはいずれも,私と約束した課題に取り組み,まずまずの成果をあげていた。よくがんばってくれていて,少しだけほっとした(まだまだ安心はできないが)。
 ところで,7,8月に教員採用試験を受験するゼミ生たちは,しばらく,その対策に専念することになる。それゆえ,卒論ゼミもいったんお休みだ(補習が必要なゼミ生は個別に呼び出されるが)。私も,来週,エントリーシートの書き方などについて助言するタイムを設けることにした。教員採用試験についても,よい成果を出してもらいたい。

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2015.06.27

洋書の翻訳をがんばる

 本日は,夕方から奈良教育大学を訪問した。同大学の小柳先生,そして春・夏・冬と毎年3回開催している文献購読会のメンバーと一緒に翻訳作業を進めている,Day,C. & Gu,Q.(2014)Resilient Teachers, Resilient Schoolsの翻訳について相談するためだ。21時過ぎまでみっちり,用語解説,表記などを話し合った。途中から,大阪市立大学の森先生にも加わっていただき,3人で知恵を出し合った。くたくたになった。

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2015.06.26

今日も,NHK学校放送の新番組の教材としての特長を考える(第147回なにわ放送教育研究会)

P1020113 本日19:30から,教職大学院の協働学習室会議スペースで第147回なにわ放送教育研究会が催された。本日は,先月に続いて,NHK学校放送の新番組『ココロ部!』を利用した実践の方向,同じく新番組『未来広告ジャパン!』の番組分析等をおこなった。
 後者については,制作者の方も研究会に参加していただいたので,制作の裏話等もお聞きしながら,当該番組の新しい可能性や課題について,多面的に議論した。第3回と第6回を視聴して意見を交換したが,私は,回を重ねて(試行錯誤を経て?),当該番組は,その特長がはっきりしてきたように感じた。

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2015.06.25

1日に2つのベクトルで授業研究に接近(小学校と連合教職実践研究科の授業研究会)

P1090030P1090045 昨夜も,5月に続いて,大阪教育大学大学院連合教職実践研究科のFD活動として,修士1年生が共通に学ぶ科目の1つ「教育課程編成の今日的課題」(私と実務家教員が担当)を10名以上の教員が見学し,それについて協議した。各コースの院生代表も参加してくれたので,この講義の特徴と課題に関して多面的に議論できた。
 同僚や院生の批評を聞きながら,教職大学院のカリキュラムや指導体制について,いろいろと再考できた。また,具体的に,「教育課程編成の今日的課題」の次回の講義の修正点を再認識できた。
 それにしても,昼間は,小学校の授業研究会で他者の研究授業を批評し,夜には自身が研究授業を実施して他者にそれを批評していただくという,異なるベクトルで授業研究に接近した,不思議な1日であった。

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2015.06.24

授業改善に組織的に取り組む学校(堺市立浜寺小学校)

P1090016P10900221 堺市立浜寺小学校の授業研究会に参加した。同校は,研究テーマを「主体的・協働的な学びを創造し,総合的な学力を育む~算数科における問題意識の醸成と,めあて達成に向けた話し合いを重視して~」と定め,学力実態の分析をもとに,しっかりとした研究計画を策定している,研究熱心な学校である。
 午前中,いくつかの授業を見学したが,いずれも,子どもたちの思いを指導者がしっかり受けとめ,それをいくつかの方法で可視化して,その共有化を実現していた。また,研究授業(3年生算数)については,指導者(とその学年団の仲間)は,教科書分析等を通じて学習問題を吟味し,それに対する子どもの反応をていねいに予測していた。そして,既習事項をもとに,子どもたちの思考を導き,その成果を上手にまとめていた。。
 研究授業に関する事後協議会のスピード,その内容の豊かさも含めて,浜寺小学校は,授業改善に組織的に取り組めている学校である。同校は,11月20日に研究発表会を催す。そこで披露される授業,研究報告は,見応え,聞き応えがあるだろう。

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2015.06.23

「教育の情報化」実践セミナー2015in高知(再掲)

 7月26日(日)10:00~15:45(予定)に,高知大学朝倉キャンパスを会場にして,日本教育工学協会(JAET)の「教育の情報化」実践セミナー2015in高知が催される。これは,日本教育工学協会(JAET)が年3回実施している,教育の情報化に関する実践的セミナーである。今回のセミナーのテーマは「21世紀型学力の育成を目指した授業づくり-ICT活用による協働学習の充実-」である。基調講演,実践報告,ワークショップ(各種機器の体験と活用にむけたアイデアの交流)の他に,企業展示ブースの見学タイムも用意されている。私も,担当副会長としての挨拶に加えて,最後の対談にも登壇する(基調講演の中川先生と)。
 日曜日の開催であるにも関わらず,既にかなりの方々が参加登録してくださっている。ありがたい話である。この勢いだと定員をオーバーするかもしれない。参加を検討なさっている方は,早めに登録されたい。

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2015.06.22

研究推進上の課題の解決に組織的,継続的に取り組む

P1080863P1080905 津山市立佐良山小学校の授業研究会に参加した。同校は,昨年度から,研究主題を「思考力・表現力をのばすための指導法の工夫~各教科における活用型授業を通して~」と定め,全教員が研究授業を実施することになっている。当日の研究授業として,3時間目に4年生国語の授業が,4時間目に6年生社会科の授業が公開された。
 いずれの授業も,教師たちが「佐良山スタイル」と呼んでいる授業過程のモデルに基づいて構成された。そして,昨年11月に私が同校を訪問した際に指摘した,「思考時間の確保」「単元計画の工夫」に,2人の授業者は真摯に向き合い,授業デザインをよく練っていた。改善すべき細かい点はいろいろあるけれども,研究推進リーダーを中心として,学校として,研究推進上の課題の解決に組織的,そして継続的に取り組んでいることの成果を確認することができた。
 そうした成長する学校の教師たちだからこそ,私も,次なる課題に該当する内容を示唆した。それは,思考・表現を活性化する教材の開発と導入,学習課題の多様化である。

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2015.06.21

教師教育のハンドブックの改訂に向けて

 私が代表者を務める科研費の研究プロジェクト「教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブックの開発-その理論と実践の分析から-」も4年度目を迎えた。本日,横浜国立大学でリーダー会議を開催し,ハンドブックのプロトタイプ版の評価結果を共通理解するとともに,改訂の方針やポイントを協議した。最終年度中に,ハンドブックの改訂を終え,最終評価を行うための段取りについても話し合った。リーダー以外にも5名の方にご参加いただき,よい議論ができた。ありがとうございました。

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2015.06.20

日本教育工学会の理事・評議員会にて退任なさる方のご挨拶を拝聴して

 毎年,6月の第3土曜日には,日本教育工学会の総会等が催される。そして,それに合わせて,理事・評議員会が開催される。そこでは,退任する理事・評議員の方々が挨拶をなさる。私も,理事を8年務めて,規定により,理事をいったん退いた際に,そういう時を迎えたように思う(何を言ったかは,あまり覚えていない)。
 本日も,理事・評議員会にて,該当する方々が,それぞれの思いを語られた。なかなか含蓄のある言葉が続いた。やがて,私にも,そうした瞬間がやって来る。その時には,何を言おうか--。

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2015.06.19

第26回カリキュラム学会(於:昭和女子大学)で研究発表

 7月4,5日と,昭和女子大学を会場にして,第26回日本カリキュラム学会全国大会が催される。私は,4日は自由研究発表Ⅰ-4において司会を担当する。そして5日の自由研究発表Ⅱ-1において,高知大学の島田先生とともに,「学校を基盤としたカリキュラム開発における管理的リーダーの役割の多様性-カリキュラム・リーダーシップ論を分析枠組みとして-」というタイトルで,研究発表を行う。数年前までに,カリキュラム・リーダーシップ論に基づく実践的リーダーの役割モデル,それを内容とするカリキュラム開発のための『ハンドブック』の作成に関する研究を発展させようとしたものだ。あと2週間,その発表準備に時間を費やすこととなる。

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2015.06.18

校内研修の好事例を収集し,発表する(連合教職大学院の講義「校内研修のマネジメント」にて)

P10200321P1020053 私が連合教職実践研究科で担当する講義の1つは,「校内研修のマネジメント」である。この講義では,4ヶ月かけて,校内研修の企画・運営に関わる実践的知識の獲得,それを活かした所属校等の校内研修のプランの改善に,受講生は取り組む。
 本日の第10回目の講義では,受講生たちが,校内研修の好事例をこれまでの講義内容を踏まえて収集し,その特徴をポスターに表して,発表する。14人の現職教員の院生がそれに臨んだが,いずれも,校内研修のマネジメントの原理やモデルを踏まえた,よい整理をしてくれた。この講義,ここまで,とても充実している。

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2015.06.17

連合教職実践研究科の必修科目「教育課程編成の今日的課題」の授業研究

P1020021P1020023 大阪教育大学大学院連合教職実践研究科の修士1年生が共通に学ぶ科目の1つ「教育課程編成の今日的課題」を私は,実務家教員の方と共同で計画・実施・評価している。毎週毎週,講義の前後で,各回のコンセプトを話し合い,役割分担を考えたり,資料を共同で作成したりしている。
 いよいよ,来週は,この授業を他の教員に公開する,授業研究会の日となる(FD活動の一環)。本日も,講義後,その指導プランの策定に時間を費やした。研究者教員と実務家教員のティームティーチングの妙をどのように示すか--これまでの取り組みの蓄積から,いろいろ考えてみた。

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2015.06.16

今日も学校実習の指導にフィールドへ

 今日も,教職大学院の基本学校実習Ⅰの指導のため,フィールドに出向いた。今日の舞台は,大阪府教育センターで,研究生(昨年度まで指導主事)たちの調査や学校支援の相談にのった。基本学校実習Ⅰも半分を過ぎ,残りは1月強である。7月25日には,37人の院生が一堂に会して,ポスター発表形式の発表会が催される。それに向けて,ラストスパートの期間となろう。

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2015.06.15

附属平野小学校の教師たちの研究等の活性化に向けた努力

 本日,大阪教育大学附属平野小学校を訪問し,連合教職大学院の院生となっている教員に対して,彼らの学校課題解決のための取り組みを指導をするとともに,同校の研究戦略会議に参加した。
 研究戦略会議における研究の中期計画の策定に関する議論,研究プロジェクトの1つ「Open Cafe」の準備,そして,道徳教育推進委員会の夏季研修のプランニングと,本日,附属平野小学校の教師たちの研究等の活性化に向けた努力に接した。前学校長としても,大学教授としても,頼もしいと思った。,

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2015.06.14

都立看護専門学校における授業研究の特徴

 本日,日曜日だが,看護教育における授業研究に関する研究会を催した。本日は,先日訪問した,東京都立看護専門学校のスタッフが過去に『看護教育』(医学書院)に連載した,同看護専門学校における授業研究に関するレポートを読み合わせした。先日の訪問時に聞き取っていたことであるが,その授業研究がプロジェクト型の性格を帯びていることを再確認できた。学校をまたいでグループを組むこと,テーマを設定してそれに対する成果を1年間で導き出すという流れ,テーマの主柱に教材開発やカリキュラム開発が位置づくことなどは,看護教育の他の組織やコミュニティが企画・運営する授業研究には見られない特徴のようだ。

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2015.06.13

都立看護専門学校における授業研究

 本日,東京都立広尾看護専門学校を訪問し,都立看護専門学校の7校が連携して企画・運営なさっている授業研究に関して情報を収集させていただいた。これは,「看護教員が授業研究について体系的に学ぶためのプログラムの開発」という科研費のプロジェクトの一環である。同看護学校は,看護教員の実践的指導力を高めるための様々な仕組みを7校のネットワークによって実現している。それは,学校研究のネットワーク化という,教員の学びの世界的潮流にマッチした取り組みであろう。また,それは,各学校における授業評価等の営みに支えられている。授業研究を十八番にしている小中学校の実践研究も学ぶところがある事例だ。

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2015.06.11

院生たちが校内研修の好事例を探せるようになった

P1020005P1020010 本日は,連合教職実践研究科の講義「校内研修のマネジメント」の第9回目であった。この講義では,まず,現職教員の院生たちは,校内研修の企画・運営に関わる実践的知識を体系的に獲得する。そして,この第9回目から,それらの知識を事例に適用する。具体的には,校内研修の企画・運営上の要件を満たした事例を抽出し,その特長を整理する作業に入る。院生たちは,他の都道府県の学校にホームページや書物で接近して,あるいは,実際に訪問した経験を活用して,好事例を収集していた。その分析シートには,当該学校の校内研修の特長がたくさん,また明確に記されていた。彼らの視野が広がったことを物語るエピソードである。

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2015.06.10

家庭科における活用型授業

P10109581P1010937 大阪教育大学附属天王寺中学校の家庭科で,第1学年の子どもたちが消費生活について思考する授業を見学した(修論の作成を指導している院生の授業)。授業者は,悪徳商法対策ゲームを導入し,子どもたちに悪徳商法の問題性を疑似的に体験させながら,その存在や特徴,それへの対応について,子どもたちに考察させていた。また,それをワークシートに言語化させていた。家庭科における活用型授業,とりわけ教材開発×言語活動の充実によってアクティブ・ラーニングを実現した,好事例と言えよう。

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2015.06.09

リーダー教員研修会で卒論ゼミOGに会って

 柏原市教育委員会が催した「柏原市学校教育課題研修会」で,『学力向上の実践動向』というタイトルで講義を担当した。これは,学校長,校内研修担当者,学力向上担当者等を対象とするリーダー教員研修会である。そこに,大阪教育大学の第2部を卒業した教員,しかも,私が卒論指導を担当した卒論ゼミOGに会った。まだ教職7年目であるが,在籍校でミドルリーダーの一人として,その実力が認められているのであろう。それも,そのはずだ。この研修会でも,彼女は,在学時代と変わらず,とても熱心に私の話を聞き,そしてそれを自らの営みに吸収しようと必死に考えていた。その変わらぬ姿勢に,彼女の教師としてのさらなる成長を確信した。

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2015.06.08

山口県の教育力向上指導員研修会

P1080826P1080831 山口県教育委員会は,平成20年度より,「教育力向上指導員」制度を運用している。これは,「優れた指導技術やノウハウ等の全県的な波及,活用を目的とするものだ。平成27年度は,小中高等学校の67名の教諭が任命されている。
 その活動は,次のようなものに代表される。
(1) 所属校における授業等公開
(2) 派遣を希望する校長からの要請に応じた他校への訪問指導や助言等
(3) やまぐち総合教育支援センターからの派遣要請による学校サポートチームへの参画
(4) センターにおける各種研修会等の講師,指導助言者等
 やまぐち総合教育支援センターで上記の教育力向上指導員の研修が行われたが,さすがに,熱意が高く,アイデアが豊かな教員が多い。彼らの活躍に期待したい。

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2015.06.07

大阪教育大学大学院連合教職実践研究科の説明会(7月11日土曜日午後)

 大阪教育大学大学院連合教職実践研究科は4月に発足したばかりであるが,すぐに,次年度入学者のための入試に関する営みが始まる。その1つは,説明会である。まず,7月11日(土)の午後,本年度の第1回説明会が催される。全体説明,コース別説明に加えて,授業公開も行う。さらに,個別相談のタイムも設ける。私も,教務部会長として,また,教育実践コーディネートコースのコース長として,もろもろ説明をすることになるであろう。
 興味のある方は,ぜひ,この説明会に,ご参加いただきたい。詳細,申し込みは,しばらくしてから,大学ホームページで。

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2015.06.06

基本学校実習のコース別リフレクションミーティング

P1010886P1010881 教職大学院のカリキュラムにおいては,学校実習の単位が10単位を占める。大阪教育大学大学院連合教職実践研究科では,現職教員(学校マネジメントコース,教育実践コーディネートコース)も学修テーマに応じた実務を遂行する形で,実習に従事する。彼らは,学校等の組織が抱える課題の解決に資するアクションを構想し,実行し,評価し,改善する。
 その最初のパートである「基本学校実習Ⅰ」も中間段階を迎えた。それゆえ,本日は,教育実践コーディネートコースのメンバー15人が集い,2グループに分かれて,互いの実習の進捗状況を報告し合い,またその充実のための術を伝え合った(コース別リフレクションミーティング)。私は,8人の報告を聞いたが,皆,まずまずの成果を導き出していたと思う。進捗状況をまとめるために,昨晩は2時間しか眠れなかった院生もいたそうだ(懇親会では,ほっとしたのか,思わず眠っていた)。皆さん,お疲れ様でした。

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2015.06.05

大阪市や大阪府の「教育の情報化」の現状,その行方

 本日,午前中,文部科学省で催された「先導的な教育体制構築事業」に関する会議に出席した。昨年度後半の3地域(佐賀県,荒川区,福島県新地町)の取り組みが報告された。また,それを踏まえながら,「新たな学び」やそれを支える「教育体制」の要素や構造について議論した。
 会議が終了してから,何人もの方から,大阪市や大阪府の「教育の情報化」の現状,その行方をたずねられた。その方向性を多くの人々,とりわけ関西の他府県の関係者が気にかけているという。私と堀田先生(園田学園女子大学)は,学校現場の先生方のICT活用に対する意欲は萎えていないこと,例えば大阪市立学校の推進事業が発展していること,大阪市のモデル校の関係者が大阪教育大学の連合教職実践研究科で学んでいることなどを説明した。しかしながら,関係者は,そうした熱意をぜひ広く発信してほしいとのことであった。そして,私も,そのための取り組みを何か考えることになった--。

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2015.06.04

学び続ける大学教員として

 いくつかの大学に常勤,非常勤として勤務すると,それぞれの大学の学生のムードやニースに応じた講義をしなければならなくなる。指導する内容が同じであっても,その焦点化,そのスピード,その語り口などを変えないと,講義が充実しない。分かっているけれども,相手やフィールドに応じて,講義の組み立て,その運用を変えるのは,簡単ではない。しかし,それを積極的にやると,それなりによい反応を得られる。どこまで,いつまで,学び続ける姿勢を持てるか--教員である限り,それをやり続けようと今は思う。

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2015.06.03

指導の一貫性を高めるために(有田川町立鳥屋城小学校の授業研究会)

P1080786P1080813 1月に続いて,和歌山県有田川町立鳥屋城小学校の授業を見学した。同校の教師たちは,子どもたちの主体的な学びを支え,促すべく,ノート指導,家庭学習,授業のめあての明確化,書くことの重視などに努力を傾注している。その1つに,「ノートの使い方」を示唆する掲示物があり,どの教室にも,それが用意されていた。
 授業研究会においても,研究授業において提案された,子どもが想像を広げて感想を書くための時間の確保や指導の工夫,それを支える個への配慮などを含む,多様な意見が出され,また整理された。写真のように,この学校の教師たちは,指導の一貫性を高めるために,教師たち自身が学び合いを繰り広げている。それが次第に浸透することを予想させる,本日の授業研究会であった。

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2015.06.02

過去の学校放送番組の今日性と時代的制約

 非常勤講師として担当している,ある大学の「教育方法学」で,受講生たちに,過去のNHK学校放送番組を視聴させた。彼らが小学生だった時の番組である。現在,NHK学校放送番組のポータルサイトで,過去の名作(?)番組として紹介されているものだ。
 学生の反応は様々である。懐かしむものもいれば,そうでないものもいる。今日,それが利用できるだろうかと問うと,それも意見が分かれた。さらに,そうした,お勧め番組が提示されることの可能性と課題についても,検討できた。いずれにしても,学校放送番組の利用について考察する上で,過去の学校放送番組を題材にして,その今日性と時代的制約を検討するのは,教員志望の学生にとって,よき学習活動となろう。

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2015.06.01

教師教育のハンドブックの形成的評価

 私が代表者を務める科研費の研究プロジェクト「教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブックの開発-その理論と実践の分析から-」は,現在,プロジェクト版の評価の最中である。4月に,新潟大学駅南キャンパスにて,教育委員会スタッフを中心に,評価コメントを頂戴することができた。
 4月中旬から5月末までに,より多くの方々に評価アンケートに回答していただいた。そして,5月下旬から6月にかけて,日本教育工学会の元会長の方々に,評価インタビューを実施している。
 それらによって,当該ハンドブックの特徴と課題が再確認されている。6月以降,それをメンバーと再確認し,改訂に取りかかる。そして,改訂版を再度関係者に評価していただく。

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