2009.12.22

教員養成段階で,教員志望学生にいかなる力量を育むか

 本日,本学の柏原キャンパスを訪れ,教員志望学生にいかなる力量を育むかに関する座談会に出席した。4人の方とともに,私も,それに関するコメントを呈した。私は,教員志望学生が教員養成段階でも,また教職についてもからも,学び続ける存在であることが重要であり,そのための方法論と豊富な事例知識を有することが大切であると主張した。特に後者については,大阪府下の事例だけでなく,様々な地域の事例を集め,整理する過程を通して,学生が教育実習やインターンシップで培った経験知を相対化できる可能性があることを説いた。一般的な人間力や教科内容の知識・技能を強調する方もいらっしゃったが,それらを前提として,教師としての専門性の主柱には,教職固有の探究を展開し,また発展させる力量を据えたいと,私は考える。
 この座談会の模様は,やがて本学の広報誌『天遊』に,「≪特集≫開学60周年記念に寄せて(その3)」として,掲載される。その際には,ぜひご味読いただきたい。

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2009.12.19

がんばる夜間大学院生

 今夜は,大学院の講義「教職ファシリィテーター論」(昨夜の記事で紹介した)を履修している受講生たちとの忘年会であった。彼らの大半は,現職教員である。一緒に食事をして話を聞いていると,彼らが時間とエネルギーを費やして本学で一生懸命に学んでいることを再認識させられる。私もけっこう忙しい方だとは思うが,彼らの大変さには及ばない。がんばる夜間大学院生の努力に応えるためには,彼らに提供する講義のさらなる充実を図るしかあるまい。

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2009.12.18

平成22年度の学校研究プランの策定

 大学院の講義「教職ファシリィテーター論」では,学校における実践研究の企画・運営について,理論的・実践的に検討している。学校研究の歴史や国際比較,企画・運営モデルの検討,すぐれた事例の研究を経て,受講生たる現職教員は,所属校の学校研究の特長と課題を分析し,次年度(つまり今回は,平成22年度)の学校研究プランの策定に従事する。次年度,それを活用して,学校研究の企画・運営にチャレンジしているケースも少なからずあり,我ながら,よいゴールであると思っている。
 16名の受講生の学校研究プランは,年明けの1月14日に,ポスター発表の形で交流されることになる。この日講義に参加すれば,小中高等学校や支援学校の学校研究プランを16ケース目にすることができる。もし,参加を希望なさる場合は,事前にご連絡を。

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2009.12.16

「水道方式」の模擬授業(講義「教育総論」にて)

P1120770 本日,講義「教育総論」にて,「水道方式」の模擬授業を試みた。講義を履修してくれている現職教員の協力を得て実現した。前回の講義で,水道方式が登場した時代背景,その特徴等を講じていたが,それを受講生に体験してもらえた。
 しかし,講義はそれだけで終わるわけではない。この講義は,国内外の教育の思想や歴史について概説するものであるから,各時代の教育方法の今日的意義と課題について受講生に考察させることも,図らねばならない。だから,例えば,この方式では培えない(培いにくい)学力を検討させたり,自身が教員となった折にどのような形でこれを授業に採用するかについても,受講者に吟味させた。

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2009.12.08

小学校の教師が学級担任として子どもに接するということ

 本日,大学の講義「教育実践の研究Ⅱ」で,個に応じた指導,とりわけ少人数指導や習熟度別指導について講じた。その概念を説明し,モデル化し,また事例を紹介した。受講生にこうした取り組みの是非をたずねたところ,小学校でも,こうした教育方法を採用することに賛成の意見が大勢であった。
 だから,私は,いわゆる「ゆさぶり」をかけた。彼らは,小学校の教員になることを夢見ている。だから,「あなたたちのクラスの半分の指導を他の人に任せることになってもいいですか」「あなた自身が算数の加配教師(専科教師)となって,学級を担任できなくなってもよいですか」と。特に後者の問いにぐっときたようだ。そこから,少人数指導等の光と影を多面的に掘り下げることができた。それほど,小学校の教師,そしてそれを志望している若者にとっては,学級担任として子どもに接することは,そのアイデンティティ形成に重要なのである。

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2009.12.06

ワークショップのファシリテーション

P1120909 東京大学の山内先生が,教育部の講義として実施している「ワークショップのファシリテーション」を見学した。これは,受講生に,ワークショップのファシリィテーションの力量を獲得させる(向上させる)ためのものである。本日は,実習として,実際に,子どもたちの創造性を涵養するためのワークショップを彼らが企画・運営していた。山内先生が共同研究を推進している,株式会社CSKホールディンクスが開発し,実際に各地で繰り広げているワークショップの1つ,「クリケット・ワークショップ」のノウハウを生かして,受講生たちは,子どもたちの作品制作を促し,支えていた。

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2009.11.24

教育実習生も研究授業でがんばる

 本日,本学の附属平野小学校に赴き,3コマ,教育実習生が実施する研究授業を見学した。いろいろ細かい点には問題があれど,皆,真摯な姿勢で研究授業に取り組んでいた。細案(指示等の言葉も載せた詳細案)を作成し,資料を丁寧に準備して。ああいう姿勢をこれからも,教員になっても,持続してもらいたいものである。

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2009.11.22

卒論は,最後の最後まで見直しをして

 今日は,卒業論文等の作成に関するゼミ指導の日であった。彼らが論文を提出するまで,あと2月ほど。既に,r論文のボリュームは私が当初示した基準を超えた学生がいる。「データを取り終えた」と言い切る学生もいた。彼らは皆,まじめに取り組んだからこそ,速いペースで執筆を進めている。それは,それで,よいことである。
 しかし,私は,あえて,「卒論は,最後の最後まで見直しをしてから,提出締め切り日にへとへとになって提出す
るのがよいのだ」と,彼らに訴えた。内容にせよ,構成にせよ,表現にせよ,およそ人が綴る文章に「完璧なもの」はないからだ。我がゼミ生たちには,論文の独自性,了解性,そして実践的有効性(特に彼らは教職志望者であるから,自身の教職人生に論文への取り組みが資することが望ましい)等について,何度も何度も点検し,推敲に推敲を重ねて,卒業論文を提出してもらいたいものだ。決して,妥協することなく。

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2009.11.10

学校研究のコンサルテーション

P1120609 今年度も,大学院の講義で「教育プロジェクト研究」を担当している。これは,受講生にチームを組んで,あるプロジェクトを遂行してもらうものだ。それは,ある学校の実践研究のコンサルテーションである。当該学校の研究主任を招聘し,学校の概要,研究計画,授業研究の様子等を説明してもらう。さらに,それを評価し,改善案を策定して研究主任に対してプレゼンテーションをおこなう。当事者が改善策に納得できるかどうかが,プロジェクトの成果=受講生の問題解決の結果として,問われるわけだ。

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2009.11.08

私の大学院の講義を公開します(大学院のオープンキャンパス)

 我が大阪教育大学大学院・実践学校教育専攻では,7月に続き,再度,オープンキャンパスを催す。授業公開と入学相談会から成る。
(1)授業公開:平成21年11月30日(月)~12月5日(土)
(2)入学相談会:平成21年12月1日及び3日(木)19:00~
 授業公開では,私は,「教職ファシリィテーター論」と「教育プロジェクト研究」をオープンにする。前者は,校内研修・研究の理論・モデルを講ずるとともに,その事例について検討する講義だ。講義の最後には,平成22年度の校内研修・研究の計画を策定し,発表してもらう。後者は,ある小学校の研究主任を招聘し,その学校の校内研修・研究の改革プランを受講生で構想し,その研究主任に向けて提案するというものだ。興味のある方は,ぜひ,ご参加いただきたい。
 詳細は,ここを。

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