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2017.12.31

初めての学会発表の配付資料が見つかって--

 大晦日なので,自室の片付けをしていたら,なんと,初めての学会発表の配付資料が見つかった。昭和61年9月に立教大学で開催された日本教育方法学会第22回大会の自由研究発表Ⅸの分科会に登壇したらしい(その時,M1である)。発表タイトルは,「自己選択をとりいれた学習と学習意欲との関係について」である。香川大学教育学部附属堺で中学校の生徒に協力してもらって得られたデータによる研究の目的・方法・結果・考察等をまとめた,B4版8ページに及ぶ資料をがんばって作成している。

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2017.12.30

年末恒例行事が始まる

 今年もあと2日を残すばかりとなった。昨日から本日にかけて,修士2年次の大学院生が次々と,実践課題研究報告書(修士論文のようなもの)の草稿を送ってきた。それをチェックしながら新年を迎えるのが,我々大学教員の年末恒例行事である。

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2017.12.29

『専門職としての教師教育者 ―教師を育てるひとの役割、行動と成長』

 昨日,ミーケ・ルーネンベルク, ユリエン・デンへリンク,フレット・A・J・コルトハーヘン (著),武田信子・山辺恵理子 (監訳)の『専門職としての教師教育者 ―教師を育てるひとの役割、行動と成長』を完読した。教師教育者に関する研究動向を把握できた。そして,我が国における教師教育者の独自性等を考えた。

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2017.12.28

年末に東京学芸大学に出張

 年の瀬も押し迫った昨日,東京学芸大学に赴いた。同大学の副学長等に同大学が有する連合学校教育学研究科(後期3年のみの博士課程)の歴史や現状等をヒアリングさせていただいた。毎年,定員の2倍以上の受験者があるという,人気の高い大学院の仕組み,その特徴について十分に理解できた。

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2017.12.27

大阪府教育センターのフォーラムにて

 昨日,大阪府教育センターのフォーラムに協力した。「主体的・対話的で深い学び」に関する分科会で,講演を担当した。この分科会では,3つの実践報告がなされたが,その特長を解説したり,それを体現する他の実践を紹介したりした。
 会場には,私の知り合いもたくさん足を運んでくれていた。そして,皆,私の話を自身・自校の実践に引きつけて,吸収してくれていた。その表情,そのコメント(講演後に会場で,メールにて)に,彼らがフォーラムで「主体的・対話的で深い学び」を繰り広げてくれたことが示されていた。

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2017.12.25

今日も,メインキャンパス(柏原キャンパス)へ

 今日も,午後から,本部事務局があるメインキャンパス(柏原キャンパス)へ。いくつかの用件をこなす。附属学校改革に関わる会議は2時間近くかかった。大阪教育大学に属して,今年が11年目となった。やはり,全学的な取り組みへの参画がいっそう求められ,柏原キャンパスに赴く回数が増えた。

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2017.12.24

たしかに不要な書類が多い

 本日,大学でもろもろの仕事をこなした。その際,少し,片付けをした。不要だと思われる書類を廃棄した。先日,研究室がすっきり片付いている(しかも,スタイリッシュに!)Y先生とお話をした際に,「結局,(紙の)書類は見ないでしょ」と言われたことを思いだしたからだ。たしかに,もう何年も目を通していない書類を書棚に残している。それらは必要であれば,所属校のサーバにアクセスして入手できるという理由で,けっこう捨てることにした。まあ,その判断と作業にけっこうな時間を費やすのであるが--。

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2017.12.23

新しい車を迎えて

 本日,夕刻,ディーラーで,新しい車を迎えた。スバルのWRX S4である。前のレガシィB4に比べて,操作のためのボタンが増えた。慣れるまで時間がかかりそうである。
 3台続けてスバル車なのだが,いずれも,尊敬するH原先生とまったく同じ車種(ボディカラーは,毎回,違うが)。ここまできたら,次もそうなるか--。

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2017.12.22

年越しまでにまだまだやることがある

 冬至を迎えて,今年も残すところ,あと10日ほどとなった。しかし,年越し気分にはなれない。研究会を催したり,学内外の会議に出席したりするからだ。26日には,大阪府教育センターのフォーラムに参加するし,27日には東京学芸大学に赴く。まあ,どうぜ,年末年始も,教職大学院の院生の報告書の添削に追われ,のんびりした気分にはならない--。

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2017.12.21

校内研修のコンサルテーションに院生たちがチャレンジ

S_p1050634S_p1050636 今年度も,我が教職大学院の教育実践コーディネートコースのコース必修科目「校内研修のコンサルテーション」において,ある小学校の研究主任を招聘し,当該学校の校内研修に対するコンサルテーションに院生たちが従事している。今日は,そのパートの3回目であり,当該学校の研究授業への助言等に,院生たちがチャレンジした。それには,やはり,私たちが開発した,教育委員会指導主事のコンサルテーションに関するルーブリックを用いてもらった。院生たちは,それを糧として,コンサルテーションの取り組みに上手に接近している。

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2017.12.19

看護教員の授業研究による成長

 本日午後,守口市にある看護専門学校の基礎看護学援助論Ⅷの経過別看護(急性期)の授業を見学した。私が,かつて本学の大学院実践学校教育専攻で修士論文の作成を指導した看護教員によるものであった。彼女は,ちょうど1年前に,同じ内容の授業を実施した。そして,その授業を,私たちが開発した「看護教員が授業研究について学ぶプログラム」において公開・報告し,様々な方に批評してもらった。本日の授業は,それらにおいて手にした意見を踏まえたものであった。導入の視聴覚教材,患者の立場と看護師の立場を往還する思考,その結果を学生が共有するための道具の準備と,そのデザインも展開も,よく工夫されていた。
 看護教員が授業研究によってその力量を高めることを示すケースとなった。

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2017.12.18

今日も,高等学校の授業づくりについていろいろと考えた

 今日は,午前中,大阪市役所を訪れ,「大阪市教員育成協議会」に出席した。そして,午後,ある府立高等学校の校内研修に参加した。「産業社会と人間」の授業を題材とする授業研究会,そして2学期の実践を語る実践報告会である。そこで,高等学校の若き教員が生徒のために授業改善を継続的に試みている姿に接した。さらに,夕刻から,昨年度,一昨年度と教職大学院の講義でティームティーチングを組んだ実務家教員(現,府立校等学校長)と食事をともにした。そこでも,高等学校における授業づくりや学校マネジメントに関する様々な取り組みを耳にした。今日も,高等学校の授業づくりについていろいろと考えた。

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2017.12.17

2年間の学校実習の結びに(教職大学院の実践課題研究報告書の作成)

 本日午後,5時間をかけて,教職大学院で私が指導教員となっている5名に,学校実習を進捗状況(M1)や過程と成果の整理(M2)について報告してもらった。また,それらに妥当性等について議論した。
 M2は,あと数週間で,実践課題研究報告書を提出しなければならない。それにきちんと,問題の所在,研究の目的,方法,実践,その成果と課題等が記されているか,それらが整合的であるかについて確認していった。また,それが所属校等の同僚との協働によるものであることが分かる叙述であるかについても点検した。彼らの報告書の作成は,2年間の学校実習の総括である。その結びにふさわしい文書になるよう,最後まで努力してほしい。

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2017.12.16

オンライン大学講座「アクティブで深い学びのデザイン」の収録

 本日は,1日東大の本郷キャンパスで時間を過ごした。オンライン大学講座gaccoの教員向け講座「アクティブで深い学びのデザイン」のコンテンツを作成するために,情報学環の山内先生・池尻先生と鼎談を繰り広げた。いわゆるアクティブ・ラーニングについて,その歴史,その意義,その基本枠組み,その実践を題材にして,かなり話し込んだ。けっこう,いろいろな角度でアクティブ・ラーニングに検討できるコンテンツになったと思う。それぞれ単独で講義を担当したコンテンツとともに,やがて,6週からなる講座として配信される。ぜひご覧いただきたい。

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2017.12.15

「学び続ける教員」のための教員養成・研修高度化事業

 本日午後,我が天王寺キャンパスで催されたフォーラムに参加した。それは,本学と京都教育大学,奈良教育大学の連携による事業に関するものである。「学び続ける教員」のための教員養成・研修高度化事業~京阪奈三教育大学連携による教員養成イノベーションの創生~」は,6年間の共同プロジェクトであった。その成果と次なる課題についての報告や意見交換を通じて,教員養成大学の将来についていろいろと考えた。

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2017.12.14

教職ファシリテーターコースに在学していた教員ががんばる姿に接した

 昨日午後,大阪市内の小学校の校内研修に参加した。そこで,かつて本学の大学院実践学校教育専攻で教職ファシリテーターコースに在学していた教員が研究授業を実施する姿に接した。彼は,ベテラン教師であるが,外国語活動の授業を仲間に公開していた。しかも,学校の研究主題に即して研究授業のデザインを工夫して,取り組んでいた。彼は,少し前まで研究推進のリーダー役を果たしていたそうであるが,今は,それも後進に道を譲っているそうだ。その一方で,授業づくりのチャレンジを続けるモデルを示していた。その学び続ける姿勢に敬意を表したい。

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2017.12.13

「韓国社会における教育熱の歴史社会的考察」の講演を拝聴した

 本日夕刻,天王寺キャンパスの中央館で催された講演会に参加した。それは,ソウル教育大学の呉成哲教授による「韓国社会における教育熱の歴史社会的考察」というタイトルのものだ。韓国の教育熱を,東アジアの国々に共通する文脈で,また近現代の韓国独自の歴史に基づいて考察する,極めて知的な内容であった。

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2017.12.12

大阪府立高等学校教育課程委員会で講演

 本日,午後,大阪府立高等学校校長会の教育課程委員会にて,講演をおこなった。そのタイトルは,「高等学校における『主体的・対話的で深い学び』の成立と充実に向けて」である。この半年,大阪府立高等学校を訪れ,そこで,授業を見学させていただいた。高等学校の教師たちの授業改善の努力に接してきた。それに学んだことを踏まえて,いわゆる「主体的・対話的で深い学び」について,実現していること,していないことを整理して話した。学校長たちは,それを踏まえて,新学習指導要領に対する自校の備えを省察してくださった。

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2017.12.11

One to one computingの環境を糧として(川崎市立川崎高等学校附属中学校)

S_p1110799S_p1110823 川崎市立川崎高等学校附属中学校は,パナソニック教育財団の第43回実践研究助成の特別研究指定校である。子どもたちは,One to one computingの環境を糧として,ICTを学習に自主的に用いている。授業中に,(教員の指示がなくても)必要に応じて,タブレット端末を活用している。同校は,問題解決能力,ICT活用能力,そしてダイバーシティ・コミュニケーション能力の育成を教科横断的な視点に据えて,カリキュラム・マネジメントを展開している。
 本日は,その中間成果を公開する,研究発表会が催された。研究報告の後,4つの授業が公開された。また,それに関する協議会が実施された。協議の中で,教師の提示型から学習者の協働型へとICT活用のスタイルが移行したこと,それを子どものICT操作スキルの向上等が促したこと,総合的な学習を主柱とするカリキュラムが充実していることなどの同校の実践研究の充実が共通理解された。また,ICT活用のさらなるレパートリーの開拓や合科的な指導の追究等の方向性が提案された。

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2017.12.10

教職大学院の歴史や現状を学ぶ

 日本教職大学院協会の研究大会(東京,一橋大学一橋講堂)に参加した。午前中は,基調講演「10年目を迎えた教職大学院への期待」を拝聴した。また,午後は,パネルディスカッション「10 年目を迎えた教職大学院の成果と課題-教員養成改革と教職大学院への期待-」で登壇者のコメントを聞いた。さらに,2つの委員会の報告を受けとめた。
 教職大学院の創設の歴史,現状と課題等について多角度で学んだ。

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2017.12.09

第21回教育セミナー関西2017&堺教育フォーラム

 本日は,大阪府立大学で,第21回教育セミナー関西2017&堺教育フォーラムが催された。私は,午前中,基調講演「新学習指導要領が求める教育方法の工夫改善」を担当させていただいた。その内容構成は,以下のとおりである。
・幼稚園教育要領,学習指導要領改訂のポイント
・「主体的・対話的で深い学び」の基本的な考え方と実践
・それを成立させ,充実させるためのカリキュラム・マネジメント
・教員自身の「主体的・対話的で深い学び」
 基調講演の後は,シンポジウム,分科会,そして総括講演である。分科会では,私が勤務している教職大学院における学びがテーマになったセッションに出席した。関係者(修了生,現院生)が,教職大学院における学び,その可能性を豊かに語ってくれていた。

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2017.12.08

生徒が授業研究文化を担う(鳥取市立中ノ郷中学校)

 鳥取市立中ノ郷中学校では,今年度,「学び合いを通して確かな学力を育み,生徒ともに創り上げる学習活動」という研究主題が設定され,教師たちが共同研究を推進している。7月の国語に続いて,今日は,道徳の研究授業が実施され,その可能性と課題について意見交換する協議会が催された。
 この学校で注目すべきは,研究授業への生徒の関与である。今日も,当該研究授業に,他のクラスの生徒の代表(6名)が参加し,授業評価を実施していた。また,研究授業のクラスの生徒たちは,参観する教師たちにアンケートを実施していた。この学校の子どもたちは,同校の授業研究文化の担い手となっている。

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2017.12.07

尼崎市小学校教育研究会図書館教育部会の授業研究会

 7日午後,尼崎市小学校教育研究会図書館教育部会の授業研究会が市立竹谷小学校で実施された。尼崎市内の小学校の図書担当者が集い,6年生の読書指導に関する授業を見学し,それに関する意見を交換した。
 当該研究授業は,教科書の題材文「森へ」を読解した後,「(あなたの)悩みに答える本」の推薦文を作成するという単元構成の推薦文の推敲に関するものであった。子どもたちは,人間関係,学習,健康等々の悩みに応ずるための著作を選び,その特長を表す文章を練って,自身の読書生活を豊かにしようとしていた。
 部会のリーダーたちが,研究授業の指導案検討や参加型の協議の準備をていねいに進めていた。それによって,図書館教育に関する,学校をまたいだ学び合いが実現していた。

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2017.12.05

当事者意識を持って授業研究会に臨む(尼崎市立立花西小学校)

S_p1110544S_p1110556 尼崎市立立花西小学校は,ここ数年,「学び合い,ひびき合う子ども~書く力を高める授業をめざして~」という研究テーマを掲げ,それを実現するための授業研究を重ねている。
 今日も,第1学年の国語科の研究授業とそれに関する協議会が催された。この学校の教師たちは,子どもたちに求める学び合いを自分たちでも遂行している。協議における意見交換の熱が高いこともその現れなのであるが,なんと言っても,個々の教師の研究授業を見学する姿勢にそれは象徴される。表情豊かにそれに接する彼らは,まるで自分が研究授業の実施者のごとく,当事者意識をもってそれに臨んでいた。

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2017.12.04

他の教職大学院のスタッフとの交流

 本日,横浜国立大学の教職大学院のスタッフが本学にいらっしゃった。その団長(?)は,旧知の野中先生である。フレンドリーなやりとりになりがちだが,他のスタッフもいらっしゃるので,けっこうまじめに教職大学院の過去・現在・未来について意見交換をした。
 私たちも,様々な目的で,他の教職大学院を訪問する。同じ舞台に立つもの同士,助け合う機会は大切である。

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2017.12.03

久しぶりの東京大学本郷キャンパス

 本日,日帰りで,東京大学本郷キャンパスを訪問した。例のオンライン大学講座(gacco)の打ち合わせのために,情報学環の山内先生の研究室を訪れた。 
 ここで,先の8月に,集中講義に4日間を費やした。なかなか東京に4泊するということはない。自分としては長い時間を過ごした感じなのだ。だから,ちょっと懐かしかった。
 しかし,季節はずいぶん異なる。集中講義の時は盛夏だった。キャンパス内で,晩秋のイチョウ並木をたくさんの方が撮影なさっていた。

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2017.12.02

学校実習のコース別リフレクションミーティング

S_p1050530_3S_p1050532 教職大学院のカリキュラムにおいては,学校実習の単位が10単位を占める。大阪教育大学大学院連合教職実践研究科では,現職教員(学校マネジメントコース,教育実践コーディネートコース)も学修テーマに応じた実務を遂行する形で,実習に従事する。彼らは,学校等の組織が抱える課題の解決に資するアクションを構想し,実行し,評価し,改善する。
 本日は,教育実践コーディネートコースの関係者(1年次生,2年次生,担当教員)が集い,2~3の部屋に別れて,個々の院生の実習の進捗状況を確認した。それぞれ,自らのここまでの取り組みを省察し,その過程や中間的な成果と課題を自分の言葉で表現してくれた。特にM2は,実践課題研究報告書の提出まで,あと1ヶ月強となった。いずれの報告も,所属等の組織課題に対してミドルリーダーとしてのアクションを試みた過程と成果をまとめている。教育実践コーディネートコースらしい取り組みになっていた。残る時間,それを他者が読み取れるよう,表現等を工夫してもらいたい。我が院生たちならばそうしてくれると,信じている。

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2017.12.01

京都市の私立小学校を訪問して

 本日,文部科学省のある事業のために,京都市の私立小学校を訪問した。そこで,同校の教師たちの様々なチャレンジを拝見した。新しい教科を開発する,その運用のための校内組織を整えたり外部人材を確保したりと,カリキュラム・マネジメントのための工夫を数多くこうじていた。カリキュラム・マネジメントリーダーといった役割を果たす教師は,私立学校としての特色づくりを常に考えているとはっきりと語っていた。

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