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2017.11.30

教職大学院のコース必修科目「校内研修のコンサルテーション」の充実

S_p1050508S_p1050512 今年度,我が教職大学院の教育実践コーディネートコースのコース必修科目「校内研修のコンサルテーション」において,私たちがここ数年進めてきた,教育委員会指導主事のコンサルテーションに関する実証研究の知見を院生に活用してもらっている。それは,校内研修のコンサルテーションのためのルーブリックである。本日は,連携している教育センターの指導主事のコンサルテーションの特長等をこのルーブリックをもとに検討した。自分たちの研究活動の成果を大学院生が講義においてツールとして活用するという回路ができると,教職大学院における理論と実践の往還も充実すると感じた。

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2017.11.29

大阪教育大学附属平野小学校のICT教育研究発表会

S_p1110430S_p1110440 大阪教育大学附属平野小学校は,昨年度と本年度,パナソニック教育財団の実践研究助成の特別研究指定校として,ICT活用に関する実践研究を推進している。そのテーマは,「子どもが主役になる次世代の学び-BYOD社会に対応するスマートディバイスの効果的な教育的利用-」である。本日,同校の教師たちは,その成果の一端を公開するための「ICT教育研究発表会」を催した。8つの授業を公開し,授業別の協議会を実施するとともに,この内容に関する講演会を企画・運営した。私も参加したが,子どもたちが,タブレット端末等を駆使して,アクティブ・ラーニングに従事している姿を確認できた。
 同校は,昨年度から4年間,文部科学省指定の研究開発学校として,新教科「未来そうぞう」を核とする教育課程を計画し,実施し,評価する。本日公開された授業の1つは「未来そうぞう科」という新教科のものであった。4年生の子どもたちが「ヒアリ」問題の解決に関する考えを巧みなプレゼンテーションで,相互に伝え合っていた。また,専門家の方々の示唆を受けて,それを精錬させていた。

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2017.11.28

ICT活用の授業公開における教師間の学び合い(大阪市立平野西小学校)

 大阪市立平野西小学校は,「大阪市学校教育ICT活用事業」の先進的モデル校の1つである。同校の教師たちは,本日午後に,ICT公開授業を催した。そして,それに関する協議会,研究報告や意見交流や講評などによる全体会を実施した。公開授業はいずれも「主体的・対話的で深い学び」の要件を満たすものであったし,研究報告は2年間に及ぶ研究の過程・成果と課題を分かりやすく伝えるものであった。同校の教師たちと他校の教師が学び合う,よき機会となった。

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2017.11.27

大阪教育大学附属平野小学校のICT教育研究発表会

 大阪教育大学附属平野小学校は,明後日29日,平成29年度ICT教育研究発表会を催す。同校は,パナソニック教育財団の特別研究指定校として,BYODによるICT活用の充実を図っている。その成果の一端を7つの授業で実践的に提案する。
 なお,同校は,文部科学省研究開発学校として,新教科「未来そうぞう科」のカリキュラム開発にも取り組んでいる。7つの授業の1つが,その取り組みである。この点でも注目に値する。

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2017.11.26

川崎市立川崎高等学校附属中学校の研究発表会(12月11日)

 川崎市立川崎高等学校附属中学校は,パナソニック教育財団の第43回実践研究助成の特別研究指定校である。子どもたちは,One to one computingの環境を糧として,ICTを学習に自主的に用いている。授業中に,(教員の指示がなくても)必要に応じて,タブレット端末を活用している。同校は,問題解決能力,ICT活用能力,そしてダイバーシティ・コミュニケーション能力の育成を教科横断的な視点に据えて,カリキュラム・マネジメントを展開している。その中間成果が,12月11日(月)午後,研究発表会で披露される。この学校は,次年度のJAETの全国大会の会場校の1つでもあり,先のJAETの全国大会の総括トークにおいても,野中会長からその取り組みが紹介された,注目校である。研究発表会に,ぜひ,参加されたい。「Kawasaki_attached_school171211.pdf」をダウンロード

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2017.11.25

JAETの全国大会(和歌山大会)が終わった

 昨日,本日と,全日本教育工学研究協議会第43回大会(和歌山大会)が催された。たくさんの参加者を得られたし,何より,その内容が充実していたと思う(大会企画委員会のメンバーだから,手前味噌なのかもしれないが)。天候にも恵まれ,教育工学的な視点に基づく授業改善やカリキュラム開発,教員研修について実践的に交流する,よき機会にはなったと思う。大会企画委員会委員長として,関係各方面に,心より御礼申し上げます。

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2017.11.23

JAETの全国大会(和歌山大会)前日

 明日,明後日と,全日本教育工学研究協議会第43回大会(和歌山大会)が催される。今日は,前日の準備や最終打ち合わせ。大会企画委員会委員長として,要項や資料等の袋詰め作業をリードし,また作業した。たくさんの協力者を得られたので,予想よりもスムーズに作業が進んだ。ありがたいことである。このまま大会が順調に進むことを祈る。

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2017.11.22

生徒も教師たちも主体的・対話的で深い学びを(和歌山県上富田町立上富田中学校)

S_p1110216S_p1110245 和歌山県西牟婁郡の上富田町立上富田中学校は,本日,研究発表会を開催した。同校の教師たちは,昨年度からずっと,4つの視点を共通項にして,授業改善を図っている。それらは,1)本時の目標と流れを提示,2)学習形態の工夫,3)振り返り,そして4)独自の工夫である。それに,全教科のすべての教師たちが取り組み,本日,全クラスで授業を公開した。それらは,いわゆる「主体的・対話的で深い学び」を体現するものとなっていた。
 また,同校の教師たちは,公開授業後に,その可能性と課題を地域の小学校や高等学校の教師たちと語り合った。その姿もまた,主体的・対話的で深い学びを示していた。

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2017.11.21

「校内研修のコンサルテーション」で大阪市教育センターのスタッフにコンサルテーションについて語ってもらう

S_p1050465S_p1050468 本日,我が教職大学院の教育実践コーディネートコースのコース必修科目「校内研修のコンサルテーション」において,大阪市教育センターのスタッフに,校内研修のコンサルテーションについて語ってもらう。先々週の大阪府教育センターのスタッフによるものは高等学校における校内研修がその対象であったが,今回は,小学校の校内研修の支援に関するものだ。そして,コンサルテーションについて語ってくれたのは,我が教職大学院の修了生でもある指導主事だ。それゆえ,この講義のねらいや枠組みを把握して,よいプレゼンテーションをしてくれた。来週,その特徴等を分析する。

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2017.11.20

今日もたくさん京阪電車に乗った

 今日もたくさん京阪電車に乗った。午前中,枚方市内の中学校の授業を見学し,管理職や学力向上担当者と授業や校内研修に関して意見交換をした。午後は,やはり枚方市内の小学校の授業研究会に参加し,「主体的・対話的で深い学び」の「深い学び」のあり方に関して,教師たちと意見交換した。もう京阪電車が身近な存在になりつつある。

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2017.11.19

「教育工学的な視点に基づく教師教育プログラムの開発-ハンドブックを主教材として-」のミーティング

 平成28年度から,代表者として,科研費による研究プロジェクトを企画・運営している。そのタイトルは,「教育工学的な視点に基づく教師教育プログラムの開発-ハンドブックを主教材として-」である。今日は,私の研究室で,本年度第2回目のこの科研のミーティングを開催した。メンバーがそれぞれ,『教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブック』を講義や教員研修で活用するプログラムの構想や実施状況を報告した。また,私が夏休みに実施した集中講義の成果と課題について意見交換をした。
 私よりも一回りほど若い准教授たちのがんばりや貢献で,この科研,まずまずの進展を見せている。ありがたいことだ。

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2017.11.18

今日は,大学院入試(1次)

 今日は,大阪教育大学大学院連合教職実践研究科の入試(1次)の日であった。9時過ぎから18時半頃まで,柏原キャンパスのある部屋に詰めた。17人のスタッフで協力して,入試業務を乗り切った。20時近くになって帰宅したが,のんびりとはしていられない。明日は,自分が代表者の科研のミーティングが催される。その準備をやっていると,あっという間に日付が変わる時刻が近づく--。

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2017.11.17

LS(Lesson Study)大阪で授業づくりについてしっかり考える

S_p1050456S_p1050450 今日は,LS(Lesson Study)大阪という学習会の第20回目であった。今回は,二人の富田林市の小学校の教員が,図工,国語と他教科の合科的な実践を報告してくれた。前者は,,カリキュラム・マネジメントの取り組みとしても提案性があるものだった。たいへん勉強になった。粘土を削って瞬間的なアートを創造する造形遊びの実践であった。また,後者は,自動車に関する説明文の学習に算数や図工をからめたものであった。提案性にある実践に刺激され,参加者は積極的に意見を交換した。

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2017.11.16

JAETの全国大会(和歌山大会)近づく

 平成29年11月24日(金)~11月25日(土)に,全日本教育工学研究協議会第43回大会(和歌山大会)が催される。あと1週間ほどとなった。そのテーマは,「ICT活用で創造する『主体的・対話的で深い学び』」である。それに迫るために,2日間にわたる大会のプログラムに,例年同様,公開授業,基調講演やシンポジウム,機器展示,研究発表,ワークショップ等が位置づけられている。公開授業については,多様な校種の様々な学年・教科のものが用意されている。企業展示については,64ものブースが設けられる。大会に参加すれば,『主体的・対話的で深い学び』とICT活用の接点を必ずや確認できよう。ぜひ,参加されたい。

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2017.11.15

府立高等学校でよい授業を見学できた

 本日,大阪府内のある高等学校を訪問し,そこで,よい授業に出逢った。漢文思想の授業であった。性善説・性悪説に関してその要点を習得させ,生徒がどの立場に立脚するか,その理由は何かを記述させるものであった。また,それを次時には交流させるという構想に基づくものであった。「主体的・対話的で深い学び」の好事例であった。それに呼応するように,授業者は,いわゆる「資質・能力」を意識していた。それは,振り返りのためのルーブリックに体現されていた。生徒は,資質・能力の3つの要素を観点とする,4つのレベルに照らして,本時の授業における学びを省察していた。

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2017.11.14

ICT活用の授業公開(11月28日,大阪市立平野西小学校)

 大阪市立平野西小学校は,「大阪市学校教育ICT活用事業」の先進的モデル校の1つである。同校の教師たちは,6月に続いて,11月28日午後に,ICT公開授業を催す。5時間目に,3つの学級で国語,社会,理科の授業におけるICT活用が提案される。また,それに関する協議等も実施される。理科の授業ではプログラミング教育も試みられる。ぜひ参加されたい。「hiranonishi_elementary_school171128.pdf」をダウンロード

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2017.11.13

宮崎にて

 ある仕事のため,昨夜から宮崎に滞在中である。明日の午後まで続く。宮崎の街にもなじんできた。昨夜から,かなり,鳥料理を食べている。やはり,本場の鳥料理はおいしい。ランチの弁当の唐揚げも,晩ご飯の安いコース料理の炭焼きも,おいしかった。

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2017.11.12

麺類を食べ過ぎたか--

 今日は,午前中から夕方まで東京,そして宮崎と移動した。お昼ご飯は新橋駅でデラックスぶっかけうどん(大)を,晩ご飯は,宮崎市の橘通りに面したラーメン屋で汁なし混ぜそば(チキン南蛮も)を食べた。麺類を食べ過ぎたか--。

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2017.11.11

他大学訪問のはしご

 今日は,午前~午後にある大学を,そして夕刻に別の大学を訪問した。前者は,先に記事にもした,オンライン講座gaccoの撮影のため,当該大学のスタジオを訪れた。後者は,非常勤講師として勤務している大学の講義の補講のためである。研究打ち合わせのために他大学を訪問することは珍しくないが,1日に2つの大学を訪問することは,私としては珍しい。

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2017.11.10

授業研究会が教師たちの主体的・対話的で深い学びとなっている(亀山市立神辺小学校)

S_p1110033S_p1110038 亀山市立神辺小学校の教師たちが,今日もまた授業研究会に取り組んだ(本年度の第28回目の全体研修会)。本年度は,研究主題を「わかった できた 楽しいな~思考を深める学び合いを通して」と定めている。
 本日の授業研究の協議の司会役を果たしていたのは,同校の研究主任であるが,研究授業の後の協議会をとてもていねいにデザインしていた。例えば,写真は,グループ協議の報告の様子である。各グループは,3プラス1という合い言葉の下,研究授業の特長と課題をバランスよく導出していた。全体協議ではグループ協議の報告を集約する,授業研究会の最後に各自が授業改善のアクションを具体的に考察するタイムを設ける等々,授業研究会が教師たちの主体的・対話的で深い学びとなるよう,そのデザインが工夫されていた。

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2017.11.09

「校内研修のコンサルテーション」で大阪府教育センターのスタッフに語ってもらう

 本日,我が教職大学院の教育実践コーディネートコースのコース必修科目「校内研修のコンサルテーション」において,大阪府教育センターのスタッフに,校内研修のコンサルテーションについて語ってもらった(一緒に授業を担当している実務家教員の方が仲介してくださった)。それは,同センターが有する,「パッケージ研修支援Ⅱ」に関するものだ。授業づくりに関する課題把握,授業改善計画書の作成,授業研究1(指導案作成,研究授業の実施等),授業研究2,そして振り返りという,校内研修のサイクル全体を指導主事が支援する構成となっている。その詳細について情報をご提供いただき,現職教員である大学院生たちは,教育委員会指導主事のコンサルテーションに関して具体的に学べた。大阪府教育センターの方々,ご協力ありがとうございました。

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2017.11.08

校内研修の持続的な発展に向けて(葛城市立新庄中学校)

 本日午後,奈良県葛城市立新庄中学校が研究発表会を催した。同校は,「主体的・対話的で深い学び」の成立と充実を目指して,授業研究を重ねてきた。その(中間的な)成果を全教科の研究授業で公開した。それは,いわゆる「主体的・対話的で深い学び」に迫るものであった。また,2年間の取り組みを研究主任が分かりやすく報告した。それには,専門部会の編成,各教師による実践レポートの作成と交流,ワークショップ型の研修会の実施等々,中学校における校内研修の企画・運営のアイディアがたくさん含まれていた。こうした取り組みの蓄積は,同校の校内研修の持続的な発展に資するものであろう。

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2017.11.07

大阪市内の小学校に助けていただいて--

 先日から,2件,本学の国際交流に関する事項で大阪市内の小学校に助けていただいている。韓国の大学から来日する大学教員や大学院生が日本の授業を見学したり,また,それらの授業等について本学の院生を交えて協議したりするための機会を提供していただきたいとお願いしたところ,快諾してくださった。ありがたい話である。私も,ご恩返しをすべく,2校の実践研究の進展に尽力したいという気持ちを強めた。

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2017.11.06

学校として組織的に学力向上に取り組む中学校(北宇治中学校)

 京都府宇治市立北宇治中学校は,平成29・30年度「学力向上システム開発校」として,「質の高い学力の向上へ,主体的・協働的に学ぶ生徒の育成」という研究主題を掲げ,実践研究を重ねている。授業改善研究部,家庭学習研究部,教育課程改善研究部,生活習慣改善研究部を構成し,学力向上に向けた取り組みを多面的に展開している。同時に,学力向上の取り組みに重点項目を設け,その焦点化も図っている。学校として組織的に学力向上に取り組めているのである。学校長は,そうしたアプローチに従事できる教師たちを「我が校の宝です」と語っていた。

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2017.11.04

ほぼ家に閉じこもって--

 珍しく,ほぼ家にいた。朝から夜まで,ずっとパワーポイントのスライド作成にいそしんだ。あるいは,そのための準備作業(調べもの,授業記録の視聴等)に時間を費やした。それは,「無料で学べるオンライン大学講座(gacco)」のコンテンツ開発に関わる仕事である。東京大学の山内先生,池尻先生と共同で,「アクティブで深い学びのデザイン」という講座を提供する予定なので,その準備が加速してきたというわけだ。明日も,それが続くであろう(といっても,今日も夕方,テニスのレッスンに出かけたのであるが)。

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2017.11.03

JAETの大会企画委員会(平成29年度第4回)

 本日夕方~夜,日本教育工学協会(JAET)の大会企画委員会が催され,私も参加した(委員長として協議の進行役等を果たした)。平成29年11月24日(金)~11月25日(土)に,全日本教育工学研究協議会第43回大会(和歌山大会)が催される。その最終の打合会である。会場は,大会の全体会が実施される和歌山県民文化会館の会議室である。
 野中会長,豊田副会長(実行委員会委員長),事務局等々が集い,前日の23日から25日の閉会までのシミュレーションを行った。いろいろ細かい点まで詰めた。
 多くの方のご参加をお待ちしております。

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2017.11.02

古河市立三和東中学校を再訪

 茨城県古河市立三和東中学校を再度訪問した。同校は,文部科学省「次世代の教育振興情報化推進事業」の推進校の1つである。推進校は,「教科横断的な情報活用能力の育成に係るカリキュラム・マネジメントの在り方」等を追究する。
 同校の教師たちは,新学習指導要領の解説書を精読し,各教科の指導における情報活用能力の育成の可能性を洗い出し,実践化している。それが礎となり,全校体制の情報教育のカリキュラム開発が進んでいた。

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2017.11.01

。「ああ,これが普通の方の生活なのだ」と,ちょっと感傷的になりながら

 水曜日はいつも,19:40~21:10に講義がある。また,その後,おおよそ90分くらい,指導教員となっている大学院生の学校実習の指導を実施する。だから,研究室を発つのはおおよそ23:00である。
 しかし,本日は,大学創立記念日。だから,全学的に休講である。午前中柏原キャパスに赴き,会議に出席した後,午後いっぱい天王寺キャンパスの研究室でこつこつ仕事をした。そして,夕方,帰途についた。すると,街の風景が,深夜のそれとはずいぶん違う。「ああ,これが多くの方の生活なのだ,自分は夜族なのだ」と,ちょっと感傷的になりながら,帰宅した。そして,30分後には東京に向かった(明日の朝からのミーティングに出席するため)。

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