2009.10.31

新番組の利用可能性を追究するための授業研究

 本日,渋谷のNHKで催された,全放連の研究プロジェクト「放送学習による人間力の育成」のミーティングに出席した。12月に,目黒区立下目黒小学校の田端教諭が試みる,NHK学校放送番組の新番組「カラフル!」を利用した授業実践のプランを検討した。この番組(の半分の回)は,NHK学校放送がEBUとタイアップして提供する,外国の子どもたちの生活やがんばる姿を描いている。しかし,これには,利用しにくい要素が少なくない。番組では当然視されている外国についての基礎情報を子どもたちは有していない,作品の構成も独特のものがあり視聴能力が問われる等々だ。
 それでもなお,全放連のプロジェクトメンバーは,この番組を使って人間力の育成を図る授業実践を構想する。新番組の利用可能性は,授業研究を通じてしか確認できないからである。

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2009.10.29

授業の比較研究

 本日,講義で,メディアミックスによる授業づくりについて講じた。私が学部生だった頃,水越先生や田中先生が金沢市内の小学校の教師3人に,同じ放送番組『みどりの地球』「熱帯雨林」を主メディアに位置づけながら,そして2時間扱いという制約を同じく下ながら,しかしコンセプトが異なる授業を構成してもらった。
 私も,数年前,5年生の社会科番組を共通項にしながら,異なる学力の育成を5人の教師に図ってもらった。なぜ,同じ番組を利用しても異なる授業が生まれるのか,その妥当性をどのように保障するかなど,授業の比較研究を通じて得られる知見は,少なくない。

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2009.10.28

第60回放送教育研究会全国大会にて

P1110532 昨日から,愛知県豊橋市や岡崎市等で,第60回放送教育研究会全国大会(第13回視聴覚教育総合全国大会と合同大会)が催されている。第2日目は,全国放送教育研究会連盟等の基調報告(写真),校種別の分科会などが実施された。小学校分科会は,2時間30分に5件もの発表。しかも,内容にもほとんどつながりがない。私は,この分科会の助言者だったが,それゆえに,少々コメントしにくかった。それぞれの実践は,それなりに工夫されたものではあっただけに,研究会で複数の発表(実践)間の接続を図ることの重要性と難しさをあらためて感じた。

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2009.10.10

『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ』(改訂版)完成!

P1100976 先日,『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットが完成した。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,授業力の点検・評価,実践事例とその解説等から成るものである。
 本年度から放送が始まった新番組の活用事例を含めて,10の実践事例が紹介され,解説されている。また,授業力アップのヒントや研修事例も載せられている。放送教育に取り組む実践家,学力向上を目指す教師の皆さんに,ぜひ,手にとっていただきたいパンフレットである。
 ちなみに,これに,私の新しいイラストも載っている。前のものと比較して,楽しんで(?)もらいたい。

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2009.09.18

放送教育全国大会での実践等の発表

 本日,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)の研究プロジェクトたる「放送学習による人間力育成プロジェクト」のミーティングが催された。私も,アドバイザーとして参加した。本日は,10月27・28日に愛知県・豊橋市等で開催される第60回放送教育全国大会(第13階視聴覚教育総合全国大会を兼ねる)の研究分科会・小学校で,全放連の研究プロジェクトたる「人間力育成プロジェクト」のチームが報告する内容を検討した。15分しかない発表時間であるが,人間力の概念の説明,番組紹介,実践の様子のレポート,プロジェクトの概要説明等に,プロジェクトリーダーの竹下さん(千代田区立九段小学校教諭),草柳さん(川崎市立夢見ヶ崎小学校教諭)がトライしてくれる。この分科会では,他にも4つの実践報告が計画されている。放送教育の実践研究に取り組んでいる読者は,ぜひ参加をご検討いただきたい。

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2009.09.13

NHK2011のプロジェクトのゴール

 本日,新橋で,NHK2011のプロジェクトの打ち上げがおこなわれた。このプロジェクト,正式な名称は,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」である。昨年度から,アンケート調査,インタビュー調査(国内外)を経て,学校放送番組の編成方針や新しい番組のプロトタイプを開発し,その妥当性をヒアリングによって確認してきた。その成果が報告書にまとまった。2011年以降の学校放送番組の活用イメージを教室のエピソードとして示すという,ユニークな提言も盛り込まれている。
 熊本大学の鈴木先生,玉川大学の堀田先生,東京大学の山内先生,早稲田大学の森田先生,そして椙山女学園大学の亀井先生の参画を得て,プロジェクトが企画・運営された。NHKや日本放送教育協会のスタッフによるサポートにも助けられ,なんとかゴールを迎えられた。我々の提言がどこまで実現の運びとなるか,楽しみである。

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2009.08.31

『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ』(改訂版)完成間近

 ここ半年近く,NHK・日本放送教育協会とともに,『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットを作成している。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,授業力の点検・評価,実践事例とその解説等から成るものである。
 このパンフレット,完成間近である。9月末には印刷が終わり,来月から関係各方面に配布される。例えば,放送教育の全国・ブロック別大会等で。特に,本年度から放送が始まった新番組の活用事例が参考になるだろう。

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2009.08.28

小学校外国語活動用の学校放送番組について学生に考えさせる

 今日は,就実大学の「教育方法論」で,小学校外国語活動について講じた。その一環として,NHK学校放送番組の英語活動用番組を学生に紹介した。『えいごでしゃらべらないとJr.』と『えいごルーキーGABBY』である。学生は,両者の性格の違いを把握していた。前者の番組は,同世代の子どもの実践的な活動が紹介されているので,楽しくて魅力的である。けれども,視聴したとしても,クラスの子どもたちがその活動に従事できるわけではない。後者は,日本語が皆無で15分の視聴は辛いが,英語に慣れ親しむためにはベターであると。
 本日は,それら以外にも,理科番組やデジタル教材も紹介した。教員志望学生に,NHKの教育サービスをもれなく披露している。この講義,NHKから表彰状をもらえるのではなかろうか--。

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2009.08.24

制作者を交えて国語番組の利用について考える

 NHK大阪で,第79回なにわ放送教育研究会が開催され,私も参加した。本日は,NHK学校放送番組国語(3~6年)『ひょうたんからコトバ』の第8回「動物」を視聴し,それを用いた授業プランを考えるというものであった。この番組を教科書の題材とは離れた並行カリキュラムに位置づけていくのか,ある題材の展開において動機づけやモデルや資料として活用するか等々について検討した。
 本日は,NHKから,桜田さんが参加してくださった。おかげで,番組の特長や問題点についてしっかり議論できた(桜田さん,ありがとうございました)。

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2009.08.18

研究授業の指導案検討とは

 本日,広島市立白島小学校を訪問し,同校の教師たちによる指導案検討会に参加した。同校は,「共に学び合子どもを育てる-放送・機器の活用を通して-」という研修主題の下,授業研究を重ね,その成果を11月13日(金)に,中国地方放送教育研究大会(広島大会)の会場校として,6つの授業を公開する。
 授業者,同僚に,大会開催時に協力してくれる他校の教師たちが加わり,各授業の構想を多面的に検討した。あまりにもたくさんの意見が出るので,協議を重ねてもはっきりとした答えをつかめるわけではない。しかし,今の時点では,それでよいのだと思う。指導案検討とは,ある教師が作成した授業プランの問題点を誰かが「正す」ための機会ではなく,当該授業の様々な可能性を「見いだす」ための機会であるから(最終的に,いかなる授業プランを作成するかを決めるのは,授業者その人しかいないのだから)。

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2009.08.08

普及と研究の間で

 本日,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)の研究プロジェクトたる「放送学習による人間力育成プロジェクト」のミーティングが催された。私も,アドバイザーとして参加し,1学期の各人の実践の報告,10月の全国大会での提案内容の検討,そこで配布するリーフレットの構成の検討に参画した。
 そこで,議論したのが,「普及と研究の間」である。例えば,リーフレットの内容に,誰でも取り組める放送教育の実践事例を載せ,それと人間力育成の可能性を説き,その普及を図りたいと思う。しかし,その一方で,全国で放送教育や視聴覚教育,情報教育の研究グループに,全放連の取り組みの先進性をアピールしたいとも思う。その両方が,全放連の研究プロジェクトの責務であるから,実践のデザインにしても,報告の内容や表現にしても,普及と研究のバランスを図るしかあるまい。分かってはいるが,時間・エネルギー・紙幅等々の制約の中で,両立を実現するのは,かなり難しい。
 でも,これまで両者ともに腐心してきた全放連の研究プロジェクトのメンバーならば,この葛藤をなんとか解決し
てくれるに違いない。

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2009.08.06

「命がけの授業」

P1090959 その響きがロシア語のようだと言われる,盛岡にやってきた。市内の城北小学校で催された,放送教育の研修会に参加するためだ(日本放送教育協会等による「先生のための教え方教室-デジタル放送・ICT活用講座-」)。この研修会は,番組研究,模擬授業,番組活用プランの作成等のワークショップで構成される。今回は,社会科番組が題材となった。私とともにコーディネータを務めた,浅香さんが,『見える歴史』「北条時宗」を用いた,すてきな模擬授業を実施して,参加者に番組活用を誘ってくれた。
 その後,今度は,『日本とことん見聞録』と関連するクリップ等を用いる授業プランをグループで作成してもらった。番組とクリップを多用し,子どもに「未来のクルマ」を考えて発表させる構想を発表してくれたグループは,「これは,『命がけの授業』です。」とアピールしてくれた。たまには,そういう授業があってもよかろう。

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2009.08.03

あと少しで『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ』改訂版ができる

 2年前,NHK・日本放送教育協会とともに,『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットを作成した。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,実践事例とその解説,そしてチェックリスト等から成るものであった。
 現在,これの改訂作業が進められている。既に,新番組等を活用した実践事例のレポートが全国の教師たちから提出されている。今,その内容や表現を調整したり,それらの解説文を作成したりしているところだ。前回は,私が単独で監修を担当したが,今回は,稲垣さん(東北学院大学)と二人でそれに取り組んでいる。放送番組の活用が授業力を補ったり伸ばしたりできるという考え方とそれを実現するためのアプローチを上手にまとめたいと思う。

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2009.08.02

新しい学校放送番組を活用する際に

P1090851 昨日に続き,北海道・札幌で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)の第8回OB会に参加した。この日は,北海道のの放送教育研究グループたる「カラフル・プロジェクト」との合同研究会だ。このグループは,本年度からスタートした,NHK学校放送番組『カラフル!』の利用に関する実践研究を推進している。2つの研究グループのメンバーが入り交じったグループを構成し,グループごとに番組分析・活用プランの作成に従事した。そして,その成果を模擬授業形式で提案した。変化に富んだ,また楽しい研究会となった(それをデザインしてくれた福士さん,ありがとう)。
 研究会のまとめのコメンテーター役を仰せつかったが,その中で,私は,「新番組には,制作者が考える,なんらかのチャレンジがあること」「それを生かそうとするならば,旧来の番組活用方法とは異なる視点や切り口が必要になること,すなわち,これまでの指導法のままでは新番組を生かし切れないこと」を指摘した。また,この番組制作のチャレンジとして,家庭視聴と授業における利用が連動している点を見逃せないことを解説した。

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2009.08.01

虎の穴OB会で放送教育についてしっかり議論する

P1090801 北海道・札幌で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)の第8回OB会が始まった。それほど多くの参加者ではないが,いずれも学校放送番組の活用を重ねてきた参加者であるから,実に豊かな意見交換が成立した。
 例えば,放送番組を用いた道徳の授業では,とりあげる価値項目を絞るべきなのか,それとも広げるべきなのか。他のクラスも巻き込みながら番組利用を進めるべきなのか,それともマイペースでもよいのか等々。放送番組を活用した授業改善についても,放送教育の普及についても,しっかり議論できた。

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2009.07.31

いよいよ「虎の穴」OB会

 一昨日も紹介したが,いよいよ,明日明後日と,北海道・札幌で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)の第8回OB会が催される。10名程度の参加者であるから,参加するのは,同窓生の2割強である。多いのか少ないのか,よく分からない。いずれにしても,「参加者が少なくてもやりたい」という講座修了生の熱意にも感心するし,ここ数日,参加しない(できない)修了生からMLに応援メッセージが届けられていることをうれしく思う。
 人は誰しも,様々な事情を抱えて生きている。だから,仲間と直接会う機会を生かせないこともあろう。その時に,仲間の取り組みに対して,どのようなスタンスでいかなるアクションを起こすか--。それは,当該コミュニティに対する,当人の心理的距離を表すものに他ならない。

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2009.07.29

今年も「虎の穴」OB会

 8月1,2日,北海道・札幌で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催される。これで8回目のOB会だ。福士さんが,その企画・運営に獅子奮迅の働きを見せている。立派である。頭が下がる思いだ。その熱意に応えるために,私も,1日早朝から札幌に向かう。
 2日間のプログラムについても,彼は,よく工夫してくれている。各人の放送教育実践の交流,番組分析,放送教育に関する他の研究会とのコラボレーション等が用意されている。放送教育指導者養成講座のOB会にふさわしい,メニューである。
 プロジェクトは,いつか終焉を迎える。ゴールや期限が定められているからだ。しかし,そこで築かれた絆は,永遠たりうる。もちろん自然にそうなるわけではない。今回の福士さんのように,誰かがイニシアチブを発揮しなけれ
ばならないだろうし,教師コミュニティの場合には,なにより,実践の蓄積が大切である。このケースでは,講座修了生がが放送教育実践を重ね,その発展を企図しているならば,同志とのネットワークは不可欠であるから,OB間のコミュニケーション等は続くはずだ。

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2009.07.11

NHK2011も大詰め

 本日夕方,渋谷のNHKで,いわゆる「NHK2011」,すなわち,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」のミーティングが催された。これは,私が,数名のメンバーと協力して昨年度から取り組んでいる研究プロジェクトである。既に,プロジェクトは最終局面を迎えており,本日は最終報告書の内容や構成について,各人が概要を報告した後,その調整に努めた。あと20日ほどで,原稿を仕上げることとなる。私は,この研究プロジェクトの主査として,自分の担当する内容(研究の目的や方法,研究知見等の総括等)の執筆はもちろん,他のメンバーの執筆についても,なんらかの形で関わりを持たねばならない。なかなか大変であるが,ゴールまであと少し。みんなとともにがんばろう。

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2009.07.10

1日に,同じ教師が理科と道徳で研究授業を実施して

P1090698 本日,川崎市立夢見ヶ崎小学校の草柳教諭が,4時間目に理科で,そして5時間目には道徳の研究授業を実施した。前者は,NHK学校放送番組とデジタル教材を連動させて活用し,子どもたちの星(宇宙)に関する関心を高め,彼らに,この内容に関する夏休みの研究活動を誘うものである。後者は,ケータイ電話で友情が危うくなるストーリーを扱った道徳番組を題材にして,多様な価値に迫らせるものである。
 いずれの授業も,教材や学習過程がよく工夫されていた。小さな失敗やちょっとした読み違いもあったが,1年に1回の研究授業をいやがる教師も少なくない中,1日に2つの研究授業を構想し,実践する,草柳教諭のチャレンジ精神に敬意を表したい。

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2009.07.05

2011年以降の学校放送番組利用の物語

 本日,我が研究室に,NHKの学校放送番組制作者と小学校の先生方(大阪の浅香先生,富山の深井先生)に来ていただき,2011年以降の学校放送番組利用について,その特徴を物語風にまとめた。
 これは,いわゆる「NHK2011」,すなわち,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」として,昨年度から取り組んでいる研究プロジェクトの一環である。既に,プロジェクトは終盤を迎えており,2011年以降の番組編成やデジタルコンテンツの提供等のサービスの全体像を描いた。今回の物語作成は,それを分かりやすく伝えるための工夫の一環である。

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2009.06.29

ソーシャルスキル等を育む番組の活用

 NHK大阪で,第77回なにわ放送教育研究会が開催され,私も参加した。本日は,特別支援教育用番組『コミ☆トレ』と第5学年社会科『日本とことん見聞録』を活用した事例が報告された。
 前者は,昨年度まで放送されていた『見てハッスル聞いてハッスル』のコンセプト(ソーシャルスキル等の育成)を継承しつつ,その内容を発展させたものである。番組を視聴して,また,番組を活用した実践事例の様子を聞いて,その特徴(パロディタッチ)と課題(視聴対象を広げているため,番組で用いられる言葉が難しいなど)について意見を交換した。我々が,NHK2011というプロジェクトで構想している,生活・学習習慣番組との異同についても,私がそれを説明して,議論した。

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2009.06.21

1日に,同じ教師が理科と道徳で研究授業を実施する

 本日,渋谷のNHKで,全放連・人間力育成プロジェクトのミーティングが催され,私も参加した。本日は,7月10日に実施される,授業研究会の内容,とりわけ,研究授業のデザインについて,検討した。対象となる道徳番組『時々迷々』「声なきメッセージ」(携帯電話の活用と友情等の問題が扱われている)の分析にも,時間を費やした。
 研究授業を実施するのは,川崎市立夢見ヶ崎小学校の草柳教諭である。彼は,この日,上述したように,番組を活用して,子どもたちに,多様な道徳的価値を考えさせたり,情報モラルの必要性を指導したりする。それだけでも相当挑戦的な授業なのだが,彼は,なんと同じ日の4時間目に,別の研究授業にも挑む(ただの授業公開ではなく,指導案を作成し,記録を残して,紙上ではあるが報告する)。それは,理科番組『ふしぎ大調査」と関連するクリップを用いて,子どもたちに,星や宇宙のロマンを感じさせる,それと体験等を融合させながら,夏休みの発展的な学習の課題を構想させるという展開である。
 1日に,異なる教科・領域の研究授業を実施できる,それも,それぞれがチャレンジ精神に満ちたものを実施できるというのは,すごいことである。7月10日は,全放連の若きエース,草柳先生の底力を感じる1日となろう。

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2009.05.30

道徳番組の独自性,活用の可能性

 先日,ある小学校の第2学年のクラスで,NHK学校放送番組『ざわざわ森のがんこちゃん」のある回を活用した授業を見学した。その回は,ちょっとした言葉遣いで友人関係が危うくなったり,それが原因でウソをつかなければならなくなったりするというストーリーであった。授業者は,番組テキスト等を読解し,「あいさつや言葉遣いの大切さ」を子どもたちに考えさせようとしていた。それは,ある意味では正しい。
 けれども,番組のストーリーは,価値項目としては,「あいさつや言葉遣い」に留まらない。友情,助け合いや協力,誠実等に及ぶ。だから,それを包括的に扱えることが,学校放送番組の道徳教材としての独自性であると思う。
 また,そうしたストーリーのいかなる部分に,子どもたちが反応するのか(しないのか)は,実際に視聴させてみないと分からない。それゆえ,教師は,子どもたちが視聴後に示す反応を踏まえて,授業展開を柔軟に変更して,上述したような多面的(多元的)な価値構造に迫れる。だからこそ,動的な,緊張感にあふれた授業を創造できる。それが,道徳番組の活用の可能性であろう。

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2009.05.09

活用型学習を支える学校放送番組

 本日,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」の第10回委員会を催した。このプロジェクトは,教師のニーズをアンケートやインタビューで把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,2011年以降のNHKの学校向けサービスの全体像や具体的な番組・デジタル教材のあり方を明らかにするものである。
 先日来,2011年度以降の学校教育向けサービスの全体像を確認するとともに,番組編成,オンライン(NHKデジタル教材)のサービス内容について,協議している。今回の会議で議論になったのは,教科番組のコンセプトである。例えば,小学校の算数番組は,どのような特徴を有しているべきか。6名の委員が共通理解したのは,「活用型学習を支える」「探究型学習に誘う」という機能を有していることであった。また,そのために「子どもの意表を突く課題を提示する」という場面の必要性であった。

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2009.05.03

2011年度以降のNHK学校放送番組の編成に関する提案

 本日,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」のワーキンググループミーティングが催され,私も参加した。
 本日は,番組編成とオンライン(NHKデジタル教材)のサービス内容について,協議した。小学校については,用具系教科の番組数を増やす,健康をテーマとするクロスカリキュラ番組を提供するといった点が特徴になりそうだ。また,中学校については,5分間番組を制作して番組のレパートリー=対応する教科の数を増やすことを提案することになりそうである。

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2009.04.26

子どもの学校における生活や学習のモデルを示す学校放送番組

 昨日,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」の第9回委員会を催した。このプロジェクトは,教師のニーズをアンケートやインタビューで把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,2011年以降のNHKの学校向けサービスの全体像や具体的な番組・デジタル教材のあり方を明らかにするものである。
 現在,2011年度以降の学校教育向けサービスの全体像を確認するとともに,番組編成,オンライン(NHKデジタル教材)のサービス内容について,協議している。その中で,私は,小中学生向けに,学校生活の意義を説き,その活動モデルを示す番組の可能性を提案した。4月から3月までの子どもたちの取り組み,例えば学級開き,例えば教科学習の基本的なルール(準備物,話し合い,グループ作業等--特に学校放送番組が用意されていない教科等がよろしかろう),例えば校外学習,例えば委員会活動等,彼らの学校における生活や学習の意義,その要件や留意点,その手順などを具体的な学級の姿を映して,示すものだ。道徳番組であれば価値項目を意識せざるをえないので,その枠を外し,子どもたちの1年をフォローする。それによって,彼らの成長をガイドするためのものだ。
 この,いわば「学びの基礎力」育成番組--果たして実現の運びとなるだろうか。

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2009.04.20

NHK学校放送の新番組をじっくり検討する(第75回なにわ放送教育研究会)

 本日,NHK大阪で,第75回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,新年度の最初の会ということもあって,参加者全員でNHK学校放送の3つの新番組を視聴した。小学校3~6年生向け国語番組「ひょうたんからコトバ」,小学校高学年向け英語番組「えいごルーキーGABBY」,そして小学校中学年向け道徳番組「時々迷々」である。それぞれの初回を視聴した後,自由に意見を交換した。
 おおむね,好評であった。特に,「時々迷々」については,子どもにとって身近なネタを斬新な構成と親しみやすい演出で描いているという意見がたくさん呈された。私は,それに賛同するとともに,あのような構成等では扱いにくい価値項目があるのではないかという危惧の念を抱いたので,それも発表した。それらは,残る19本を視聴して考えようではないかということになった。

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2009.04.12

教師のサークル等における自主的な活動

 我が国の教師たちは,行政研修,校内研修に加えて,自主的にサークルを構成し,そこでも力量形成のための営みを繰り広げている。その姿は,世界に類を見ないものである。
 私も,現在,毎月1回,なにわ放送教育研究会という放送教育実践に関する集いに参加している。そのメンバーの一人が学校の事情で参加が難しいというコメントを私に投げかけてくれた。もとより,自主的な活動であるから,私などがそれに異論を呈するものではない。ただ,彼には,学級や学校が大変な時だからこそ,校外の同志と研究的に交わることが大切なのではないか,毎月出られなくても(例えば長期休業期間中のものだけでも)参加したり,あるいはオンラインでのコミュニケーションを繰り広げるだけでもよいのではないかと個人的な想いを伝えておいた。
 確かに学校現場は忙しい。校務以外のことに時間を費やすのは,不可能に等しいのかもしれぬ。しかし,私は,それでもなお,サークル等における自主的な研究活動への参加・参画が,教師の力量形成に資するものになると信じて疑わない(校務のために,部分的なものになったとしても)。それが,我が国の教師たちが築いてきた伝統であり,文化であるから。
 彼(女)が,なにわ放研の集いに再び姿を見せ,放送教育の授業づくりについて語ってくれる日を楽しみに待っている。

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2009.04.11

国語や算数の授業に学校放送番組は必要か

 昨日,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」のワーキンググループミーティングを催した。このプロジェクトは,教師のニーズをアンケートやインタビューで把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,2011年以降のNHKの学校向けサービスの全体像や具体的な番組・デジタル教材のあり方を明らかにするものである。
 2011年度以降の学校教育向けサービスの全体像,番組編成,そしてNHKデジタル教材の特徴について,協議した。その中で,国語や算数の学校放送番組は必要か,必要だとしてどのような内容・構成にすべきかについて意見を交換したが,共通理解には至らなかった。新教育課程では,この2教科の授業時間数はとても多い。だから,それらの教科の授業で用いる学校放送番組がおそらく必要ではあるが,社会科や理科と違って,映像教材,放送教材のメリットを強調しにくい,換言すれば教科書教材の壁を越えにくいというディレンマが,この問題を考える際に,常に登場してくる。しかしながら,あと数ヶ月のうちには,とりあえずの提言にまとめていかねばならない。これについて,実践家の読者は,どのようにお考えになるだろうか。

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2009.04.05

プロジェクトが終わっても仲間に会いたいと思うのならば(第8回虎の穴OB会)

 約4ヶ月後の8月1,2日,北海道・札幌で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催される予定である。
これは,2001年度~2005年度に,NHKが企画・運営し,私も参画していた,放送教育のリーダー養成を目的とするe-Learningプログラムを修了した教師たちの集いである(5年間,毎年,全国から中堅教師10名程度に参集してもらった)。今年で8回目のOB会となる。
 プロジェクトの取り組みを継続・発展させることは,難しい。時間が経てば,その熱が冷めるのは,致し方ない。上記の講座は,プロジェクトが終わって8年ほど過ぎても,当時のプロジェクトのメンバーと交流したいという教師がいる。それは,プロジェクトの成果を如実に物語っている。それを再度実感するために,私も,この夏,北海道に行こうと思う。

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2009.04.02

プロジェクトの継続・発展(全放連の人間力育成プロジェクト)

 本日,全国放送教育研究会連盟(全放連)の「放送学習による人間力育成プロジェクト」の本年度第1回研究会が催された。このプロジェクトは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。各人が,人間力の育成を図る授業をデザインし,実施し,そして評価する。また,授業研究や成果報告会を企画・運営するし,知見をリーフレットや報告書にまとめ,発信する。
 それらの活動は,前身の「放送学習による学力向上プロジェクト」から開拓してきた研究活動である。定着もしているし,成果もきちんとあげている。けれども,プロジェクトは,生きものである。同じことを繰り返しているだけでは,生命力を失っていく。
 積み上げてきたことを大事にしながら,そこに新しい息吹を加えるために,どのような活動スケジュールを組むべきか。プロジェクトを継続・発展させるためのデザインを構想するのは,とても難しい。

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2009.03.15

『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ』リニューアル

 2年前,NHK・日本放送教育協会とともに,『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットを作成した。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,実践事例とその解説,そしてチェックリスト等から成るものであった。
 この度,これがリニューアルされることになった。9月中の刊行が予定されている。前回のパンフレットの特徴を継承しつつ,新しい番組の活用事例等を盛り込む。また,授業力アップの方針をさらに精錬させる。特に,平成21年度に放送がスタートする番組の活用は,誰かに1学期にその活用にチャレンジしてもらい,その過程や成果を急ぎまとめてもらうことになる。またまた,どなたかに無理をお願いすることになるだろう。NHK学校放送のため,全国の放送教育実践家のため,お願いされたら,快く協力していただきたい。

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2009.03.14

2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方

 本日午後,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」のワーキンググループミーティングを催した。このプロジェクトは,教師のニーズをアンケートやインタビューで把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,2011年以降のNHKの学校向けサービスの全体像や具体的な番組・デジタル教材のあり方を明らかにするものである。
 いよいよ,番組編成案,番組等のプロトタイプの作成という,最終提案にむけた具体的作業に入る。あと4ヶ月少しでで1年半に及ぶプロジェクトもゴールを迎える。放送教育関係者は,その内容に,ご期待いただきたい。

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2009.02.23

卒業させた子どもの今をどこまで語れるか(第73回なにわ放研)

 本日,谷町のNHK大阪で,第73回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,御大の重松先生(守口市立八雲小学校)の実践発表等がメニューだ。
 実践発表の一環で,重松先生は,7年前の5年生の子どもたちが道徳番組やデジタル教材(とりわけ掲示板)で何をどのように学んでいったかについて,言及なさった。重松先生は,その実践記録映像を我々に見せてくださったのだが,その際に,「この子は,今--」「あの子のお母ちゃんは○○で,お姉ちゃんは△△だから--」と,次々と画面に映る子どもたち(現在は高校2年生等になる卒業生)の「今」を,具体的,個別的に語っていた。すごいことである。読者の先生方は,どうだろうか。7年前に卒業させた子どもたちの「今」をどのくらいコメントできるだろうか。その厚みは,きっと小学校教員,いや教職一般にとって,自らの業の豊かさ,やりがいにつながっているだろう。

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2009.02.11

放送教育実践の合同成果報告会

 本日,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)の「人間力育成プロジェクト,そして先導的教育情報化推進プログラムの「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」の合同成果報告会が催された。70名の参加を得られた。
P1080115 それぞれのプロジェクト研究の概要がプレゼンテーションされた後,2ラウンドのポスターセッションが実施された。22実践が披露され,放送教育実践の共通性と多様性が確認された。特に,それぞれのプロジェクトが目指す授業づくりの基底を成す学力のとらえ方に異同があることが明らかにされた。

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2009.01.26

『みんな生きている』を用いるための模擬授業(第72回なにわ放送教育研究会)

P1070729 本日,谷町のNHK大阪で,第72回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,メンバーの佐藤教諭が2月に実施する,道徳の飛び込み授業の指導案を検討するとともに,それを具体的に検討するために,彼女が他のメンバーを児童に見立てて,模擬授業を実施した。
 佐藤教諭は,『みんな生きている』の「第2回 捨てられた命」を授業で活用する。番組の構成の工夫,番組の前後にどのような学習活動を導入するか,番組に対して子どもはいかなる反応を示すか等に関して,議論した。そして,そもそも,4年生の子どもに,生命尊重という価値観をどのようなレベルでとらえさせるかについても意見を交換した。

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2009.01.25

2月11日に全放連人間力育成プロジェクトと先導的教育情報化推進プログラム(日本放送教育協会受託分)の合同成果報告会

 2月11日に,渋谷のNHKで,全放連人間力育成プロジェクトと先導的教育情報化推進プログラムの合同成果報告会が催される。人間力の育成,学力向上を学校放送番組やデジタル教材の利用で満たそうとした実践が,ポスターセッションによって20本以上報告される。一度にこれだけたくさんの実践に接することができる,貴重な機会である。休日の午後ではあるが,参加しがいのある報告会である。詳細はこちらから。

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2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方

 24日夕方,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」の第8回ミーティングを催した。このプロジェクトは,教師のニーズをアンケートやインタビューで把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,明らかにするものである。
 9月に中間報告書を提出し,プロジェクトは,第2ステージに入っている。半年後の最終提案を目指し,その報告書の目次を検討する形で,第2ステージの活動のデザインやスケジュールを詰めた。NHKの学校向けサービスの全体像を描くとともに,例えば求められる新番組のプロトタイプを絵コンテの形で提案したり,それを活用している教師の実践物語を創作したりすることになった。

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2009.01.22

大学生も放送教育の授業プランを作成

P1120347 本日,本学で担当している講義の1つ,「教育学特論Ⅱ」で,受講生に,NHK学校放送番組を活用した授業プランを発表させた。題材となったのは,小学校5年生社会「日本とことん見聞録」の第8回「車ができるまで」である。これを主メディアに据え,そして副次メディアにNHKデジタル教材を必ず用いるという条件で,12単位時間ほどの単元プランを作成してもらった。
 番組視聴後に子どもからでてくる疑問や興味を的確に予想するなど,大学生も,放送教育のプランを作成できることを,今年もまた実感した。もちろん,10コマほどかけて,放送教育の歴史と現状を解説し,たくさんの番組と実践事例にふれさせた後だから,できる作業ではあるが。

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2009.01.15

NHKの学校放送番組とデジタルコンテンツのゆくえ

 本日,渋谷のNHKで,ちょっとした会議を催した。「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」の第8回ミーティングに向けて,NHKのスタッフとその内容を確認した。このプロジェクトは,地上デジタル放送がスタートし,新学習指導要領が全面実施になる2011年度以降に,NHK学校教育番組部は,どのようなサービスを学校現場に提供すべきかを,教師のニーズを把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,明らかにするものである。
 9月に中間報告書を提出し,プロジェクトは,第2ステージに入っている。半年後には,「NHKの学校放送番組とデジタルコンテンツのゆくえ」に関して,我々なりの結論を出し,提案書にまとめなければならない。何をどのように変えるべきか,具体的に示さねばならない。しかも実行可能なプランとして。そして,多くの番組利用者が納得できるものとして。もう少し議論を重ねないとこれらの基準はクリアできまい。
 それにしても,午前中だけの会議を終えて帰阪し,すぐに大学の委員会に出席,講義を2つ終え,そして卒論指導。その合間に大学のデジタル教材に関するプロジェクトの報告書原稿の執筆を終える。なかなか大変である--。

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2009.01.04

長期的な影響力を持つ学びであるか

 本日,22:20~22:40,NHKの知り合いから紹介され,総合チャンネルのミニ番組『いま 学ぶ冒険へ~山の分校・2009~」を視聴した。放送教育の原点を示した,かつてのドキュメンタリー番組『山の分校の記録』のその後を追った作品だ。
 『山の分校の記録』に登場した女性は,かつてテレビで視聴した切り絵に自分もチャレンジしたことを刻銘に記憶していた。そして,今は,コンピュータ,電子メールの活用に,独習で取り組んでいる。彼女は,テレビの視聴から,情報や知識だけでなく,学ぶ姿勢も学んだのであった。そして,それが今に続く。そこが大事であると感じた。つまり,短期的な効果だけでなく,長期的な影響力を有しているかという視点が,学びの評価では重要なのだ。テレビだろうか,ICTだろうが,その他の教育方法だろうが,それはあてはまろう。すぐに得られるエビデンスではないが。

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2008.12.26

放送教育実践をたくさん検討する(第71回なにわ放送教育研究会)

P1120323 本日,大阪教育大学の天王寺キャンパス(私の研究室と隣の演習室)で,第71回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,年末恒例の「全員発表」の回だ。2学期等の実践をメンバーがそれぞれ発表してくれた。
 それは,10本に及ぶ。大した数である。しかし,それゆえに,運営にも工夫が必要とされた。すなわち,5本ずつでグループを定め,グループごとに実践発表会をまず催す。そして,5本の実践報告の中からベストなものを選出して,もう一方のグループに対して発表する(選ばれなかった実践者は応援演説を担当する)という,進行が採用された。
 今年も,全放連から守屋先生が応援にかけつけてくださった。ありがたいことである。

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2008.12.14

2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツ(略称:NHK2011)

 本日,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」の第7回ミーティングが催された。このプロジェクトは,地上デジタル放送がスタートし,新学習指導要領が全面実施になる2011年度以降に,NHK学校教育番組部は,どのようなサービスを学校現場に提供すべきかを,教師のニーズを把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,明らかにするものである。
 9月に中間報告書を提出し,プロジェクトは,第2ステージに入った。これまでのアンケート調査,インタビュー調査等の知見を踏まえて,これから,番組編成や番組の内容・構成等に関して具体的に提言するための資料の収集をおこなう。また,サービスの範囲や方針を策定するための議論を重ねる。

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2008.12.07

今日も,習得・活用・探究と言語力について考える

 本日,渋谷のNHKで,文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」プロジェクトのミーティングが催された。私も委員の一人として参加した。プログラムの評価委員,外部専門家に,プロジェクトの概要と実践事例を報告し,評価コメントをもらった。
 今日も,「習得・活用・探究」という学習プロセスをどのように定義し,授業デザインにおいて体現するかについて意見交換した。また,それを通じて,養われる「探究型言語力」の操作的定義についても議論となった。私は,結局は,子どもたちの作品やプレゼンテーションで示される「メッセージ」の要素と構造が教科書のものを拡充している,そこに番組の論理とデジタル教材の情報が内包されていることが,放送教育によって培われる言語力であると述べた。

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2008.12.05

ベテラン教諭のチャレンジ精神に敬意を表したい

 本日,目黒区立緑が丘小学校で,全国放送教育研究会連盟(全放連)の人間力向上プロジェクトの授業研究会が催された。このプロジェクトは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。その一環として,年に数回,放送番組を活用して人間力の育成を図る授業をデザインし,実施し,そして評価する。
 本日の授業では,放送教育の大ベテラン教師,鈴木衆教諭が,4年生の子どもたちに,NHK学校放送『みんな生きている』の「いじめをなくすためには」を視聴させ,この問題への自らの関わりを考えさせた。
 授業後の協議会では,番組のメッセージや構成等について、制作者を交えてじっくり議論した。私は,番組利用による人間力の育成の特徴,それを体現する番組内容に対する「共感」のベクトルについて,いくつかの方向性を示した。人間力の育成と番組利用の可能性の接点に関する,よい意見交換ができたと思う。
 それは,鈴木教諭のボランティア精神によるところ大だ。実は,様々な事情からこの授業研究会の実施が危ぶまれた時期があった。その時に「それでは私がやりましょう」と鈴木教諭が手を挙げてくれたので,本日の授業研究会が成立したのである(彼自身も所属校等の行事で,本当は実施しにくい状況であったにも関わらず)。ベテラン教諭のチャレンジ精神に敬意を表したい。

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2008.12.04

講義で学校放送番組利用のベクトルを探る

 本日,学部の講義『教育学特論Ⅱ』において,NHK学校放送番組・小学校5年生理科の『ふしぎワールド』の「動物のたんじょう」を学生に視聴させた。そして,それをかつての理科番組『わくわくサイエンス』の同一タイトルのものと比較検討させた。
 番組としての見応えは,やはり『わくわくサイエンス』に軍配があがる。けれども,資料として用いるのであれば,マガジン形式を採用している『ふしぎワールド』の方が使いやすいのではないかという意見も登場した。放送番組利用のベクトルを彼らがよく把握していることが分かった。
 さらに,子どもの実態によってどのような方向性で利用するかが変わるのではないかというコメントも出てきた。実験観察に意欲を持てない子どもには,キャラクターが出演して,楽しい(?)クイズを投げかけてくれる『ふしぎワールド』を好むであろうが,意欲が高い子どもは,『わくわくサイエンス』を視聴し,自らも探究に取り組むであろうと,彼らは考察していた。
 講義で,学校放送番組利用のベクトルを探らせるのは,なかなかおもしろい。

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2008.12.01

中学校の教師たちの授業に関するコミュニケーション

 「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」のの一環として,昨日,3人の中学校教師(うち一人は,現在は,小学校に在籍)に,放送教育実践に関するヒアリングを試みた。座談会形式のインタビューの過程で出てきたコメントに,興味深いものがあった。それは,中学校の教師たちの授業に関するコミュニケーションについてのものだ。よく,教科が異なると授業に関する意見を述べにくいとか,教科の専門性といった言葉を耳にする。けれども,インタビューに応じてくれた3名の教師たちは,口をそろえて,異なる教科の教師間でも,それが少なくないと語った。例えば,学校放送番組の利用も,いわば口コミで学校内外に広まるという。だから,放送教育に関する研究会組織がない(機能していない)と,その伝承のチャンスが少なくなるとも述べていた。
 少し突っ込んで聞いてみようと,「中学校の先生方のコミュニケーションは,生徒指導とか,部活動指導に関する話題が多いのではないですか」とたずねてみたが,それと同じくらい,「よい授業,例えば子どもが落ち着いて学ぶ教材の存在等」に関する情報交換をインフォーマルに進めているとのことであった。
 これらからすれば,中学校における放送教育の潜在的可能性は小さくないということになろう。

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2008.11.25

全放連・人間力向上プロジェクトの授業研究会に向けて

 12月5日に,目黒区立緑が丘小学校で,全国放送教育研究会連盟(全放連)の人間力育成プロジェクトの授業研究会が催される。このプロジェクトは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。その一環として,年に数回,放送番組を活用して人間力の育成を図る授業をデザインし,実施し,そして評価する。つまり,授業研究会を企画・運営する。
 当該授業では,放送教育のベテラン教師たる,鈴木衆教諭が,4年生に,NHK学校放送『みんな生きている』の「いじめをなくすためには」の回を利用して,授業を展開する。番組が子どもたちの共感をどこまで引き出すか,それから人間力のいかなる部分を浮き彫りにしていくかが,授業研究会の協議における論点となろう。

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2008.11.20

小学校の英語活動用番組をどう活用するか(第70回なにわ放送教育研究会)

 本日,我が大学(の私の研究室の隣の部屋)で,第70回なにわ放送教育研究会が催された。私が講義があってNHK大阪局に行けないので,今回は会場をここにしてもらった。
P1120269 今回は,英語活動用番組の活用に関する検討だ。松浦さんが,『スーパーえいごリアン』を利用した実践を報告してくれた。また,宮田さんは,『えいごでしゃべらないとJr.』の利用の可能性と限界を子どものアンケート結果をひもときながら,語ってくれた。
 英語によるコミュニケーションが苦手な教師にとっては指導の助けにはなるが,例えば,文部科学省が提供する『英語ノート』とどのように重ねるか(使い分けるか)等,小学校の英語活動用番組の活用は悩ましい(難しい?)という声が少なくなかった。

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2008.11.15

放送教育に関する実践研究のツボをおさえた発表

 14日,相模原で催された,平成20年度神奈川県視聴覚・放送教育研究合同大会(相模原大会)に参加した。午前中,「人間力の育成に資する教育メディアの活用」について講演をおおせつかった。人間力の定義やそれが重視されるに至った経緯,その構造,それを育成するための放送番組やICTの活用について話題や事例を提供した。
 午後,小学校分科会2にも参加し,そこで実践提案を拝聴した。川崎市立久本小学校の佐藤拓教諭がNHK学校放送番組『伝える極意』を活用した実践を報告してくれた。子どもの実態の診断,番組の特徴の把握,学習モデルの提供としての番組活用,その成果の評価(事前-事後)など,現在の放送教育に関する実践研究のツボをおさえた発表であった。

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2008.10.31

研鑽を積む教師から学びを尊ぶ子どもが生まれる

P1050907 7月に続き,富山県氷見市立明和小学校で,6年生の理科の授業を見学した。同校の表教諭は,私が委員を務める,文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」プロジェクトのメンバーであり,その取り組みの一環として,子どもたちに,電磁石の実験に従事させ,追究成果をビデオクリップにまとめさせた。
 子どもたちは,NHKの学校放送番組やデジタル教材の内容を踏まえながら,実験を計画し,実施し,結果をまとめていた。ビデオクリップ作成への初めての挑戦であったと聞いたが,科学的な取り組みを上手にまとめていたように思った。
 今回もまた,表教諭の実践研究の熱意に感心させられた。彼が,単元がスタートしてから毎日のように,実践の
記録やそれに関係する書籍等から得た知恵を蓄積し,それらをポートフォリオ的にまとめているからだ。それは,本日で,31号を数えていた。研鑽を積む教師から学びを尊ぶ子どもが生まれることを実感できる訪問であった。

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2008.10.28

やっぱり対面での学び,コミュニケーションは--

 本日,あるプロジェクトの打ち合わせ等がテレビ会議で催され,私も研究室から,参加した。システムの問題もあるのだが,なかなか意思疎通が図れず,少々疲れた。
 ひるがえって,ここ数日,第59回放送教育研究会全国大会に参加した教師たちが,実践研究への意欲を高め,次なる取り組みの構想をオンライン上で示してくれている。そして,その熱は,大会に参加できなかった教師にも及んでいる。やっぱり対面での学び,コミュニケーションは,教師たちの共同体には欠かせない。

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2008.10.27

放送教育の実践を熱心に議論する(第69回なにわ放送教育研究会)

 本日,谷町のNHK大阪で,第69回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,この1ヶ月の実践を全員がプチ報告し,また放送教育研究会全国大会の参加者がその模様を紹介してくれた。
 次いで,小学校中学年の国語番組『わかる国語3・4年 読み書きのツボ』を活用した実践,特別支援教育用番組『みてハッスル☆きいてハッスル』等を活用した実践を報告してもらい,番組活用の方針や手だてについて熱心に協議した。特に後者については,個別指導と番組利用の関係等について,かなり意見を交換できた。

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2008.10.26

全国大会の運営を支える教師たち

 第59回放送教育研究会全国大会が終わったが,全放連のメンバーは,その企画,そして運営に多大なる時間とエネルギーを費やした。統括指導講師として傍らでそれを見ていた,そして時には苦労をともにした私は,彼らのがんばりを一番よく知っている。実践研究に関する大会の企画・運営は,教師たちのボランティア精神によって支えられている。「ご苦労様でした」と,全放連のメンバーの労をねぎらいたい。
 また,運営だけでなく,九段小学校の竹下教諭は,公開授業,研究交流会での提案,ポスター発表と,大会のあらゆるシーンで活躍していた。そのチャレンジ精神に,多くの教師たちが感心していた。

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2008.10.25

第59回放送教育研究会全国大会盛り上がる

 第59回放送教育研究会全国大会の2日目,私は,オリエンテーションと大会のまとめ,さらにポスター
セッションの審査委員会委員として,大忙しであった(ただし,午前中だけだが)。
P1050749_2 ポスターセッションでは,山口県の幼稚園では32年間も「親子同時視聴」を続けているという報告をお聞きして,感心した。私が関わりを持っている,広島県三次市立三和小学校の実践が優秀ポスターに選ばれたのは,うれしかった。なにわ放研のメンバーも,4つのポスター(氷上から参加してくれている細見さんも入れると5つも)を提示し,その工夫を伝えようとしていた。彼らのがんばりにも,敬意を表したい。それらによって,大会がとても盛り上がった。

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2008.10.24

第59回放送教育研究会全国大会始まる

P1050635 今日,明日と,第59回放送教育研究会全国大会が国立オリンピック記念青少年総合センター等で催される。まず,千代田区立九段小学校で5つの授業が公開された。学校放送番組の丸ごと視聴の取り組みもあれば,デジタル教材を生かしたICT活用実践があった。
 午後は,会場をセンターに移し,6つ分科会が運営された。道徳や国語等の番組を活かしたの継続視聴という伝統的な実践が語られている場合もあれば,番組視聴後の発展学習を模擬授業で共通理解するケースもあった。
 様々な意味で,放送教育実践の厚みや広がりを確認できたが,その一方で,今後,放送教育の意義や可能性を再確認する必要も感じた。

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2008.10.18

歴史番組活用に関するワークショップ(第15回日本教育メディア学会年次大会)

 昨日の記事でもお伝えしたように,本日,明日と愛知淑徳大学で,第15回日本教育メディア学会年次大会が催される。本日は,午前中にNHK学校放送番組『見える歴史』の活用に関するワークショップ,午後には自由研究と課題研究というメニューである。
P1050524 午前中のワークショップでは,番組,デジタル教材におさめられた「利用ガイド」「視聴シート」などについていろいろと手厳しい意見が登場した。私は,番組のコンセプトや基本的な構成は間違っていない,今の学力向上に必要な要素が番組等に盛り込まれていると思うのだが--。

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2008.10.17

メディア環境移行期における学校放送番組・デジタル教材の活用傾向に関する考察(第15回日本教育メディア学会年次大会にて)

 明日から,愛知淑徳大学を会場にして,第15回日本教育メディア学会年次大会が催される。それゆえ,本日夜,名古屋入りした。この学会の初日の課題研究Ⅰ「デジタル時代の放送教育」において,亀井さん(椙山女学園大学),森田さん(早稲田大学)と共同発表をおこなう。タイトルは,「メディア環境移行期における学校放送番組・デジタル教材の活用傾向に関する考察−小中学校の教師に対する質問紙調査の結果から−」である。いわゆるNHK2011で取り組んでいる,放送教育の実態と展望に関する調査研究の結果の一端を報告する。
 今回の発表は,自分よりも若い2人との共同であり,私としては初めてのケースとなる。意見を述べたり,任せたりと,どの程度,またいかなる形でイニシアチブを発揮するか(しないか)が難しい。でも,2人の意欲や視点に学ぶところがあり,よい経験となっている。

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2008.10.09

やっぱり高校生には,授業プラン作成は無理?

 本年度も,学部3・4年が受講する「教育学特論Ⅱ」を担当している。これは,我が学部の教育・心理学系の専門科目であり,放送教育の理論と実践に関する内容だ。その目標は,以下のとおりである。

わが国の放送教育の今日的な状況について,総合的・具体的に理解する。
・授業におけるメディアの活用,とりわけ学校放送番組の活用に関する歴史や現状を理解できる。
・わが国で現在放送されている,学校放送番組の特徴を考察できる。
・授業における学校放送番組の利用を実践しようとする意欲を持ち,そのプランを策定できる。

 先日,この講義を高校2年生が受講すると聞いて驚いた。高大連携の一環として,確かに我が学部の講義を高校生に受講してもらっているが,多くは一般教育科目だ。大丈夫だろうかと心配していたが,やはり授業プラン作成が無理だと考えたのか,受講を取りやめることにしたようだ。ほっとしたような,寂しいような--。院生(現職教員)の講義でこの件を話したら,「高校生が授業プランを作成できたら,自分たちの立つ瀬がない」とコメントしてくれたので,まあ,これも仕方がないだろう。

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2008.10.04

人間力の育成を目指した放送教育実践の報告

 本日,全国放送教育研究会連盟(全放連)の人間力育成プロジェクトのミーティングが催された。このプロジェクトは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。本日は,今月24日の放送教育研究会全国大会の校種別研究交流会「小学校 人間力の育成」で千代田区立九段小学校の竹下教諭(人間力育成プロジェクトのリーダー)が「論理的思考力・表現力を支える『人間力』の育成」というタイトルでおこなう発表の内容等を議論した。その主張点は,人間力育成のためのカリキュラムの構成,番組の配列等を改編した継続視聴の工夫等である。放送教育実践家は,ぜひ,全国大会に,そしてこの分科会にご参加いただきたい。

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2008.09.30

放送教育の実践をポスターに表す際に(第68回なにわ放送教育研究会)

P1050280 本日,谷町のNHK大阪で,第68回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,今月24・25日に,東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される,第59回放送教育研究会全国大会で実践を発表するメンバーが,その内容をレポートしてくれた。そして,発表の内容や表現について,意見を交換した。
 特にポスターセッションでの発表に,いっそうの工夫が必要であることを全員で了解した。限られた紙面に,実践の特徴をどのように盛り込むのかについて,議論した。私は,番組活用の必然性,その実際を強調するとよいのではないかとコメントした。

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2008.09.04

理科の観察にICTを用いて

P1040191 川崎市立夢見ヶ崎小学校5年生の子どもたちが,理科の学習の一環として,多摩川の観察に出かけた。この学校は,文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」プロジェクトの協力校である。だから,観察に出かけても,写真のように,デジタルビデオカメラで記録を撮る。子どもたちは,「上流に比べて川の流れがゆっくりになっています--」などとコメントしながら,川の様子を撮影していた。
 彼らは,もちろん,例えば川の水にふれたり,岩の様子をスケッチしたりしている。それゆえ,デジタルとアナログを総動員した観察によって,この後,川の流れに関する多面的な考察が繰り広げられることが期待される。また,それが,観察の前後に視聴した学校放送番組と連動することが望まれる。

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2008.08.31

人間力の育成を目指した授業実践

P1040096 本日,全国放送教育研究会連盟(全放連)の人間力育成プロジェクトのミーティングが催された。このプロジェクトは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。本日は,写真のように,メンバーが1学期に取り組んだ,人間力の育成に向けた授業実践をポスター発表にて交流した。また,人間力の定義と構造について意見を交換し,全放連型の「人間力」モデル,つまり放送教育と人間力の育成の接点,「共感」を強調した能力モデルを暫定的に定めた。
 これらの活動は年度末まで続く。そして,その中間的な成果が,10月の放送教育研究会全国大会や2月の成果発表会にて披露される。

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2008.08.27

英語番組の活用を考える(第67回なにわ放送教育研究会)

P1040075 本日夜,谷町のNHK大阪で,第67回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,『えいごでしゃべらないとJr.』を全員で視聴(今日はプロジェクターがなく,私のコンピュータを利用した),その活用について意見を交換した。番組で文字が映され,また日本語が用いられているのは,NHKのこれまでの小学校用英語番組にはなかった構成や演出である。
 番組の主柱を占めるのは,子どもたちが外国人と繰り広げるキャンプ活動,そこでの料理の様子である。これを視聴する子どもたちにも経験させるのか,それはできないので表現だけをまねさせるのか,それとも視聴するだけでよいのか,メンバーの意見は分かれた。

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2008.08.20

習得・活用・探究に資する学校放送番組

 文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」プロジェクトのミーティングが催され,私も委員の一人として参加した。プログラムの評価委員,外部専門家に,プロジェクトの概要と実践事例を報告し,評価コメントをもらった。
 そこで話題になったことの1つは,例の「習得・活用・探究」という学習プロセスを,「テレビ番組とICTの連動による探求型学習」にどのように体現するかという問題であった。私は,すぐれた学校放送番組は,15分間で,知識・理解等の習得を実現し,それを活用させる視点を提供し,そして探究のための動機づけを図ることが可能である。同時に,指導者たる教師が実体験や他のメディアをそれに重ねれば,特定の場面のための資料や道具や舞台として機能させることもできる(いわゆるメディアミックスの考え方である)。要するに,教師の考え方と腕次第で,学校放送番組は,習得・活用・探究のいずれの学習にも資するのである。

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2008.08.08

中国地方放送教育夏期特別研究交流大会で「学力向上と放送番組の活用」について講演

 8日,広島県民センターで,平成20年度中国地方放送教育夏期特別研究交流大会(広島大会)が催された。放送教育の実践研究は,全国,地方ブロック(全国8つ),都道府県という単位で進められる。本日の大会は,地方ブロックの営みだ。中国五県で,ローテーションを組んで,企画・運営している。平成21年11月に催される本大会(授業公開有り)に備えるためのプレ大会という性格を帯びている。
 広島の放送教育の組織が掲げた大会主題は,「豊かな人間力を育む-これからの『放送による学習』のあり方を求めて」というものだ。説明を拝聴したが,新学習指導要領への対応,それを含む「人間力育成」の実践動向を十分に把握し,それに放送番組活用を位置づけようとする方針が明快であった。
 私の講演は,「学力向上と放送番組の活用」と題するものであったが,結局,上記の大会主題の説明の後だったので,それに基づいた実践事例を紹介し,そして,それらを生み出すための教員研修のデザイン,その精錬の必要性をアピールするものとなった。

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2008.08.02

第59回放送教育研究会全国大会のプログラムの具体化を図る

 全国放送教育研究会連盟は,10月24・25日に,第59回放送教育研究会全国大会を催す。授業公開(九段小学校),校種別研究交流会,そしてポスターセッション等で構成される。本日,全放連のメンバーと全放連基調提案の内容,研究交流会の進行について検討するための研修会を開いた。これは,プログラムの具体化のためのミーティングである。
 全国大会の開催には,内容面でも,運営面でも,様々な問題が生じる。その解決には,少なからぬエネルギーが必要とされる。それでもなお,本日の研修会参加メンバーは,放送教育の魅力,可能性を大会参加者が実感できるように,いろいろとアイデアを出し合った。彼らのそうした苦労が報われ,全国大会が実り多いものとなることを願っている。

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2008.07.28

放送番組・デジタル教材の活用方法を考える実践セミナー(日本放送教育協会「先生のための教え方教室」)

 本日,広島市立白島小学校を会場にして,「先生のための教え方教室」が催された。これは,日本放送教育協会が,NHKと連携して,NHKの学校放送番組とデジタル教材の活用に関するアイデアを参加者に吸収してもらうための実践セミナーだ。
P1030478 本日は,『おはなしのくに』『わかる国語 読み書きのツボ 3・4年』そして『伝える極意』と3本の番組を取り上げて,そして,模擬授業,指導案作成のワークショップ,番組分析等を通じて,参加者に,放送番組・デジタル教材の活用方法をしっかり考えてもらった。参加者の熱意に支えられ,よいセミナーになったと思う。準備をしてくださった日本放送教育協会のスタッフをはじめとする関係者に感謝したい。

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2008.07.27

番組を活用した授業プランについてしっかり考える(第7回「虎の穴」OB会)

 昨日も紹介したように,本日と,東京・渋谷のNHKで,放送教育指導者養成講座(虎の穴)の第7回OB会が催され,私も参加した。
P1030474 本日は,今年度にスタートした,NHK学校放送・第6学年社会科番組『見える歴史』の「織田信長」の回を視聴し,それを活用する授業プランをグループで作成し,報告してもらった。また,その妥当性や課題について,制作者も含めて,意見交換した。このような番組研究と活用プランの作成は,放送教育の研修会の特徴的な活動だ。今日も,番組の特徴を生かした,そして学力向上に資する,授業プランについて,参加者がしっかり考えていた。
 ところで,このOB会,次回は,8月1・2日(土日)に北海道で催されることに決まった。OBの皆さんには,出席できるように努力してもらいたい。

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2008.07.26

第7回「虎の穴」OB会が始まる

 本日・明日と,東京・渋谷のNHKで,放送教育指導者養成講座(略称:「虎の穴」)の第7回OB会が催される。
P1030444 本日は,7人のOBが,近況報告,とりわけ1学期の実践を報告してくれた。それぞれが「新しい挑戦」に取り組み,その成果と課題をレポートできていたという点から,また学校内外で放送教育実践の啓発や普及に工夫を凝らしているという様子から,彼らの「虎の穴」OBとしての活動が充実していることが分かった。

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2008.07.25

一度に10本も放送教育実践を聞いて(第66回なにわ放送教育研究会)

 本日夜,谷町のNHK大阪で,第66回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,1学期実践を交流する機会である。なんと10本の実践が報告され,番組の性格(その変遷),番組の位置づけ方,評価の仕方等を議論した。8分で発表,7分の討議という,あわただしい設定であるが,しっかりした意見交換ができた。なにより,これだけたくさんの実践を並べて,その共通項や独自性を検討して,放送教育の実践動向を確認することができた。

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2008.07.23

もうすぐ第7回「虎の穴」OB会

 7月26,27日,東京・渋谷で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催される。これで7回目のOB会だ。今年のメニューは,1期生の田端さんや竹下さん,そして3期生の草柳さんたちによって,1日目は番組活用実践の報告,2日目は模擬授業等のワークショップというメニューが用意されている(予定)。
 昨年もそうであったが,今年も参加者が減った。開催も危ぶまれた。上記メンバーに本当に開催するのかとたずねたところ,参加者数が少なくても,この勉強会を続けたいとのことであった。
 プロジェクトの取り組みを継続・発展させることは,難しい。その熱が冷めるのは,自然なことである。けれども,それでもなお続けたいという教師がいるならば,それに,私もとことんつきあってみようと思う。

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2008.07.19

NHK学校放送に関するインタビュー

 このブログでも何度も紹介してきたが,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」の企画・運営にたずさわっている。これは,2011年,そしてそれ以降のNHKの教育サービスのあり方について,具体的に提言するための調査研究である。NHKが日本放送教育協会に,その企画・運営を委嘱している。
 このプロジェクトの一環として,本日,ある教育委員会の指導主事に,放送教育実践に関するヒアリングを試みた。この実践者の20年以上に及ぶ放送教育への取り組みには,放送教育の多様性を二重,三重に確認できた。また,NHK学校放送番組の最大の特色が,その教材性,とりわけ,教科書の内容からの発展可能性にあるという意見を重ねて聞けた。

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2008.07.16

放送番組・デジタル教材の活用に関する実践セミナー(日本放送教育協会「先生のための教え方教室」)

 日本放送教育協会は,毎年,NHKと連携して,「先生のための教え方教室」を催している。これは,NHKの学校放送番組とデジタル教材の活用に関する実践セミナーだ。全国10ヶ所で実施される。そのうちの1つに,私も協力する。7月28日(月),広島市の白島小学校を会場とするものだ。この日は,国語番組や関連するデジタル教材の活用法をワークショップ型で参加者に体験・会得してもらう。『おはなしのくに』『わかる国語 読み書きのツボ 3・4年』そして『伝える極意』と3本もの番組を取り上げるのが,特長だ。活動も,模擬授業,指導案作成と多様性に富んでいる。「ことばの力と番組等の活用の接点」を確認したい方は,ぜひご参加いただきたい。

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2008.07.13

「NHK学校放送に関するアンケート」への回答,ありがとうございました。

 先日,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」の一環たる,「NHK学校放送についてのアンケート」への回答が終了した。540名を超える方から回答を頂戴することができた。現在,集計および分析中である(本日も,渋谷でその作業に従事していた)。8月末には,中間報告書をNHKに対して提出する。このブログを読んで,お忙しいのに回答してくださった現職教員の皆さんに,厚く御礼申し上げる。また,そのご厚意に応えるために,これからの放送教育のあり方を明確に示すことを誓いたいと思う。

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2008.07.12

教師と子どもの学びの共鳴

P1030361 昨日レポートしたように,富山県氷見市立明和小学校の6年生たちの「人や動物のからだ」に関する探究活動はとても充実していた。それを指導する,表教諭の机の上には,写真のように,4社の教科書が置いてあった(もともとは積んであったが,私が,扇のように広げた)。子どもたちの学習課題は,多岐に及んでいる。それらは,基本的な問題なのか,それとも応用・発展的なトピックなのか--。表教諭は,いわゆる教科書比較を通じて,それを確かめようとしたのであろう。だからこそ,彼は,子どもたちが示した疑問を「学級共通の課題」「個人課題」に分けることができたのである。
 大阪からとても遠い場所であったが,教師と子どもの学びの共鳴を感じることができて,すがすがしい気分になった。なお,表教諭の机周りの本棚には,教科書や指導書,副読本以外に,教育工学会の発表論文集,○○式描画法といった実践書などもたくさん並べられていた。彼の学びのレパートリーも感心させられた。

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2008.07.11

科学的な思考と表現の充実

 富山県氷見市立明和小学校で6年生の理科の授業を見学した。同校の表教諭は,私が委員を務める,文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」プロジェクトのメンバーであり,その取り組みの一環として,単元「人や動物の体」において,子どもたちに,そうした内容に関する探究的な活動に従事させ,追究成果をICTを活用してプレゼンテーションさせた。
P1030332 子どもたちは,「人や動物の体」に関する素朴な疑問を抱き,それを,実験やNHKの学校放送番組・デジタル教材等を通じて明らかにしていった。プレゼンテーションでは,これまでの燃焼と呼吸を連結して考察するなど,科学的な思考の充実が確認された。また,グラフや表を用いた分かりやすい説明が浸透していた。
 そもそも,彼らの探究への意欲に圧倒された。11時間配当の授業なのだが,この単元の学習だけで,子どもたちのノート1冊分が費やされているのだから。

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2008.07.08

全放連・人間力向上プロジェクトの授業研究会

 本日,千代田区立九段小学校で,全国放送教育研究会連盟(全放連)の人間力向上プロジェクトの授業研究会が催された。このプロジェクトは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。その一環として,年に数回,放送番組を活用して人間力の育成を図る授業をデザインし,実施し,そして評価する。つまり,授業研究会を企画・運営する。
P1030260 今日の授業では,プロジェクト委員長の竹下教諭が,1年生に,NHK学校放送『おはなしのくに』の「かたあしダチョウのエルフ」の回を視聴させ,「片足になったエルフの姿を想像し,エルフの優しさや悲しみ,勇気について読み味わう」授業を実施した。月曜日の5時間目という悪条件化であったが,子どもたちは,番組のストーリーに引き込まれていった。それを,例えば「目を閉じてエルフの姿を想像させる」等,竹下教諭の指導技術が促した。
P1030292 研究授業後の協議会は,プロジェクトのメンバー等の放送教育実践家(幼稚園~中学校までの教員)と九段小学校の教師たちが,グループを組んで授業に関する意見を交換した。また,この番組を活用するプランを構想した。NHKの番組制作者が番組のコンセプト等を紹介してくれて,それらの活動を支えてくれた。様々な立場の人間が多様なアイデアを交流する,そして互いにそれを尊重する,よい機会となった。プロジェクトの授業研究スタイルに合わせて校内研修を企画・運営してくださった,九段小学校の先生方に厚く御礼申し上げる。

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2008.06.25

思考力を評価するために

 本日,研究室に,高槻市立阿武山小学校の浅香教諭を迎え,二人で,社会科において「思考力」を育むための授業デザイン,そしてそれを評価する方法について議論した。浅香教諭が構想している実践では,子どもに,水産業(とる漁業,育てる漁業)の現状や課題を把握させる。そのために,彼は,NHKの学校放送番組やデジタル教材等を活用するのであるが,難しいのは,それをどのように評価するかということである。もちろん,教科書や前述したようなメディアを活用して子どもたちが考えている過程も評価の対象であるが,それが一般化されたかどうかを確認するために,つまり応用・活用力を問うために,二つの主題図を関連づけていくつかの事象やその背景を説明させる,その根拠になる資料を予想させるといった問題を考えついた。
 このチャレンジの経緯と成果は,10月24・25日の第59回放送教育研究会全国大会の研究交流会・小学校分科会で報告される。

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2008.06.23

NHK学校放送番組『見える歴史』の活用(第65回なにわ放送教育研究会)

 本日夜,谷町のNHK大阪で,第65回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,今年度にスタートした学校放送番組『見える歴史』の第3回を視聴し,その特徴等について意見を交換した。
 また,この番組を活用した実践を守口市立橋波小学校の松浦教諭が報告してくれた。彼は,(前にもこのブログで紹介したが)番組の継続視聴を活かし,時代をまたいで,政治や文化,くらしの異同を考察させる取り組みに着手している。その可能性と課題について検討した。やはり,実践がチャレンジングなので,参加者から色々な意見が出て,議論が盛り上がった。

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2008.06.20

全国の小中学校の先生方へのお願い(NHK学校放送に関するアンケートへの回答を)

 このブログでも何度か紹介してきたが,私は,現在,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」の企画・運営にたずさわっている。これは,2011年,そしてそれ以降のNHKの教育サービスのあり方について,具体的に提言するための調査研究である。NHKが日本放送教育協会に,その企画・運営を委嘱している。
 このプロジェクトの一環として,「NHK学校放送についてのアンケート」を実施している。その結果は,今後のNHKの学校教育向けサービスのあり方を決定する際の重要な情報となる。このブログの読者たる,全国の小中学校の先生方に,このアンケートへの回答をお願いしたい。詳しくは,下記の依頼文をお読みください。

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日本放送教育協会より
NHK学校放送についてのアンケートのお願い

このたび日本放送教育協会では、今後のNHK学校放送の在り方を考えるため、下記のようなメンバーによる調査研究プロジェクトを発足させました。そして,その一環として,平成19年度に小中学校で授業を行った先生を対象に,アンケートを実施いたします。
※平成20年度に授業を担当されている場合でも,平成19年度に内地留学や研修などで授業を担当されなかった場合には,回答をご遠慮いただいております。

以下のURLからアンケートにアクセスして、平成20年6月30日(日)までに,質問にご回答ください。
http://www.nhkk.or.jp/nhk2011/

お忙しいところ恐縮ですが,ご協力をいただけますよう、お願いいたします。

<日本放送教育協会NHK委託プロジェクト>メンバー
熊本大学教授 鈴木 克明
大阪教育大学教授 木原 俊行
メディア教育開発センター准教授 堀田 龍也
東京大学准教授 山内 祐平
早稲田大学准教授 森田 裕介
椙山女学園大学准教授 亀井 美穂子

なお,アンケートに対するご質問等は、日本放送教育協会までご連絡ください。
(財)日本放送教育協会
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町41-1 第一共同ビル
TEL(03)5457-8800 FAX(03)5457-8801
e-mail info@nhkk.or.jp
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2008.06.03

放送番組の継続視聴で思考力を育む

P1020515 守口市立橋波小学校で,松浦氏の授業を見学した。第6学年の社会科の歴史学習であった。NHK学校放送番組『見える歴史』の「聖徳太子」を子どもに視聴させ,その内容を国づくり(政治,経済等),文化,生活(衣食住等)の観点で整理させるものであった。
P1020540 圧巻だったのは,その後の展開である。松浦氏は,縄文時代,弥生時代の学習でも,同じような枠組みで,番組視聴を通じて歴史的な事実を子どもに把握させている。そうした蓄積を生かして,3枚のワークシートを並べさせ,内容を比較させ,時代をまたいで,社会的な思考を子どもに繰り広げさせたのである。かなり抽象的な思考が要求されるが,子どもたちは,それに応えていた。番組の継続視聴を社会的な思考の充実に結実させた,よい実践であった。

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2008.06.02

平成21年度の放送教育研究会全国大会に向けて

Cimg0013 豊橋を訪れた。豊橋を含む三河地区で,平成21年10月27・28日に,第13回視聴覚教育総合全国大会及び第60回放送教育研究会全国大会が催される。17ヶ月も先の話であるが,そのための取り組みを順調にスタートさせるために,豊橋市の保育園・小学校・中学校等の先生方に対して,本日,「放送教育の伝統と新しいアプローチ」と題する講演をおこなった。また,NHKの制作者が番組の特長等を語った。同地区の先生方は,私たちに,たくさんの質問を投げかけてくれた。放送・視聴覚教育の平成21年度全国大会に向けて,確かな一歩となった。

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2008.05.31

学校放送番組の魅力

P1020458 P1020453 昨日見学した,千代田区立番町小学校の5年生の理科の授業では,NHK学校放送番組『ふしぎワールド』が活用されていた。驚いたことに,番組が始まると,教室の後ろの方の子どもたちが立ち上がってディスプレイを見ようとしていた。その子どもたちは,15分間ずっと,立ったまま,番組を視聴していた。それも,必死になって。
 この番組の内容や構成について,私は,少々疑問を抱いていた。例えば,果たして,あのようなキャラクターが必要なのか,クイズが子どもたちの思考を遮らないか等々。今もそれらが払拭されているわけではないが,番組に魅力があるからあのような子どもたちの姿を目にできることは間違いなかろう。

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2008.05.30

習得・探究・活用による学び

 千代田区立番町小学校で5年生の理科の授業を見学した。同校は,私が委員を務める,文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」の協力校である。
 同校では,理科の学習における習得・探究・活用のあり方,その関連のはかり方を教師たちが実践的に研究している。本日の授業では,習得と探究による学びを徹底するために,NHKの学校放送番組が活用されていた。番組で提示される映像,投げかけられるクイズを通じて,子どもたちは,学び直しを充実させていた。この後,彼らは,「天気予報士になろう」というテーマの下,例えば運動会の日の天気を予想するなど,活用型の学習に従事する。

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2008.05.26

NHK学校放送番組『伝える極意』の活用(第64回なにわ放送教育研究会)

 本日夜,谷町のNHK大阪で,第64回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,今年度にスタートした学校放送番組『伝える極意』の第2回,第3回を活用した実践を報告してもらい,それについて様々な議論を繰り広げた。
 番組で紹介される「小学生の児童の活動」は「等身大のモデル」として機能するだろう,番組に登場する達人の説明は教師の説明よりも分かりやすい(番組の教師と教室教師のティームティーチングが効果的),番組で示唆するコツは学習指導要領の内容を越えており発展的な教材として価値があるといった肯定的な評価が示された。その一方で,このタイプの番組につきまとう,教師が教材研究で番組を視聴すれば子どもには見せなくてもよいという意見も登場した。
 本日の報告者は,番組の視聴とそこで示された活動の導入を繰り返して,つまり番組のストーリーに即して,1分間スピーチを充実させていた。そして,その意義を,事前・事後アンケートによって確認していた。当人がいみじくも述べていたが,番組活用によって、子どものスピーチへの意欲が高まり,またそのスキルが充実したとようだ。やはり,子ども自身が視聴する価値があるということだろう。

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2008.05.20

放送教育の実践を発表しよう(第59回放送教育研究会全国大会)(再)

 全国放送教育研究会連盟が催す,第59回放送教育研究会全国大会の実践発表者が公募されている。この大会は,平成20年10月24・25日に開催されるが,課題別・番組別研究交流会とポスターセッションにおいて,放送教育の実践をレポートしてくれる実践家を全放連は求めている。自らの実践について他の教師や番組制作者や研究者に批評をしてもらえる,また他の実践にふれられる,よき機会なので,ぜひ,応募してもらいたい。応募締め切りが近づいている。23日である。全国の放送教育実践者の方,忘れないように,申し込んでください。

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2008.05.11

NHKに12時間以上もいて――

 今日は,NHKに,朝10時過ぎから夜10時過ぎまで,12時間以上もいた(そういえば,自宅に12時間以上いることはそう多くはない--)。前半は先導的教育情報化プログラムの全体会議の議論等に,後半は「NHK学校放送の将来を考えるプロジェクト」で実施するアンケート調査の項目等の作成に,時間を費やした。おかげで,NHKの1階食堂で,お昼ご飯も晩ご飯も食べることとなった(ちなみに,お昼ご飯は,カレーうどんとシューマイ,晩ご飯はもやしラーメンに野菜サラダである)。昨日,一昨日も,東京でミーティング漬けで,ちょっとくたびれ気味。

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2008.05.03

放送教育の実践を発表しよう(第59回放送教育研究会全国大会)

 先日,全国放送教育研究会連盟が催す,第59回放送教育研究会全国大会の実践発表者の募集が始まった。この大会は,平成20年10月24・25日に開催されるが,課題別・番組別研究交流会とポスターセッションにおいて,放送教育の実践をレポートしてくれる実践家を全放連は求めている。自らの実践について他の教師や番組制作者や研究者に批評をしてもらえる,また他の実践にふれられる,よき機会なので,ぜひ,応募してもらいたい。応募締め切りは,23日である(誰かのバースデー)。

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2008.05.02

2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト

 本日も,渋谷のNHKで,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」の会議が催され,私も参加した。これは,地上デジタル放送が完全実施となり,また新しい指導要領が小学校で全面実施となる(予定),2011年,そしてそれ以降のNHKの教育サービスのあり方について,具体的に提言するための調査研究である。
 本日は,主として,6月に実施する予定であるWebアンケート調査の対象,内容,手続きについて詳細に検討した。2001年に実施した,やはりNHK学校放送の将来像に関する調査との継続性,NHK放送文化研究所が実施する大規模調査との異同など,検討すべき事項は多い。しかしながら,NHK側が7月には学校現場の意向を把握したいと願っているので,そうのんびりとも構えてはいられない。あと1月ほど(それ以降も?),アンケート項目等との格闘が続く。

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2008.04.29

全放連・人間力向上プロジェクトのスタート

 本日,東京・渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)の人間力向上プロジェクトのキックオフ会が催された。これは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。これまで,教育放送デジタル化への対応,学力向上への取り組みを推進してきた。その成果と課題を踏まえて,今年度から3年間(予定),放送番組活用による「人間力向上」にメンバーはチャレンジする。
P1020208 本日は,まず私が,人間力という概念が台頭してきた背景,その枠組み,実践事例をレポートした。それを受けて,メンバーの教師たちは,人間力の育成と番組活用を重ねる構想を練り,それらを交流した。7月7日(月)に,メンバーの一人が研究授業を実施すること等も決まった。
 このプロジェクトが提案性のある,また放送教育の伝統の継承とリニューアルに資するものになるように,努力したいし,全国の放送教育実践家には,直接的・間接的に,このプロジェクトに関わってもらいたい。

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2008.04.28

NHK学校放送番組『伝える極意』を研究する(第63回なにわ放送教育研究会)

 本日夜,谷町のNHK大阪で,第63回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,今年度にスタートした学校放送番組『伝える極意』の第1回,第2回を視聴し,その特徴等について意見を交換した。
 全体として,教師の指導の糧になるという意見が少なくなかった。例えば,礼状を書いたり1分間スピーチをおこなったりすることを子どもに指導する際にポイントを確認できる。説明しても分かりにくいコツをビジュアルに示せるといった可能性が指摘された。
 しかしながら,子どもが番組に魅力を感じないのではないかという声も聞かれた。ストーリーがやや単調で,まるで,大人の趣味講座番組のようだという感想が,それを象徴している(つまり,もともと,番組で紹介される課題や活動に興味のあるものでないと,視聴意欲を維持できないことが危惧される)。
 完璧な授業が存在しないように,また完全なる番組も存在しないだろう。だからまず,この番組を視聴し,また教室で利用してみようと,なにわ放研のメンバーは約束した。来月26日の研究会で,茨木の小学校教員が,この番組を活用した実践を報告してくれることになった。

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2008.04.21

「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」事業の発展に向けて

 またまたNHKを訪れ,「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」事業に関するミーティングに出席した。これは,文部科学省の「先導的教育情報化推進プログラム」の1つとして,企画・運営されるプロジェクトである。NHKおよび日本放送教育協会が事務局を務める。本日は,19年度の取り組みを振り返りつつ,習得・活用・探究という学習サイクルと放送番組やICTの活用の関係構造を踏まえた学習デザイン,それを通じて獲得が期待される「探求型言語力」の内実等について議論した。

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2008.04.19

2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト

 本日,渋谷のNHKで,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」関連のミーティングが催され,私も参加した。これは,2011年,そしてそれ以降のNHKの教育サービスのあり方について,具体的に提言するための調査研究である。
 今回は,このプロジェクトのアンケート調査ワーキンググループの集いであった。亀井美穂子先生(椙山女学園大学),森田裕介先生(早稲田大学)とともに,6月に実施予定のアンケート調査の内容や様式について,検討した。あと一ヶ月で内容他のプロジェクトメンバーの意見を吸収し,内容・様式を詰めて実施する。その折りには,読者(教員の方々)には,ぜひ協力していただきたい。次の世代の放送教育を創り出す,重要な調査になるので。

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2008.04.08

今年度にスタートした学校放送番組

 本日,本年度にスタートした学校放送番組を2本視聴した。『伝える極意』(小学校高学年国語・総合)と『見える歴史』(小学校6年生社会)である。前者では,実際の小学生が課題を解決していくプロセスが描かれている。後者では,アニメーションが駆使されている。読者も,視聴して,当該学年・教科等のこれまでの番組と比較してもらいたい。例えば,『伝える極意』とかつて放送されていた『調べてまとめて伝えよう』の異同などは,興味深い。

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2008.04.07

2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト

 本日,渋谷のNHKを訪れ,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」の企画・運営について,NHKのスタッフと協議した。これは,地上デジタル放送が完全実施となり,また新しい指導要領が小学校で全面実施となる(予定),2011年,そしてそれ以降のNHKの教育サービスのあり方について,具体的に提言するための調査研究である。特に,「番組編成と放送時間」,放送番組以外の媒体によるサービスの量・質,番組等の利用に関する普及促進等をサーベイやインタビュー,さらには海外視察等を通じて明らかにするプロジェクトだ。
 先月末のキックオフ会の議論を踏まえて,短い期間,限られた予算で,学校放送の将来に関して,何をどこまで明らかにするのかについて,詰めが必要になった。このプロジェクトの座長を務める私とNHKのスタッフで協議した結果,今回の調査研究を通じて,学校現場のICT環境の整備状況やそこから生まれる学校放送への期待,その詳細,放送教育の普及促進に必要な活動等を把握することになった。

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2008.03.29

放送教育の実践交流(第62回なにわ放送教育研究会)

P1120164 本日,本学の天王寺キャンパスで,第62回なにわ放送教育研究会が催された。本日は,なにわ放送教育研究会と他の地域の放送教育研究グループ(全放連,浜松)の実践交流会として企画・運営された。年度末の休日であったが,13名の参加を得ることができた。
 8件の実践レポートを聞くことができたが,それだけあると,かなりのレパートリーを確認できる。継続視聴を旨とするもの,学校行事や学校研究と連動させたもの,今は放送されていない番組を活用したもの等,放送教育実践の多様な可能性を満喫することができた。同時に,その企画・運営には困難が伴うけれども,このような交流の機会を持つことの大切さ,その意義を再認識した。

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2008.03.27

2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト

 本日,渋谷のNHKで,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」のキックオフ会が催され,私も参加した。これは,地上デジタル放送が完全実施となり,また新しい指導要領が小学校で全面実施となる(予定),2011年,そしてそれ以降のNHKの教育サービスのあり方について,具体的に提言するための調査研究である。特に,「番組編成と放送時間」,放送番組以外の媒体によるサービスの量・質,番組等の利用に関する普及促進等をサーベイやインタビュー,さらには海外視察等を通じて明らかにする。
 2001年及び2002年にも,同様のプロジェクトが企画・運営され,私も,そのメンバーの1人であった。今回は,一応,とりまとめ役を仰せつかった。他のメンバーは,鈴木克明先生(熊本大学),堀田龍也先生(メディア教育開発センター) ,山内祐平先生(東京大学),亀井美穂子先生(椙山女学園大学)デジタルコンテンツの評価,森田裕介先生(早稲田大学)である。これらの方々の力をお借りし,学校放送の将来像に関する,示唆に富んだ提言を呈したい。本年8月末には中間報告書を,そして来年8月末には最終報告書を完成させる予定である。

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2008.03.24

放送教育の実践交流に向けて(第61回なにわ放送教育研究会)

P1020108 本日夜,谷町のNHK大阪で,第61回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。29日に開催される,なにわ放送教育研究会と他の地域の放送教育研究グループ(全放連,浜松)の実践交流会の準備のためだ。時間の都合で29日に発表できるのは5名。その代表を選ぶための機会が今日の研究会であった。発表者はそれぞれ,自分なりに実践のデザインを工夫してはいるが,29日の研究会では報告する実践が「放送教育」に求められる要件を満たしているかどうかが問われる。今日は,その点を中心にアドバイスをした。

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2008.03.23

熊本県放送教育研究協議会の特別研修会

P1020091 日曜日にもかかわらず,本日,熊本市内の中学校を会場として,熊本県放送教育研究協議会の特別研修会が催され,私も参加した。10月31日(金)に実施される,放送教育研究会九州大会を目指して,同協議会のコアメンバー20名弱が集い,9時から16時近くまで研修を繰り広げた(なんという熱意!)。私は,基調講演,番組研究のコーディネーション,そして事例報告やワークショップの助言等を担当した。
 参加者が,そして私自身が,放送教育の伝統と新しい可能性を再確認するためのよき機会となったと思う。詳しくは,研修会開催に尽力なさった前田先生のブログを。

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2008.03.14

「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」事業の成果

 NHKを訪れ,「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」事業の活動に参画した。これは,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」に採択された,プロジェクトである。19年度,理科・社会科・総合における探求型学習の推進に,10地域の学校・教師が取り組んだ。その過程と成果を最終的に総括する段階に来ている。
 17日,このプロジェクトの主査(東京工業大学の中山先生)がその成果等を文部科学省のスタッフやプログラム評価委員にアピールする。今日は,その内容等の最終チェックの機会であった。この1年間,関係者(特に実践者)がプロジェクトに真摯な姿勢で取り組んできたことがよく分かる報告になると思う。

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2008.03.08

第59回放送教育研究会全国大会

 本日,全放連(全国放送教育研究会連盟)のメンバーと第59回放送教育研究会全国大会等について打ち合わせをした(私は,統括指導講師を拝命している)。平成20年10月24・25日に催され,授業公開や校種別分科会,ポスターセッション等が設定される。分科会やポスターセッションは公募制が採用される予定なので,全国の放送教育実践者に申込みをしてもらいたい。それも含め,大会のプログラムには実践的知見を得られる様々な工夫を盛り込むので,多くの方に大会に参加してもらいたい。

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2008.02.24

氷上情報教育研究会となにわ放送教育研究会との合同研究会

P1010694 23日午後から24日午前にかけて,神戸で,「氷上情報教育研究会」「なにわ放送教育研究会」との合同研究会が催された。両者は,情報教育・放送教育と研究のフィールドを異にしているが,NHKがデジタル教材を配信していることもあり,接点も少なくない。そもそも,自主的なサークルの営みをどのように企画・運営するか,それをどう発展させるかという問題は,あらゆるグループに共通するであろう。
 代表プレゼンテーション,ポスター発表,そしてワークショップ(私は,その総括助言を仰せつかった)や講演と盛りだくさんの内容が準備されたが,「徳島の情報教育を考える会」からも参加者を得て,双方にとって実りある会になったと思う。

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2008.02.16

全放連・学力向上プロジェクトの成果報告会

 昨日,東京・渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトの成果報告会が開かれ,私も参加した。このプロジェクトは,NHKの学校放送番組を用いて子どもたちの学力を向上させる術について共同的に,また実践的に追究するものである。
P1010602 各人が計画・実施・評価した今年度の実践を,番組利用と学力向上の関連から整理し,ポスターにまとめて発表した。また,それに関する意見を交換した。ポスター発表の常であるが,最初は静かな時が流れたが,途中からポスター前での議論が熱を帯びた。
 ポスターセッション前後には,プロジェクトの概要説明とワークショップ(「放送学習」による学力向上の普及戦略の検討)もおこなわれた。これも,成果報告会のアクセントとなった。
 一般公開されたので,宮崎や松山といった遠方からの参加者を得ることができた。また,大学生も数名参加して,熱心に議論に参加していた。3年間のプロジェクトを締めくくるにふさわしいせいか報告会となった。

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2008.02.12

初任教師が番組利用にチャレンジして

P1010474 本日,茨木市立東奈良小学校で催された授業研究会に参加した。この学校は「伝え合う力」の育成を研究主題に掲げているが,第3学年を担当する初任教師が,NHK学校放送番組「おはなしのくに」を活用した国語の授業を公開した。この番組ではインドの昔話が紹介されるが,視聴して印象に残ったことを子どもたちはペアで,クラス全体で交流する。
 番組で紹介されるストーリーの豊かさ,出演者の語りの巧みさで子どもたちは学習への集中力を高めた。また,教師のきめ細かな指導によって,子どもたちは,自分の感想をしっかりまとめていた。初任教師の力量を番組が引き出した,よい授業であった。

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「自然とNHKの学校放送番組やデジタル教材に目が向く」

 本日,渋谷のNHKで,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」のプロジェクト会議(コア・メンバー会議)が催され,私も参加した。
 本日は,10校の教師たちによる,NHKの学校放送番組とデジタル教材等を活用して子どもたちの学力向上を図る営みの総括を進めた。途中,富山大学の高橋先生が,「教室のICT環境が整備されれば,教師たちは,自然に,良質なコンテンツたる,NHKの学校放送番組やデジタル教材の活用に目が向きますよ」と指摘していたのが,印象に残った。私も,その「良質」の内容を,1)学習指導要領の目標・内容をカバーしつつ,発展的な教材を用意している,2)そもそも,見ていて(アクセスして)楽しい,3)しかも(質とは関係ないが)今のところ無償て提供されていると解説した。
 プロジェクトの本年度の成果は,こうした検討を重ねて,3月末には報告書にまとめられ。同時に,子どもたちの活動や作品とともに,Web上で公開される。

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2008.01.20

全放連・学力向上プロジェクトの最終報告書

 本日,東京・渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトのミーティングが開かれ,私も参加した。このプロジェクトは,NHKの学校放送番組を用いて子どもたちの学力を向上させる術について共同的に,また実践的に追究するものである。
 本日は,3年間の総まとめたる,最終報告書の原稿の読み合わせをおこなった。各人が今年度の番組利用を学力向上の点から総括し,それを2ページにまとめて報告してくれた。どのような内容をとりあげ,いかなる表現を用いれば,放送番組活用と学力向上の接点を読者に納得してもらえるのか,メンバーで意見交換を繰り広げた。報告書は,3月末にはできあがるので,入手を希望なさる方は全放連事務局まで。
 また,報告書づくりと並行して,2月15日(金)18:30から,NHKで,プロジェクトの成果報告会が催される。一般公開されるので,夕方からの開催でもあるし,参加をご検討いただきたい(放送番組を活用した学力向上実践の発表も募集している)。

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2008.01.14

テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究

 本日,渋谷のNHKで,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」のプロジェクト会議が催され,私も参加した。
P1000648 本日は,先月の会議におけるとりまとめを踏まえて,プロジェクトに参加した10校の教師たちが,NHKの学校放送番組とデジタル教材等を活用して子どもたちの学力向上を図った経過と成果をプレゼンテーションしてくれた。
私は,その特徴について,学び直しの機会が豊かに保障されていること,その節目に実験・観察やフィールドワーク等が位置づいていること等をコメントした。また,ICT活用に学力向上の前提たる「環境整備」「指導者の活用経験」「子どもの学力実態」を報告にて言及することの重要性,学力向上とりわけ関心意欲態度や思考判断を即低評価するツールを工夫する必要性等も指摘した。

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2007.12.28

放送教育実践を全員が発表(第58回なにわ放送教育研究会)

P1120026 本日,大阪教育大学の天王寺キャンパス(私の研究室の隣の演習室)で,第58回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,年末恒例の「全員発表」の回だ。2学期までの実践,3学期の実践の構想を全員に発表してもらった。病気等で欠席のメンバーもいるので,今日の発表は9件となった。なかなかの本数と言えよう。利用している番組のレパートリーも,豊かであった(というか,全員が異なる番組の利用を報告してくれた)。
 全放連からお二人の先生,そして丹波の細見先生が研究会に参加して意見を言ってくださったのも,とても貴重な機会となった。遠くからのご参加,ありがとうございました。

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2007.12.16

テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究

 本日,渋谷のNHKで,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」のプロジェクト会議が催され,私も参加した。
 このプロジェクトでは,10校の教師たちが,NHKの学校放送番組とデジタル教材,そしてその他のICTを活用して,子どもたちの学力向上を図る。本日は,その過程と成果が報告された。私たちは,各人のレポートの内容等について助言するとともに,複数の実践の異同を整理する。ここまでの実践者のがんばりを生かすべく,今度は私たち研究者が知見の総括にあたることになる。

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2007.12.14

「デジタル時代の授業創造講座」(宮崎にて)

 宮崎市内の教育情報研修センターでNHK等が主催する「デジタル時代の授業創造講座」,いわゆる「教え方教室」が催され,私も講師陣の一人として参加した。本日の内容は,理科番組及びそれに連動したコンテンツ(デジタル教材)を活用して,理科の指導と評価のスキルアップを図ることであった。
P1000350 グループワーク(理科の指導の困難点の抽出と整理),NHKのプレゼンテーション,事例報告によって,受講した教師たちは,理科の指導と番組等を活用する視点を獲得した。そして,それらを利用したプランをグループで作成・発表する活動(写真のように実際に番組やデジタル教材に接しながら)を展開した。
 参加者のアンケートによれば,おおむね満足してもらえたようだ。よかった,よかった――。

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2007.12.13

全放連・学力向上プロジェクトの成果報告会(2月15日夕方から開催)

 このブログでも度々報告しているように,全国放送教育研究会連盟(全放連)では,その研究活動の一環として,学力向上プロジェクトを推進している。私もそのメンバーの一人だ。このプロジェクトは,3年間で,放送番組を活かして子どもの学力向上を実現する術を創造してきた。その成果を一般に公開することになった。来年2月15日(金)18:30~21:00だ。この会は,実践報告のポスターセッション,所属校での放送教育普及を図るためのワークショップ,そして私の講評などで構成される。
 平日の開催ではあるが,夕方のスタートなので,参加・発表等をご検討いただきたい。ちなみに,飲み物と軽食付きらしい。また,ポスターセッションにおける発表も募集されている。後日,「放送教育ネットワーク」で参加・発表が受け付けられるようになる。

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2007.12.11

小学校英語活動のティーム・ティーチング講義(「教育実践の研究Ⅱ」)

P1110984 担当している講義「教育実践の研究Ⅱ」でティーム・ティーチング講義を試みた。本日の講義の内容は,小学校英語活動である。私が,小学校英語活動の実践動向をレビューした後,それに資する教材を学校現場に提供してくれているNHKの番組制作者(宇治橋さん),その番組を活用した実践にトライしている教師(宮田さん)がそれぞれ,プレゼンテーションをしてくれた。
 特に宮田さんは,笑いも取りながら,また様々なアクティビティを駆使しながら,自分の英語活動への想いを熱っぽく学生に語ってくれた。初めての試みでバタバタしたところもあったが,今回のティーム・ティーチングは,成功の部類に入ろう。

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2007.12.09

平成20年度教育放送企画検討会議

 8日,東京・渋谷のNHKで,平成20年度教育放送企画検討会議が催され,私も参加した。この会は,次年度のNHK学校放送番組,幼児向け番組等の編成,新番組,デジタル教材などのコンセプトや内容が制作者から紹介され,それについて学識経験者や学校現場の実践家が意見を述べる機会だ。昔は,最若手の研究者(学識経験者のテーブルでは末席に位置する)としてこの会合に出席していたが,今はむしろベテランの範疇に入るようになってしまった。
 さて,次年度の学校放送番組等のラインアップは,今年度とそれほど変わらない。小学校向けのものがいくつか開発されるけれども,大きな方向性は継承されているようだった。番組制作のフィロソフィーが安定しているとも言えるし,チャレンジが少ないとも解釈しうる。その妥当性に関する判断は難しい――。

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2007.12.07

全放連・学力向上プロジェクトの最後の授業研究

 本日,さいたま市の仲本小学校で,全放連・学力向上プロジェクトの研究会が催され,私も参加した。同校の寺村教諭が算数番組『マテマティカ2』を活用した授業を実施し,学力向上プロジェクトや埼玉市の放送教育研究会のメンバーがそれを見学した。このプロジェクトは3年計画のものであり,今年度最終年度を迎える。そして,今回が(一応?)その最後の授業研究会となる。
 さて,この算数番組は,今年度放送が始まったばかりである。生活と算数の接点や試行錯誤して考えるおもしろさを子どもたちに実感させることが意図されている。それを活かそうと,授業者は,視聴後の算数的な活動をていねいに用意していた。
P1000187 協議会では,2時間ほどの間に,番組の特徴や番組利用の必然性,方向性について多面的に考察した。必ずしも予定どおりには進まなかったが,進行役がイニシアチブを発揮して意見交換が盛り上がった。学力向上プロジェクトの最後を飾るにふさわしい協議会となった。

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2007.12.03

「言葉と体験を重視した理科・生活科の指導」

 千代田区立番町小学校で研究発表会が催され,全学年の授業が公開された。私も,見学した。同校は,私が委員を務める,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」の協力校である。本日も,第4学年で,NHKの理科番組に連動したデジタルコンテンツ(NHKは,それをデジタル教材と呼ぶ)を活用した,発展的な学習が展開された。子どもたちは,デジタル教材を上手に活用して,それまでの探究の深化・補充学習,さらには実生活との接点を考察する学習を繰り広げていた。
P1000075 同校では,「言葉と体験を重視した理科・生活科の指導」を実施し,それによって「自分の考えを創り出す児童の育成」を図っている。例えば,写真のような掲示は,その具体的方策の1つであろう。子どもたちは,「科学的な話し方」を駆使して,科学的な思考を練り上げ,またそれを他者に上手に伝達していた。

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2007.11.23

教科書の内容と必ずしも対応していない算数番組の活用(『マテマティカ2』の活用)

P1000008 本日,東京・渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトの研究会が催され,私も参加した。本日は,12月7日(金)に,埼玉市立仲本小学校にて実施される研究授業に向けて,対象となる算数番組『マテマティカ2』を視聴し,それを活用する授業プランについて検討した。
 この番組は,今年度放送が始まった。試行錯誤して考えるおもしろさを子どもたちに実感させることが意図されている。1つのトピック(例えば,42個のみかんを4人で分けたい――)について,番組に登場するキャラクターがその解決にチャレンジするという構成になっている。
 教科書の内容と必ずしも対応していない(そもそも4~6年が対象学年に据えられている)ので,利用しにくいという,現場の声もある。それでもなお,例えば算数嫌いの解消に,既習事項の学び直しにこの番組の利用を位置づけようとするアイデア等を,研究会では交流した。

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2007.11.13

今度はメディア・リテラシーの育成にチャレンジ

P1110306 本日午前,大阪府守口市立橋波小学校・第5学年担任の松浦教諭が取り組んでいる,メディア・リテラシー育成の実践を見学に行った(と言っても,私が実践化を依頼したのであるが――)。この実践では,子どもたちが,総務省のプロジェクトで開発された教材「映像不思議缶シミュレーター」を活用して,映像の撮影・編集等が構成されたものであることを学ぶ。そして,それを踏まえて,自分たちも,保護者等に伝えるニュース番組を作成する。その際に,映像作品制作のポイントの補充用に,NHK学校放送番組『体験!メディアのABC』も用意され,子どもはそれを選択的に視聴する。
 子どもたちは,「映像不思議缶シミュレーター」を上手に使いこなして,ニュース番組のストーリーの多様性を体感していた。松浦氏は,放送教育の実践に熱心ではあるが,メディア・リテラシーの育成を得意にしているわけではない。けれども,チャレンジ精神旺盛に,この授業を計画・実施してくれた。
 なお,この実践の模様は,12月8日に岩手大学で催される,日本教育メディア学会の2007年度第2回研究会で報告される。それにしても,いつ授業を見学しても,松浦氏は,赤い服(Tシャツ,ウインドブレーカー等)を着ている。これも,彼の意欲の表れなのか――普通はネクタイとスーツなのだが――。

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2007.10.29

学校放送番組活用の可能性と課題

 川崎市の夢見ヶ崎小学校を訪問し,第5学年の理科の授業を見学した。同校の草柳教諭が「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」による授業を公開してくれた(文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の一環)。
 指導にあたった草柳教諭は,子どもたちに,川の流れ,その特徴を確認するための実験に着手させたが,その形成的評価,実験計画の再構築場面で,学校放送番組『ふしぎワールド』の第11回「流れる川のはたらき」を視聴させた。子どもたちは,川の流れの速さや役割を調べる方法についてアイデアを吸収していた。
 それにしても,子どもたちの番組視聴にはっきりとした傾向があった。実写部分は集中して視聴し,様々な感想をもらしていた。ところが,アニメーションの部分,例えばキャラクターがクイズを出す部分などは,明らかに逸脱していた。学校放送番組の可能性と課題を再確認できる授業であった。

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2007.10.27

第58回放送教育研究会全国大会を終えて

 本日は,第58回放送教育研究会全国大会の2日目であった。午前中は開会行事(オリエンテーションや全放連基調提案等)とポスターセッション,午後は課題別・番組別研究交流会と閉会行事(優秀ポスターの表彰や大会のまとめ)というメニューであった。
P1100231 ポスターセッションが好評であった。多様な実践に接近することができるし,意見交換も繰り広げやすい。参加者の投票で優秀ポスターを決める仕組みも,放送教育実践の特長を再確認する上で機能したと思う。「なにわ放研」のメンバーのポスター発表は,2件が審査員特別賞(全部で3件)を獲得した。
 課題別・番組別研究交流会も,悪天候のためか参加者が少ないところもあったが,いわゆる参加型が定着し,参加者が放送教育実践の特徴と課題を深く考察する機会を提供できていたと思う。
 「統括指導講師」を拝命し,昨日のシンポジウムから,本日の「大会のまとめ」まで相当のエネルギーを費やした。大会のまとめの最後のパートで,参加者や運営サイドの労をねぎらいつつ,思わず「私も,くたくたになりました。」と言ってしまった。そして,「それだけ,一生懸命,放送教育のあり方について考えからです。」と言葉を重ねた。偽らざる気持ちであるし,それでよいのだと思う。

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2007.10.26

第58回放送教育研究会全国大会が始まった!

 本日,第58回放送教育研究会全国大会が始まった。今年は,第11回視聴覚教育総合全国大会と合同で催されている。
P1100203 第1日目,地デジの教育活用に関するシンポジウムが催され,私も,放送教育の研究組織の代表者として登壇した。富山や船橋の実践事例等を題材にして,地デジで授業がどう変わるのかについて議論が繰り広げられた。私は,この新しいメディアの活用は,子どもたちの学習参加を高めるものとなる(魅力ある授業),教師が子どもをていねいに評価できるようになる(確かな授業),リアルな学びが繰り広げられる(豊かな授業)という方向性に即したものであるべきだと主張した。そして,そのためには,放送教育の伝統たる,番組の丸ごと視聴を遵守すべきであるという意見を述べた。
 もっと時間があったら,地デジの活用は実体験の質の向上を喚起する,その定着には様々な要因がからむので数年を要する(その効果は一定程度の時間をおかないと確認できない)といった点も言及したかった。

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2007.10.24

いよいよ第58回放送教育研究会全国大会

 いよいよ,第58回放送教育研究会全国大会の開催だ。今年は,第11回視聴覚教育総合全国大会と合同で催される。
 プログラムをご覧いただきたい。第1日目は,地デジの教育活用に関するパネル討議等が催される(私も,放送教育組織を代表して,登壇する)。映画監督の山田洋次氏の講演もある。
 第2日目には,様々な実践交流の機会が設けられる。ポスターセッション,ワークショップと続き,それらを総括する「大会のまとめ」では,私とメディア教育開発センターの堀田先生,NHK教育番組部の小泉部長が鼎談を繰り広げる。
 参加者が,放送教育の伝統的意義・可能性,それとICT活用や学力向上等の接点を見いだせる,よき実践研究会になると思う。

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2007.10.16

小学校の英語活動に関する特別講義(ご案内)

 大阪教育大学の第二部の講義で,私は,「教育実践の研究Ⅱ」を担当している。この講義は,「わが国の教育方法の今日的な状況について,総合的・具体的に理解する」ことを目標とし,そのために,戦後60年間の教育方法の潮流を概説するとともに,現在学校現場で推進されている授業改善事例を紹介する。
 そのうちの1コマ(12月11日火曜日の17:45~19:15)で,小学校の英語活動に関する特別講義を開講する。この講義では,まず,私が小学校の英語活動の実践動向を整理する。次いで,そのための教材たる,NHKの「えいごリアン」シリーズの考え方や作品をNHK教育番組部のディレクターが紹介する。そして,「えいごリアン」を活用した実践事例を岸和田市の小学校教員が報告してくれる。研究者,制作者,実践者が協力して,小学校の英語活動に関する実践的な知見を受講者に提示する。実に貴重な機会であると思う。
 せっかくの機会なので,この講義に,学校現場の教員にも参加してもらいたいと考える。場所は,大阪教育大学天王寺キャンパスの中央館2階の215教室だ(交通の便もよい)。興味やニーズのある方は,このブログの「コメント」にて,参加の意思表明をしていただきたい(この「コメント」は,ブログ上にはアップしません)。

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2007.10.14

番組とデジタル教材を活用した「探求型」学習

 千代田区の番町小学校を訪問し,同校の先生方と,「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」による単元開発について意見を交換した。これは,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」に採択された,プロジェクトであり,理科・社会科・総合における探求型学習の推進に,9つの学校・教師が取り組む。私は,番町小学校を含む,理科グループを担当している。
 同校は,12月3日(月)に研究発表会を開催するが,それを見据えて,第4学年担当の先生方が「水の変化」等の単元における,番組やデジタル教材の活用を構想している。私は,学習活動の振り返りと番組視聴による課題づくり,デジタル教材を用いた複線型の探求学習のあり方等について助言した。

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2007.10.06

番組とデジタル教材を活用した「探求型」学習

P1030194 本日は,渋谷のNHKで,「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」のコアメンバー会議に出席した。これは,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」に採択された,プロジェクトである。
 番組とデジタル教材を活かした単元やカリキュラムを開発し,その効果を実証する,さらにはその知見を番組やWebで公開するという取り組みだ。既にいくつかの地域で実践が始まり,その記録や評価結果等が蓄積されている。本日は,今後の活動計画を再確認するとともに,情報活用能力の向上を測定・評価するための質問紙調査の項目を検討した。

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2007.09.20

ポスターセッションの練習(第55回なにわ放送教育研究会)

P1090232 本日,NHK大阪で,第55回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,10月の放送教育研究会全国大会の第2日目のポスターセッションに登場する5人が発表の練習にトライした。実践そのもののよさをどうポスターに反映させるか,それをどう口頭で補っていくか――。ポスター発表は,発表者の手腕が問われる。いやいや,聞く側の姿勢や質問スキルも同時に問われるだろう。
 しかし今日もそうだったが,上手に発表し,質問すると,短時間で極めて密な,また有意義なコミュニケーションが成立する。23日の日本教育工学会第23回全国大会(第2日目)の自分のポスター発表もそうなるとよいのだが――。

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2007.09.15

教科書の内容と必ずしも対応していない算数番組の活用(『マテマティカ2』の活用)

 本日,東京・渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトの研究会が催され,私も参加した。本日は,2学期に予定されている,研究授業に向けて,対象となる番組を視聴した。それは,NHK学校放送の算数番組『マテマティカ2』である。
 この番組は,今年度放送が始まった。試行錯誤して考えるおもしろさを子どもたちに実感させることが意図されている。1つのトピック(例えば,四角いケーキと丸いのではどちらが大きいのか)について,番組に登場するキャラクターがその解決にチャレンジするという構成になっている。
 教科書の内容と必ずしも対応していない(そもそも4~6年が対象学年に据えられている)ので,利用しにくいという,現場の声もある。それでもなお,例えば算数嫌いの解消に,既習事項の学び直しにこの番組の利用を位置づけようとするアイデア等を,研究会では交流した。

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2007.09.11

『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』の増刷なる

 7月中旬に,NHK・日本放送教育協会が作成した『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットができあがった。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,実践事例とその解説,そしてチェックリスト等から成るものだ。私も監修者として,また執筆者として,その作成にたずさわった。
 このパンフレットは当初1万部印刷されたが,好評なので,この度,1万部増刷となった。関係者によれば,内容のよさ,装丁のかわいらしさ(?)に依るようだ。NHK学校放送番組部等にリクエストすると,送ってくれるらしい。さらに多くの方に,手にしてもらいたいものだ。

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2007.09.04

放送教育等の実践研究の継続・発展

 4日,札幌市立北辰中学校を訪れた。この学校は,昨年度,松下教育研究財団の実践研究助成校であり,同時に第57回放送教育研究会全国大会(札幌大会)の中学校会場校であった。昨年10月の全国大会の折には,全クラスで放送番組を活用した実践が公開された。
P1080858 松下教育研究財団から委嘱され,私は今年度,過年度助成校が実践研究をどのように継続・発展させているかを訪問調査している。この北辰中学校もその対象校の1つとなって,11ヶ月ぶりに訪問したというわけだ。授業(道徳における「ケータイ社会の落とし穴!」の活用)を見学したり,研究主任等にインタビューしたりして,昨年度の取り組みが継承され,またパワーアップしていることを確認した。
 そして,その秘訣として,研究助成を受けたり,研究発表会を開催したりした年度内に,翌年度のカリキュラム(北辰中学校の場合は,各教科等における視聴覚メディアの活用場面)の構想を明確にしていることが明らかになった。また,全体での研究授業と教科毎の授業交流という2種類の授業研究会を企画・運営していることも,継続に資するものだと思った。
 それにしても,札幌日帰り視察は大変だ――。

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2007.08.27

2学期の番組利用に向けて(第54回なにわ放送教育研究会)

 本日,NHK大阪で,第54回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,3件の実践報告が営まれた。実践で利用されていた番組は,『おはなしのくに』『日本とことん見聞録』,そして『にんげん日本史』であった。それぞれの実践の特徴と課題について,いろいろ意見交換できた。例えば,「おはなしのくに」の番組特性を生かした授業目標になっているかなどをていねいに確認した。各人の2学期の番組利用に向けて,よい意見交換の機会となったと思う。
 今日の会も(前回に続き)参加者が12名となり,またまた盛況だった。

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2007.08.26

全放連・学力向上プロジェクトの夏期研修会(第二日目)

 本日も,目黒区立緑ヶ丘小学校で,全放連・学力向上プロジェクトの夏期研修会が催された。今日も,ポスターセッション形式で,各人が1学期に実施した放送番組を用いた学力向上実践を報告した。なかなか,よい雰囲気で,実践のアイデアが豊かに交流されたと思う。
P1080770 ポスターセッションという名前がついていても,結局発表者がプレゼンテーションを試みてしまい,聞き手が受動的になってしまうケースをよく目にする。そうならないために,ポスター発表者はどのようなスタンスでセッションに臨めばよいのかについて,その留意点をしっかり検討した。
 読者も,ポスターセッション名人(?)を目指すならば,ぜひ,10月27日の放送教育研究会全国大会の午前中に催されるポスターセッションに参加してください。

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2007.08.25

全放連・学力向上プロジェクトの夏期研修会

 本日と明日,目黒区立緑ヶ丘小学校(なんてモダンな建物!)で,全放連・学力向上プロジェクトの夏期研修会が催された。以前の研究活動教育放送デジタル化対応プロジェクト」以来続いている,恒例の研修会だ。
P1080742 各人の1学期の放送番組を用いた学力向上実践を報告したり,2学期以降のプランを検討したりした。特に前者は,10月の全国大会に導入されるポスターセッションの練習も兼ねて,写真のように取り組んでみた。

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2007.08.23

学校放送番組の利用を学校全体で(広島県三次市立三和小学校)

P1080708 本日,広島県三次市立三和小学校の校内研修に参加した。同校は,平成20年度の広島県視聴覚教育研究発表会の会場校だ。もちろん,それには,いわゆるICT活用や情報教育が含まれているし,NHKの学校放送番組・デジタル教材の活用も含まれている。放送教育指導者養成講座「虎の穴」の卒業生の愛甲先生が研究主任を務めており,研究の発展が期待される。
 本年11月の研究発表会で公開する授業(全学級)の指導案検討の後,NHK学校放送番組の「かんじるさんすう1,2,3!」を活用した授業のプランを作成するワークショップを実施した。学校放送番組の利用を学校全体で考える機会を持つ学校は,そう多くあるまい。番組利用に真摯な姿勢で取り組む学校だから, 2年間の研究期間で,教師たちの教育メディア活用力がアップすることは間違いあるまい。

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2007.08.16

第58回放送教育研究会全国大会でポスターセッションを実施

 第58回放送教育研究会全国大会が,10月26・27日に,東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される。この大会では,初めて,ポスターセッションが実施される。25の実践が一堂に介する。制作者も番組アピールのポスターを用意してくれる。
 もちろん,初めてのことだから,準備に戸惑うことも少なくない。現在,全放連研究部,全放連事務局,そして私がオンラインで意見を交流し,より実りある交流になるように知恵を出し合っている。それが,放送教育実践交流の新しいステージになることを祈りながら――。

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2007.08.11

第58回放送教育研究会全国大会に向けた夏季研修会

P1080310 本日,渋谷のNHKで,第58回放送教育研究会全国大会に向けた夏季研修会が催された。この会議は, 10月26・27日に開催される全国大会の番組別・課題別分科会のコーディネータや実践発表者,番組制作者,そして運営にたずさわる全放連のメンバーが当日の進行や内容を検討する機会である。参加者に放送教育についてしっかり考えてもらうために,どういった構成がよいのか。それを分科会別に,また全体で議論した。
 私は,冒頭,「放送教育の伝統と特徴」というミニ講演を担当し,放送教育の多様性や独自性,具体的な授業像を概説した。また,全体討論において分科会間のアイデア共有が確かになるように,コーディネーションを繰り広げた。大会運営にかける全放連のメンバーの熱意と努力を知るだけに,私なりに精一杯それらの役を務めた(少々出しゃばりすぎたかもしれないが――)。当日の盛会を祈念してやまない。

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2007.08.09

講義で番組の「丸ごと視聴」を試みたが――

 今日は,就実大学の「教育方法論」の集中講義の3日目であった。午前中にキャリア教育を概説し,そして午後の2コマにおいて,放送教育を講じた。1つは放送教育の伝統についてあり,もう1つは放送教育の新しい挑戦(デジタル化への対応)についてであった。現在の学校放送番組のラインナップの説明には,例のパンフレットも用いた。
P1080288 さて,放送教育の伝統といえば,『山の分校の記録』というテレビ放送教育黎明期のドキュメンタリーを受講生に視聴してもらうに限る。放送メディアの学習効果をあますところなく語っているからである。ただ,いかんせん,50分と長い。だから,これまでも利用する際には「分断視聴」に甘んじてきた。「丸ごと視聴」にこだわる全放連のメンバーに習い,今年こそは止めずにと決意し,視聴活動を開始したが――。途中でビデオを止めて,ストーリーを予想させたり,感想を聞いたりしてしまった。何人かの受講生の集中力が切れていたからだ。
 この挫折にめげず,また「丸ごと視聴」にチャレンジしてみようと思う。

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2007.08.05

「成長する教師」を体現する「虎の穴」OBたち

 昨日,本日と,大阪は上本町のアウィーナ大阪で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催された。これでOB会も,6回を数える。
P1080183 本日は,各人の実践を評価規準(放送教育としての魅力,番組利用の継続性,番組利用の必然性,番組利用の多様性,放送教育の実践研究としての先進性等)に基づいて相互評価した。それぞれの発表や質疑応答の内容がとても濃かった。番組視聴の意義,デジタル教材活用の方針についてシャープに,また同時に幅広く,協議できたと思う。評価を生かした授業づくりを展開している,子どもの実態を把握し,その変容をエビデンスで示す,教科と総合を連動したカリキュラムを構成している等,今日の実践研究に期待される方法論も意識されている。
 これらに象徴されるが,「虎の穴」OB会のメンバーの実力はすごい。特に,毎年,なんらかの意味で実践をパワーアップさせているのが,見事である。その姿は,「成長する教師」を体現している。そして,それを促す刺激や支える動機が,仲間とのコミュニケーションによってもたらされている。このような豊かな実践コミュニティは,どこにでもあるものではなかろう。

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2007.08.04

第6回虎の穴OB会

今日は、第6回虎の穴OB会。みんな元気だ。

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2007.07.31

「わかる授業のためのICT活用講座」

 今週,NHK教育テレビで,11:00-11:30に,「わかる授業のためのICT活用講座」が放送されている。5回で構成されている,この番組では,授業におけるICT活用の意義,そのコツが,実践事例とともに分かりやすく紹介されている。本日は,第2回「なるほど納得!映像の見せ方」が放送されたが,映像の情意性,具象性(時空を超えて子どもに事象を示してくれる)といった特徴がICT活用によって授業に持ち込まれる術が示された。
 第3~5回も,ぜひ見てもらいたい内容である。

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2007.07.23

「並行カリキュラム」による番組利用

 本日,NHK大阪で,第53回なにわ放送教育研究会が催された。全員のプチ発表の後,今回は,まず,8月や10月に発表を控えているメンバーがその準備状況等を報告した。
 その後,小学校高学年向け算数番組「マテマティカ2」の第3回「円を四角く」を視聴し,小グループに分かれて,その利用プランを考えた。その上で,実際に授業で利用した浅香さんが,「並行カリキュラム」(この用語の意味するものを,虎の穴のメンバーは理解しているかな?)で活用している様子をレポートしてくれた。
 それにしても,今日の会は参加者が12名で,盛況だった。

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2007.07.14

提案性のある授業

 昨日,全国放送教育研究会連盟(全放連)の研究活動,「学力向上プロジェクト」の一環として,千代田区立九段小学校の竹下先生が算数の研究授業を実施した。
P1070951 この授業は,「算数ワンダーランド」の名づけられた単元の一環である。学校放送番組「感じるさんすう1,2,3」の6回分を子どもたちは視聴し,そこで紹介された算数的な活動に従事する。そして,自分たちが楽しんだ活動を選択し,単元の最終場面でそれを保護者等に紹介するという,プロジェクト的なデザインが採用されている。それらを通じて,子どもたちが算数に関するセンス(ある種の関心・意欲・態度)を磨いていくことが期待されている。写真は,子どもたちが「算数ワンダーランド」の開催に向けて,算数的な活動の手順等を確認(練習)している様子である。
 番組をある時期に集中的に視聴していること,低学年の子どもたちが番組で紹介された活動を選択していること,情意面に目標を焦点化してプロジェクト的な学習を展開していること等の面で,実にチャレンジングな授業であった。
 なお,この実践は,10月26・27日に開催される,第58回放送教育研究会全国大会の分科会「考える力を育てるⅠ」にてレポートされる。

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2007.07.13

『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』

 本日,NHK・日本放送教育協会が作成した『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットができあがった。私も,1部,手にした。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,実践事例とその解説,そしてチェックリスト等から成るものだ。
P1080020 監修をしたから褒めるわけではないが,なかなか充実した内容になったと思う。今日の放送教育と学力向上や教師の授業力の関係が分かりやすく,また具体的に紹介されている。装丁も写真のように,かわいらしい(なんとなく,わくわくする)。放送教育関係者だけでなく,授業力の向上を図る教師一般にも,さらには教員志望学生にも役立つ内容である。ぜひ,手にしてもらいたい。
 そうそう。この中には,私の新しいイラストも登場する。似ているか,似ていないか――。パンフレットを入手して,ご意見を寄せていただければ幸いである。

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2007.06.28

猛暑の授業に強い教師(守口市立橋波小学校・松浦教諭の放送教育実践)

 本日午前,大阪府守口市立橋波小学校・第5学年担任の松浦教諭が取り組んでいる,放送教育実践を見学に行った。この実践では,子どもたちが,NHK学校放送番組「5年理科 ふしぎワールド」を視聴して,植物の発芽や成長に関する関心を強めるとともに,ある程度の知識を獲得する。そして,それを踏まえて,本時では,彼らは,花粉や花,実の調査研究に従事した。その際に,ある植物は実際に顕微鏡等を用いて観察するし,ある植物についてはデジタル・コンテンツによって情報を収集する(いわば擬似観察)。いずれにしても,それらの成果は,ワークシートに集約され,次なる活動=思考の材料となる。P1070276
 2つの方法を同時並行で進めることによって,子どもたちは,種類の異なる植物をたくさん調査することができた。それは,次時の観察結果の整理(共通点の導出等の科学的な思考)をいっそう豊かなものにしてくれるに違いない。番組・観察・デジタル・コンテンツのよい関係がデザインされた,工夫のある実践だと言えよう。
この実践の模様は,8月20日に園田女子学園大学で催される,関西教育メディア研究協議会でレポートされる。ぜひ,多くの方に聴いてもらいたいと思う。P1070323
 それにしても,大阪は,今日も,気温30度を超えた。なぜか守口市の小学校のコンピュータ室には,冷房が設置されていない。午後からはプールがあるし,給食前の3・4時間目に実施された授業。そんな悪条件の中,子どもたちは,驚くほど,熱心に,集中して,観察やデジタル・コンテンツへのアクセスを続けていた。そういえば,松浦氏は,数年前にも,35度を超える中,デジタル・コンテンツを用いた社会科の習熟度別指導の実践にチャレンジしていた。不思議なほど,猛暑の授業に強い教師だ(それにしてもまた,首にタオルを巻いて授業――)。

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2007.06.24

番組とデジタル教材を活用した「探求型」学習

 本日,渋谷のNHKで,「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」の会議に出席した。これは,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」に採択された,プロジェクトである。
 これまでのNHKのデジタル教材に関する実践的研究や全放連の学力向上プロジェクトなどのノウハウや知見を導入して,番組とデジタル教材を活かした単元やカリキュラムを開発し,その効果を実証する,さらにはその知見を番組やWebで公開するという取り組みだ。
 私は,理科班を担当し,3校の授業実践のデザインや評価計画についてアドバイスするとともに,それらの蓄積を測定・評価するための学力調査の実施等についてコーディネートすることになる。

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2007.06.18

たくさん発表があって――(第52回なにわ放送教育研究会)

 本日,NHK大阪で,第52回なにわ放送教育研究会が催された。全員のプチ発表の後,3つの発表(松浦さん=「みんな生きている」「ふしぎワールド」の活用,櫻井さん=「とことん見聞録」の利用,宮田さん=「えいごでしゃべらナイトJr.」の利用)がなされた。おかげで時間がなくなり,うれしい悲鳴をあげることとなった。

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2007.06.07

ポスターセッションの発表に申し込もう!(第58回放送教育研究会全国大会)

 第58回放送教育研究会全国大会が,平成19年10月26日(金)・27日(土)に,国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で催される。今年度は,平成13年度以来となる,視聴覚教育の研究団体との合同研究発表会だ。
 27日(土)には,団体別に分科会が催されるが,放送教育のパートでは,午前中に,ポスターセッションが設けられる。ここでの発表は,公募制を採っている。ひとつの会場に,放送教育実践に関する,何十というポスターが掲示される。だから,参加すると,様々な取り組みにアクセスできる。優秀ポスターは表彰されるので,それもよい励みになると思う。
 発表申込締め切りが延長されたので,「発表しようかかなと考えていたら,申し込み締め切り日が過ぎていた」という方には,朗報である。ぜひ申し込んでもらいたい。また,大会には,第1日目から参加することが望ましいが,26日は平日なので校務で学校を抜けられないという方が多いことがわかったので,両日参加は「原則として」ということになった。だから,この点も気にしなくてもいい。
 私は,ポスター表彰の審査委員長を務めることになる。たくさんの応募があり,多くの方と当日出会えることを楽しみにしている。

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2007.06.03

学校放送番組・デジタル教材を利用して授業力のアップを図る(「教育テレビ&ICT活用で授業力をアップさせよう」)

 昨日,渋谷のNHKに出かけた。NHK・日本放送教育協会が,作成している「教育テレビ&ICT活用で授業力をアップさせよう」というパンフレットの最終編集会議が催され,それに出席したからだ。昨日は,表記の統一性やレイアウト等の細かい点まで踏み込んで議論した。7月中旬には完成を迎え,日本全国で配布される予定だ(1万部も印刷の予定)。
 これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,実践事例とその解説,そしてチェックリスト等から成るものだ。放送教育関係者だけでなく,授業力の向上を図る教師一般にも,さらには教員志望学生にも役立つ内容である。ぜひ,手にしてもらいたい。

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2007.05.23

第58回放送教育研究会全国大会実践発表者の募集始まる!

 第58回放送教育研究会全国大会が,平成19年10月26日(金)・27日(土)に,国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で催される。今年度は,平成13年度以来となる,視聴覚教育の研究団体との合同研究発表会だ。
 27日(土)午後には,団体別に分科会が催されるが,放送教育では,「心を育てる」「考える力を育てる」など,8つの分科会が開催される。また,同日の午前中には,ポスターセッションも繰り広げられる。分科会のいくつかとポスターセッションは,発表者を公募制で決めることになっている(発表者には,旅費が,発表件数によって変わる部分もあるが,支給される)。既に案内が出ているので,全国の放送教育実践家に発表申込をしてもらいたいと思う。全国の放送教育実践と交わる,この上ないチャンスだから。

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2007.05.21

きめ細かな指導の好例(目黒区立田道小学校・田端教諭の授業)

 本日,目黒区立田道小学校・田端教諭の授業を参観した。第6学年の国語の読解に関するものであった。彼女は,学校放送番組等を駆使して,絵等をじっくり見て文章をつくる活動に子どもたちを従事させ,それを通じて,彼らに,事実と推論を重ねた文章を書く力をつけようとしていた。
P1060246 教材構成も巧みであったが,なにより,田端教諭は,「きめ細かな指導」が実に見事であった。例えば写真は,文章を作成するヒントを個別的に与えている様子だ。45分間一度も声を荒げることなく,子どもたちを優しく諭して,学習に向かわせていた。こういう授業を見ると,なんだかほっとする――。

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2007.05.14

「なにわ放研」の参加者増える!(第51回なにわ放送教育研究会)

 本日,NHK大阪で,第51回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,まず,本年度の研究会の内容や日程等を話し合った。参加者が増え(本日は,14名が参加だった),実践発表のスケジュールをきちんと定めないといけなくなったからだ。うれしい悲鳴をあげることとなった。
 次いで,生駒市立生駒小学校の金原さんが『理科6年 ふしぎ情報局』の「ものが燃えるとき」を活用した実践を報告してくれた。番組利用の必然性やタイミング(実験との兼ね合い),部分視聴の可能性と問題点等について議論した。

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2007.05.05

授業力のチェックリスト(「NHK学校放送利用促進パンフレット」)

 先日も紹介したように,現在,NHK・日本放送教育協会が作成している「NHK学校放送利用促進パンフレット」に掲載する文章等を,実践者とともに執筆している。私は,「教育テレビ&ICT活用で授業力をアップさせよう」という趣旨文や実践報告の解説の他に,「あなたの授業力をチェックしてみませんか」という,チェックリスト(6つの領域の25項目のそれぞれを4段階で評定する様式)を提案する。本日作成した点検リストの一部を紹介しよう。「番」「デ」という文字が文末にあるものは,授業力のアップにNHKの番組やデジタル教材の活用が深く関係するものだ。

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2007.04.21

全放連「学力向上プロジェクト」でがんばる!

 本日,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)の研究活動,「学力向上プロジェクト」の本年度最初のミーティングが開催された。このプロジェクトは,放送番組の利用を学力向上に役立てる授業デザインを考え,それを授業に具体化し,その成果をエビデンスとして示していくものだ。各人が番組を活用して子どもたちの学力向上を図るのはもちろんのこと,それをリーフレットにまとめたり,研究会等で公開したり,報告書でアピールしたりする。Cimg4116
 本年度は,3年間のプロジェクトの最終年度となる。メンバーが一丸となって,よい成果をつかみたいと思う。そのアプローチとして,本日は,研究計画を再確認するとともに,各人が学力向上実践を構想し,交流した。全員で「がんばろう」という気持ちが高まった。
 ちなみに,会議の前に,18年度の報告書を発送する作業タイムが設けられた。写真は,その様子だ。このプロジェクトの特長,実践者,研究者(私),そして制作者のコラボレーションの充実が確認されよう。

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2007.04.15

放送教育研究会全国大会で実践を報告しよう!

 昨日,なにわ放研と宮崎の放送教育等の実践グループの合同研究会に参加して,教師たちが実践をレポートして,それを互いに批評しあうことの可能性を再認識した。
 だから,放送教育の実践家たちには,平成19年10月26日(金)・27日(土)に,国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で催される,第58回放送教育研究会全国大会で,ぜひ,実践を報告し,他の実践家との交流を図ってもらいたい。報告の舞台は,2種類ある。1つは,27日午後の「研究交流部会」だ。ここでの報告は,口頭によるプレゼンテーションだ。もう1つは,同日の午前に催される,ポスターセッションだ。ここでは,幼稚園・保育所から高等学校までの放送教育実践が一堂に会する。
 いずれも,一部を除いて,公募制を採る。採択されれば,旅費等の一部またはすべてを全放連が負担してくれる。このチャンスを生かさないのは,もったいない話だ。全国各地の放送教育実践家に,応募してもらいたいと思う。

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2007.04.14

教師は実践発表の舞台で成長する-放送教育の合同研究会にて-

 本日,宮崎大学で,なにわ放送教育研究会と宮崎の情報・放送・視聴覚教育の研究グループとの合同研究会が開催された。10人の発表者はいずれも,自らの実践の特徴や課題を短い時間で報告してくれた。
 他地域の実践研究グループと交流すると,自らの実践を省察する引き出しが増える。実践発表の舞台で,教師は大きく成長する。今日は,報告者以外の参加者がたくさん意見を述べてくれて,よけいのその可能性が高まった。

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2007.04.12

実践発表に関する秘密(?)訓練-放送教育の研究会に向けて-

 私も参加している,放送教育の実践に関する自主サークル,なにわ放送教育研究会は,毎年春に,他地域の放送教育の実践研究グループと合同研究会を開催している。本年度は,来る14日に,宮崎のグループと一戦交える。双方が実践を発表し,評価基準に基づいて審判団に評定してもらう。柔道等の団体戦と同じく,5試合のうち3試合をゲットした方が勝利する。
 なにわ放研では,先月予選会をおこない,5人の発表者を定めた。そのうち,自主的に発表練習を申し出てきた,松浦さんに大学の研究室に来てもらい,秘密(?)訓練を実施した。まあ,要するに,発表練習をしただけなのだが――。P1050796
 発表時間は,8分しかない。けれども,評価される項目は多岐にわたっている。10人の発表者は,実践の意義や魅力や独自性をどのように整理してくれるだろうか。今から楽しみである。

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2007.03.23

なにわ放研の出稽古

 22日夜,NHK大阪で,第49回なにわ放送教育研究会が催された。わが「なにわ放研」のメンバーは,4月14日に宮崎に出かけ,彼の地の放送教育実践家と合同研究会を開く(つまり,出稽古にトライする)。今回の研究会では,その発表者を選出した。候補者の発表を聞き,質疑応答を重ねて,なんとか,5人の発表者を決めることができた。
 彼らは,宮崎を代表する実践家の報告と比較されることになる。それに備えて,それぞれの実践の持ち味は何か,それはどのような構成や表現によってアピールできるかをアドバイスし合った。

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2007.03.22

第58回放送教育研究会全国大会で発表を!

 昨日,東京・渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)研究部のメンバー等と,第58回放送教育研究会全国大会のプログラムについて協議した。この研究会は,平成19年10月26日(金)・27日(土)に,国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で催される。もう10年以上私もなんらかの形で参画しているが,19年度は,再度,大会統括をおおせつかった。
 ここ数年の大会にならい,参加型・ワークショップ型の研究交流部会を企画・運営し,そこにおける実践報告の一部は公募制とする(旅費等を全放連が負担する)。さらに新しい試みとして,27日の午前中に,「ポスターセッション」を導入し,これも全国から発表者を募る(旅費等の一部を全放連が負担する)。大会における,実践交流をいっそう盛んにするためだ。審査委員会を設け,優秀発表を表彰する仕組みの導入も検討している。
 全国の放送教育実践者に,研究交流部会やポスターセッションでの発表に応募してもらいたい。また,そのための準備として,18年度の実践を整理したり,19年度によいスタートを切ったりしてもらいたい。

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2007.03.21

『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ』(仮)

 本日,先週に引き続き,東京・渋谷のNHKで,NHK学校放送の利用を促進するためのパンフレットの編集会議が催された。このパンフレットは,放送番組・ICT活用で授業力をアップさせるための術について,実践的に説くものだ。2003年に刊行された『NHK学校放送 先生のための教え方ガイド』の続編といってもよいだろう。まだ仮称だが,『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ-先生を応援します!NHK学校放送・デジタル教材-』と名前も,候補が出てきた。
 今日は,実践報告のパートを担当する執筆者(実践者)の一部の方にも,集まっていただいた。彼らは,全放連研究部のメンバーだ。彼らには,これから10日以内に,実践の特徴等を分かりやすく記してもらう。それを,他の執筆者に渡して,参照してもらうためだ。年度末の忙しい時期に,そうした,厳しいリクエストに応えてくれる,彼らの実践力は大したものだと思う。

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2007.03.16

『NHK学校放送 先生のための教え方ガイド』

 本日,東京・渋谷のNHKで,あるプロジェクトのミーティングが催され,参加した。それは,『NHK学校放送利用促進パンフレット』(仮称)の編集に関するものだ。放送番組・ICT活用で授業力をアップさせるための術について,実践的に説くものだ。
 これは,2003年に刊行された『NHK学校放送 先生のための教え方ガイド』の続編といってもよいだろう。このガイドブックは,NHK出版より出版されたもので,私が監修役を果たしている。「わかる算数 4年生」「わかる国語 だいすきな20冊」「みんな生きている」「にんげん日本史」「びっくりか」「川」及びそれらに連動したデジタル教材を利用した実践,そのコンセプトやデザイン,それによる子どもの成長等が紹介されている。また,私が,それらの実践の特長を解説している。当時のガイドとしては,我ながら,学校放送番組の利用,その可能性を具体的,説得的に主張できていると思う。
 このガイドは,今では,絶版となり,手にしようと思ったら,ネットで中古品を購入するしかない。実際に,現在の学校放送番組部のスタッフはそうして入手したらしい。だから,このガイドの姉妹編を誕生させることができるのは,私としてはとてもうれしいことだ。

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2007.01.25

春にまた,放送教育の合同研究会

 放送教育の実践に関する自主サークル,なにわ放送教育研究会は,昨日で47回を数えた。100回実施する約束なので,だいたい折り返しまできた勘定だ。
 なにわ放研では,毎年春に,他地域の放送教育の実践研究グループと合同研究会を開催している。放送教育に関する出稽古だ。自分たちとは違った発想で番組活用に取り組む実践者と交わるのは,とてもよい経験になる。一昨年は浜松,昨年は(大胆にも,本家の)全放連と一戦交えた。
 2007年4月に,とある地域の放送教育研究グループと交流するはずだったが,先日「白紙撤回させてください」というメッセージが届き,がっかりしていた。ところが,うれしいことに,宮崎のグループが一緒にやってもよいと回答してくれた。「継続は命なり」だから,合同研究会を開催できることになって,ほっとしている。4月14日(土)の午後に開催の予定。
 (調整の労をとってくれた,水野さん,本当にありがとうございました。とても感謝しています。)

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2007.01.24

丸ごと視聴の意義(第47回なにわ放送教育研究会)

 本日,NHK大阪で,第47回なにわ放送教育研究会が催された。やや参加者が少なかったが,全員がこの一ヶ月間の放送教育実践を簡単に報告し,その後,『にんげん日本史』を復習に活用した実践(松浦教諭)と,『道徳ドキュメント』の継続視聴実践が報告された。
 後者の論点の1つが,「丸ごと視聴」の意義であった。いろいろなものがあるが,最も大切なものは,子どもと番組の多様な出会いを尊重できることだ。番組を構成している多様な要素,時には制作者でさえ気づかずに込められたメッセージに,思いもよらず子どもが反応する。教師の教材研究の成果がある種,裏切られる。そんな逆説的な,しかしだからこそ,豊かな授業づくりを促してくれることが,丸ごと視聴を授業に採り入れる,最大の魅力である。私は,そう説いた。

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2007.01.20

全放連学力向上プロジェクトの本年度報告書

 本日,東京・渋谷のNHKで,全放連・研究部・学力向上プロジェクトのミーティングが催された。これは,全放連が企画・運営している研究プロジェクトで,本年度は,松下教育研究財団の実践研究助成も受けて,活動を繰り広げている。
 今日の会議では,1年間の放送番組活用,それを通じた子どもの学力向上について,各人が,自らの放送教育の取り組みをまとめて報告した。そして,全員で,プロジェクトとしての成果と課題を整理した。いくつか修正すべき点はあるが,放送教育と学力向上の接点を実践的に開拓した様子を上手にまとめた報告書になると思う。放送教育実践家は,年度末の刊行を期待されたい。

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2006.12.26

平成18年度の放送教育実践の形成的評価(第46回なにわ放送教育研究会)

 本日,NHK大阪で,第46回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,16:00からスタートして,メンバー全員が実践報告をした。各人が,1・2学期の実践を総括した結果をレポートしたのである。いわば,本年度の放送教育実践の形成的評価の機会と位置づけられる。本会では,4月に,各人が放送教育実践に関する年度計画を策定しているが,その進展の具合を自己評価し,また相互評価する場面として,貴重である。そして,それが,来春の放送教育実践対決(次回は徳島の放送教育研究グループにお手合わせをお願いする予定)への準備ともなる。P1030785
 なお,今回は,全放連の鈴木先生・竹下先生も,わざわざ東京から足を運んでいただき,会に参加していただいた。ありがたい話だ。

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2006.12.09

平成19年度教育放送企画検討会議

 9日,東京・渋谷のNHKで,平成19年度教育放送企画検討会議が催され,私も参加した。この会は,次年度のNHK学校放送番組,幼児向け番組等の編成,新番組,デジタル教材などのコンセプトや内容が制作者から紹介され,それについて学識経験者や学校現場の実践家が意見を述べる機会だ。
 P1030610 小学校向け番組では,英語番組のメニューが増えそうだ。中高番組では,国語関係(古文,現代文)が増強されるようだ(番組の回数が増える)。家庭での親子同時視聴用番組や保護者に向けたアピール番組もパワーアップされそうだ。

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2006.11.28

国語番組の活用と学力向上(全放連・学力向上プロジェクトの研究授業)

 本日,横浜市立境木小学校5年生担任の高野教諭が,NHK学校放送番組『わかる国語 読み書きのツボ 5・6年』を活用した研究授業を公開した。全放連・研究部・学力向上プロジェクトの研究活動の一環だ。
 光村図書の教科書の当該学年に用意された題材,「物語を作ろう」の指導に,上記番組の「いつだれがどこでなにした~5W1H~」の回を導入したのである。先日の事前検討会では別の回を用いることになったのだが,高野教諭は,果敢に「いつどこで~」の利用に挑戦した。
 P1020852 2時間連続の授業であったが,子どもたちの番組視聴,それを活かした「書く活動」はすこぶる充実した。彼らが90分連続の授業の後にチャイムを聞いて,「えー,もう終わり」とつぶやいたことに,それは顕著に示されよう。そして,それは,番組が書くこと,それを工夫することの「楽しさ」を子どもたちに訴えかけたからであろう。
 国語番組の活用と学力向上のよき関係を見いだせた研究授業であった。

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2006.11.25

第58回放送教育研究会全国大会に向けて

 本日,全国放送教育研究会連盟(全放連)の研究部のメンバー数名と,第58回放送教育研究会全国大会のプログラムについて,意見を交換した。先月中旬に第57回大会が開催されたばかりだが,もう次年度のデザインを始めているというわけだ。
 第58回大会は,2007年10月27,28日に,東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで,開催される。諸事情から保育・授業公開は設定されないが,1日目には記念講演・パネル討議が,そして2日目には,全体会(全放連基調提案等),ポスターセッション,研究交流部会等が用意される
 ポスターセッションや研究交流部会の報告・提案の一部は,公募制が採られる予定である。多くの方の応募を期待したいし,その締め切りが1学期に設定されることを考えれば,放送教育実践家には,今年度の残りの期間に番組活用をさらに重ね,そのエッセンスを大会で報告・提案することを念頭に置いてもらいたい。

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2006.11.22

『道徳ドキュメント』の可能性(第45回なにわ放送教育研究会にて)

 22日夜,NHK大阪で,第45回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,全員のプチ実践報告の後,『道徳ドキュメント』「静寂のマウンド」を活用した実践,『えいごリアン4』を活用した実践が報告された。前者は,『道徳ドキュメント』を初めて利用する教師によるものだった。チャレンジが増えるのはうれしいことだ。
 前回取り上げた回もそうだったが,この番組が示唆する価値項目は多様である。それゆえ,複数の価値項目を統合的に扱う授業,それぞれの子どもたちが自分なりに価値を反芻する授業などが実現しうる。番組を活かした道徳授業は,こういった可能性を大切にしたい。

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2006.11.08

全放連・学力向上プロジェクトの研究授業(横浜市立境木小学校・高野教諭のチャレンジ)

 28日,横浜市立境木小学校5年生担任の高野教諭が,NHK学校放送番組『わかる国語 読み書きのツボ 5・6年』を活用した研究授業を公開してくれる。全放連・研究部・学力向上プロジェクトの研究活動の一環だ。
 光村図書の教科書の当該学年に用意された題材,「物語を作ろう」の指導に,上記番組の「おはなしの地図(物語の型を知る)」の回を導入しようとするものだ。番組は,物語を作る際には全体の構想が大切であること,読み手を惹きつけるストーリーには意外性が盛り込まれていることなどを視聴する子どもに示唆してくれる。
 ただ,番組の問題点についての意見もメンバーから少なからず呈され,それらを克服しながら,「書く力」を高める指導と番組利用の接点をどう見いだすか,高野教諭の腕の見せ所である。研究授業は,28日午後実施される。

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2006.10.21

遠方より同志来る(第44回なにわ放送教育研究会にて)

 20日夜,NHK大阪で,第44回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,全員のプチ実践報告の後,『道徳ドキュメント』「巨樹にもらった希望」を活用した,2つの実践が報告された。1つは,守口市立八雲小学校の重松教諭によるもの,もう1つは,枚方市立五常小学校の松浦教諭によるものである。
 P1010345 番組が示唆する価値項目は多様なのでそれをどのように生かすか,映像に十分には表れていない「自然に対する畏敬の念」をどのように強調するかなど,実話を扱った道徳番組の活用方針についてしっかりと検討した。
今回は,岡山からはるばる,岡山県情報教育センターの高橋さんが参加してくれた。遠方より同志が来てくれて,メンバーによい刺激を与えてくれた。ありがたいことだ。次回は,11月22日(水)18:30からだ。今度は,昨日初めて参加してくれた大東市立四条小学校の白石さんが,やはり『道徳ドキュメント』を利用した実践に挑戦し,その模様を報告してくれるという。楽しみだ。

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2006.10.20

学力向上を志向した放送教育の展開-その意義・モデル・実践事例-(日本教育メディア学会における研究報告)

 全国放送教育研究会連盟(全放連)研究部では,昨年度から,「学力向上プロジェクト」を発足させ,研究活動を推進している。プロジェクトメンバーは,学校放送番組を活用して「豊かな学力」を育む実践を計画・実施し,その成果を評価している。その中で,例えば,継続視聴の再評価,それによる学習習慣の定着などが明らかになっている。また,丸ごと視聴が学級経営の充実や個に応じた指導に資することも確認されている。
 ここまでの成果を,プロジェクト委員会の委員長の竹下さん(千代田区立九段小学校教諭)が,14日の日本教育メディア学会で「学力向上を志向した放送教育の展開-その意義・モデル・実践事例-」というタイトルで報告した。

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2006.10.15

放送教育研究会全国大会における全放連提案

 連日報告しているように,13,14日と,第57回放送教育研究会全国大会(北海道札幌大会)が開催された。P1010063 14日午後,全放連の研究推進委員長として,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)卒業生の田端さんが,下記ファイルのような内容をレポートした。放送教育の過去・現在・未来,その特徴がよくまとめられている。pdfファイルをアップロードするので,放送教育実践に取り組む方は,これでしっかり勉強してもらいたい。「Zenporen061014.pdf」をダウンロード
 なお,とある方の提案により,次回の虎の穴OB会では,この全放連提案を「あなたなら,どう改訂するか」というワークショップを企画・運営する予定である。参加(予定)者は,今から,構想しておいてほしい。

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2006.10.14

「豊かな学力の育成を目指して-教科番組の多様な活用を通じて-」(第57回放送教育研究会全国大会(北海道札幌大会)の番組別研究交流会)

 昨日に続き,第57回放送教育研究会全国大会(北海道札幌大会)が開催された。私は,午前中の番組別研究交流会のある部会のコーディネータを務めた。それは,「豊かな学力の育成を目指して-教科番組の多様な活用を通じて-」という内容であった。ここでは,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生(草柳さん,水野さん)を含む,3名が,学力向上に向けた番組活用事例を発表してくれた。Kihara061014 P1010056
 それを整理した枠組みを示した後,それぞれの参加者に,学校放送番組を活用した学力向上プランを策定してもらい,それを,交流してもらった。私は,それらのプランを批評するとともに,本日の提案や議論を「豊かな学力の育成を目指す放送教育実践の要件」として,次のように総括した。
・育成を図る学力の明確化
・番組,デジタル教材の性格の同定
・番組等の利用場面・スタイルの検討
・学力向上の測定・評価
・番組等を用いた深化・補充学習(学び直し)

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2006.10.13

虎の穴卒業生がんばる!

 13日,第57回放送教育研究会全国大会(北海道札幌大会)の会場校,北海道札幌市立栄緑小学校を訪問した。そして,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生,岡田光紀さんの授業,NHK学校放送番組:理科4年生『ふしぎ大調査』「葉をからすのはだれだ(秋の植物と昆虫)」の活用を見学した。P1000951
 マイツリーの変化を確認する単元の導入,葉の観察とデジタル教材利用を並行させる活動,番組視聴による本日の学習の振り返り等,単元や本時のデザインがよく練られていた。今日までの彼の苦労がしのばれた。お疲れ様,岡田さん。
 私は行けなかったが,あいの里東小学校では,やはり虎の穴卒業生の坂野宏明さんが,『わかる国語読み書きのツボ』を活用した授業を公開し,参加者から,よい評価を得ていたようだ。
 虎の穴卒業生のがんばりに感心した1日であった。

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2006.10.07

第57回放送教育研究会全国大会(北海道札幌大会)近づく!

 今月13・14日,第57回放送教育研究会全国大会(北海道札幌大会)が開催される。第1日目の13日には,幼稚園・小学校・中学校・高等学校・養護学校で,保育や授業が公開される。小学校の会場校では,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生が授業を見せてくれる(栄緑小学校の岡田さん,あいの里東小学校の坂野さん)。
 私は,中学校の会場校たる,札幌市立北辰中学校で講師を務める。この学校は,全クラスで放送番組を活用した実践を展開する。中学校向けの学校放送番組がそれほど多くは放送されていない状況で,全教職員で工夫して放送番組を活用し,それを通じた子どもたちの学力保障,成長保障を目指しているのは,見事である。ぜひ,ご参会いただきたい。公開授業の後,研究交流会が催され,そこで,「中学校における放送番組利用の多様性」と題するパネルディスカッションが繰り広げられる。私は,コーディネータ役を果たす。
 第2日目は,午前中に番組別研究交流会,午後に全体会が用意されている。前者では,私は,「豊かな学力向上の育成を目指して-教科番組の多様な活用を通じて-」という分科会で,やはりコーディネータを務める。ここでは,やはり虎の穴卒業生(草柳さん,水野さん)が2名も学力向上に向けた番組活用事例を発表する(全部で3つの実践報告)。後者では,全放連提案も,虎の穴卒業生の田端さんが担当してくれる。
 忙しい2日間になりそうだが,北海道,そして全国の放送教育実践家との交流を楽しみにしている。

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2006.10.03

全放連・学力向上プロジェクトの研究発表

 本日,渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトの研究会が催された。本日は,3つの内容を扱った。そのうちの2つは,10月中旬の研究発表の予行演習だった(最後の話題は,11月の研究授業に関するもの)。1つは,放送教育研究会全国大会「番組別研究交流会」「豊かな学力向上の育成を目指して-教科番組の多様な活用を通じて-」(14日9:30~)における草柳さん(川崎市立夢見ヶ丘小学校)の実践報告,もう1つは,日本教育メディア学会・自由研究発表(14日15:15~)における竹下さん(千代田区立九段小学校)による学力向上プロジェクトのレポートだ。
 いずれも,短い時間での発表だから,主張点をはっきりさせないといけない。口頭説明と配付資料の叙述の使い分けも重要だ。発表を担当する2人には,ベストを尽くしてもらいたい。

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2006.09.27

『道徳ドキュメント』利用への挑戦(第43回なにわ放送教育研究会にて)

 本日,NHK大阪で,第43回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,2つの実践が報告された。1つは,『わかる国語 読み書きのツボ 高学年』を活用した実践(浅香教諭)である。そして,もう1つは,『道徳ドキュメント』「全員参加の体育祭」を用いた実践(松浦教諭)である。
 P1000550 先月の研究会も,『道徳ドキュメント』を全員で視聴し,それを活用したプランを作成するという演習を実施したが,松浦教諭の取り組みは,それに刺激されたものだ。なにわ放研のメンバーによる,『道徳ドキュメント』利用への挑戦はもうしばらく続きそうだ。ちなみに,彼は,番組を視聴させて,様々な人の立場で感想を記させ,それをマップに位置づけて,クラスの意見を総括させていた。私は,道徳的読解力を育もうとするならば,登場人物内の心の動き,揺れ,ゆらぎもおさえたい,だからマップは3次元で構成した方がよいとコメントした。
 それにしても,本日は,NHK大阪から,なんと5人もの方にご出席いただいた。だから,制作サイドの考えもたくさん聞かせてもらえた。会場の確保も含めて,ありがたい話だ。
 次回は10月20日(金)18:30から,次々回は11月22日(水)18:30からだ。いずれも休日前だから,ちょっと遠くからの方も参加をご検討いただけるかな――。

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2006.09.16

放送教育研究会全国大会(北海道札幌大会)における全放連提案

 本日,品川で,全放連・学力向上プロジェクトのメンバー数名と会って,放送教育の実践について,意見を交換した。具体的には,10月13・14日に北海道・札幌を会場にして開催される,第57回放送教育研究会全国大会で配布するリーフレットの内容や構成,そこで示される全放連提案(大会プレゼンテーション)について,集中的に議論した。
 後者では,1)放送教育とは,2)放送教育を取り巻く状況,3)札幌大会の意義と特徴,そして4)これからの放送教育という柱で,研究推進担当部長の田端さん(目黒区立伝道小学校教諭)が,放送教育の過去・現在・未来を語る。放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生たちは,ぜひ彼女に応援のエールを。また,大会終了後には,その資料をこのブログにアップする(予定)ので,ぜひ入手して,勉強してもらいたい。

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2006.09.02

中学校における放送教育実践の公開(第57回放送教育研究会全国大会・札幌大会に向けての北辰中学校の取り組み)

 1日,第57回放送教育研究会全国大会(札幌大会,10月13・14日)の中学校の会場校たる,札幌市立北辰中学校を訪れ,そこで,7つの授業を目にした。大会当日は,それらを含めて,全クラスで放送番組を活用した実践が公開される。ものすごい厚みだ。
 Dsc05767 中学校向けの学校放送番組がそれほど多くは放送されていない状況で,全教職員で工夫して放送番組を活用し,それを通じた子どもたちの学力保障,成長保障を目指している。例えば,英語科では,小学校向けの「おはなしえいごリアン」を活用して,生徒の表現力を豊かにしようとしている。同時に,各教科におけるメディア活用の方針が実にしっかりしている。例えば社会科では,学校放送番組10 min. Boxを導入して発展的な学習を構成しつつ,地図といった「資料」の活用も重視して,社会科学の方法論を踏まえた情報手段の活用を実現させているように,各教科の本質や特性がおろそかにならない形で,むしろそれを強化する方針で,番組が活用されているのが頼もしい。
 全員が学習に参加するための道具や環境の準備,教室の学習環境の巧みな構成,子どもたちの学習習慣の確立,学び合う集団づくりなど,学びの基礎力を確かにするための指導も申し分ない。
 この学校を訪問する教師は,放送教育を含む,中学校における教育実践研究のフロンティアにふれることができるに違いない。

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2006.09.01

北海道の「虎の穴」OBがんばる!(ぜひ応援メールを)

 31日,和歌山大学教育学部での集中講義を終えて,札幌に向かった。現地で,まずは,第57回放送教育研究会全国大会(札幌大会,10月13・14日)の中学校の会場校たる,札幌市立北辰中学校の先生方とミーティングをおこなった。
 Dsc05683 次いで,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の第5期生,札幌市立あいの里東小学校の坂野宏明先生にお会いした。この学校も,全国大会の会場校である。彼は,学校の研究推進のために,虎の穴の経験を生かして,様々なアクションを試みているようだ。公開授業の構想も,自分のものを工夫するだけでなく,若い人のものの相談にも積極的に乗っているようだ。実際,私たちが,旧交を温めていた深夜,新任教師から相談のメールが届き,すぐに返信していた。よくがんばっている,立派だ。NHKの宇治橋デスクとともに,感心した。
 今回の全国大会ではやはり北海道出身の虎の穴のOB,札幌市立栄緑小学校の岡田光紀先生も授業を公開する。北海道内外のOB陣は,ぜひ,OBメーリングリスト等で彼らを励ましてあげてほしい。

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2006.08.27

全放連・学力向上プロジェクトの夏期研修会

 26・27日と渋谷のNHKと目黒の共済会館で,全放連・学力向上プロジェクトの夏期研修会が催された。以前の研究活動教育放送デジタル化対応プロジェクト」以来続いている,恒例の研修会だ。
 まず各人の1学期の放送番組を用いた学力向上実践を全員が報告し,それを交流した。
 Dsc05623Dsc05624 次いで,学力向上を目指した放送教育実践をリーフレットにまとめ,それを10月の第57回放送教育研究会全国大会にて配布する段取りについて,検討した。「我がクラスでは,どのような学力の育成がなぜ必要なのか」を再度自覚して,それを読み手に効果的に伝える工夫について,議論した。
 最後に,前述した大会の「番組別研究交流会」「豊かな学力向上の育成を目指して-教科番組の多様な活用を通じて-」で提案される,川崎市立夢見ヶ崎小学校の草柳教諭のレポート,特にその主張点について意見交換した。
 放送教育,その伝統と刷新,その実践の共通性と多様性について,十分に議論した2日間だった。丸ごと・継続視聴,並行カリキュラムなど,放送教育の伝統的手法を再評価し,同時にリニューアルすべき点を確認できたように思う。

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2006.08.22

学校放送番組のレパートリーとその活用(「学校放送ナビゲーション2006夏」)

 21日,「学校放送ナビゲーション2006夏」の再放送を視聴した。NHK学校放送番組のレパートリーやそれらを活用した実践,さらには番組の活用を補完・促進するデジタル教材の特長や利用法を紹介する番組だ。30分の番組だったが,現在の放送教育を俯瞰できる構成であったと思う。この番組で紹介された,全放連事務局次長の鈴木先生による「道徳ドキュメント」活用実践などは,放送教育の基礎・基本を学ぶのに大変役立とう。
 なお,番組では,川崎の草柳さんと椎名さん,奈良の金原さん,浜松の市川さんという,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のメンバーが登場し,が放送教育への取り組みを語っていた。この番組を視聴して,彼らとの「再会」も果たせた。

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2006.08.14

子どもたちに平和の尊さを考えさせる番組

 本日,19:30から,NHK総合チャンネルで,「いま考える2006夏①」が放送された。1時間15分もの放送時間だったが,私もこの番組を視聴してみた。アナウンサー,俳優,作家と子どもたちが戦争の歴史や現状に関する映像を見ながら,平和の尊さについて語り合う番組だ。日中戦争,原爆症,イラク問題などがトピックに設定されている。それゆえ,時間と空間をまたいで,戦争を知らない世代が,戦争の悲惨さ,平和の尊さを検討することになる。
 番組で紹介される問題が広がりすぎて,その全体像を理解することが難しく,小学生が視聴意欲を持続できないことは危惧される。がしかし,戦争を象徴する映像を子どもたちに提示して,彼らに平和の尊さについて考えるきっかけを番組は与えてくれていた。
 平和教育のような領域は,その尊さを象徴するモチーフ,それを子どもたちの心に働きかける映像が効果的である。そういえば,学校放送番組には,戦争と平和をダイレクトに扱ったものは少ないなあ――。

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2006.08.12

第57回放送教育研究会全国大会

 昨日の平成18年度中国地方放送教育夏期特別研究交流大会において,10月の第57回放送教育研究会全国大会の2次案内が配布されていた。今年は,北海道は札幌を会場にして開催される。
 10月13日(金)は公開保育及び授業公開,そして翌14日(土)は番組別研究交流会や大会プレゼンテーション等が催される。番組別研究交流会は,発表者の一部が公募によって決められるという新しい枠組みで企画・運営される。また,教育メディア学会との共同企画も実現している。
 私も,13日は中学校の会場校(北辰中学校)の講評等を,そして14日は番組別研究交流会のセッション「豊かな学力の育成を目指して」のコーディネーションを担当する。多くの方と札幌でお会いできるのを楽しみにしている。

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2006.08.11

講演「放送教育の伝統と新しい挑戦」(平成18年度中国地方放送教育夏期特別研究交流大会にて)

 11日午前,平成18年度中国地方放送教育夏期特別研究交流大会(於:ライフパーク倉敷)にて,講演を担当した。Dsc05347 タイトルは,「放送教育の伝統と新しい挑戦」である。放送教育の特性,伝統的な放送教育実践の継承,豊かな学力の育成に資する放送教育実践,放送教育の研修会等のデザインの4つのパートで講演を構成した。
 放送教育における新しい挑戦とは,地上デジタル放送などのハード面の刷新を踏まえることを意味するわけではない。どのような配信形態であっても,放送教育の特長は,その教材(内容)の独自性,時代性,情意性等にあるので,この挑戦は,それを強調するような番組やデジタル教材の利用を授業のデザインに組み入れ,それを学力向上に結実させることを意味している。そうしたスタンスで,放送教育の理論や歴史を整理し,また,現在のなにわ放研のメンバーや全放連・学力向上プロジェクトのメンバーの実践を紹介した。
 活用したレジュメは,次のとおり。虎の穴卒業生にはぜひダウンロードして,内容を確認し,コメントしてもらいたい。「kihara060811.pdf」をダウンロード

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2006.07.31

虎の穴のOBからのプレゼント

 29日,30日と川崎で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催された。私もフル参加して,虎の穴卒業生たちの成長ぶりを見守った。Dsc05226 会の終わりに,参加者から,プレゼント,ピンクのネクタイをもらった。ありがたい話だ。みんな,ありがとう。ところで,誰のチョイスなのか,ちょっと知りたいような――。

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2006.07.30

第5回「虎の穴」OB会2日目

 本日も,川崎で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催された。今日は,NHK学校放送小学校5年生『わかる国語 読み書きのツボ 5・6年』の活用プランを作成し,それを相互評価するという演習活動が展開されたDsc05211 Dsc05216_1
 この新番組の長短所をどうとらえるか,番組がねらう読解力そのものをいかに理解するか,番組活用の多様性をどこまで認めるかなどについて,議論が盛り上がった。このような演習を通じた充実感は,やっぱり,対面,集合型研修でしか得られないものだろう。
 会の終わりに,私は,2日間のまとめを担当した。その時のプレゼン資料をアップしておこう。参加できなかった卒業生たちが少しでも雰囲気を味わえるように――。「tora_ob_06.7.29.pdf」をダウンロード

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2006.07.29

第5回「虎の穴」OB会1日目

 本日7月29日と明日,川崎で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催される。今日は,各人の実践がレポートされ,相互評価された。いずれも熱のこもった実践だった。Dsc05148Dsc05163 懇親会で,NIMEの堀田さんが,「続けることが大切です」とOBたちにエールを送ってくれた。私も同感だ。OB会も少なくとも10回(10年)は続けてもらいたい。できれば,もっと長く――。次年度のOB会は,いろいろ検討したが,結局,8月上旬,大阪で開催することになりそうだ。「なにわ放研」のメンバーに活躍してもらわないと--。


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2006.07.25

放送番組を活用した実践の報告

 25日,NHK大阪で,第41回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,8月上旬に開催される研究会において実践を報告するメンバー2名が,それを練習した。
 1人は,3日の関西教育メディア研究協議会,もう1人は,8日の松下教育研究財団の実践研究成果報告会で,研究成果をレポートする。それらの会は,放送教育実践の研究会ではないので,放送教育になじみがない参加者にも実践の特徴がつたわるように,発表の内容や構成を練り上げないといけない。これが難しい。時間も限られている。
 いろいろ話し合ったが,結局,番組利用の必然性を説得的に語ることが,放送教育実践報告が明快になるか否かの鍵を握るようだ。

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2006.07.20

もうすぐ第5回「虎の穴」OB会

 7月29,30日,川崎で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)のOB会が催される。これで5回目のOB会だ。今年のメニューは,川崎組によって,次のようにデザインされている(あくまで予定だが――)。

第1日目 7月29日(土)
14:00~開会のあいさつ,2日間の日程説明
14:10~参加者紹介ワークショップ
15:00~17:00 実践報告会
※次の視点から1つを選んで,これまでの自分の実践をまとめ下さい。A41枚程度にまとめていただき,付属資料の量についてはお任せします。
 1.「学びの基礎力」を高めるための実践
 2.「確かな学力」を高めるための実践
 3.「生きる力」を高めるための実践
 4.放送教育の普及,発展のための実践
 当日は,この4つのグループを作り,グループ内で実践報告をしていただきます。その中から,一番よいと思われるものを選んでいただき,全体の場で紹介していただきます。
17:00~17:45
 堀田先生,木原先生による,実践報告の好評,および講演会。
17:45~18:00 諸連絡 など

第2日目 7月30(日)
9:00~ 開会のあいさつ,本日から参加者の自己紹介
9:10~ 番組を使った単元プラン計画
10:45~ グループごとの発表
11:15 ~ 一人ひとりの来年度への意気込み発表
11:40~ 2日間の振り返り(木原先生)
11:55~ 来年度OB会について
       閉会の言葉

 私は,現場の先生方といろいろな研究会を催しているが,この「虎の穴」はその自主性,先進性などに点で,実に充実した研究コミュニティだ。だから,このOB会への参加は,自分にとって,かけがえのない機会だと認識している。

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2006.07.19

全放連・学力向上プロジェクトと他の組織とのコラボレーション研究会

 19日,川崎市立夢見ヶ崎小学校4年生担任の草柳教諭が,NHK学校放送番組『ふしぎ大調査』を活用した研究授業を実施した。Dsc04961 これは,全放連・学力向上プロジェクトの研究活動の一環だ。けれども,本日,他の組織,草柳教諭の所属校の教員,NHKの制作者,川崎市の情報教育研究会のメンバーなど,多種多様な人間が,彼の実践を見つめ,それを題材とする協議会に参加した。全部で30人以上の人間が集い,積極的に意見を交換した。Dsc05027 プロジェクトリーダーの竹下さんが進行役となり,短時間で,2回の演習的活動(授業の批評,改善プランの策定)が実現した。異質な立場の人間の意見が共鳴する,コラボレーションの色彩の濃い協議会が成立したことは,この学力向上プロジェクトの新しい成果であろう。

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2006.07.18

全放連・学力向上プロジェクトの研究授業(川崎市立夢見ヶ崎小学校・草柳教諭のチャレンジ)

 明日19日,川崎市立夢見ヶ崎小学校4年生担任の草柳教諭が,全放連・学力向上プロジェクトの活動の一環として,5時間目にNHK学校放送番組『ふしぎ大調査』を活用した研究授業を公開してくれる。私たちプロジェクトのメンバー以外に,NHKの制作者,川崎市の情報教育研究会のメンバー,東京都の理科教育や放送教育実践校の教諭など,多種多様な人間が,彼の実践を見つめる。そして,研究授業後の協議会では,それを題材にして,放送教育と学力向上の接点を追究する。
 それだけでもプレッシャーがかかる授業研究会なのに,なんと,草柳教諭は,4時間目にも,4時間目にNHK学校放送番組『みんな生きている』を活用した実践も公開してくれると言う。すごいチャレンジ精神だ。もうそんなに時間は残っていないが,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生たちは,ぜひ,OBのMLにて,彼に応援のエールを。

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2006.07.15

2つの「動物のたんじょう」(「教育メディア論」にて)

 先日もご紹介したように,本年度前期,文学部の専門科目の1つ,「教育メディア論」の講義を担当している。この講義は,この講義では,放送教育の理論と実践を体系的に解説する。テレビ学校放送番組のスタート,昭和40年代の学校放送番組の最盛期,メディアミックスの取り組み,番組とマルチメディア・インターネットの複合利用,NHKによるデジタル教材などについて講ずる。また,各時代の代表的な番組や実践事例を紹介する。
 義の後半では,受講生にそれをさらに自分のものにしてもらうために,演習的活動を導入する。彼らは,小学校5年生の理科番組『ふしぎワールド』の第5回「動物のたんじょう」を活用した,メディアミックスの授業プランをグループで作成し,発表し,相互評価する。8時間程度の扱い,単元の評価規準を満たす,番組とデジタル教材を単元のどこかで必ず活用するといった条件を満たし,児童の実態を想定して,指導計画を完成させるわけだ。
 メディアミックスの授業プランを構想する参考として,10年前の『わくわくサイエンス』のやはり「動物のたんじょう」を受講生に視聴させた。この番組は,当該年度の日本賞の初等教育部門の最優秀賞を受賞した作品だ。ハムスターを題材にして,受精の仕組みを示すだけでなく,出産にかける雌ハムスターの様子を1人の少女の目線で追った秀作だ。
 2つの「動物のたんじょう」に対する受講生の反応は大きく異なる。現行のセグメント方式の『ふしぎワールド』に比べて,ドキュメンタリータッチの『わくわくサイエンス』の方が彼らの反応はずっと豊かだ。ハムスターの様子に思わず笑ったり,ストーリー展開に涙ぐんだりしている。あれほど反応が違うとは思わなかった。どちらも子どもたちの学習に役立つ放送番組だが,放送番組「固有の」教育機能は,やはり『わくわくサイエンス』のような構成で強調されるように思う。私が古いだけなのかもしれないが――。

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2006.06.26

放送教育研究会全国大会での提案者が募集されている!

 全国放送教育研究会連盟は,年に1度,全国大会を開催している。今年度の第57回大会は,10月13・14日に北海道・札幌を会場にして,授業や保育の公開,番組別研究交流会,総合全体会といったプログラムで企画・運営される。
特筆すべきは,番組別研究交流会での提案(実践報告)者の公募だ。IT活用と放送教育,キャリア教育とメディア・リテラシーといったテーマに合致した実践をレポートできる人はぜひ,応募してみるといい。詳しくは,こちらから。

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2006.06.25

学校放送番組の内容・構成を活かして,理科のどのような学力の向上を目指すのか

 本日,全放連の研究活動,「放送学習による学力向上プロジェクト」のミーティングに出席した。日曜日の10時からの研究会に,10名以上の教師が集った。このグループの研究熱に敬意を表したい。
 この日の話し合いは,7月19日(水,2学期制のため26日が終業式)に,川崎市立夢見ヶ崎小学校4年生の草柳さんが,『ふしぎ大調査』の第7回「宝のありかは星に聞け」を活用して展開する,研究授業の目標や内容,過程に関するものだ。Dsc04458
 番組の内容・構成を活かして,理科のどのような学力の向上を目指すのかについて,多様な意見が出た。「理科ではやはり観察・実験が大切だから,その技能を高めるためのモデルを番組で提供すべきだ」という正統派の意見もあれば,「夏休み前の時期だから,自然を見つめる活動の多様性,それらへの興味・関心を高めるのがベター,だから番組視聴後に自由研究の課題づくりをするといいし,それには,星座物語を読むといった活動が含まれてもよいのではないか」といった意見も登場した。Dsc04465 この天体の学習では「ロマン」を軽視してはいけないだろう。それが放送番組活用の意義であるということを共通理解した後,単元計画や本時の目標・過程等について,さらに議論を重ねた。
 草柳さんが,今日の議論を踏まえて,どんな挑戦をしてくれるか,楽しみにしたいと思う。放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生たちは,ぜひ,盛夏に研究授業にチャレンジする,彼に応援のエールを。

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2006.06.16

デジタルコンテンツの利用に関する比較研究

 私が指導している大学院生が,デジタルコンテンツの利用に関する比較研究を構想している。デジタルコンテンツをよく利用する教師が,どのような学力の育成を目指して,いかなる場面で,それを用いているかを,実際にいくつかのコンテンツを見てもらいながら,回答してもらうものだ。コンテンツ利用に関する,教師の実践的知識を抽出することが目的である。
 私がかつて,日本賞候補となった学校放送番組を調査刺激に用いて,若手教師とベテラン教師に,番組分析や番組を用いた授業の設計を依頼し,その異同を確認した研究をひな形としている(この研究は『授業研究と教師の成長』<日本文教出版>に収録されている)。あの研究を発展させるべく,院生には,デジタルコンテンツ利用に関する教師の英知をしっかりと探ってもらいたい。
 何人かの読者には,調査へのご協力を依頼するかもしれない。その際には,どうぞよろしくお願いいたします。

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2006.06.14

「伝え合う力」の育成と放送番組の活用

 14日,NHK大阪で,第40回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,奈良の金原さんが,研究授業のプランを紹介してくれた。それは,『わかる国語 読み書きのツボ 5・6年』を活用した「描写力」育成の試みである。
金原さんの学校は,「言語的理解力・表現力を育成する指導法の工夫~子どもたちの伝え合う力を高めるために~」を研究主題に据えている。彼は,指導法の工夫の一環として,この番組の活用を主柱とする「国語力」向上計画の策定,そのための特設単元群の開発に着手している。しかも,同学年の3つのクラスの担任も巻き込んで(すごい!)。「伝え合う力」・読解力・国語力などの概念の整理,個に応じた指導と番組活用の接点の開拓などについて議論した。

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2006.06.05

やっぱり「山の分校の記録」?

 本年度,我が大阪市立大学の文学部専門科目で,『教育メディア論』を担当している。この講義では,放送教育の理論と実践を体系的に解説する。
今日で講義は第7回目である。ここまで,テレビ学校放送番組のスタート,昭和40年代の学校放送番組の最盛期,メディアミックスの取り組み,番組とマルチメディア・インターネットの複合利用と放送教育の歴史をここまでたどってきた。
 本日から,今日の放送教育の枠組み(番組編成)と実践(デジタル教材の配信と活用)を解説するが,その前に,ここまでの講義の内容で印象に残っていることを受講生にたずねてみた。80名近くの受講生の7割近くが,テレビ学校放送黎明期の実践記録として紹介した「山の分校の記録」が最も印象に残っていると回答する。テレビが,あんなにも,子どもたちの意欲,創造性を高め,地域開発の意識を強めることに驚いたからだと,彼らはその理由を語る。
 実践のすごさが学生に強烈なインパクトを与えるのか,ドキュメンタリーの構成の巧みさがなせる業なのか――。おそらくは,その両方なのだろう。それにしても,あれから50年近くの歳月が流れている。「山の分校の記録」を越える放送教育実践が生まれ,その記録番組が制作されることを期待したい。

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2006.06.01

全放連・学力向上プロジェクト2年度目の研究授業

 全放連の研究活動,「放送学習による学力向上プロジェクト」の2年度目がスタートしている。今年度は,松下教育研究財団の実践研究助成も受けているので,いっそう研究活動を充実させる必要がある。今日は,本年度2回目の研究会が渋谷のNHKで催された。Dsc04037 今年度も,メンバーそれぞれが,学力向上と学校放送番組利用との接点を追究する。と同時に,2回の研究授業が企画・運営される。1学期は,7月19日(水,2学期制のため26日が終業式)に,川崎市立夢見ヶ崎小学校4年生担任の草柳さんが,『ふしぎ大調査』を活用して,星の観察に関する意欲や技能を高める授業を展開する。
 実は,これまでにも,全放連の研究プロジェクトでは,理科の学力向上に資する授業を設計・実施・評価してきている。それらのコンセプトやデザインをどう乗り越えるかが,草柳さんの大きな課題だ。しかし,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の「優秀な」卒業生たる,彼のことだ。この難題も克服してくれるに違いない。

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2006.05.11

なにわ放送教育研究会の新しいスタート

 10日,NHK大阪で,第39回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,メンバー全員が今年度の実践プランを報告してくれた。「みてハッスル☆きいてハッスル」の継続利用,「にんげん日本史」のデジタル教材を活用した情報活用能力の育成,「道徳ドキュメント」など新しい番組の利用への挑戦など,メンバーそれぞれが実践課題を設定し,日常的実践に取り組む。Dsc03515 このような多様な実践の登場,さらには,番組利用を学校で同僚に積極的に開示し,また推奨する取り組みの充実に,研究会の活動の成果を確認できる。
 特に,ある教師が,「おはなしの国」の活用に既に着手していた姿に感心した。この教師は,1年生の子どもたちに視聴後の感想をイラストにして表現させていたが,彼は,3月末に,全放連との共同研究会で,ベテラン教師の同番組利用の実践を聞き,それに触発されて,このような実践を始めたのだという。他人の実践に学び,そのエッセンスをすぐ吸収しようとする,みずみずしい感性を彼が有しているから,フットワークよく,実践に取りかかれるのだ。
 なにわ放研の新しいスタートは,順調である。

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2006.04.30

教師コミュニティの豊かさは実践が物語るから

 昨日,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)2期生の松浦さんの結婚披露パーティーが催されたことをブログで報告し,OBメーリングリストへの祝福コメントの投稿をお願いした。1日足らずの間にもう15名近くの卒業生からそれが投稿されている。私の呼びかけに応えてくれたOBたち,ありがとう。さすが,虎の穴の卒業生だね。結束力が強い。
 もちろん,教師コミュニティの豊かさは,「実践」で物語られるべきだ。だから,OBたちに期待したい――自分なりに新しい放送教育に挑戦して,それを全国大会(北海道大会)等で報告できるように備えることを。

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2006.04.24

全放連・学力向上プロジェクト2年度目のスタート

 全放連の研究活動,「放送学習による学力向上プロジェクト」の2年度目がスタートした。今年度は,松下教育研究財団の実践研究助成も受けているので,いっそう研究活動を充実させる必要があろう。Dsc03295
 今年度も,メンバーそれぞれが,学力向上と学校放送番組利用との接点を追究するが,昨年度以上にそれを発展させるために,私は,放送番組利用による学力向上の「年間プラン」を作成・提案してはどうかとアドバイスしてみた。学力向上は,ある単元の取り組みだけに限定されるものではなく,長期的なビジョンと実践に基づくものであるからだ。
 なお,今年度も,このプロジェクトでは,全国大会におけるリーフレットの配布,報告書の作成,研究会等での口頭報告,ホームページにおける情報発信といった,成果の公開にも腐心することになっている。

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2006.04.23

全放連・学力向上プロジェクトの研究報告書が完成!

 23日,渋谷のNHKで,「放送学習による学力向上プロジェクト」の報告書発送作業を手伝った。封筒を素早く折ること,テープを同じ長さにカットすることなど,こういう仕事に必要とされるスキルを,大学生時代に研究室の発送作業で磨いた。今日はそれを(いかんなく?)発揮した。Dsc03294
 17年度,プロジェクト1年目としては,なかなか充実した成果を呈することができたと思う。報告書では,メンバーそれぞれの実践報告が学力向上と学校放送番組利用との接点を追究した典型例としてレポートされている。また,それらの成果がある種のチェックリストとして集約されている。また,「学力向上」のテーマに即した授業研究会のスタイルも提案されている。
 放送教育についても,学力向上についても,最新の実践情報を盛り込んだ,よい報告書ができたと思う。興味のある方は全放連事務局に連絡して,この報告書をぜひ入手してもらいたい。

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2006.04.03

「NHKティーチャーズネット」スタート

 NHK学校放送の教師向けオンラインサービスがリニューアルされた。今日スタートしたのが,会員登録制の「NHKティーチャーズネット」だ。
 デジタル教材検索システムなど,学校現場の教師の声から誕生したサービスも登場しているので,読者にもぜひ会員登録して利用してもらいたい。放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生も続々と登録を済ませているようだ。

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2006.04.01

放送教育の実践対決(なにわ放研VS 全放連)

 4月1日,東京・渋谷のNHKで,なにわ放研(なにわ放送教育研究会)VS 全放連(全国放送教育研究会連盟)の実践報告合戦が催された。昨年4月のなにわ放研VS浜松b-waveの対戦に続く,放送教育実践の合同研究会だ。
 両チームが5件の放送教育の実践報告を用意し,柔道の試合のように,5戦が繰り広げられた。昨年なにわ放研と一戦を交えた浜松b-waveの先生方やNHK学校放送番組部等の制作者に審判団として参加してもらい,実践報告を評価してもらったが,なにわ放研3勝,全放連2勝という結果になった。しかし,5つの対戦のいずれもが僅差で勝負が決するものであり,極めて緊張感のある研究会となった。Dsc03071Dsc03083
 ところで,放送教育実践に取り組む,異なるコミュニティの対決の中から,放送教育で重視すべき点,その多様性などを確認することができた。9名の発表者(なにわ放研の浅香さんはなんと2回も発表!),審判団,司会の鈴木先生,NHK関係の皆さん,お疲れ様でした。
 来年は,徳島の放送・視聴覚教育実践グループと,なにわ放研・全放連・浜松b-wave連合軍の対決が予定されている。

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2006.03.27

NHKデジタル教材を活用した「繰り返し」学習(第37回なにわ放送教育研究会での実践報告から)

 27日,NHK大阪で,第37回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,5本の実践が報告された。その1つに,HKデジタル教材を活用した「繰り返し」学習のレポートがあった。
 彼は,年度末に,「わかる算数5年生」のデジタル教材を活用して,子どもたちに選択的な復習場面を提供した。同番組の第16回『割合がわかる』,第19回『グラフがわかる』,第20回『算数の世界を広げよう』に連動したデジタル教材を,テスト結果等を参考にしながら,子どもたちが選択して復習を進めていった。あの番組やデジタル教材の特徴を活かした取り組みだと思うし,それを引き出すために,この教師はワークシートの書式を工夫したり,子どもたちの自律的な復習の過程を授業の最初にモデル化して示したりしていた。
 ただドリルに時間をかけるだけのものと違って,この「繰り返し」学習は,子どもに教材を選択させる,映像教材の直接教授性やストーリー性を活かして楽しい学習を構成しているといった点で,すぐれていると思う

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2006.03.15

放送教育指導者養成講座「虎の穴」OBのメーリングリストに新メンバー

 本日,放送教育指導者養成講座(虎の穴)OBのメーリングリストに5期生が加えられた。これで50人弱の教師をメンバーとするコミュニティができあがった。それも全国各地からの参画だ。
 このOBメーリングリストを上手に活用してコミュニケーションやコラボレーションを継続・発展させ,虎の穴での経験をいっそう充実させてほしい。それが5年間にわたるプロジェクトの成果を物語ってくれるから。
 OB会を10年間続けてくれるという卒業生の意気込みに期待している。

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2006.03.06

教師コミュニティの形成(放送教育指導者養成講座「虎の穴」の卒業生OB会)

 5日も,渋谷のパルコPart1で,放送教育指導者養成講座(虎の穴)卒業生による。プロジェクトの打ち上げパーティーが催された。卒業生有志が企画・運営してくれた。食事だけでなく,ブログを立ち上げて原稿を集めて記念文集を作成してくれたり,記念のマグカップを制作したりしてくれた。ありがとう。DSC02956
 堀田さんもブログで述べていたように,この忙しい時期に,地方から何人もが上京してくれた。虎の穴OB会も,立派な教師コミュニティになりつつある。
 もちろん,勝負はこれからだ。真のコミュニティならば,少なくとも10年は活動を続けてほしい。また年に1回集うだけでなく,例えばブロック単位等で勉強会を催す,有志を募って助成研究に申請する,Webで日常的な情報交換を展開するといった取り組みを,できる範囲内でよいから,試みてもらいたい。そしてなにより,放送番組を活用した実践を積み重ねてもらいたい。教師たちのコミュニティは,実践に根ざすもののはずだから

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2006.03.05

メンタリングによる教師の成長(放送教育指導者養成講座(虎の穴)の特長)

 本日も,渋谷のNHKで,放送教育指導者養成講座(虎の穴)5期生第3回オフミが催された。
この研修講座は,制作者との交流,課題内容の独自性(番組分析,メディアミックスのデザイン,放送教育研究会プログラムの考案,次年度放送教育実践プランの作成など)と卒業生の一部によるメンタリングを特長としている。DSC02928
 年度を重ねるに従って,このメンタリングがよく機能するようになり,またそれが参加者の成長に資するようになった。1年間研修に取りくみ続けてきた経験をベースに,例えば課題の本質の理解,課題レポートに取り組む際のコツ,レポート作成に向けたスケジューリング等を示唆してくれる。時には優しく,また時には厳しく。ある場面では指示的に,またある場面では非指示的に。
 メンタリングによる卒業生自身の成長という点も含めて,虎の穴の営みは,メンタリングによる教師の成長の好例であろう。

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2006.03.04

放送教育指導者養成講座「虎の穴」5期生最終オフミ(第1日目

先ほど,渋谷のNHKで開催された,放送教育指導者養成講座(虎の穴)5期生第3回オフミ(第1日目)が終わった。今回のオフミのねらいは,次の2つである。DSC02905
(1)年間を通じた研修の最終ステージなので,今年度の放送教育実践等を振り返り,次年度の課題を明らかにする。
(2)オフミでしか味わえない,緊張感に富んだ,豊かなコミュニケーションを同期生,メンター,制作者等と展開する。
 (1)はかなり満たされていたと思うが,(2)はまだ十分とは言えない。量的基準は満たしていたが,放送教育の本質を突いたコンパクトな質問を投げかける,レポートは討論の題材に過ぎないので多方向のやりとりを実現する,議論の展開を先読みするといった点が充足されていなかった。これができるようになると,校内や地域での研修会のコーディネーションが巧みになるので,明日は研修力を高めるべく,そうしたコミュニケーションの方策の獲得も追求してもらいたい。

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2006.03.03

放送教育指導者養成講座「虎の穴」最後のオフミ

 明日,明後日と,渋谷のNHKで,放送教育指導者養成講座(虎の穴)5期生第3回オフミが催される。5年間続けてきた,このユニークな研修もいよいよ終焉を迎える。
 NHKのスタッフ,堀田さん,そして卒業生のメンターとその企画・運営を工夫してきた。名残惜しいような気もするけど,終わりがあるのはプロジェクトの常だから,それを嘆く必要はない。むしろ,このプロジェクトで育った放送教育の実践家,とりわけその普及に資するリーダーたちの今後の活躍に期待したい。また,OB会の開催を中心とする自主的な研修の継続・発展を祈念しているし,それへの協力を惜しまないつもりである。

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2006.03.01

全放連VSなにわ放研(4月1日)

 1ヶ月後の4月1日(土)午後,東京・渋谷のNHK(予定)で,全放連となにわ放研の放送教育実践報告対決が催される。これは,昨年4月のなにわ放研VS浜松b-waveの実践報告合戦に続く,放送教育実践グループの合同研修会だ。
 昨年同様,両チームがそれぞれ5件の放送教育の実践報告を用意し,柔道の試合のように,5戦が繰り広げられる。勝敗は別にして,異なる地域の放送教育実践グループが顔を合わせ,交流するのは貴重な機会だ。それぞれのグループにとってよい刺激になる。自らの実践を振りかえる契機ともなる。全放連の報告者はいずれも,放送教育指導者養成講座「虎の穴」の卒業生だから,なにわ放研は旗色が悪いかもしれないが,検討を期待したい。
 審判団は,昨年なにわ放研と一戦を交えた浜松b-waveのメンバーとNHKのスタッフ,それに全放連事務局長だ。実は,どちらの報告がすぐれているかを明快に指摘できないといけないわけだから,報告者以上にプレッシャーがかかるのが,審判団だ(皆さん,よろしくお願いします)。
 ちなみに,どちらのグループにも関わる私は,当日は,オブザーバーになる。私の目標は,当日一言も発しないことである。昨年度は,途中で口を挟んでしまった。あまりに司会のコーディネーションがまずかったから。今年は,できればだまって,お茶くみに徹したい。
 「虎の穴」卒業生などで参加を希望なさる方がいらっしゃったら,申し出ていただきたい。対決用MLに加わってもらうので。

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2006.02.24

番組の性格や特長を生かした授業づくり(第36回なにわ放送教育研究会での実践報告から)

 23日,NHK大阪で,第36回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,あるメンバーが「おもりが動くとき」(選択単元)における番組「サイエンス・ゴーゴー」の利用について,紹介してくれた。
 彼は,昨年度から,社会科や理科において,番組利用を基盤とする習熟度別指導(教師1人で習熟度別の複数のコースを指導する)の実現に腐心している。それらは,算数等を対象とする習熟度別指導しか念頭にない実践者が少なくない中で,極めてユニークな実践的提案だ。
 今回,報告があった実践は,3本の番組を利用する。第17回『おもりの動きを調べよう』,第18回『振り子のきまり』,第19回『おもりの働き』である。松浦教諭は,第17回を導入で用いて,視聴後に「実験計画における条件統制」に関する形成的評価を実施し,その結果に応じた2つのコースを準備している。あるコースは,教師がていねいに実験計画を指導するもので,もう1つのコースは,第19回の番組などをてがかりに,より複雑な条件統制について自主的に学ぶコースである。単元の終末では,クラス全員で第18回の番組を視聴し,学習の共有化を図る。
上述したような単元構成は,一応筋が通っている。しかし,私は,疑念を呈した。それは,「第17回の番組の性格を読み間違っているのではないか」ということであった。第17回の番組は,「衝突」や「振り子」に関する興味・関心を喚起し,子どもたちが内容を選択する際の指針を提供することが目指されている。科学的な理解や思考・判断ではなく,関心・意欲・態度をターゲットとする構成なのだ。それを生かすならば,同じ個に応じた指導でも,習熟度別ではなく,興味・関心別のコースが用意されるべきであろう。
 放送教育は,良きにつけ悪しきにつけ,「まず番組ありき」である。私は,番組の性格や特徴を生かした授業づくりの重要性を繰り返して主張した。

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2006.02.10

「学校デジタル羅針盤」最後の出演

 10日11:30から,NHK教育テレビジョンで,『学校デジタル羅針盤』の第18回(放送日:2/10・2/17)が放送される。番組が今年度で終了になるため,この回は,私の同番組解説の最後の回となる。
 今回は,小学校中学年の道徳番組「さわやか3組」を活用した,名古屋市の実践事例を題材にして,道徳教育における放送番組利用の意義を再確認したり,そのための前提条件を整理したりした。
 最後の出演となるから,できるだけ多くの方に目にしてもらいたい。再放送もあるし,『学校デジタル羅針盤』のホームページでも動画配信がされているので

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2006.01.29

「学校デジタル羅針盤」撮影終了

 29日,渋谷のNHKエデュケーショナルで,NHK学校放送『学校デジタル羅針盤』の第18回(放送日:2/10・2/17)の私の解説部分の撮影が行われた。この回は,私の同番組解説の最後の回となる。番組の放送が今年度で終了するからだ。
 番組放送中の2年間に,20回近くの回に出演した。番組委員も務めているので,番組の企画にもたずさわり,NHKとの多様な交わりの中でも,思い出深いプロジェクトとなった。そもそも番組の原点が,3年前に連続出演した「先生のための教え方大全集」だったし――(偶然にも,今回の制作担当ディレクターは,「大全集」の時と同じく,広木さんだった)。
 メイクさんに続けて「お肌がキレイですね」と言われたことやディレクターの策略(?)で柄にもない恥ずかしいあいさつをしてしまったことなど,色々なエピソードも作ってしまった――。
 いずれにしても,なんとか役割を果たせてほっとしている。番組スタッフの皆さん,お世話になりました。ありがとうございました。

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