この時期の授業研究会で校内研修の過去・現在・未来をつなぐ
丹波市立和田小学校を三度訪ねた。同校の教師たちは,今年度,「学ぶ楽しさを感じ,確かな学力を身につける子どもの育成~学び合いを大切にした効果的なICTの活用~」という研究主題を掲げ,実践研究に取り組んでいる。
これまで2回の研究授業(私が参加した分)は算数であったが,今回は,第1学年の国語の説明的な文章の読解,しかも,単元を貫く言語活動を構想したものであった。同校の教師たちは,これまでの授業研究会で議論してきたことをもとに,子どもたちの学び合いの姿をみとる枠組みをあらかじめ作成して,研究授業に臨んでいた。すなわち,これまでの授業研究会の総括的役割を今回のものが果たしていた。同時に,教師たちは,次年度,それをどのように運用すれば,それぞれの教師が研究主題に基づく授業を実現できるかについても議論していた。つまり,今回の授業研究会は,次年度の校内研修の試金石ともなっていた。
年度末が近づく,この時期の授業研究会は,校内研修の過去・現在・未来をつなぐ可能性を有している。
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