さわやかな研究授業(富田林市立向陽台小学校)
富田林市立向陽台小学校に,再度出かけた。2年生の算数の授業を見学した。1000以上の数について学習する単元において,子どもたちに,1800を100のまとまりとして考えさせようとする授業であった。
この授業の指導案を検討する過程で,学級担任は,本時の学習内容を絞り,子どもたちが学習課題を解決する場面や時間をたっぷり確保しようとした。それは,指導者の原理の説明を聞くよりも,難しい学習を子どもたちに求めることになるが,子どもたちは,1時間,個人で,ペアで,クラス全体で,しっかりと考え続けていた。
そんなクラスの前面の壁の隅っこに,「先生,大好き」「先生,いつもありがとう」といった飾りがあった。学級担任の誕生日に子どもたちが渡したプレゼントであろうか--学級担任に対する子どもの信頼,それゆえに学習課題にチャレンジする彼らの姿勢が確かであることを予想できた。いずれにしても,教師と子どもが笑顔を交わしながら,学習課題(子ども)とそれに対する指導(教師)に真摯な姿勢で向き合う,さわやかな研究授業であった。
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