2017.12.27

大阪府教育センターのフォーラムにて

 昨日,大阪府教育センターのフォーラムに協力した。「主体的・対話的で深い学び」に関する分科会で,講演を担当した。この分科会では,3つの実践報告がなされたが,その特長を解説したり,それを体現する他の実践を紹介したりした。
 会場には,私の知り合いもたくさん足を運んでくれていた。そして,皆,私の話を自身・自校の実践に引きつけて,吸収してくれていた。その表情,そのコメント(講演後に会場で,メールにて)に,彼らがフォーラムで「主体的・対話的で深い学び」を繰り広げてくれたことが示されていた。

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2017.12.11

One to one computingの環境を糧として(川崎市立川崎高等学校附属中学校)

S_p1110799S_p1110823 川崎市立川崎高等学校附属中学校は,パナソニック教育財団の第43回実践研究助成の特別研究指定校である。子どもたちは,One to one computingの環境を糧として,ICTを学習に自主的に用いている。授業中に,(教員の指示がなくても)必要に応じて,タブレット端末を活用している。同校は,問題解決能力,ICT活用能力,そしてダイバーシティ・コミュニケーション能力の育成を教科横断的な視点に据えて,カリキュラム・マネジメントを展開している。
 本日は,その中間成果を公開する,研究発表会が催された。研究報告の後,4つの授業が公開された。また,それに関する協議会が実施された。協議の中で,教師の提示型から学習者の協働型へとICT活用のスタイルが移行したこと,それを子どものICT操作スキルの向上等が促したこと,総合的な学習を主柱とするカリキュラムが充実していることなどの同校の実践研究の充実が共通理解された。また,ICT活用のさらなるレパートリーの開拓や合科的な指導の追究等の方向性が提案された。

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2017.12.09

第21回教育セミナー関西2017&堺教育フォーラム

 本日は,大阪府立大学で,第21回教育セミナー関西2017&堺教育フォーラムが催された。私は,午前中,基調講演「新学習指導要領が求める教育方法の工夫改善」を担当させていただいた。その内容構成は,以下のとおりである。
・幼稚園教育要領,学習指導要領改訂のポイント
・「主体的・対話的で深い学び」の基本的な考え方と実践
・それを成立させ,充実させるためのカリキュラム・マネジメント
・教員自身の「主体的・対話的で深い学び」
 基調講演の後は,シンポジウム,分科会,そして総括講演である。分科会では,私が勤務している教職大学院における学びがテーマになったセッションに出席した。関係者(修了生,現院生)が,教職大学院における学び,その可能性を豊かに語ってくれていた。

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2017.12.08

生徒が授業研究文化を担う(鳥取市立中ノ郷中学校)

 鳥取市立中ノ郷中学校では,今年度,「学び合いを通して確かな学力を育み,生徒ともに創り上げる学習活動」という研究主題が設定され,教師たちが共同研究を推進している。7月の国語に続いて,今日は,道徳の研究授業が実施され,その可能性と課題について意見交換する協議会が催された。
 この学校で注目すべきは,研究授業への生徒の関与である。今日も,当該研究授業に,他のクラスの生徒の代表(6名)が参加し,授業評価を実施していた。また,研究授業のクラスの生徒たちは,参観する教師たちにアンケートを実施していた。この学校の子どもたちは,同校の授業研究文化の担い手となっている。

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2017.12.07

尼崎市小学校教育研究会図書館教育部会の授業研究会

 7日午後,尼崎市小学校教育研究会図書館教育部会の授業研究会が市立竹谷小学校で実施された。尼崎市内の小学校の図書担当者が集い,6年生の読書指導に関する授業を見学し,それに関する意見を交換した。
 当該研究授業は,教科書の題材文「森へ」を読解した後,「(あなたの)悩みに答える本」の推薦文を作成するという単元構成の推薦文の推敲に関するものであった。子どもたちは,人間関係,学習,健康等々の悩みに応ずるための著作を選び,その特長を表す文章を練って,自身の読書生活を豊かにしようとしていた。
 部会のリーダーたちが,研究授業の指導案検討や参加型の協議の準備をていねいに進めていた。それによって,図書館教育に関する,学校をまたいだ学び合いが実現していた。

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2017.12.05

当事者意識を持って授業研究会に臨む(尼崎市立立花西小学校)

S_p1110544S_p1110556 尼崎市立立花西小学校は,ここ数年,「学び合い,ひびき合う子ども~書く力を高める授業をめざして~」という研究テーマを掲げ,それを実現するための授業研究を重ねている。
 今日も,第1学年の国語科の研究授業とそれに関する協議会が催された。この学校の教師たちは,子どもたちに求める学び合いを自分たちでも遂行している。協議における意見交換の熱が高いこともその現れなのであるが,なんと言っても,個々の教師の研究授業を見学する姿勢にそれは象徴される。表情豊かにそれに接する彼らは,まるで自分が研究授業の実施者のごとく,当事者意識をもってそれに臨んでいた。

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2017.11.29

大阪教育大学附属平野小学校のICT教育研究発表会

S_p1110430S_p1110440 大阪教育大学附属平野小学校は,昨年度と本年度,パナソニック教育財団の実践研究助成の特別研究指定校として,ICT活用に関する実践研究を推進している。そのテーマは,「子どもが主役になる次世代の学び-BYOD社会に対応するスマートディバイスの効果的な教育的利用-」である。本日,同校の教師たちは,その成果の一端を公開するための「ICT教育研究発表会」を催した。8つの授業を公開し,授業別の協議会を実施するとともに,この内容に関する講演会を企画・運営した。私も参加したが,子どもたちが,タブレット端末等を駆使して,アクティブ・ラーニングに従事している姿を確認できた。
 同校は,昨年度から4年間,文部科学省指定の研究開発学校として,新教科「未来そうぞう」を核とする教育課程を計画し,実施し,評価する。本日公開された授業の1つは「未来そうぞう科」という新教科のものであった。4年生の子どもたちが「ヒアリ」問題の解決に関する考えを巧みなプレゼンテーションで,相互に伝え合っていた。また,専門家の方々の示唆を受けて,それを精錬させていた。

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2017.11.28

ICT活用の授業公開における教師間の学び合い(大阪市立平野西小学校)

 大阪市立平野西小学校は,「大阪市学校教育ICT活用事業」の先進的モデル校の1つである。同校の教師たちは,本日午後に,ICT公開授業を催した。そして,それに関する協議会,研究報告や意見交流や講評などによる全体会を実施した。公開授業はいずれも「主体的・対話的で深い学び」の要件を満たすものであったし,研究報告は2年間に及ぶ研究の過程・成果と課題を分かりやすく伝えるものであった。同校の教師たちと他校の教師が学び合う,よき機会となった。

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2017.11.27

大阪教育大学附属平野小学校のICT教育研究発表会

 大阪教育大学附属平野小学校は,明後日29日,平成29年度ICT教育研究発表会を催す。同校は,パナソニック教育財団の特別研究指定校として,BYODによるICT活用の充実を図っている。その成果の一端を7つの授業で実践的に提案する。
 なお,同校は,文部科学省研究開発学校として,新教科「未来そうぞう科」のカリキュラム開発にも取り組んでいる。7つの授業の1つが,その取り組みである。この点でも注目に値する。

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2017.11.26

川崎市立川崎高等学校附属中学校の研究発表会(12月11日)

 川崎市立川崎高等学校附属中学校は,パナソニック教育財団の第43回実践研究助成の特別研究指定校である。子どもたちは,One to one computingの環境を糧として,ICTを学習に自主的に用いている。授業中に,(教員の指示がなくても)必要に応じて,タブレット端末を活用している。同校は,問題解決能力,ICT活用能力,そしてダイバーシティ・コミュニケーション能力の育成を教科横断的な視点に据えて,カリキュラム・マネジメントを展開している。その中間成果が,12月11日(月)午後,研究発表会で披露される。この学校は,次年度のJAETの全国大会の会場校の1つでもあり,先のJAETの全国大会の総括トークにおいても,野中会長からその取り組みが紹介された,注目校である。研究発表会に,ぜひ,参加されたい。「Kawasaki_attached_school171211.pdf」をダウンロード

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