学校や教師の変わるところ,変わらないところ(モンゴルの学校を訪問して)
ウランバートルのホテルを発って,11時間後に帰宅した。近いような遠いような--。今回,モンゴルの学校を3校訪問した。十数年ぶりのことである。それだけに,学校や教師の変わるところ,変わらないところを実感した。例えば,前者については,教科書が全員分用意されていた(学校が人数分をそろえて利用するようだ)。以前は,一人の教科書を両隣からのぞいて子どもたちは学習していた。あるいは,カリキュラムが変わった。既に5年生から英語を学んでいる。また,中学校段階の子どもたちは教科「情報」を学んでいた。
後者は,教師たちの学習指導に対する真摯な姿勢である。写真は,スタッフルームの風景である。一人で,あるいは仲間と共に,授業の準備や反省に時間とエネルギーを費やしていた。彼らは,学習指導の専門職像を,また子どもたちの学びのよきモデルを,自らのアイデンティティに位置づけている。なお,それについては,近年,授業研究(主として授業観察)の企画・運営に発展しているとも言える。
The comments to this entry are closed.
Comments