2009.10.12

教育工学若手研フィナーレ

Dsc01271 昨晩,堀田さん(玉川大学),小柳さん(奈良教育大学),山内さん(東京大学),そして私の4人が集まり,堀田さんの博士学位取得のお祝い会を開催した。この4人は,1998年から定期的に集って,教育工学研究,とりわけ実践研究のデザインや方法論,データの取り方や知見のまとめ方(論文化)等について意見を交換し,議論を重ねてきた。その時は,30歳前後の4人だったから,教育工学若手研究会と名付けて,集いを持ったり,研究プロジェクトを企画・運営したりしていた。全員が学会誌に論文を掲載させ,博士論文を作成して学位を取得することをゴールに定めていたが,先日,堀田さんが学位を取得し(おめでとう!),そのゴールを迎えることとなったので,お祝い会兼解散式を催したわけである。写真は,各人が博士号取得の際に,他のメンバーからプレゼントされるボールペンだ。
 私自身の博士論文作成の折にも,3人に,いろいろサポートしてもらった。メンバーは,所属も,研究課題も異なるけれども(だからこそ?),それは,貴重なものであった。よい仲間に巡りあえて,よかった。

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2009.09.21

「ヨーロッパの学会で発表したら--」と言われて

 昨夜の日本教育工学会第25回全国大会の懇親会にて,教育工学研究の大家たる,ある先生から,私がシンポジウムで発表した内容について,コメントをしていただいた。それは,「カリキュラム・リーダーシップに関する理論的・実践的研究-語りと探究のコミュニティの可能性と課題」は,ヨーロッパの学会等で提案すると,なおいっそう学術的に高く評価されるであろうというものであった。カリキュラム・リーダーシップの概念は,アメリカ発なのであるが--。
 また,その方は,私が「私の発想や取り組みは教育工学的ではないんです--」と言い訳すると,教育工学会にこだわることなく,関心を共にする学術コミュニティに自我関与すればよいのであって,「(ひとつの)学会(の枠組み)に,研究者が『合わせる』必要はない」とさらりと言われた。これについても,いろいろ考えるところである--。私は,教育「何」学を研究していることになるのだろうか--。

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2009.09.20

シンポジウム「変革を支える教育工学:サスティナビリティとスケーラビリティ」(日本教育工学会第25回全国大会)

 本日も,日本教育工学会第25回全国大会に参加した。そして,シンポジウム「変革を支える教育工学:サスティナビリティとスケーラビリティ」に登壇した。私は,「カリキュラム・リーダーシップに関する理論的・実践的研究-語りと探究のコミュニティの可能性と課題」というタイトルで,カリキュラム・リーダーシップの概念の台頭とその背景を整理し,そのモデルを提案するとともに,それを実践に適用している様子やそれで果たしている役割についても,報告した。その結果を,組織社会学や経営学の専門家がコメントしてくれた。自分がやっていることの意義や課題について再検討できた。

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2009.09.19

日本教育工学会第25回全国大会始まる

 本日から3日間,東京大学(本郷キャンパス)を会場として,日本教育工学会第25回全国大会が開催される。昨年度までは,担当理事として,大会企画委員会委員長を務めねばならず,3日間ずっと気が張っていた。今年からは,もう少しリラックスして,参加できる。
 シンポジウム1B「学習指導要領のスタートに向けて,『教育の情報化』のために,教育工学は何をすべきか」では,各登壇者がそれぞれの立場から,教育の情報化の施策や学習指導要領,実践の現状等についてレポートしていた。それらは正鵠を射たものであったと思うが,現行の施策等を前提とした議論に留まっていたように思う。学会が催すシンポジウムであるから,さらに踏み込んで,これまで培ってきた教育工学的知見から,施策等を批判的に検討し,さらにそれをリードする(次の施策を生み出す論理を呈する)ことも話題にしてもらいたかった。2時間という短い時間設定だから,難しいのであろうが--。

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2009.09.11

無事帰国して

P1100355 第3回IAACS(カリキュラム研究に関する国際学会)での発表を終え,会場を後にして26時間後,大阪,関西空港に到着した。事前に南アフリカ共和国は危険であるという注意を受け続け,私を含むチームは多少不安を抱いて出発したが,ほとんどそれを感じることなく,むしろ,南アフリカ共和国の人々の思いやりや親切にたくさんふれることができた。学会では,世界中の国々の研究者たちに会い,いろいろな情報を得た。また,発表については,日本の学校の教師たちの取り組みの可能性,それを(前提の異なる)各国の研究者に伝えることの難しさを再確認した。長い旅だったが,よい経験となった。
 ちなみに,この学会は3年に1度催される。次は,2012年に,ブラジルのリオデジャネイロでの開催と聞いた。

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2009.09.10

Lesson Studyへの熱い眼差し

 ケープタウンの9日16時から,IAACS(カリキュラム研究に関する国際学会)での発表が始まった。大阪市立大学の矢野先生,愛知江南大学の森さんとの共同発表だ。タイトルは,「Development of a vital model of curriculum leadership」である。カリキュラム・リーダーシップに関する文献研究,ケーススタディを通じて考案した,3つのモデルを呈した。
 発表,質疑応答とも,まずまずの出来か--。教育課程行政の概要を説明しなかったため,我が国の学校におけるカリキュラム・リーダーシップの意義について,さらに説明が必要になった。外国の聴衆は,我々が前提としている枠組みをもう少していねいに説明する必要があることを痛感した。
 しかし,発表後に複数の聴衆から補足説明を求められたのは,カリキュラム・リーダーシップの舞台の一つたる,授業研究の方法論であった。ここでも,Lesson Studyには,熱い眼差しが注がれている。

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2009.09.09

カリキュラムと教室実践

P1100342 また今日も,カリキュラム研究に関する国際学会でいくつかの発表を聴いた。今日は,1つ共感できる,また説得される発表があった。それは,トルコの教員志望学生の「カリキュラム」に関する思考に関するものであった。発表者は,カリキュラム,そして授業,学校,教師等々に関する講義をおこない,そこでの学生の会話を記録・分析した。それをマップに位置づけると,「カリキュラム」と「教室実践」は対極に位置づくという。つまり,前者は,国家が定める枠組みであり,机上のものであり,教室における営みと乖離していると学生は認識しているというわけだ。トルコの教員たちの思考はどうか,我が国の教員志望学生の場合は--等々,いろいろ考えさせられた。

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様々なスタイルの発表を聴いて

P1100340 今日も,カリキュラム研究に関する国際学会でいくつかの発表を聴いた。それにしても,様々なスタイルの発表があるものだ。何の資料もないトークだけのもの,パワーポイントの画面を読み上げるだけのもの(つまり文字ばかりのスライドが続く)などは,20年以上も学会参加を続けている私も,見たことがないものだ。そうかと思うと,写真のようなビジュアルなポスターを利用した発表もある(いわゆるポスターセッションではないので,口頭で発表していたが)。それぞれのスタイルがあってもよいのだろうが,しかし,やはりトークだけのものを聴くのは骨が折れる。

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2009.09.07

More Appreciative--

P1100320 国際学会もいよいよ発表が始まった。最初の基調講演では,華東師範大学の研究者が,孔子とデューイの指導を比較検討しながら,国際的なカリキュラム研究に求められる要件を呈していた。その講演の中で,彼が,含蓄のある表現を用いていた。それは,「More Description, Less Evaluation--」と「More Appreciative, Less Critical--」である。なるほど,研究交流の際には,これを旨とするのがよろしかろう。そういえば,私が学校現場の教師たちと交わる時には,自然にこれに即しているようにも思う。

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2009.09.06

ケープタウンからステレンボッシュへ

 ケープタウンに到着して3日目に,ステレンボッシュに移動した。ここのホテルを会場にして,国際カリキュラム学会が催される。我々のグループの発表準備にも熱が入ってきた。

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2009.09.04

ようやくケープタウンに

 日本時間の4日19時頃,南アフリカ共和国のケープタウンにようやく到着した。まあ,順調な旅だったと言えるだろう。長旅にも関わらず,まずまず元気であるし。しかし,初めてのアフリカ訪問で,初めて経験に戸惑うこともある。二度とアフリカに来ることはないかもしれないので,それを人生の糧にしたい。読者にも,日本から,学会発表が成功するよう応援していただきたい。

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2009.09.03

南アフリカ共和国に向けて出発

 3日の午前6時45分に自宅を出て,関西空港から,南アフリカ共和国に向けて旅立った。今,日本時間だと,22時50分だが,まだ経由地の香港にいる。あと2時間後にようやくヨハネスブルグに向けて出発だ。それから13時間以上のフライト,それを終えて今度はケープタウンへの2時間の国内便での飛行。学会発表を行う,ケープタウンは遠い。

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2009.08.30

いよいよ南アフリカ共和国での学会発表

 9月6日~10日に,南アフリカ共和国のケープタウンで,国際カリキュラム学会の第3回大会が催される。大阪市立大学の矢野先生,愛知江南短期大学の森先生とともに,カリキュラム・リーダシップの理論的・実践的モデルを報告する。発表日も9日と決まった。10日に続いて,今日も,我が研究室で,発表準備に勤しんだ。我が国の学校を基盤とするカリキュラム開発,それを牽引するカリキュラム・リーダーシップの構造をどのように分かりやすく表すか--プレゼンテーションのスライドの構成・内容・表現を吟味した。後は,もう機中と現地での詰めとなる。

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2009.08.23

情報モラル指導(教育工学会の夏の合宿研究会にて)

P1100081 本日も,日本教育工学会の「夏の合宿研究会」が,和歌山大学を会場にして実施された。本日のトピックは,「情報モラル指導」」である。4人の登壇者が,それぞれの立場から,情報モラル指導の考え方,具体的な工夫,課題等について報告してくれた。
 情報モラルの指導は,子どもの実態(例えば携帯電話の所持率等),家庭の理解や協力,教育行政の考え方等,教師の授業力量以外の要因に強く影響を受けることをあらためて感じた。

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2009.08.22

教科指導における,児童生徒のICT活用(教育工学会の夏の合宿研究会にて)

 本日,明日と,日本教育工学会の「夏の合宿研究会」が,和歌山大学を会場にして実施される。そのテーマは,「新学習指導要領における情報教育の役割」である。講演・ワークショップ・パネルディスカッション等で構成される。
P1100071 本日,私も,横浜国立大学の野中先生とともに,「“教育の情報化に関する手引”の要点と授業実践への活かし方」というワークショップの司会進行役を果たした。手引に記された教科指導におけるICT活用のうち,児童・生徒のICT活用を含んだ授業プランをグループごとに作成してもらった。そのポイントは,「教科の目標と情報活用の実践力の育成との接点をどのように見いだすか」である。9つのグループから様々なプランが出てきたが,私は,最後に,接点は,「その教科における思考・判断が(一般的な)情報活用によって促される場合」「その教科固有の技能・表現が展開される場合(そして,それが思考・判断のいっそうの充実に資する場合)」に分けられることを指摘した。そして,後者は,当該教科の親学問の研究者が繰り広げている活動をアナロジーにすればよいのではないかと述べた。

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2009.08.19

もうすぐ日本教育工学会の夏の合宿研究会(8月22・23日に和歌山大学で)

 日本教育工学会の「夏の合宿研究会」が,8月22・23日に和歌山大学を会場にして,実施される。そのテーマは,「新学習指導要領における情報教育の役割」である。講演・ワークショップ・パネルディスカッション等で構成される。
 私も,横浜国立大学の野中先生とともに,「“教育の情報化に関する手引”の要点と授業実践への活かし方」というワークショップの司会進行を仰せつかっている。このワークショップでは,参加者に,教科指導におけるICT活用の模擬授業,指導プランの作成等に従事してもらう予定であるが,それに先んじて,野中先生が,同手引の叙述内容の特徴を解説してくださる。その資料原稿を本日,目にした。非常に分かりやすく,新学習指導要領におけるICT活用や情報教育等の実践方針が整理されている。この解説を聞くだけでも,合宿研究会に参加する意義があると思われる。
 研究会は,直前まで参加申込を受け付けているようである。読者にも,再々度,参加をご検討いただきたい。参加なさる場合は,ここから。

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2009.08.13

教育工学会の夏の合宿研究会にて模擬授業等のワークショップを(8月22・23日に和歌山大学で)

 一月ほど前にもご案内したが,日本教育工学会の「夏の合宿研究会」が,8月22・23日に和歌山大学を会場にして,実施される。そのテーマは,「新学習指導要領における情報教育の役割」である。講演・ワークショップ・パネルディスカッション等で構成される。
 私も,横浜国立大学の野中先生とともに,「“教育の情報化に関する手引”の要点と授業実践への活かし方」というワークショップの司会進行を仰せつかっている。このワークショップでは,参加者に,教科指導におけるICT活用の模擬授業,指導プランの作成等に従事してもらう予定だ。特に模擬授業が盛り上がりそうである。詳細は,ここを

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2009.08.10

南アフリカ共和国での学会発表近づく

 9月6日~10日に,南アフリカ共和国のケープタウンで,国際カリキュラム学会の第3回大会が催される。大阪市立大学の矢野先生,愛知江南短期大学の森先生とともに,カリキュラム・リーダシップの理論的・実践的モデルを報告する。今日は,我が研究室で,発表準備に勤しんだ。日本では当然の授業研究等の校内研修をどのように紹介するか,発表の構成や表現について協議した。
 それにしても,長旅だ。3日に関西空港を発ち,香港・ヨハネスブルグを経由して,4日のお昼くらいにやっとケープタウンに着く。帰りも10日朝に出発するが,関西空港に戻るのは夕方だ(翌日には,大学院入試も控えている)
。ハードな日程であるが,しかし,簡単には訪問できない土地や経験できない仕事だから,がんばるしかあるまい。

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2009.07.16

教育工学会の夏の合宿研究会へ(8月22・23日に和歌山大学で)

 日本教育工学会は,毎年,夏の合宿研究会を催している。私が,担当理事として委員長を拝命している,企画委員会の主たる活動の1つである。今年は,8月22・23日に和歌山大学を会場にして,実施される。そのテーマは,「新学習指導要領における情報教育の役割」である。講演・ワークショップ・パネルディスカッション等で構成される。私も,横浜国立大学の野中先生とともに,「“教育の情報化に関する手引”の要点と授業実践への活かし方」というワークショップの司会進行を仰せつかっている。読者も,ぜひ,参加をご検討いただきたい。詳細は,ここを。

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2009.07.12

カリキュラムに関するリーダーシップとマネージメント

 本日,千葉・幕張の神田外国語大学で催された,日本カリキュラム学会で「我が国におけるカリキュラム・リーダーシップ実践の展開-実践的リーダーの役割に注目して-」というタイトルで口頭発表をおこなった(大阪市立大学・の矢野先生,愛知江南短期大学・森先生との共同研究発表)。
 今回は,カリキュラム・リーダーシップの主体とその関係性に関する概念モデルを呈し,そして,それを事例に適用することを通じて,我が国のカリキュラム・リーダーシップ実践の特徴と課題を考察した結果についてレポートした。予想どおり,リーダーシップとマネージメントの違いについての意見,実践的リーダーの役割を強調することについての意見が出てきた。我々は,マネージメントという概念を否定しているわけではない。それを,リーダーシップに内包させ,それ以外の民主的,創造的側面とのバランスを保ったモデルを呈しようとしているのであるが,それが,なかなか伝わらない。「昔から,マネージメントという概念には,民主的,創造的な意味が込められていた」というコメントも示されていたが,それならば,なぜ,米国等において,カリキュラム・リーダーシップをキーワードとする論文や著作が増えているのか。過去の概念や枠組みを積極的に,また拡張して解釈すれば,カリキュラム研究の新しい動きもそれに吸収されてしまうのかもしれないが,そうしたスタンスは,学術や実践の発展を遅らせるだけではないだろうか。

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2009.07.09

カリキュラム・リーダーシップ実践の検討

 12日午前,千葉・幕張の神田外国語大学で催される,日本カリキュラム学会で,研究発表をおこなう。タイトルは,「我が国におけるカリキュラム・リーダーシップ実践の展開-実践的リーダーの役割に注目して-」である。またまた,矢野先生(大阪市立大学),森先生(愛知江南短期大学)との共同研究発表である。今回は,3人で3年間進めてきた科研費の研究の総括を行う。すなわち,カリキュラム・リーダーシップの主体とその関係性に関する概念モデルを呈し,そして,それを事例に適用することを通じて,我が国のカリキュラム・リーダーシップ実践の特徴と課題を考察する。

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2009.06.20

シンポジウム「学力の評価について考える」(日本教育工学会のシンポジウム)

 東京大学本郷キャンパスの福武ホールで,日本教育工学会の総会に合わせたシンポジウムが催された。そのテーマは,「学力の評価について考える」である。登壇者は,私を含めて,以下のとおりであった。
■司 会
 美馬のゆり(はこだて未来大学)
■登壇者
 1.学力評価を管理する立場として
  田仲誠祐(秋田県教育庁)
 2.学力評価を分析する立場として
  猿田祐嗣(国立教育政策研究所)
 3.比較教育から学力評価を研究する立場として
  垂見裕子(お茶の水女子大学)
 4.教育工学から学力評価を研究する立場として
  木原俊行(大阪教育大学)
 私は,ベネッセ教育研究開発センターを事務局とする「総合学力研究会」の総合学力・教育力調査の結果を参照しながら,学校を基盤とする学力向上アプローチの意義と事例を報告した。シンポジウムの詳細は,後日,日本教育工学会のニューズレターで紹介されるので,ご覧いただきたい。

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2009.04.28

ケープタウン(南アフリカ共和国)へ

 先日,国際カリキュラム学会から,審査の結果,第3回大会(9月7~10日)における発表への申込が受理されたという連絡が入った。ここ数年,大阪市立大学の矢野先生,愛知江南短期大学の森先生と共同で取り組んできた,カリキュラム・リーダシップの理論的・実践的モデルを報告することとなった。
 それにしても,ケープタウンとは--。そもそも,アフリカにも,南半球にも行ったことがない。どこを経由して,現地に到着することになるのだろうか(おそらく,直行便はないだろう)。英国や中国等の行き慣れたところと違って,相当下調べが必要だろう。

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2009.02.20

書評を書くのは難しい,でも,やりがいもある

 一昨日から,ある図書と格闘している。その著作を書評する役を仰せつかったからである。ある方の博士論文が図書になったものであり,ボリュームのある労作であり,またオリジナリティのある秀作である。
 それをどのように,限られた紙幅にまとめるか--。また,それと矛盾しない形で,どのように,その著作の限界や課題を述べるか--。書評は難しい。この本の著者と学術的なコミュニケーションをとったことはない。そもそも,会ったことさえない。にも関わらず,その学術的意義を書評の読み手に分かりやすく伝えなければならないとは。これはもう,至難の業である。
 しかし,この好著を読む機会を得て,当該分野についてずいぶん勉強になった。そういう意味では,苦労はしても,書評を書くという取り組みは学者の活動としては,やりがいのあることである。

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2008.10.29

それでも査読は大切

 本日午後,締切をオーバーしていた,学会誌投稿論文の査読判定に従事した。きちんと査読したり,査読結果をまとめて判定を下すのには,かなりの時間がかかる。それを何本も抱えていると,それだけで1週間が終わってしまうこともある。これから数ヶ月は,他大学の博士論文の審査にも関わる。しかも複数である。
 他人の論文を読んだり,審査してうが,これも学会や学術コミュニティの活動の一環であるから,そこに身を置いている以上,やむをえない。「それでも,査読は大切」である。

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2008.10.18

歴史番組活用に関するワークショップ(第15回日本教育メディア学会年次大会)

 昨日の記事でもお伝えしたように,本日,明日と愛知淑徳大学で,第15回日本教育メディア学会年次大会が催される。本日は,午前中にNHK学校放送番組『見える歴史』の活用に関するワークショップ,午後には自由研究と課題研究というメニューである。
P1050524 午前中のワークショップでは,番組,デジタル教材におさめられた「利用ガイド」「視聴シート」などについていろいろと手厳しい意見が登場した。私は,番組のコンセプトや基本的な構成は間違っていない,今の学力向上に必要な要素が番組等に盛り込まれていると思うのだが--。

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2008.10.17

メディア環境移行期における学校放送番組・デジタル教材の活用傾向に関する考察(第15回日本教育メディア学会年次大会にて)

 明日から,愛知淑徳大学を会場にして,第15回日本教育メディア学会年次大会が催される。それゆえ,本日夜,名古屋入りした。この学会の初日の課題研究Ⅰ「デジタル時代の放送教育」において,亀井さん(椙山女学園大学),森田さん(早稲田大学)と共同発表をおこなう。タイトルは,「メディア環境移行期における学校放送番組・デジタル教材の活用傾向に関する考察−小中学校の教師に対する質問紙調査の結果から−」である。いわゆるNHK2011で取り組んでいる,放送教育の実態と展望に関する調査研究の結果の一端を報告する。
 今回の発表は,自分よりも若い2人との共同であり,私としては初めてのケースとなる。意見を述べたり,任せたりと,どの程度,またいかなる形でイニシアチブを発揮するか(しないか)が難しい。でも,2人の意欲や視点に学ぶところがあり,よい経験となっている。

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2008.10.13

日本教育工学会第24回全国大会終わる

 11日から,上越教育大学を会場として,日本教育工学会第24回全国大会が開催された。本日が最終日である。午前中は一般研究,午後は課題研究のセッションが設定され,研究的議論が繰り広げられた。そして,その間に,大会企画委員会が催された。私は,委員長として,その議事進行を担当しなければならなかった。大会報告の内容・書式・日程などを確認するとともに,大会の企画・運営のあり方について,委員から幅広く意見を募った。
 2年間の委員長職も,実質,今日で終わりである。細かな点について配慮が十分でなかった点はあれど,とりあえず第23回と24回の大会の企画・運営をやり遂げられて,ほっとしている。ご協力いただいた委員各位,そして上記の大会の開催校・実行委員会メンバーに厚く御礼申し上げる。

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2008.10.12

教師教育の再考(日本教育工学会第24回全国大会のシンポジウム2)

 12日午後,日本教育工学会第24回全国大会のシンポジウム2「教師教育の再考-専門職としての教師の資質能力の基準とその育成方法-」が開催された。「教職実践演習」の可能性と課題がけっこう話題となっていた。上越教育大学では,教職大学院では「即応力」(臨床力+協働力)を育というコンセプトを確立しているらしい。分かりやすい表現であると思った。
 例えば,成果が厳しく問われる,そのための基準の明確化が求められる等の教師教育をめぐる「厳しい状況」が多く訴えられた。それはそうだと思うのだが,私自身は,教師たちの教職への志向性,チャレンジ精神等が認められ,評価され,また促される仕組みを充実させるという視点がそれらにおいて強調されるべきだと考えた。還元すれば,政治的な潮流と連動した厳しい状況に応じるためのものではなく,それを超克するための教師教育研究を,つまり,制度に応じるだけでなく,むしろ制度をリニューアルするための学術的営みを進めたいと感じた。

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2008.10.11

日本教育工学会第24回全国大会始まる

 本日から3日間,上越教育大学を会場として,日本教育工学会第24回全国大会が開催される。本日,大会企画委員会委員長として,シンポジウム1Bの司会進行役を果たした。このシンポジウムは,実践研究の方法論,その知見の論文化に関するものだ。2つの報告,それに対するコメントを経て,会場から意見等を募ったが,手が上がらず,困惑した。仕方がないので,失礼は承知しながら,フロアの方を数名指名して,意見を表明していただいた。
 司会進行にまずい点はあったが,それでも,実践研究の方法論等について,登壇者から,またフロアから意見をたくさん聞けたので,これでよしとしよう。

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2008.10.08

日本教育工学会第24回全国大会(上越教育大学)

 10月11日(土)~13日(月),上越教育大学を会場として,日本教育工学会第24回全国大会が開催される。例年通り,シンポジウム,課題研究,一般研究,そしてInternational Sessionで構成される。大会企画委員会委員長として,日本教育心理学会や日本教育方法学会の年次大会と開催期間が重なっていることを危惧していたが,幸い,参加者数や発表件数は,それほど少なくなっていない。日本教育工学会が発展していることの証であろう。
 担当理事として,この委員会の副委員長を4年,そして委員長を2年務めた。これで,きっと勇退(?)させてもらえるであろう。気持ちよく委員長職を終えるためにも,大会が盛会となることを祈念している。

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2008.09.15

日本教師教育学会第18回研究大会(第2日目)

 本日,新宿の工学院大学で催されちた,日本教師教育学会第18回研究大会の第15分科会「現場における教員研修」の3番目(10:00-10:30)で,口頭発表をした。タイトルは,「『学校における実践研究』の継続・発展を評価するための基準の作成」だ。
 いくつか有意義な質問やコメント(自分の研究の特長を認める批評,問題点を指摘する意見等)をもらえたから,まずまずといったところか。それ以上に驚いたのは,同じ分科会の他の3発表で,拙著が引用されていたことだ。また,何名もの知らない先生から,例えば「本を読んで勉強させてもらっています」等,声をかけられた。やっぱり,私には,その研究内容からすると,このコミュニティの方が合っているのか--。

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2008.09.14

日本教師教育学会第18回研究大会(第1日目)

 本日明日と,新宿の工学院大学で催される,日本教師教育学会第18回研究大会に参加する。本日は,午前中の第8分科会(教師の成長と研修(1))と午後のシンポジウム「21世紀における教員の資質向上論をさぐる-世界の教員政策と日本-」に参加し,ある発表には質問を投げかけてみた。
 明日15日は,午前中の第15分科会「現場における教員研修」の3番目(10:00-10:30)に発表する。タイトルは,「『学校における実践研究』の継続・発展を評価するための基準の作成」だ。実は,この学会で発表するのは初めてである。どのようなリアクションがあるだろうか--。

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2008.09.08

「学校における実践研究」の継続・発展を評価するための基準の作成

 14日・15日と,工学院大学で,日本教師教育学会第18回研究大会が催される。私も,15日午前の第15分科会「現場における教員研修」の3番目(10:00-10:30)に発表する。タイトルは,「『学校における実践研究』の継続・発展を評価するための基準の作成」だ。概要は,以下のとおりである。

 「発表者は,学校における実践研究の継続・発展を評価するための基準を開発するために,まず,平成18年度にある財団の実践研究助成を受けた5つの小中学校を訪問して,そこで聞き取りや授業観察等を実施し,継続・発展の実態を把握した。特に,研究主任等には,研究のテーマや研究活動がどのような形で継承されているか,それは19年度の授業やカリキュラムのいかなる部分に反映されているか等について,ヒアリングした。
 次いで,それらによって得られたデータを整理して,「学校における実践研究」の継続・発展を形成的に,また総括的に評価するための基準を複数の観点にわたって作成した。
 発表では,このような基準を作成する意義,作成のための基礎データの収集方法,それらの整理結果,作成した基準の枠組みや詳細を報告する。」

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2008.08.09

日本教育工学会第24回全国大会(10月11日~13日,上越教育大学)

 日本教育工学会では,毎秋,年次大会を開催している。本日,第24回全国大会の大会企画委員会が催された。委員が協力して,300件以上の一般研究について,そのセッションを定め,発表順や座長を定めた。私は,同委員会の委員長を拝命しているので,本日の委員会の司会・進行に責を負っていたが,土曜日にもかかわらず委員会に出席してくれたメンバーのおかげで,順調に作業を進められた。彼らのボランティア精神に厚く御礼申し上げる。また,それが報われて,大会が成功裏に終わることを祈念している。

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2008.07.06

日本カリキュラム学会で司会を担当して

 昨日の発表に続き,本日は,日本カリキュラム学会第19回大会のある自由研究発表セッションにて,司会を仰せつかった(もうお一人は,帝京大学の市川博先生だった)。このセッションでは,英国のパーソナライズド・ラーニング,ドイツの教師のICT活用指導力,そして,(フランスの)ドクロリー法に関するものであった。共通点は,「外国の教育」というだけ--。総合討論における論点の設定が難しかった。まあ,それでも,最初の発表の内容に関連して,自分が把握していた英国のパーソナライズド・ラーニングの本質について,正鵠を射たアドバイスを送れたと思うので,司会として最低限の役割は果たせただろう。

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2008.07.05

カリキュラム・リーダーシップに関する学会発表(日本カリキュラム学会第19回大会)

 本日,鳴門教育大学を会場にして催された日本カリキュラム学会第19回大会にて,矢野先生(大阪市立大学)及び森先生(愛知江南短期大学)と,カリキュラム・リーダーシップに関する学会発表をおこなった。これまで取り組んできた文献研究,国内外の学校視察を通じて得られた知見を呈した。
 けっこう多くの方から質問や意見を頂戴したので,それなりにインパクトはあったのかと思う。ただ,カリキュラム・マネージメントとカリキュラム・リーダーシップの違い,カリキュラム・リーダーシップのモデルの特徴等を短い時間で伝えるのはとても難しかった。

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2008.06.26

日本教育工学会第24回全国大会(10月11日~13日,上越教育大学)

 日本教育工学会では,毎秋,年次大会を開催している。私は,昨年,今年と大会企画委員会の委員長を拝命しているので,ここ数日,大会の企画・運営,例えば課題研究プロポーザルの受付対応,シンポジウム登壇者の招聘手続きの明確化,発表論文原稿の見本の作成やWebページへのアップ,後援名義取得等で忙殺されている。
 これだけ苦労するのだから,大会に多くの方に参加していただきたいし,発表にもトライしていただきたい。詳しくは,この専用ホームページで。

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2008.06.21

学校を基盤とする学力向上アプローチ

 本日,日本教育工学会の企画委員会が企画・運営する,シンポジウムが開催された。私は,午前中の「科研費による研究プロジェクト『学力向上と学校におけるICT活用の効果に関する総合的・実証的研究』の研究成果を中心として」というタイトルのものに登壇した。教員や児童生徒を対象とする,2つの大規模調査の結果を踏まえて,学力向上とICT活用の関係,その問題点を指摘した。
 主張点は,学力向上は,子どもの学力実態や学校が置かれた条件を踏まえて,個別的なアプローチを採用せざるをえない,それにおけるICT活用の位置付けも一般解は存在しないという点である。また,学力向上とICT活用の接点を各学校が開拓すべく,学校のリーダーが手腕を発揮しなければならない,だからその研修の充実こそがICT活用と学力向上の関係を築く際の最重要課題であるという問題である。

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2008.06.15

日本教育工学会のシンポジウム(21日の土曜日に開催)

 私が理事を拝命している日本教育工学会では,毎年6月に,総会開催に合わせて,シンポジウムを企画・運営する(今年度は,来週の土曜日,21日だ)。午前・午後と2つのシンポジウムが用意されるが,今回,午前は「科研費による研究プロジェクト『学力向上と学校におけるICT活用の効果に関する総合的・実証的研究』の研究成果を中心として」というテーマで,そして午後は「我が国の高等教育の行方と教育工学~経営,経済,社会的視点を活かして~」というテーマが設定された。
 私も,午前のシンポジウムに登壇する。与えられた役割は,教員や児童生徒を対象とする,2つの大規模調査の結果を踏まえて,学力向上とICT活用の関係,その問題点を指摘することである(昨日,本日とそのレジュメづくりに追われた)。
 興味のある方は,ぜひとも参加されたい。

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2008.05.05

研究のよいところを見いだす

 本日は,ある学術雑誌に投稿された論文の査読・判定に時間を費やした。これが,なかなか,難しい。著者は,自分の研究を自分の論理で提案するが,読者はそのすべてを受け止められないと感じた。けれども,それは,研究の意義や独創性を否定するものではない。それらを読者が納得できるように,どう修正していただくか--。分かりにくさを理由に,論文を採録不可とできなくはないが,学会は,学術研究を認め合うコミュニティであるべきだから,研究のよいところを見いだして,それがいっそう明確になるように,読者にアピールできるように,著者に修正を求めることを,私は,自分に課すようにしている。もちろん,返戻にせざるをえない場合もあるし,修正文を分かりやすく示すのがこれまた大変な場合もあるが--。

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2008.04.12

「カリキュラム・リーダーシップのモデル開発」

 本日我が研究室で,矢野先生(大阪市立大学)及び森先生(愛知江南短期大学)と,ミニ研究会を開催した。3人で推進している,カリキュラム開発に必要とされるリーダーシップに関する理論的・実践的研究の中間まとめのためだ。これまで取り組んできた文献研究,国内外の学校視察を通じて得られた知見を整理した。7月上旬に開催される日本カリキュラム学会第19回大会(於:鳴門教育大学)で口頭報告を予定しているからだ。そのタイトルは,「カリキュラム・リーダーシップのモデル開発」になりそうだ。カリキュラム・マネージメントやスクール・リーダーシップとの違いを明らかにし,それに必要な要素や構造をまとめて,その特徴をモデル的に表現することになった。

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2008.03.23

日本教育工学会第24回全国大会(10月11日~13日,上越教育大学)

 本日午後,日本教育工学会の理事会が催され,出席した(その前の編集委員会から)。この学会では,毎秋,年次大会を開催している。今年も大会企画委員会の委員長を拝命しているので,理事会でその企画・運営の進捗状況について報告しなければならないからだ。
 この学会は,毎年,運営改革を重ねている。年次大会も例外ではない。シンポジウムや課題研究のテーマや登壇者,一般研究の進行,さらには参加登録や受け付けのルールやシステムなどについて,新たな工夫をこうじている。だから,「例年通り」の企画・運営ではすませられず,気苦労が絶えない。今日も,参加費等の新しい枠組みについて理事からいろいろと意見が示された。
 あと10ヶ月,副委員長と幹事にサポートしてもらって,委員長職をなんとか乗り切りたい。
 ともあれ,大会の成功は,まずは参加者数,発表数に示されるので,ぜひ読者も参加・発表をご検討いただきたい。

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2008.03.06

帰国の途に

 今,サンフランシスコ空港である。これから,帰国の途につく。1週間,米国に滞在した。実質初めての滞在であったが,ヨーロッパの国々の教育とは異なる側面を味わうことができた。英国,日本との三点比較は,なかなかおもしろいと思う。今回の訪米で把握したカリキュラムリーダーシップの特徴等は,7月のカリキュラム学会にて,共同研究として発表する予定である。

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2008.03.05

SITE(Society for Information technology and Teacher Education)に参加

 昨日から,SITE(Society for Information technology and Teacher Education)に参加している。ICT活用,情報教育と教師の力量や教師教育をオーバーラップさせた研究に関する学会である。もちろん,前者の基礎を成すような技術についても報告がある。
 ある報告で紹介された教員養成ポートフォリオにこれまでに出会った教師についての振り返り等の自伝的内容が盛り込まれていることが印象的であった。

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2008.01.26

日本教育工学会第24回全国大会(10月11日~13日,上越教育大学)

 私が理事を務めている,日本教育工学会では,毎秋,年次大会を開催している。前回大会に続き,今回も大会企画委員会の委員長を拝命している。本日,第1回目の大会企画委員会を催し,その枠組みを定めた。シンポジウムについては,新たに,ソーシャルネットワーキングサービスに関する内容を扱うものを設定した。昨年度好評であった実践研究の方法論や論文化に関するものも開催することにした。さらに,開催校の特色を踏まえて,教師教育に関するテーマのシンポジウムも用意することにした。学会理事として,また大会企画委員会委員長として,多くの会員に,この大会に参加していただきたいし,ご発表もお願いしたい。

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2007.10.20

教育メディア学会の年次大会で授業の公開(秋田大学教育文化学部附属小学校)

 本日,第14回日本教育メディア学会年次大会の一環として,秋田大学教育文化学部附属小学校で4年生の国語と6年生の社会科の授業が公開され,それらを題材とする協議会が催された。
 いずれのクラスも探究の方法論を子どもたちが十分に獲得しており,それを生かして,課題となった内容について思考を繰り広げていた。例えば,6年生の社会科では,条約改正に至るステップで,様々な立場の人がそれを実現するための努力を払っていたことについて,教師が電子情報ボードを用いて子どもたちの思考や判断を促していた。
 協議会では,授業に対する評価が分かれたが,私は,上述したような点で,社会的な思考・判断としても,ICT活用としても,よく練られた授業であったと思う。

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2007.10.19

教育メディア学会で秋田市にやってきた--

P1100036 本日,明日から開催される,第14回日本教育メディア学会年次大会に参加のため,秋田市にやってきた。秋田市は,なかなか趣のある,よい街だ。写真の「赤れんが郷土館」などは,その象徴と言えよう。
 それにしても,日本カリキュラム学会,日本教育工学会,日本教育方法学会,そして,この日本教育メディア学会と7月から,学会の年次大会への参加が続き,そこでの発表・意見交換・司会・理事会等で,多少,疲れ気味である。そういえば,来週の金曜日は,第58回放送教育研究会全国大会が渋谷で催され,これにも,フル参加しないといけない――。

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2007.10.08

「コンピュータを使った教育実践の動向」

 先日,日本教育方法学会が編集し,毎年刊行している図書が届いた。『教育方法36 リテラシーと授業改善』(図書文化,2007年10月)である。拙稿「コンピュータを使った教育実践の動向」も掲載されている。「コンピュータを使った――」という題目は古めかしいが,これは,学会より与えられたものである。
 この論文では,ICT環境の整備,学力向上を目指したICT活用,情報モラル教育に対する熱い眼差し,学校を基盤とするアプローチによる「教育の情報化」への対応について論じている。校正前の原稿をアップロードしておこう。「trend_of_the_practices_in_computer_education.pdf」をダウンロード

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2007.09.30

日本教育方法学会で意見交換

 今日も,京都大学で開催された,日本教育方法学会第43回大会に参加し,自由研究を拝聴した。また,いくつか,疑問点等を発表者に投げかけてみた。
 奈良教育大学の小柳先生のご発表「異校園種連携研究における研究主任の役割に関する研究」などは,私が現在取り組んでいるトピックにとても近く,積極的に意見交換した。
 それにしても,これで,土日祝日を5日間連続で学会参加・発表等に費やした。少々くたびれた――。

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2007.09.29

日本教育方法学会第43回大会で2件の発表

 本日,明日と,京都大学で,日本教育方法学会第43回大会が開催されている。私も参加し,午前中の課題研究Ⅰ「世界における日本の授業研究の意義と課題-校内研修としての授業研究を中心にして-」において,「校内研修による反省的授業実践文化の創造-授業研究の継続・発展を促す『装置』への注目-」と題して,発表した。また,午後の自由研究1では,「学校における実践研究の推進に資するリーダーシップグループ-研究主任と他のリーダーの協力に着目して-」というタイトルで,研究発表をおこなった。
 いずれも,まずまずの反響があった――。同時に,私の提案は,原理や哲学を尊重する(と思われる)本学会では異色なのかもしれないと感じる,意見交換もあった。
 なお,学校をあげて授業研究を推進していることで有名な浜之郷小学校で研究主任をなさっていた方と意気投合した。本を読んだり,放送番組を見て,同校の取り組みは私の考える「学校研究」とは性格が異なると思っていただけに,意外であったし,共感し合えたことはうれしかった。

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2007.09.23

日本教育工学会の全国大会でポスター発表を実施

 本日も,早稲田大学所沢キャンパスで,日本教育工学会の第23回全国大会に参加した。この大会からポスター発表が導入され,私も,本日,トライした。タイトルは,「e-Learningプログラムを通じた『学校研究』の企画・運営に関わる実践的知識の獲得」である。学校研究推進リーダー養成プロジェクトの企画・運営,その成果をまとめたものである。在席責任時間は1時間だけなのだが,結局3時間ポスター前で質問に答えたり,解説したりした。足腰が痛くなった――。けれども,口頭発表に比べて,コミュニケーションの密度が高く,その可能性を実感することができた。
P1090406 会長の赤堀先生も写真のように,ポスター前で,単独で発表しておられた。すばらしいことである。その姿勢に心より敬意を表したい。

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2007.09.22

日本教育工学会の第23回全国大会始まる

 本日から,早稲田大学所沢キャンパスで,日本教育工学会の第23回全国大会始まった。本日は,一般研究のセッションが午前・午後に1つずつ設定され,その間に,シンポジウム(並行して2つのシンポジウム)が開催された。
 私は,「シンポジウム1B 実践研究をどのようにデザインし,論文にまとめるか」のコーディネータ=司会進行役を担当した。2時間の間に,2人の事例報告,それらに対する3人のコメント,総合討論を設定し,少々慌ただしかった。でも,「おもしろかった」と印象を述べてくれる人がたくさんいらっしゃったので,「おおむね満足できる」規準には達していただろうか――。

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2007.07.29

教育工学会2007年夏の合宿研究会(2日目)

 本日も,富山大学を会場にして,教育工学会2007年夏の合宿研究会が催された。これは,毎年,学会が企画・運営している,実践研究会だ。2日目は,「『ICT活用と学力向上』の普及を考える」というテーマが設定され,パネルディスカッションが営まれた。私は,学会として何に取り組むべきかという点を,いっそう具体的に(理念ではなく活動として)検討すべきであるとコメントした。
 続いて,2日間の総括を堀田先生(NIME)が担当した。日本の教育制度・システムを踏まえて,今,何ができるか。彼は,それを参加者に問い返すとともに,「できること」と「できないこと」を整理してくれた。また,「できること」の具体例を示してくれた。

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2007.07.28

教育工学会2007年夏の合宿研究会

 本日,富山大学を会場にして,教育工学会2007年夏の合宿研究会が催された。これは,毎年,学会が企画・運営している,実践研究会だ。今回は,1日目が「次世代の教室のICT環境を考える」,そして2日目が「『ICT活用と学力向上』の普及を考える」というテーマが設定され,基調講演,パネルディスカッション等が営まれた。私は,1日目のパネルディスカッションの司会を仰せつかった。2時間,パネラーやフロアから意見を吸い上げ,整理するのに,四苦八苦した。まあ,いろいろな方からコメントを頂戴できたので,よしとしようか――。

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2007.07.01

「世界における日本の授業研究の意義と課題-校内研修としての授業研究を中心として」

 日本教育方法学会第43回大会が,9月29・30日に,京都大学を会場にして催される。その課題研究Ⅰには,「世界における日本の授業研究の意義と課題-校内研修としての授業研究を中心として」というテーマが設定されている。
 私も,提案者の1人となった。その題目を,「校内研修による反省的授業実践文化の創造-授業研究の継続・発展を促す『装置』への注目-」と定めた。学校における授業研究を活性化させるための仕組み,例えば研究紀要の作成や研究発表会の開催について論ずるつもりである。
 第1日目の午前中だから,あまり人が集まらないかもしれないが,このテーマは,私が,自らの研究者人生において最も大切にしたいと考えている領域の1つだから,精一杯がんばろうと思う。

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2007.06.16

日本教育工学会の6月シンポジウム

 私が属している日本教育工学会では,毎年,6月に総会と合わせて,シンポジウムを開催している。午前,午後の2部制だ。午前の部シンポジウム1のテーマは「高等教育における教育実践の成果をどのように共有し活用するか」,午後の部シンポジウム2のテーマは「新しい教育課題に教育工学は何ができるか~現代的問題に挑む~」である。
 シンポジウム1では,4つの大学の教授法の開発,授業評価,FD(ファカルティ・ディベロップメント)等が紹介され,異同が確認された。各大学が高等教育の改善に果敢にチャレンジしていることがよく分かったが,学生に「何を」指導するか,学ばせるかという「カリキュラム論」が足らないような気がした。それによって,指導や評価のあり方は変わるから。

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2007.05.06

カリキュラム・リーダーシップの今日的意義や特徴等

 本日,2ヶ月に1回程度開催しているカリキュラム研究会で,カリキュラム・リーダーシップについての議論を繰り広げた。その今日的意義や特徴,カリキュラムマネージメントとの異同,リーダーシップを発揮する主体などについて,3時間近くも意見を交換した。
 その成果の一端を,代表して,矢野先生(大阪市立大学)が日本カリキュラム学会の全国大会(7月7・8日,埼玉大学)で報告する予定である。私も,同席するつもりである。

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2006.11.05

課題研究のコーディネーション(日本教育工学会第22回全国大会)

 日本教育工学会第22回全国大会も,3日目を迎えた。午前中の一般研究4のセッションに続いて,午後は,最終セッションたる課題研のセッションが運営された。
 私は,「教師教育の新展開-指導力の体系とその育成方法の再考-」の司会進行を務めた。このセッションは,教員養成・現職教育の新しい動き,例えば教職大学院の創設を踏まえて,教師の力量の体系化,新しい力量,例えばICT活用指導力の育成方法などについて検討するものだ。
 2時間30分の時間しかないのに6件の発表を設定したため,討論の時間が窮屈になった。内容的にも少々広がりすぎたか――。あるトピックやテーマに,いくつかの発表を連結させて迫ろうとする,課題研究のコーディネーションは難しい。今回もまたそう感じた。
 このブログの読者であの課題研究に参加なさった方がいらっしゃったら,感想をお聞きしたい。

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2006.11.04

他者の研究発表についての検討(日本教育工学会第22回全国大会)

 昨晩,院生と夕食をともにしながら,日本教育工学会第22回全国大会2日目の一般研究3のセッションへの参加について議論した。1日目に論文集を手にしているのだから,明日までに,各人(私も入れて4人)が,規準に基づいて,すぐれていると思われる研究発表を選び,それを翌朝(つまり4日朝)に照らし合わせようということになった。
 規準は,1)目的・方法・結果・考察が整合的である,2)学術的な体系を意識し,それに位置づけて自らの研究の独自性を主張している,3)教育現場の営みに対するなんらかの貢献を期待できる,4)表現の了解性が保障されている,5)その他よい部分があるといったものだ。
 4日朝,(院生を会場まで私が運転して運びながら――),「お勧めの」研究発表を大学院生に報告してもらった。もちろん,私も披露した。意見が一致した研究発表もあれば,そうでないものがあり,研究発表のあり方についてしっかりと議論できた。
 午後,発表を聞いてその内容等も考慮しながら,再度,他者の研究発表についての意見交流を図る。

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2006.11.03

日本教育工学会第22回全国大会(関西大学・総合情報学部)

 本日から3日間,高槻市の関西大学・総合情報学部で,日本教育工学会第22回全国大会が催される。
本日は2つの一般研究セッションとシンポジウム1(A,B)が設定された。私が指導している大学院生が午前中,私が午後,研究発表をおこなった。院生の発表も自分のものも,けっこう多くの方に聞いていただけた。ありがたい話だ。読者の中に発表をお聞きになった方がいらっしゃったら,感想をお聞かせいただければ幸甚である。
研究以外にも,共同研究仲間,知り合いの学校現場の先生方等々,たくさんの知り合いに再会できたのも嬉しかった。
 それはそうと,開催校の先生方のご尽力であろうが,各部屋の会場係の学生(だと思う)がとてもきびきびしていて,また礼儀正しくて,気持ちがよかった。

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2006.10.29

日本教育工学会第22回全国大会での研究発表

 11月3~5日,日本教育工学会第22回全国大会が関西大学で催される。私は,3日15:40~18:20の一般研究発表2の「教師教育(2)」セッションの4番目の発表だ。タイトルは,「学校研究推進リーダー養成のためのe-Learningプログラムの開発研究」である。松下教育研究財団の研究活動助成を受けて推進している,LTプロジェクトのデザインや中間成果についてレポートする。学校の実践研究を牽引するミドルリーダーがその力量を高めていくための研修課題・方法,その工夫について,具体的に提案してみたい。
 なお,同日午前中の一般研究発表1の「教育メディア(1)」セッションでは,私が指導している大学院生が,「ベテラン教師が授業においてデジタルコンテンツを活用するための実践的知識-小学校のベテラン教師と若手教師の比較を通して-」というタイトルで発表する。彼女は,NHK学校放送番組『にんげん日本史』のデジタル教材を授業にどのように活用するかについて,複数の教師にていねいにインタビューした結果を比較・検討して報告する。あ,このセッションは,堀田大先生(NIME)や高橋先生(富山大学)もご発表なさるようだ――。

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2006.10.03

全放連・学力向上プロジェクトの研究発表

 本日,渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトの研究会が催された。本日は,3つの内容を扱った。そのうちの2つは,10月中旬の研究発表の予行演習だった(最後の話題は,11月の研究授業に関するもの)。1つは,放送教育研究会全国大会「番組別研究交流会」「豊かな学力向上の育成を目指して-教科番組の多様な活用を通じて-」(14日9:30~)における草柳さん(川崎市立夢見ヶ丘小学校)の実践報告,もう1つは,日本教育メディア学会・自由研究発表(14日15:15~)における竹下さん(千代田区立九段小学校)による学力向上プロジェクトのレポートだ。
 いずれも,短い時間での発表だから,主張点をはっきりさせないといけない。口頭説明と配付資料の叙述の使い分けも重要だ。発表を担当する2人には,ベストを尽くしてもらいたい。

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2006.10.01

学会発表は練習すればするほど――

 10月1日に催された日本教育方法学会第42回大会(第2日目)では,私の他にも,大阪市立大学大学院の学生数名が,研究発表をした。昨夜,2名の院生の発表練習に,つきあった。
 P1000624 論旨が明快でない部分を指摘し合ったり,どんな質問が投げかけられるかを予想したりする。昨晩の練習が生きて,配付資料が読みやすくなった。口頭での説明も筋が通ったと思う。やはり,学会発表は練習すればするほど上手になる。前もって準備したものを批評され,修正するのは気が重いことではあるが,その努力は必ず実る。特に,若いうちは,吸収力があるので,磨かれ方が著しい。今回の2名の院生の努力をほめてあげたいと思う(ただ,練習会はもっと早くに,大阪にいる間に開催したいものだ)。

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発表への反応は今ひとつ?

 本日,福島大学で催された第42回日本教育方法学会で,「カリキュラム・コーディネータの養成を志向したe-Learningプログラムの可能性と課題-参加者に対する追跡調査の結果を踏まえて-」というタイトルの研究発表をおこなった。奈良教育大学の小柳さんと,(私としては久しぶりに)共同で,開発した教員研修プログラムの枠組み,実際,成果,とりわけ参加者の追跡調査の結果をレポートした。
 e-Learningの効果を参加者の所属校におけるアクションにおいて確認するという,研究トピックは,教育工学会等ではかなり関心が高いように思っていたが,今回の聴衆の反応は今ひとつだったかも。質問は出たが,「追跡調査」の結果に関するものではなかったし,それほどたくさん手が挙がるわけではなかったからだ。今回の発表のネタは新規性といい,実践的有効性といい,けっこう自信があったのだが――。やはり舞台を選択し間違えたか――。発表後に「興味があるので資料を送っていただきたい」と寄ってきた人もいたけれども。

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2006.09.30

第42回日本教育方法学会に参加

 今週末は,福島大学で,第42回日本教育方法学会が催されている。私も,昨晩,郡山を経由して,福島入りした(甲府同様,遠かった――)。これで,3週連続で,学会への参加となる。誰かのように,「自分をほめてあげたい」。
 2日間で19の自由研究セッションが設けられている。本日,授業研究や教師の力量形成に関する研究を中心に,4件の発表を聞いた。質問もしてみたが,思弁的な研究,学校現場を意識しない研究が多いように思え,どうもしっくりこない。自分の発表は明日だが,「カリキュラム・コーディネータの養成を志向したe-Learningプログラムの可能性と課題-参加者に対する追跡調査の結果を踏まえて-」というeCCプロジェクトのレポートにどのようなリアクションがあるのか,少々不安になった。

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2006.09.24

日本教師教育学会に入会

 ここ数日レポートしてきたが,23日,24日と,山梨大学を会場にして,日本教師教育学会の第16回研究大会が開催された。2日間参加してみて,自分の研究関心にかなり合致していると思い,入会して帰阪した(これがまた4時間半くらいかかったのだが――)。
 「あなたの専門はなにですか」と問われたら,「授業研究と教師の成長です」と答えることにしている私としては,入会が遅すぎたのかもしれない。何人かの方と話をしたが,拙著『教師が磨き合う「学校研究」』の刊行もご存知であったから。まあ,これから,少しずつ,この学会でもがんばってみようと思う。
 P1000534 ところで,この大会の運営で感心したのは,「論文交換コーナー」の設置である。よいアピール,コミュニケーションの舞台になると思った。

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日本教師教育学会に初参加

 23日,24日と,山梨大学を会場にして,日本教師教育学会の第16回研究大会が開催されている。私は会員ではないし,甲府は遠いのだが(新大阪から,4時間30分くらいかかる)が,これに参加してみた。日本カリキュラム学会,教育心理学会に続く,学会「他流試合」の第3弾だ。P1000507P1000513
 教師の力量形成のみならず,教師たちのバーンアウトとか,教員養成・現職教育の歴史や国際比較など,教師に関する研究が多面的に繰り広げられていた。自分は,教師の授業力量にやや絞りすぎるきらいがあるので,教師に関する研究の多様性については,たいへん勉強になった。方法論についての真摯な意見交換にも,好感が持てた。ただ,知見の新規性,実践的有効性などに関する議論が少ないように思い,その点が残念だった。

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2006.09.19

教育心理学会のポスターセッション

 昨日も報告したが,16~18日,岡山コンベンションビューローを会場にして,日本教育心理学会第48回総会が開催された。私も,あるシンポジウムに登壇した。
 さて,現在,教育心理学会の総会(大会)では,一般研究発表はすべて,口頭報告ではなく,ポスターセッションとなっている。750件を超える発表を運営するためには,また報告者とオーディエンスの議論を確保するためには,ポスター形式がベターであるという判断であろう(さらに,準備委員会等の負担軽減の問題もあろう)。
 P1000281 写真は,ある有名な教育心理学者のポスターの前で,彼女と若い研究者(おそらく大学院生)が密に議論している様子だ。この姿は,ポスターセッションの可能性を如実に物語っている。研究の知見について,時間を確保し,遠慮せずに意見交換するためには,やはり,部分的にでも,この発表スタイルが採用されるべきであると思った。

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2006.09.18

確かな学びを創りたい-教育実践への3つのアプローチ(日本教育心理学会第48回総会の準備委員会企画シンポジウム)

 16~18日,岡山コンベンションビューローを会場にして,日本教育心理学会第48回総会が開催された。私は,学会員ではないが,準備委員会に招聘されて,「確かな学びを創りたい-教育実践への3つのアプローチ」の指定討論者の役割を果たした。このシンポジウムの話題提供者は,豊田弘司さん(奈良教育大学),秋田喜代美さん(東京大学),向後千春さん(早稲田大学)だ。今回,授業研究やカリキュラム開発を専門とする研究者として,3つの提案等をお聞きしてその異同を整理するとともに,学校現場のニーズ,それらから期待される,教育心理学研究のあり方についてコメントしたP1000289
 果たして,私のコメントがシンポジウムの討論,ひいては教育心理学会における学力問題や教育実践研究の発展に寄与するものになったのか。いつもとオーディエンスが異なるので,よく分からない。そして,私を含む,登壇者やフロアの対話によって,全体として,確かな学び,それに対するアプローチを検討できたのか。もし,あのシンポジウムに参加なさった方がいらっしゃったら,ぜひ,感想をお聞きしたいものだ。

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2006.09.13

「確かな学びを創りたい-教育実践への3つのアプローチ」(日本教育心理学会第48回総会準備委員会企画シンポジウム)

 今月16日から18日まで,岡山コンベンションビューローを会場にして,日本教育心理学会第48回総会が開催される。準備委員会が企画するシンポジウムの1つに,「確かな学びを創りたい-教育実践への3つのアプローチ」というものがある(18日13:00~15:30)。私も,指定討論者として登壇することになった。学会員ではないが,このシンポジウムの企画・司会者たる,青木多寿子さん(広島大学,もと岡山大学教育学部の同僚)から依頼され,畑違いは承知であるが,参加することになったのだ。
 話題提供者は,豊田弘司さん(奈良教育大学),秋田喜代美さん(東京大学),向後千春さん(早稲田大学)だ。私とともに,指定討論を担当なさるのは,田中俊也さん(関西大学)だ。私の他は,皆さん,教育心理学会員だ。的はずれなことを言って浮かないようにしなければならないが,さりとて,わざわざ呼んでいただからには,教育心理学とは異なるアプローチで問題に迫らなければならないだろう。このあたりのさじ加減が難しい――。

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2006.09.10

学校研究推進リーダー養成プロジェクト(LTプロジェクト)に関する研究発表

 昨日もレポートしたが,11月3・4・5日,日本教育工学会第22回全国大会が関西大学で開催される。私は,一般研究発表の「教師教育」セッションで,昨年度から,松下教育研究財団の研究活動助成を受けて企画・運営している,学校研究推進リーダー養成プロジェクト(LTプロジェクト)の中間成果について報告する。本当は,課題研究発表の「教師教育の新展開-指導力の体系とその育成方法の再考-」で発表したかったのだが,申込件数が多く,コーディネータとしては遠慮せざるを得なかった(もちろん,他にすぐれた発表があるのだから,私の力不足も否めないのだが――)。それだけに,この一般研究発表を成功させたいと思う。あと2ヶ月近くあるが,発表準備をしっかりやろうと決意する。
 そうは言っても,大会企画委員会副委員長としては,自分の発表よりも大会の充実に努力を傾注しなければならないことも少なくないが――。

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2006.09.07

教員向けe-Learningプログラムの縦断的評価(日本教育方法学会第42回における発表)

 平成16年度,カリキュラム・コーディネータ養成のためのe-Learningプロジェクト(eCCプロジェクト)を松下教育研究財団の助成を得て,企画・運営していた。参加者のうち2名を対象として,平成17年度,追跡調査を実施した。eCCプロジェクトで得た,カリキュラム開発に必要となる知識をが,そのアクションに資するものとなっているか(適用されているか)を,彼らの学校を実際に訪れ,授業を見学したり,インタビューを実施したりして,探った。教員向けe-Learningプログラムの開発研究は少なくないが,その効果を実践的,長期的に明らかにしようとする試みは少ないと思う。我ながら,希少性のある研究だと思っているが――。
 プログラムの縦断的評価の知見を,9月30日,10月1日に福島大学で開催される,日本教育方法学会第42回大会自由研究でレポートする。カリキュラム開発と教師教育,さらにはカリキュラムマネージメントにまたがる領域の研究になるので,それらの領域の研究者と建設的な議論ができることを期待している。

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2006.01.12

結果の整理,考察とその表現の「妙」(学会誌への投稿に向けて)

 今日は,2人の大学院博士課程の学生の相談にのった。それは,彼らが準備している,学会誌への投稿論文の執筆に関するものだ。そのうちの1人は,ある学校に継続的に赴き,そこでたくさんのデータを収集して,教師の営みをていねいに記述しようとしている。いわゆる「分厚い」記述になっている。投稿論文の草稿を読ませてもらったが,目のつけどころもいいと思う。
 ただ,たくさんのデータがあるゆえだろうか,あまりにも分析が複雑で,読者が論理の展開についていけない。論文の構成をもっとシンプルにしなければなるまい。しかし,あまりにシンプルにしすぎると,分かり切った結論,ありきたりの提案に終わってしまう。このあたりのセンス,つまり,結果の整理,考察の方針やその表現の「妙」は,伝授するのか難しい。口では説明しきれない。自分でもがいて会得してもらうしかない。 しかし,他者からの批評を素直に受け止めて何度も書き直しをすれば,うちの院生ならば必ず自分のものにしてくれると,信じている。がんばってもらいたい。

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2005.11.01

査読を受ける論文を作成する際に

 本日,大学院生が学会に投稿する論文について,私なりにアドバイスをする時間を持った。その院生が1年間かけて,ある教師を追跡した結果をていねいにまとめたものだ。ネタはいいと思う。
 問題はそのまとめ方だ。1年間の記述は膨大だ。そのすべてを論文に盛り込むことはできない。研究目的に照らしてデータを十分に整理する必要があるが,それをやりきれていないため,読者が読みづらい,納得しづらい叙述が少なくなかったように思う。
 私自身も博士論文作成の際に,同じような指摘を受けた。その研究を知らない人が読んでも,研究の価値が分かるように,シンプルにまとめなさいと。凝った表現や構成は別の機会(例えば著書)にしなさいと。「こう書きたいのに――」とも思ったが,読者(この場合は審査委員)の前で自分が論文の価値や研究の意義を説明できるわけではないので,アドバイスに従って,できるだけ分かりやすい表現で,シンプルな構成で,論文を仕上げた。それでよかったと思う。
 研究に思い入れがあるほど,できるだけたくさんの内容を論文に盛り込みたくなる。凝った表現や構成を用いたくなる。しかし,その思いをおさえ,内容や表現等をできるだけ単純化することが,査読を受ける論文を作成するコツなのだ。大学院生にも,よいネタを生かすべく,シャープな表現・構成を心がけてもらいたい。苦しいだろうが,きっといい論文になると思うから。

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2005.09.25

日本教育工学会第21回全国大会終わる

 9月23,24,25日に,徳島大学を会場にして,日本教育工学会第21回全国大会が開催された。シンポジウム「学力向上と教育工学」への登壇,課題研究「教師のICT活用指導力の育成-その実際,成果と課題-」のコーディネーション,院生の一般研究発表の指導やサポート,そして大会企画委員会副委員長としてのお務めと,長い3日間だった。大阪-徳島往復の運転もけっこう疲れた――。
 しかし,3日間フル参加して,多くの研究発表を聞き,質問したり,逆に質問に答えたりして,刺激を受けたし,自分の研究の独自性や問題点を省察できた。3人の院生とも,普段はとても確保できないほどの時間を一緒に過ごせて,いろいろ話せた。これも収穫かもしれない。
 今週末から,鹿児島大学で日本教育方法学会が催されるが,これにも参加する。またがんばってこよう。

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2005.09.20

うちの院生等の発表(日本教育方法学会第41回大会・自由研究)

 10月1,2日に,鹿児島大学教育学部を会場にして,日本教育方法学会第41回大会が開催される。この大会では,我が教室,すなわち,大阪市立大学・大学院文学研究科・人間行動学専攻・教育学専修の院生等が3人発表する。今日は,そのうち,2名の大学院生等の発表資料やプレゼンテーションを点検した。
 一人目は,地域コミュニティによるカリキュラム開発に関する比較研究の報告である。本郷プランと今日のいわゆる「地域運営学校」のカリキュラム開発をいくつかの観点から比較検討している。二人目は,異教科ティームティーチングの実践的課題に関する実証的研究だ。2つのケースの異教科ティームティーチングを資料調査や聞き取りによって追跡し,その異同を明らかにしている。
 二人とも初めての学会発表。最後の最後まで一生懸命に準備してもらいたい。その努力は必ずやよい成果をもたらしてくれるから。

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2005.07.18

「確かな学力」の自校課題化とそれを促すモデル・ツール・システム・プログラム等(学力向上と教育工学の第2の接点)

 日本教育工学会・第21回全国大会のシンポジウム2「学力向上と教育工学」に登壇することは一昨日も述べたとおりである。その準備として,今日は,学力向上に関する文献をもう一度調べてみた。
 例えば,高階玲治編著『自ら学ぶ「確かな学力形成」力』(ぎょうせい)には,「中教審答申による『確かな学力』の自校課題化」という節が設けられていた。そこでは,「読み・書き・計算」を重視するタイプ,学力保障と成長保障を同時に図る「指導と評価の一体化」タイプ,「教科の構造や内容の系統性」を見直して学習の充実を図るタイプ,「社会を生き抜く力」を重視するタイプなどの学力の捉え方が紹介され,同時に,「学校として適切な教育課程を編成し,『確かな学力』の形成を図ることは,使命であり最重要の目的であるが,その達成のためには,自校が,いかなる『学力観』に立ってきたか,『中教審答申』のいう『確かな学力』」観からみて,その妥当性はどうか,などを再考することは不可欠である。」(p.21)という主張が繰り広げられていた。
 こうした提言に接して,学力の多様性・多元性,それを向上するためのアプローチは学校を基盤とするものであることは,そろそろ共通理解できる段階になったと思う。そうすると次は,そのプロセスの概念や手続きのモデル化,そのプロセスを成立させるツールやシステムの開発,そのプロセスを運用するための組織開発及び能力開発(研修プログラムの開発)などのデザインや企画・運営等が期待される。ここに,学力向上と教育工学の第2の接点がある。

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2005.07.16

学力向上への教育工学的アプローチ

 本日,日本教育工学会の理事会が催され,出席した。この学会で,私は,大会企画委員会の副委員長をおおせつかっている。同委員会の委員長は,鈴木克明先生(岩手県立大学)だ。
 今年度の第21回全国大会は, 9月23日(金)~25日(日)に徳島大学工学部(常三島キャンパス)を会場にして開催される。シンポジウム,課題研究,一般研究などが繰り広げられるが,私は,2日目の14:30~17:00のシンポジウム2「学力向上と教育工学」に登壇することになった。
 コーディネータは,鈴木克明先生(岩手県立大学)と園屋高志先生(鹿児島大学)私以外の登壇者:清水康敬先生(メディア教育開発センター),渡辺良先生(国立教育政策研究所),そして,永野和男先生(聖心女子大学)だ。私だけが若輩で,少々戸惑っているが,自分なりに,学校現場への関わり,ベネッセと共同で推進した学力調査の分析経験などを踏まえて,学力向上についての教育工学的な提言を目指したい。それは, ICTを活用すればよい,反復・繰り返しが大事だといった画一的なものにはならないと思う。学校単位で教師たちが共同的意思決定を繰り広げ,授業やカリキュラムの開発と改善を継続していくという「成長する学校」のモデルを素描することになるだろう。

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2005.04.13

7月9日(土)に大阪で日本教育メディア学会の研究会を

 私は,日本教育メディア学会の会員である。理事と研究会委員を務めている。この学会では年次大会の他に,年3回程度,研究会を開催している。
 本年度,私に研究会開催の命が下された。交通の便のよい会場を確保する必要があるので,とりあえず,日程等を次のように定めた。
 日本教育メディア学会平成17年度第1回研究会
  日時:7月9日(土)13:00~17:00ごろ
  場所:大阪市立大学・文化交流センター
   〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600
   大阪駅前第2ビル6階
   JR大阪駅,地下鉄梅田駅から徒歩5,6分(交通至便!)
   テーマ:放送教育の伝統と刷新(仮)
 放送教育に関心のある研究者,実践家には,ぜひ,大阪の地に集っていただきたい。

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