ダルハン県の第一学校で授業研究会を実施
早朝ホテルを出発し,片道4時間近くをかけて,ダルハン県の第一学校を訪問した。ここには,JICAの青年海外協力隊の隊員(現職教員)が赴任しており,彼女がモンゴル人教師とティーム・ティーチングで研究授業を実施した。第5学年の算数の複合図形の面積に関する学習であった。二人の教師たちは,40分の授業で子どもたちの主体的な学びを引き出すための手だてを構想し,それを実現させた。
研究授業修了後,他の学校に赴任している,別の隊員(やはり現職教員),第一学校,そして他の学校のモンゴル人教師が参加して,協議会が催された。隊員たちのコーディネートによって,当該研究授業を巡って,多様な意見が呈され,充実した授業研究会になった。赴任して1年あまりの若い教師たちは,見事にモンゴル語をあやつり,モンゴル人教師たちの協議会への参加,学び合いを促していた。
協議会修了後,私が,当該研究授業に関する批評と,日本の校内研修の特徴等を講じた。特に,授業研究会を主柱とする,日本の教師たちの多元的・多層的な学び合いの豊かさを強調した。
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