2009.10.10

『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ』(改訂版)完成!

P1100976 先日,『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットが完成した。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,授業力の点検・評価,実践事例とその解説等から成るものである。
 本年度から放送が始まった新番組の活用事例を含めて,10の実践事例が紹介され,解説されている。また,授業力アップのヒントや研修事例も載せられている。放送教育に取り組む実践家,学力向上を目指す教師の皆さんに,ぜひ,手にとっていただきたいパンフレットである。
 ちなみに,これに,私の新しいイラストも載っている。前のものと比較して,楽しんで(?)もらいたい。

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2009.09.27

『日本の授業研究 下巻 授業研究の方法と形態』(日本教育方法学会編,学文社,2009年9月)

 先日,自宅に,『日本の授業研究 下巻 授業研究の方法と形態』(日本教育方法学会編,学文社,2009年9月)が届いた。これは,『日本の授業研究 上巻 授業研究の歴史と教師教育』とともに,日本教育方法学会のメンバーが,我が国の授業研究を体系的に論じた著作である。
 私も,下巻の第6章「授業研究を基礎とした学校づくり」の執筆を担当し,学校研究と授業研究の関連性,後者の今日的な姿,それを実現するためのミドルリーダーの力量等を論じた。

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2009.08.14

「授業研究で共に育つ」(社団法人・初等教育研究会編『教育研究』2009年9月号)

 先日,社団法人・初等教育研究会編『教育研究』の2009年9月号が届いた。拙稿「授業研究で共に育つ」が掲載されている。この教育雑誌は,筑波大学附属小学校のスタッフが監修や編集等にたずさわり,教育実践研究の動向をレポートしたり,同校の実践研究の過程や成果を公開している。
 毎号特集も組まれており,今回は,「教師が育つ・教師を育てる」であった。私は,「教師にとっての『学び』の重要性」「教師は,授業づくりについて,何をどのように学ぶべきか」「授業をめぐる,語りと探究のコミュニティを創る」という構成で,教師の学びとしての授業研究の意義や方法論を説いた。

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2009.08.12

実践報告の文章に手を入れるのは難しい

 ここ数日,監修を仰せつかっている,ある小冊子の原稿に目を通している。実践報告の文章を読み,読者が分かりやすくなるように,表現を整えている。他人の原稿を直すのは難しい。当該原稿の執筆者の意図をくみ取り,その本質を保ったまま,簡潔明瞭な表現に変えていかねばならないからだ。特に実践報告の場合,実践者自身が当然視している内容・表現であっても,読者一般にはそうではない場合がけっこうある。主張点が多すぎて,実践の特徴が分からなくなる場合も少なくない。それらを解きほぐし,シンプルに,けれども読者がはっとしたり,なるほどと思ったりするように,構成や表現を整えるのは,けっこう骨が折れる。
 でもきっと,私が執筆した文章も,紙面を現れる前に,どこかで誰かが直してくれているのだろう。だから,お互い様である。

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2009.07.04

『成長する教師』(金子書房)

 先日,金子書房から,『成長する教師-教師学への誘い』(浅田匡・生田孝至・藤岡完治編)が届いた。この本は,1998年に刊行された,「学習する人」「成長・発達する人」としての教師に関する論究を集めた著書である。私も執筆陣に加わった。刊行から10年強,毎年のように増刷され,この度,とうとう10刷を数えることとなった。ものすごい勢いで売れているわけでもないが,それなりの売れ行きを示しているのである。それは,この著書のコンセプトや内容に,なんらかの提案性があるからだと考えてよろしかろう。
 私の単著,『授業研究と教師の成長』(日本文教出版,2004年)や『教師が磨き合う学校研究』(ぎょうせい,2006年)も,そうあってほしいものだ。

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2009.04.25

「授業の構築」(小学館『最新教育基本用語2009~2010』)

Cover02 昨日,『最新教育基本用語2009~2010年版』(小学館『総合教育技術』の5月号増刊)が届いた。この書籍は,教育実践の基本用語を,29のカテゴリーで解説するものだ。今回は,「新学習指導要領完全対応」というサブタイトルがついているように,執筆陣に,新学習指導要領の特徴を踏まえることが強く要請された。私も,「9 授業の構築」分の執筆を担当したが,それを意識して用語を選んだ。授業の設計・実施・評価に関する用語を,さらには,それに資する校内研修・研究の企画・運営に関係するものも含めて,50ほど選び,18ページを費やして解説した。
 この書籍は,全部で450ページから成るが,他の方が執筆なさった「教師論」「カリキュラムの開発と経営」「学力と学力観」「総合的な学習」「教育評価」「ICTと学校教育」などのカテゴリーの用語解説は,私にとっても興味深い。自分ならば,この用語を選ぶか否か,選んだとしてどのように解説するかとシミュレーションしてみると,異同があるからだ。

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2009.04.15

「『学ぶ教師』を育てる学校長のアクション」

 全国中学校長会という組織が,毎月,『中学校』という雑誌を刊行している。その第667号(特集:学校経営の新たな視点)に,拙稿「『学ぶ教師』を育てる学校長のアクション」が掲載された。この小論では,教師にとっての「学び」の必要性を再確認した後,それを促すために学校長に期待されるアクションについて,2つの側面から論じている。1つは,学校長自らの示唆や助言であり,もう1つは研究主任等のミドルリーダーの支援である。
 本ブログにアップするので,興味のある方はお読みいただき,感想などをお寄せいただきたい。「kihara090415.pdf」をダウンロード

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2009.04.06

『小学校の社会科を読み解く』(日本文教出版,2009年)

 本日,加藤幸次・明石要一編『小学校の社会科を読み解く』(日本文教出版,2009年)が自宅に届いた。この本は,平成20年告示の新学習指導要領・小学校社会科の特徴を解説し,それに応じた実践を提案するものだ。私も,「新しい社会科の授業における情報教育の展開」を寄稿している。
 拙稿は別にして,識者の論説(第1部)は勉強になるし,実践者たちの「予想される授業」(第2部)は参考になる。さらに,第3部の学習指導要領の新旧比較は,そのポイントがとても分かりやすい。
 このブログの読者にも,本書をぜひお読みいただきたいと思う。

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2009.01.21

「小中連携に資する研究・研修活動」(『悠+』2009年2月号)

 先日,『悠+』(ぎょうせい)の2009年2月号に,拙稿「小中連携に資する研究・研修活動」が載った。ここ数年,いくつかの学校現場で吸収した,教師たちの知恵を私なりに整理したものである。紙幅の都合上,詳しく描けない部分もあったが,小中連携教育の「ツボ」については,それなりに示唆できたと思う。原稿を載せておくので,興味のある方は読んでいただきたい。「haruka_kihara.pdf」をダウンロード

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2009.01.16

「伝統的な授業」を表すためのキーワード

 現在,ある原稿で,授業づくりについて執筆をしている。その一部で,「伝統的な授業」の要素について論じている。読者ならば,何をキーワードに据えて,伝統的な授業を論じるだろうか。私は,学習指導案,一斉指導,習得(習得型の授業),話し合い活動,発問,板書,教科書,ノート指導,観点別の評価,評価規準,自己評価,相互評価,繰り返し指導,家庭学習,評定と指導要録をリストアップしてみた。これで,おおよそ,我が国の伝統的な授業のイメージを表現できると思うのだが--。

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2009.01.13

経緯や枠組みを語れるということ

 現在,デジタル教材の開発と活用に関する文章を執筆している。大学の仕事なので,やむを得ない。けれども,私は,この分野の専門家ではない(NHK教育放送番組部によるデジタル教材については,けっこう詳しいが)。だから,その経緯や枠組みについて,あいまいな部分がある。そこで,先日,友人であり,情報教育に精通している堀田さん(メディア教育開発センター)にこの件を相談したところ,示唆に富んだ助言を頂戴した(堀田さん,ありがとうございました)。
 ある分野の専門であるとは,そういうことが語れることであろう。事例をいくつか有しているだけでなく(点だけでなく),それをつなげた線や面を描けるか,さらに,それらを外国の営みと比較したりして立体的に示せるか--。私も,自分が専門としている,「授業研究と教師の成長に関する研究」の系譜や潮流をしっかり語れるよう,さらに研鑽を積みたい。

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2008.09.02

情報教育マイスター入門』(ぎょうせい)刊行なる

P1040101 出版社「ぎょうせい」から,『情報教育マイスター入門』(ぎょうせい)という書物が刊行された。中川さん(メディア教育開発センター)を中心とするメンバーで,校内の情報教育実践をリードする教師の役割について論じたものである。また,それに関する代表的な事例を載せている。
 私も,2つの章に,拙稿を寄せている。第2章の「校内マネージメント」と第3章の「カリキュラム・コーディネーション」である。お読みいただき,コメントなどを送っていただければ幸甚である。

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2008.07.22

「思考力・表現力・判断力の育成-その原理と具体的事例」(ぎょうせい『悠プラス』2008年8月号)

 先日,出版社:ぎょうせいから刊行されている教育雑誌『悠プラス』2008年8月号に拙稿が載った。この号では,「学ぶ力を引き出す授業」が特集されている。私は,「思考力・表現力・判断力の育成-その原理と具体的事例」というタイトルで小論を綴っている。
 読者ならば,このタイトルでどのような授業づくりを語るであろうか。私は,紙幅の都合上,1)考える時間の確保,2)手がかりやモデルの提供,3)振り返りのための道具の提供を掲げた。また,それらの典型事例を紹介した。そして,それらの前提には,学力向上のアプローチをじっくりと思考し,仲間の間で表現し合う,教師の姿勢が必要とされることを,まとめに代えて,主張した。

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2008.07.02

「思考力・表現力・判断力の育成-その原理と具体的事例-」

 出版社「ぎょうせい」から刊行されている,雑誌『悠プラス』の8月号では,「新教育課程対応の授業をつくる」という特集が組まれる。私も,「思考力・表現力・判断力の育成-その原理と具体的事例-」と題する拙稿を寄せた。紙幅の都合上,思考力・表現力・判断力の育成の最重要ポイントを綴ることしかできなかった。それは,1)考える時間の確保,2)思考の手がかりや表現のためのモデルの提供,3)振り返りのための道具の提供である。詳しくは,今月中旬以降に刊行される同号をご覧いただきたい。

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2008.06.05

「授業評価」のさらなる課題

 先日,全国公立学校教頭会の機関誌『学校運営』に,授業評価に関する文章を寄稿した。この号(No.562)では,「授業=教師の専門性の向上」という特集が組まれている。私は,その一環として授業評価に関するものを担当させていただいたというわけだ。授業評価の現状,その基本的な枠組みと多様な手法,さらなる課題について論じている。特にさらなる課題については,授業評価を学校における実践研究の企画・運営に接続させるためのポイントについて解説した。お読みいただければ幸いである。「evaluation_on_teaching.pdf」をダウンロード

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2008.05.16

授業研究と教師の成長』増刷なる!

 私は,2004年2月,『授業研究と教師の成長』(日本文教出版)を上梓した。博士論文「教師の授業力量形成に関する総合的研究」をほぼそのまま載せた本である。自分では,それなりに実践的な知見を記したつもりであるが,やはり,学術論文であるから,内容の専門性が高く,分かりやすいとは言えない。懇意にしてもらっているT県のM教諭が「難しくて,読んでも全然分かりませんでした」とコメントするくらいである(少し,ショックだった)。
 ところが,意外なことに(?),昨日,この拙著が増刷されることになったと出版社から連絡が入った。当該出版社が在庫の山を抱えて困っているだろうと常々思っていただけに,ほっとした。また,注目してくださる方がそれなりにいらっしゃることが分かって,ちょっぴり嬉しかった。

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2008.05.07

『学校研究「継続・発展」の手引き』

P1120200 私は,平成19年度,松下教育研究財団の支援を受けて,学校研究の継続・発展に関する研究を実施した。2名の研究主任に,継続・発展を意識して,所属校でアクションを起こしてもらい,それを整理した。また,松下教育研究財団の実践研究助成を受けた学校が年度をまたいでそれをどのように継続・発展させているかを,実際に学校を訪問し,ヒアリングした。
 その成果を,『学校研究「継続・発展」の手引き』にまとめた。特に,14項目から成る「学校研究『継続・発展』の評価基準」は,我ながらユニークで有用なツールだと思う。
 9日に東京で同財団の平成20年度の実践研究助成の助成式があるが,そこで,助成を受けることになった学校に配布される。彼らの取り組みが平成20年度はもちろんのこと,それ以降も成長することを願ってのことである。
 私のところにある残部を希望者の方に郵送しようと思う。次の住所に,「宛名を記載して200円切手を貼った」封筒(A4サイズの小冊子が入るサイズのもの)を送ってもらえたら,数日以内に,お届けしよう。
 〒543-0054 大阪市天王寺区南河堀町4-88 大阪教育大学・教育学部・天王寺キャンパス 木原俊行

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2008.04.11

「授業づくりと学力形成に関する今日的課題」

 明治図書より刊行されている『解放教育』という教育雑誌の5月号に,「授業づくりと学力形成に関する今日的課題」という拙稿が掲載されている。このでは,「私の『とっておきの授業」と学力形成」という特集が組まれている。その巻頭では,私は,「学校を基盤とする」学力向上アプローチの重要性を説き,学力の多様性とそれを踏まえた様々な授業づくりの工夫を解説した。ご覧いただき,コメントを頂戴できれば,幸いである。「kihara080411.pdf」をダウンロード

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2007.08.21

「授業時数10%増と魅力ある授業の展開」(月刊誌『教職研修』)

 教育開発研究所が刊行している月刊誌『教職研修』の2007年9月号に,「教育再生会議第2次報告の検討」という特集が組まれている。これに,「授業時数10%増と魅力ある授業の展開」という拙稿が掲載されている。
 教育方法学の見地から,教育再生会議の授業改造に関する提案を批判的に検討した。認めるべきところを見いだすとともに,「魅力ある授業」の今日的デザインとして欠けたるを指摘した。読者は,私の主張に賛同なさるであろうか――。以下の原稿の内容に関する感想をお寄せいただきたい(最終的に掲載されている文章は,校正時に若干の加除訂正が施されている)。「Kihara070820.pdf」をダウンロード


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2007.07.19

「教師の仕事とは」(月刊誌『教員養成セミナー』)

 時事通信出版局が刊行している月刊誌『教員養成セミナー』の2007年9月号では,「教員採用試験『はじめの一歩』」という特集が組まれている。これに,「教師の仕事とは」という拙稿が掲載されている。
 「授業研究と教師の成長」を自分の専門に据えている私としては,実に重い内容であった。紙幅も限られているし,読者は教員採用を目指す学生が中心だから,分かりやすくまとめなければならない。
 なんとか,以下のような原稿にまとめた(最終的に掲載されている文章は,校正時に若干の加除訂正が施されている)。果たして,教職の特徴や魅力を浮き彫りにできたであろうか。読者の意見を待ちたいと思う。「Kihara070721.pdf」をダウンロード

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2007.05.05

授業力のチェックリスト(「NHK学校放送利用促進パンフレット」)

 先日も紹介したように,現在,NHK・日本放送教育協会が作成している「NHK学校放送利用促進パンフレット」に掲載する文章等を,実践者とともに執筆している。私は,「教育テレビ&ICT活用で授業力をアップさせよう」という趣旨文や実践報告の解説の他に,「あなたの授業力をチェックしてみませんか」という,チェックリスト(6つの領域の25項目のそれぞれを4段階で評定する様式)を提案する。本日作成した点検リストの一部を紹介しよう。「番」「デ」という文字が文末にあるものは,授業力のアップにNHKの番組やデジタル教材の活用が深く関係するものだ。

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2007.05.03

持つべきものは,研究仲間

 今日は,一日中,原稿を執筆していた。「コンピュータを使った教育実践の動向」というタイトルの原稿だ(ちょっとネーミングが古めかしい――私が定めたのではないのだが)。その内容の1つに,情報モラル等に関する教育の取り組みを盛り込むことにした。学校現場等を訪れ,この分野の熱をある程度は感じていただけに,自分なりにその潮流をまとめていたつもりではあった。ただ,代表的な実践例に自信がなかったので,厚かましい(失礼な?)話だが,この分野に精通している,堀田さん(メディア教育開発センター)に,たずねてみた。連休中でもあり,また自身の研究でも忙しいだろうに,この盟友は,すばやく,また的確に,事例を紹介してくれた。さらに,この分野の動向を語る際の視座を与えてくれた。ありがたい話である。持つべきものは,研究仲間だ。
 もちろん,教えてもらうだけの一方的な関係では,ダメである。なにかの機会に,必ずご恩返しをするつもりである。

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2007.04.20

『最新教育基本用語2007年版』(総合教育技術5月号増刊)

 昨日,『最新教育基本用語2007年版』(小学館『総合教育技術』の5月号増刊)が届いた。この書籍は,教育実践の基本用語を,29のカテゴリーで解説するものだ。私は,「10 授業の構築」分の執筆を担当した。授業の設計・実施・評価,さらには,それに資する校内研修・研究の企画・運営に関係した用語も盛り込んだ。50の用語を18ページで解説した。P1050885
 この書籍は,全部で450ページから成るが,「教師の力量」「カリキュラムの開発と経営」「学力と学力観」「総合的な学習」「教育評価」「ITと学校教育」などのカテゴリーも設けられている。これらをどなたが分担執筆なさったか,読者はお分かりだろうか(けっこう,おもしろいクイズかもしれない)。

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2007.04.17

「授業評価から授業改善へ」(『兵庫教育』第59巻第1号)

 先日,兵庫県教育委員会が刊行している,月刊誌『兵庫教育』の第59巻第1号(通巻674号)が届いた。この号に,私も寄稿しているからだ。本号の特集は,「学習指導の在り方を考える-多面的な授業評価を通して-」である。拙稿のタイトルは,「授業評価から授業改善へ」である。授業評価の意義・本質,その基本的な枠組み・手法,授業評価を授業改善に接続させるための理法と技法について論じた。校正前の原稿をアップしておこう。感想などをコメントしていただければ幸甚である。「hyogo_kyoiku_no.674.pdf」をダウンロード

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2007.03.16

『NHK学校放送 先生のための教え方ガイド』

 本日,東京・渋谷のNHKで,あるプロジェクトのミーティングが催され,参加した。それは,『NHK学校放送利用促進パンフレット』(仮称)の編集に関するものだ。放送番組・ICT活用で授業力をアップさせるための術について,実践的に説くものだ。
 これは,2003年に刊行された『NHK学校放送 先生のための教え方ガイド』の続編といってもよいだろう。このガイドブックは,NHK出版より出版されたもので,私が監修役を果たしている。「わかる算数 4年生」「わかる国語 だいすきな20冊」「みんな生きている」「にんげん日本史」「びっくりか」「川」及びそれらに連動したデジタル教材を利用した実践,そのコンセプトやデザイン,それによる子どもの成長等が紹介されている。また,私が,それらの実践の特長を解説している。当時のガイドとしては,我ながら,学校放送番組の利用,その可能性を具体的,説得的に主張できていると思う。
 このガイドは,今では,絶版となり,手にしようと思ったら,ネットで中古品を購入するしかない。実際に,現在の学校放送番組部のスタッフはそうして入手したらしい。だから,このガイドの姉妹編を誕生させることができるのは,私としてはとてもうれしいことだ。

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2007.01.04

今日は風邪との闘いに勝てた,いや引き分けか――

 今日も,風邪と闘い,(原稿提出の)締め切りと闘った。昨日は,完敗だったが,今日は,風邪にも負けず,卒論チェックを終え,様々なメール対応をこなし,そして原稿も執筆した。「風邪には勝った」と言いたいところだが,まだすっきりしないし,そのせいで原稿は仕上がっていないのだから,せいぜい「引き分け」といったところであろう。明日には,風邪にも,締め切りにも勝ちたい。
 まあ,たとえそれに勝っても,次の締め切りとの闘いが待っているだけなのだが――。

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2007.01.03

まるでテレビCMのように

 年末年始といい子にしていたのに,なぜか昨日から風邪の症状が出てきて,今日は,仕事がはかどらない。卒論チェックも原稿執筆も取りかかってもすぐにしんどくなる,薬を飲むと眠くなる――。困った――。もうすぐ渡英なのに――。あれだけ体調に気をつけていたのに--。悔しい。
 まるで,風邪薬のテレビCMのように,「私は今,風邪と闘い,締め切りと闘っています」。

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2007.01.02

やっぱり原稿執筆と卒論・修論チェックで2007年が始まる――

 元旦も,今日も,『教育基本用語』の原稿執筆を続けた。ここまでくると,例の「自分をほめてあげたい」心境になる(提出が遅れている方が悪いのだが――)。
 さらに,本日は,修士論文を作成している学生と梅田で会い,年末にもらった原稿の点検結果を伝えた。私が渡英している間に提出締め切りとなるので,やや早めの点検フィードバックとなった。内容はまとまってきたので,あとはどこまで表現を整えられるかであろう。
 また今年も原稿執筆と卒論・修論チェックで1年のスタートを切ることになった。

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2006.12.30

「授業の構築」に関する基本用語50

 現在,小学館『総合教育技術』編集部が刊行している『教育基本用語』の原稿執筆に時間を割いている。この書物は,教育を29の領域に分け,各領域の「現状と課題」を見通すとともに,基本となる用語を選んで解説するものである。
 私に与えられた領域は,「授業の構築」だ。これは,授業づくり,授業の設計・実施・評価と同義であろう。これについての基本となる用語を50項目準備した。本ブログの読者ならば,どんな項目を用意するだろうか――。そのラインナップは,授業,そして授業づくりという概念をどのような構造で理解しているかを示すものとなろう。私の選んだのは――。予想してみてください。

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2006.10.09

学力向上ハンドブックの改訂(Benesse教育研究開発センターとの共同研究)

 本日,新大阪で,『学力向上ハンドブック』(Benesse教育研究開発センターとの共同研究)の編集会議が催され,私も,それに参加した。このハンドブックは,学力調査に基づいて,授業改善のアクションプランを作成し,また実践し,そして評価するというR-PDCAのプロセスを読者に案内するものだ。先にプロトタイプ版を作成したが,ユーザーの意見を得て,現在,改訂を試みている。例えば,活用をナビゲートするパートを設けてCD-ROM化する,ダイジェスト版を作成するといったように。
 同時に,プロトタイプ版執筆者が原稿の加除訂正に取り組んでいる。私は,この改訂で,学力向上に資する,教師の指導力調査の結果,とりわけ,指導力の代表的なパターン(理想型,特長型,バランス型,部分型,問題型)について紹介している。

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2006.10.08

「授業の構築」に関する用語

 先日,小学館『総合教育技術』編集部から,『教育基本用語』執筆の依頼を受けた。これは,教育を29の領域に分けて,それぞれの領域の「現状と課題」を見通すとともに,基本となる用語を選んで解説するものである。
 私に与えられた領域は,「授業の構築」であった。これに関する用語を50ほど選んで,解説することになる。しばらく時間をかけて,用語選択に努めるつもりである。
 読者だったら,どんな用語を選んで解説してもらいたいだろうか。ちなみに,「教師の力量」「カリキュラムの開発と経営」「学力と学力観」「総合的な学習」「教育評価」といった領域が別途設定されている。

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2006.09.25

拙著『教師が磨き合う「学校研究」』の感想を

 教師教育学会で初めて会った人が,拙著『教師が磨き合う「学校研究」』の刊行をご存知であった。先日も,某県教育委員会の指導主事から講師依頼のメールが届いたが,この本を読んでぜひ講師にとお考えになったとのことであった。Dsc03975_2
 こうしたことからすると,拙著もそれなりに売れているのであろう。少し前に約1000部売れたと聞いたが,まだ在庫がある。「ぎょうせい」編集部にご迷惑をおかけしないために,初版は完売したいところである。このブログの読者には,お知り合いの方へのご紹介等をお願いしたい。
 同時に,お読みになった方には,ぜひ,この本の感想を聞かせてもらいたい。特に,一番ためになったところはどこなのかが知りたい。第1部の理論編,第2部のモデル編,第3部の事例編のどこが,どのように,学校の先生方の実践研究推進に役だったであろうか。

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2006.09.15

今,なぜ,小中連携なのか(小学館『総合教育技術』10月号への寄稿)

 本日,小学館編集部から『総合教育技術』10月号が届いた。この号では,小中連携が特集のひとつとなっている。
 私も,「なぜ,小中学校の壁を乗り越えて連携しなくてはいけないのか」について,課題提起の文章を寄稿している。拙稿で,私は,小中連携の意義を,1)子どもの学力向上の装置,2)教師の授業力向上の契機,3)学校と地域の協力体制強化の触媒という3点から,論じた。
 私の課題提起文はさておき,この号は検証レポートや実践事例の紹介なども豊かであり,小中連携実践の新しい情報を獲得できる。ご一読をお勧めする。

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2006.08.21

「我が国の学校研究への示唆」(ぎょうせいの月刊『悠』9月号)

 (株)ぎょうせいから刊行されている月刊誌『』の9月号に,「我が国の学校研究への示唆-英国の学校改革に学ぶ-」という小論を寄稿した(82~83頁)。5月に訪英して把握した,彼の地の学校改革の動向を我が国の学校の実践研究と比較し,両者の異同を論じたものである。見出しは,以下のとおり。
 ・外国の学校の取組みを鏡にして
 ・日英の学校改革の共通点
 ・英国の学校改革からの示唆
 ・日本の実情に合わせてアレンジを
 このブログの読者に同誌を購入して拙稿をお読みいただければ,幸甚である。

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2006.06.27

『教師が磨き合う学校研究』(ぎょうせい)へのコメント

 拙著『教師が磨き合う学校研究』(ぎょうせい)の刊行から,ほぼ1ヶ月が経った。献本した方から,読後の感想等のコメントが寄せられた。Dsc03975_1
 人によって,評価してくださる部分が異なる。それが,おもしろい。何人かの研究者は,体系性が見事だとおっしゃってくださった。別の研究者たちは,第2部の内容(学校研究の歳時記,つまり学校の実践研究の1年の手続きモデル)がユニークであると,リアクションしてくださった。何名かの研究者や教師たちが,分かりやすい,読みやすい,事例が魅力的だと,語ってくださった。
 私自身は,拙著では,「学校研究」を理論・モデル・事例を重ねて体系的に論ずることを目指した。ただ執筆してみて,一番提案性があるかなと思ったのは,実は,第1部の「2 学校研究の歴史」部分なのである。過去あるいは現在の学校の実践研究を詳細に検討した学術研究は少なくない。特に過去の場合は教育方法学的見地から,また現在のものについては学校経営学的視点から,かなりの研究知見が蓄積されているように思う。けれども,それらを積極的に連結させて,「学校研究」の変遷,不易と流行を指摘した論文は数少ないと思うからだ。
 もし,このブログの読者の中に拙著をご購入なさった方がいらっしゃったら,読後感をお寄せいただければ幸甚である。

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2006.05.30

『教師が磨き合う学校研究』(ぎょうせい)のチラシ

 本日,「ぎょうせい」『悠』編集部から,拙著『教師が磨き合う学校研究』のチラシが届いた。執筆のコンセプトや目次が載っているので,ここで紹介しておこう。「scool_bsed_action_researches.pdf」をダウンロード
 また,ぎょうせいのホームページから購入できる。「新刊図書」→「5月の新刊」で該当ページにアクセスできるらしい。

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2006.05.28

『教師が磨き合う学校研究』(ぎょうせい)の刊行成る!

 本日,「ぎょうせい」『悠』編集部の齋籐さんにお会いし,同社より刊行されたばかりの『教師が磨き合う学校研究』を頂戴した。Dsc03975
 一昨年度『悠』に連載した内容に大幅に加筆して,できた著作である。実質的には,私の最初の単著となる。学校における実践研究=学校研究の理論と実践を整理して,その意義やモデルを提案したり,その特色ある実践を紹介しようとしたりしている。
 書店に並んだり,オンラインショップで購入できるようになったりするのには,もう少し時間がかかるようではあるが,興味のある方には,本書をぜひ手にしていただきたい。

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2006.04.20

まもなく『教師が磨き合う学校研究』の刊行

 先日,『教師が磨き合う学校研究』(「ぎょうせい」より刊行予定)の著者再校を終え,ゲラを返却させていただいた。これで後は,刊行を待つばかりとなった。うまくいくと約1月後の5月20日頃に仕上がる予定だ。
 ぎょうせいの月刊教育雑誌『悠』の5月号の編集後記でも,編集の労をお願いした齋藤さんに,拙著について言及していただいた。丸1年ほどかかった,この出版物を読者にお届けできる日を心待ちにしている。
 ところで,先に博士学位論文をまとめた著書『授業研究と教師の成長』もそうしたのだが,和書でもその英文名を表又は裏表紙に記すのが,私の意向だ。今度もそうお願いした。読者の皆さんなら,どのような英文表記にされるだろうか。

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2006.04.17

「学校研究の充実による学校力・教師力の強化」

 先日刊行された『現代教育科学』(明治図書)の5月号では,「学校力・教師力の強化」に関する特集が組まれている。私も,「学校研究の充実による学校力・教師力の強化」という小論を寄稿している。
 研究的実践に着手し,それを継続している教師や学校は,教職の本質的特徴を実感し,楽しんでいるという前提から,学校を基盤とする実践研究=学校研究の伝統的意義を再確認するとともに,その今日的あり方を説いた。「schoolbased_action_researches.pdf」をダウンロード

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2006.04.09

「小学校の教科担任制」に関する主張

 教育開発研究所の『教職研修』の原稿執筆依頼に応えるため,本日,「小学校高学年への教科担任制の導入」に関する文章を書いた。
 小学校の学級担任制の意義,それに教科担任制の要素を加えることの可能性,教科担任制の多様性,そして中学校教師の小学校における(教科担任としての)指導に関する留意点について論じた。
 最後のパートの主張の一部を掲げておこう。
 「現在,小中一貫教育推進の見地から,中学校に籍を置く教師が小学校に出向き,教科担任として,高学年の子どもたちを指導するという取り組みが増えている。これは,子どもにとっては中学校生活の備えにはなるが,筆者の経験からすると,小学校における指導と中学校におけるそれには,かなりのギャップがある。例えば,内容説明の口調やスピード,個別指導の際の目線などに,それは顕著に示されよう。小学校での指導は,中学校の教師たちにとって『異文化体験』なのである。だから,それには,相当の準備が必要だ。その導入にあたって,例えば小中学校合同の授業研究会の開催,両校教師の協力教授などを重ねる必要があろう。」

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2006.04.06

『教師が磨き合う学校研究』の刊行まであと少し

 現在,『教師が磨き合う学校研究』(「ぎょうせい」より刊行予定)の著者校正の2回目にとりかかっている。これが最後の校閲だ。執筆に時間を要し,出版社にご迷惑をおかけしたが,あと少しで刊行の運びとなる。
 この本は,私の20年近くに及ぶ,学校現場との関わり,交わり,共同研究の経験に基づき,またその成果を踏まえたものだ。私の「もうひとつの博士論文」と言っても過言ではあるまい。
 「まえがき」をご紹介しておこう。「prologue.pdf」をダウンロード

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2006.03.23

学校研究の成立と充実の要件(拙著『教師が磨き合う学校研究』から)

 拙著『教師が磨き合う学校研究』(「ぎょうせい」より刊行予定)の第1部「学校研究の可能性」では,学校研究の意義,その歴史と現状,そして学校研究を継続・発展させるための術を論じている。この部の第5章では,校内研修・研究の歴史やその問題点を考察しながら,その今日的展開たる「学校研究」の成立と充実の要件について言及している。それは,(1)具体性,(2)継続・発展性,(3)共同性,(4)創造性,そして(5)デュアルな志向性である。
 例えば「創造性」についてであれば,次のような叙述に示される。

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2006.03.20

『教師が磨き合う学校研究』の刊行近し

 3月上旬に,『教師が磨き合う学校研究』(「ぎょうせい」より刊行予定)の原稿を完成させ,提出した(執筆が終わり次第,順次提出していた)。現在,その第1・2部の初校ゲラを校正している。第1部は「学校研究の可能性」,同2部は「学校研究の企画・運営・評価」,そして同3部は「学校研究のすぐれた事例」というタイトルを付している。
 第1部では,学校研究の意義,その歴史と現状,そして学校研究を継続・発展させるための術を論じる。古くは明治期の学校における教員研修などをひもときつつ,今日の学校研究が満たすべき要件について論じる。
 第2部では,第1部で述べた,学校研究の理念等を踏まえながら,その企画・運営・評価に関わる原則やルール,枠組みや手続きのモデルを,1年間のタイムラインに乗せて,示す。また,必要に応じて,実践事例を紹介し,そうした原則やモデルの具体化も図る。
 そして第3部では,10の学校を取り上げて,その特長を叙述する。いずれも,ここ数年,私が関わりを持っている学校である。
 これらの3部の内容によって,学校における実践研究の企画・運営に悩んでいる先生方がその可能性を再確認するとともに,そのあり方を思考し,「我が校の実践研究」充実の術を手にしていただけると思う。
刊行の運びとなったら,このブログの読者にも,ぜひ『教師が磨き合う学校研究』を手にしていただきたい。うまくいくと4月末には,遅くても5月中にはそうなると願っているのだが――。

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2006.01.10

学校研究の歳時記

 一昨日も昨日も,学校の実践研究についての文章を綴った。昨日は,「学校研究の歳時記」についてまとめた。学校の実践研究の最小単位は,1年だ。4月に始まり,3月に終わる。
 学校研究の1年間には,いくつかの節目があろう。例えば,年度始め,つまり4月は,学校研究の枠組みを定める,極めて重要な時期である。また8月は,夏期休業中であるから,授業研究は実施できないけれども,逆に,研究活動に時間をたっぷりかけられる。学校研究の1年間には,その時期に応じた活動を適切に展開しなければならない。
 「校内研修」などに言及した書物は多いが,それは,理念が説かれるか,事例が紹介される場合が多かったように思う。例えば,学校研究の1年の活動を整理した著書は数少ない。私は,理念や理論,事例を綴りつつも,両者をつなぐ,枠組みやモデルを提案したいと思っている。あともう少しで,この学校研究に関する一連の原稿執筆も終わる。刊行目指して,がんばろう。

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2006.01.07

学校と家庭・地域とのパートナーシップの充実(Benesse教育研究開発センターとの共同研究「学力向上ハンドブック」の制作から)

 本日,懸案だった『学力向上ハンドブック』の担当部分の執筆を仕上げた。私は,このハンドブックのうち,学力調査の結果を踏まえた「授業改善」,「校内研修・研究」,そして「家庭・地域とのパートナーシップの充実」という3つのパートの執筆を担当するが,3番目の提出をなかなか終えられなかった。
 「家庭・地域とのパートナーシップの充実」も,残る2つのものと同様,概要,ケーススタディと解説,演習,コラム,そしてまとめと自己評価という枠組みで構成される。目玉商品は,やはり「ケーススタディと解説」,そして「演習」だろう。「ケーススタディと解説」には,1)ある小学校のパートナーシップの総点検,2)ある中学校のパートナーシップの年間プランの評価,3)ある小学校の「学力向上通信」の批評という3課題を用意した。これらの点検や評価等で得た知識とスキルを,所属校のものに適用するのが「演習」だ。
 ハンドブック完成の折には,学力向上に興味を持っている,学校現場の先生には,ぜひ,これをご活用いただきたい。

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2006.01.03

記憶に残る「研究発表会」

 今日も,原稿の執筆を続けた。やはり風邪なのか,それとも執筆のためのキータッチが原因なのか,肩や背中がひどく痛い。あまりの痛さに耐えかねて,とうとうクイックマッサージを受けに出かけた。
 ところで,今日は,「他校の研究発表会に学ぶ」という文章を綴った。教師たちは,所属校の学校研究を推進するために,どのような学校のいかなる研究発表会に参加すべきだろうか。これを論じていて,ふと,自分の記憶に残る「研究発表会」はどれだろうかと,自問自答してみた。
 学校の研究発表会への初参加は,今から22年前の神戸大学教育学部附属明石中学校のものだ。当時学部3年生だった。後でレポートを命じられたから,よく覚えている。大学院博士課程時代に足繁く通った愛媛大学教育学部附属中学校にご恩返しすべく,同校の研究発表会で講演を務めさせていただいたのも,会場となった同校の講堂が格調高い(テレビドラマや映画用に撮影されることも多い)こともあって,印象深い。あれは,平成11年6月のことだったろうか――。
 研究発表会のデザインが練られている,その完成度が高いという点では,やはり,平成14年秋の岡山市立平福小学校の自主的な研究発表会だろう。私自身もそのデザインに参画した。
 当時の平福小学校の学校研究テーマは,総合的な学習のカリキュラム開発に関するものだった。しかしながら,総合と教科との関連づけを提案するために,あえて教科の授業も公開してもらった。分科会も,評価,教科との関連,情報教育と重要なトピックを立てて,編成した。公開授業と分科会を接続するために参加者に授業評価シートを手渡し,それに基づく議論を分科会では繰り広げてもらった。
 全体会では,研究主任の提案だけでなく,分科会の報告もそこに加えて,分科会と全体会を連結する工夫も採用した。また,最後のパネルディスカッションは,私が司会を担当して,水越先生(関西大学),堀田先生(当時静岡大学)から多様なコメントを引き出し,総合的な学習のカリキュラム開発について,複眼的に検討した。また,時には平福小学校の教師たちやフロアにも意見を(アドリブで)求めたりして,研究者のコメントと実践を連接させる場面を設けてみた。参加者から,「(全体会は)授業みたいでしたね」と批評してもらったことをよく覚えている。

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2006.01.01

原稿執筆で2006年が始まった――

 元旦の今日も,原稿の執筆を続けた。原稿執筆で2006年が始まった――。
 原稿執筆の遅れを取り戻すべくがんばったのだが,今朝からまた喉がざらざらする。ひどくならないといいのだが――。
 今日は,学校の実践研究を進めるために役立つ,読書に関する文章を綴った。さて,読者ならば,どんな書物をイメージされるだろうか。
 まず,学校研究の骨格を成す,学力論については,このブログでも紹介した,志水宏吉著『学力を育てる』(岩波新書)をリストアップした。また,学校研究の方法論がまとめられているので,そのリーダーにはぜひ目にしてもらいたい図書として,伊藤功一著『校内研修』(国土社)佐藤学監修・大瀬敏昭他著『学校を創る 茅ヶ崎市浜之郷小学校の誕生と実践』(小学館)を紹介した。両者はいずれも,学校を単位とする授業研究,それを通じた教師の成長,その多様性等について論じたものだ。さらに,田中耕治編『時代を拓いた教師たち』(日本標準)を教職の営みを複眼的にとらえることができる書籍だとして,案内した。
 他にもよい本はたくさんあるが,これらは,学校研究の企画・運営という見地から,それを代表する好著であると思う。

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2005.12.30

「授業リフレクションのためのデータ」(澤本和子・宗我部義則編『中原小学校の挑戦!』東洋館出版)

 学校研究の理念・フレームワーク・モデル等についての原稿を執筆している中で,澤本和子・宗我部義則編『中原小学校の挑戦!』(東洋館出版)を再度手に取った。編者のお一人の澤本先生とは研究領域が近いこともあり,親しくさせていただいている。この本もご献本いただいたものだ。その時にもざっと目を通したが,今回,「学校研究を形成的に評価するために収集すべきデータ」について論じるために,再度読んでみた。
 この本の中で,澤本先生ご自身が授業リフレクションの特質やその方法について論じていらっしゃる。授業リフレクションで活用するとされる,「学習履歴・指導記録(授業中に子どもや教師が書いた記録=ノート,作品,座席表,日誌等),メディア利用の記録(ビデオやカセットテープ等による授業記録),第三者による記録(観察者の記録等),調査研究データ(調査・テスト結果,授業後の記録<日誌・日記・感想文等>等)」は,学校研究を多面的に評価し,それを改善するためのデータの主柱ともなろう。
 なお,授業リフレクションの特質についての次の説明は,教師の成長の本質を見事に描いている。特に,「『一人の教師としての私』という『自己のまとまり』」というくだりは,実に的確だと思う。

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2005.12.11

あの学校は今,どうなっているだろう

 ここ数日,風邪がひどくなり,ほとんど寝込む状態が続いた。昨日などは,1日の大半をベッドで過ごした。しかし,ある原稿の提出締め切りが近づいている。今日は,ふらふらになりながら,書かざるを得なかった(反動が怖いが)。
 原稿の内容は,学校における実践研究=学校研究についてだ。書いていると,様々な学校との関わり,共同的関係が思い起こされた。それが続いている学校もあれば,いつの間にか足を運ばなくなった学校もある。
 学校に同じ研究者が長く関わりすぎると,両者の関係がマンネリに陥りやすく,学校研究も進展しにくい。それを避けるためには,オーケストラが客員指揮者を招くように,学校も,時々は違った考え方,専門性を有する研究者の声を聞く方がよい。昔,水越先生に,そう教えていただいた。だから,自分が交わらなくなった学校が,違う方からのアイデアやアドバイスで,実践研究を継続・発展してさえいれば,それでいいのだと思う。
 ただ,何をやっているかさえも地域や業界で話題にならなくなった,つまり実践研究をストップしたような学校があるとすれば,それは残念だ。よけいなお世話かもしれないが,ふと,「あの学校は今,どうなっているだろう」と原稿を書きながら,心配になった。

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2005.11.24

研究授業後の協議会を充実させるために

 昨日,新大阪で,『学力向上ハンドブック』(Benesse教育研究開発センターとの共同研究)の編集会議が催され,私も,それに参加した。このハンドブックは,学力調査に基づいて,授業改善のアクションプランを作成し,また実践し,そして評価するというR-PDCAのプロセスを読者に案内するものだ。
 私の執筆担当は,第7章の「学力向上を確かなものとするためのアクションプランの設計と実行」で,3つのトピック(授業改善,校内研修・研究,家庭・地域とのパートナーシップ)を扱う。それぞれのトピックについて,概要説明,ケーススタディと解説,演習,コラム,そして,まとめと自己評価という枠組みで構成している。
 「校内研修・研究」のうち,授業研究会における協議について,①協議会の趣旨の徹底,②協議会のワークショップ的展開,③参加者自身の授業改善を促す作業(活動),④講師(指導主事,大学教授)の有効利用というポイントを示すことにしていた。編集会議のメンバーより,⑤として,協議会における「論点の選定や焦点化」を詳しく解説してほしいとの依頼を受け,次のような文章を追記した。校内研修・研究の授業研究会で司会進行役を果たす方にとって参考になるだろうか。

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2005.11.13

公開研究会のプログラム(『学力向上ハンドブック』の演習問題から)

 先日も記事に著したように,現在,ベネッセ教育研究開発センターとの共同研究で,『学力向上ハンドブック』を作成している。本日,このハンドブックの「指導力向上のための研修・研究」に収める,演習問題を作成した。
 そのうちの1つが,公開研究会のプログラムに関する事例検討だ。11月2日に催された,広島県府中市立上下南小学校の公開研究会のプログラムを事例として取り上げ,その特長等を考察してもらうものだ。問題と解答例を示そう。

 次の日程表は,「コミュニケーション能力,考える力の育成」を標榜する,ある小学校の平成17年度の公開研究会のプログラムです。次の問いを考えてみてください。
12:30-12:45:受付
12:45-13:05:学校長による「お話朝会」
13:05-13:30:各教師が授業の見所などをアピール,研究主任による研究発表
13:40-14:25:全クラスでの公開授業
14:35-14:55:児童発表(和太鼓等演奏)
14:55-15:10:開会行事
15:10-16:50:分科会及び全体会
16:50-17:00:閉会行事
 ①なぜ,「お話朝会」を公開するのでしょうか。
 ②なぜ,各教師が,自分が公開する授業を事前にアピールするのでしょうか。
 ③どのような分科会が構成され,それは全体会にどう接続されるでしょうか。

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2005.10.28

第56回放送教育研究会全国大会始まる(東京都練馬区立八坂中学校にて)

 28日,第56回放送教育研究会全国大会が始まった。第1日目は,幼稚園,小中高等学校,そして特殊学校に分かれて,授業等の公開,それに基づく協議などが繰り広げられた。
 私は,東京都練馬区立八坂中学校に赴いた。同校は,表現力の育成,それに資する放送・視聴覚メディアの活用を研究テーマに掲げ,それを具体化した授業が,全クラスで催された。中学校の全クラスを公開するという同校の研究意欲にまず感心した。また,各教科や学活等の特性を踏まえた授業がデザインされ,提案されたことにも敬意を表したいDSC01106
 この学校の取り組みの特徴や意義については,現在執筆中の『教師が磨き合う学校研究』(ぎょうせいより刊行予定)にて詳しく解説するつもりだ。
 明日の第2日目は,オリンピック記念センターで,実践別交流会等が催されるが,私は,「基礎・基本」セッションのコーディネーションを担当する。

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2005.10.10

学力向上ハンドブック編集会議(Benesse教育研究開発センターとの共同研究)

 本日,昨日もレポートした,『学力向上ハンドブック』の編集会議に参加した。このハンドブックは,学力調査に基づいて,授業改善のアクションプランを作成し,また実践し,そして評価するというR-PDCAのプロセスを読者に案内するものだ。各章は,概要,ケーススタディと解説,演習,コラム,そしてまとめと自己評価という枠組みで構成される予定である。
 今日は,原稿を持ち寄り,内容の重複や連続性などを確認し,加除訂正の方針を定めた。今月末までに原稿データを提出し,11月末に,ハンドブックのプロトタイプができあがる予定だ(本当に仕上がるか,少々不安だが)。完成したら,学力向上に興味のある先生方には,このハンドブックをぜひご利用いただきたい。

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2005.10.09

授業改善アクションプランのケーススタディ(Benesse教育研究開発センターとの共同研究)

 本年度,Benesse教育研究開発センターとの共同研究プロジェクトで,『学力向上ハンドブック』の作成にたずさわっている。
 私の執筆担当は,「第7章 学力向上を確かなものとするためのアクションプランの設計と実践(授業改善)」等だ。今日は,その原稿執筆に時間を費やした。
 この章では,学力向上に向けたR-PDCAのプロセスのPDの部分について読者に検討してもらうことになる。このプロセスの意義を解説する他,ケーススタディでこのプロセスの理念や手続きの理解を深めたり,演習で所属校を対象とする授業改善アクションプランを策定してもらったり,実際の授業改善を形成的に評価してもらったりする。
ケーススタディでは,ユニークな問いを設けるつもりだ。それは,ある学校の学力調査データ,教育力調査データ,そして,学校の実践史を提供して,学力向上にむけた授業改善アクションプランを完成してもらうというものだ(授業改善の基本方針等は記入してあり,具体的な手だてとスケジュールのみ構想し,記入してもらう)。アクションプラン作成の過程をシミュレーションしてもらい,そのコツをつかんでもらおうというわけだ。刊行の運びとなったら,学校現場の先生方にぜひご活用いただきたい。

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2005.10.06

メディアミックスによる授業づくり-その概念と変遷,新展開-

 先日,(財)教育調査研究所の『教育展望』の2005年10月号(第51巻9号)が刊行された。この号は,「メディアと学校教育」が特集テーマに設定されている。水越敏行先生,中野照海先生といった放送・視聴覚教育の大家の論文に並んで,拙稿も掲載された。
 タイトルは,「メディアミックスによる授業づくり-その概念と変遷,新展開-」である。全放連の教育放送デジタル化対応プロジェクトのメンバーの実践,なにわ放研のメンバーの取り組み等を参照しつつ,デジタル教材の登場によるメディアミックスの新展開,学力向上への貢献などを論述した。
 初校校正前の原稿データ(テキストのみ)をアップロードしておく。「mediai.pdf」をダウンロード

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2005.09.16

学校研究のテーマ――その要件

 原稿執筆で参照しなければならなかったので,久しぶりに,水越敏行著『授業改造と学校研究の方法』(明治図書,1985年)を読んだ。これは,水越先生が雑誌「悠」(ぎょうせい)の連載に加筆して,他社から単行本として出版なさったものだ。私が大阪大学人間科学部教育技術学講座の1学部生としてお手伝いをした,学校研究の診断・評価についても,最終章に叙述されている。
 今,私も,似たような内容の「悠」の連載原稿を単行本にまとめつつある(ただし,同じ「ぎょうせい」からではあるが)。この本に学びながら――。
 さて,この著書の中で,学校研究のテーマの要件について,水越先生は,次のように整理なさっている。
A 時代の教育視聴を反映し,三年から五年先の先導的志向性をもつもの。
B 理念的なもの,生涯教育の目標になるようなものは避ける。いいかえると,教科や学年のちがいを越えて,共通に取り組めて,しかも象徴的なキーワードをもつもの。
C 先行研究がされているもの,具体的な解決の手がかりが考えられるもの。
D その学校の伝統,スクールカラー,児童生徒の実態,地域の特性を反映したもの。(p.13)
 「なるほど」と思う。4つの要件をすべて満たしているテーマには,そう簡単には出会えない。しかし,それがある学校の研究は確かに充実している。
 読者の学校の研究テーマはどうだろうか――。

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2005.04.16

児童・生徒への評価の場面で考える「学校協働体制」をつくるポイント(『総合教育技術』第60巻第2号)

 小学館より刊行されている『総合教育技術』の2005年5月号,第60巻第2号では,「学力向上を目指す『校内協働体制づくり』」という特集が組まれている。拙稿「提案 児童・生徒への評価の場面で考える『学校協働体制』をつくるポイント」も掲載されている。
 学習評価,授業評価と教師の共同,同僚性をオーバーラップさせてみた。このブログの読者にもぜひ読んでいただきたいと思う。
「collaboration_for_evaluation.pdf」をダウンロード

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2005.04.15

教師をやる気にさせる論文

 先日,大阪市立大学・大学院文学研究科が編集・刊行している『人文研究』第56巻に,拙稿「カリキュラム・コーディネーターの方策と力量形成過程についての考察」が掲載された。この論文は,ある「総合専科」教師,すなわち「総合的な学習の時間」に同僚とパートナーシップを築いて,自校の総合的な学習のカリキュラムの開発,運営に尽力するミドルリーダーの力量とその形成過程に関するインタビュー調査等の結果をまとめたものだ。
 論文の抜き刷りをお世話になったM教師に贈呈した。どのような感想を抱かれるか,果たして当事者の実感に添った記述に仕上がったのか,けっこう不安だった。一昨日,M教師から手紙が届いた。「ここまで分析されるのですね,びっくりです。――中略――木原先生の論文を読んでやる気が出てきました。」と記されていた。ほっとしたし,私自身も勇気が湧いてきた。
 タイトルに象徴されるが,『人文研究』は学術雑誌であり,私は,それを意識して,かなり難しい表現と学術研究の報告スタイルを論文にて採用している。けれども,たとえ一人の教師であっても,論文が彼/彼女をやる気にさせたのであれば,研究を文章にしたため,オープンにした甲斐がある。新たな実践を導く研究を計画・実施できたのだと胸をはれる。調査でお世話になったM先生,本当にありがとうございました。

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2005.04.14

「総合的な学習の時間」の指導案のチェックポイント(『総合的学習を創る』No.179)

 明治図書より刊行されている『総合的学習を創る』の2005年5月号,No.179では,「総合らしい指導案」という特集が組まれている。私も,「総合の指導案-私のチェックポイントはここだ!」という小特集に,短い文章を寄稿した。
 「総合的な学習の時間」の指導案は,「ねらい」を踏まえていること,学校の全体計画に位置づいていること,自らの過去の授業や同僚の授業と連接していることが,その要件となることを主張した。全文を掲げておこう。

<それまでの「総合」,これからの「総合」との接点>
 大阪市立大学・木原俊行
 「総合的な学習の時間」(以下,「総合」)の指導計画や指導案(以下,指導案等)を点検するポイントは多岐にわたる。筆者は,「総合」の指導案等を手にした際に,目標が学習指導要領に記された「ねらい」を踏まえているか,教師の指導と子どもの自律的活動のバランスが保たれているか等を注視するようにしている。 
 ただし,筆者は,それらの点検を,当該授業の「学校としての全体計画」における位置を確認しながら,進めるように留意している。「総合」の目標や内容等は,学校を単位として定められるべきものだ。一時間や一単元の学習で,「総合」のねらいのすべてを満たす必要もないし,そこであらゆる類の学習活動に子どもが従事できるわけでもない。一時間の「総合」の授業は点であり,それは,学校カリキュラムという立体のごく一部に過ぎない。
 「総合」の指導案等では,それまでの「総合」,これからの「総合」との接点が表明されるべきだ。例えば,育成を図る能力・資質について,あるいは子どもたちが取り組む課題について,さらには,学習活動や評価等について,授業・単元・学年間の連続性,発展性を記述してもらいたい。特に,同僚による「総合」の授業と私のそれとの関係,その妥当性がたっぷりと語られている指導案等は,「総合」の真の豊かさを体現していると思う。

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2005.03.22

学習指導要領の全面改訂は急がなければならないのか

 教育開発研究所から刊行されている『教職研修』の2005年4月号では,「『学力』問題にどう取り組むか」という特集が組まれている。鳴門教育大学の村川先生が,「『総合的な学習の時間』では学力が育たないのか」という文章を載せている。私も,『学習指導要領の全面改訂は急がなければならないのか』というタイトルの文章を寄稿した。
 先にも,拙稿の一部をこのblogで紹介したが,全文をアップロードしよう。ぜひ感想をお寄せいただきたい。
「shidouyouryou_no_kaitei.pdf」をダウンロード


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2005.03.14

『教師が磨き合う学校研究』の単行本化が決まる!

 平成16年度にぎょうせい「悠」に連載した「教師が磨き合う学校研究」の単行本化が本決まりとなった。この書物では,学校研究=新しい授業やカリキュラムの創造を目指した,学校を単位とする実践研究について,1)その今日的意義を明らかにするとともに(第1部:「学校研究」の可能性),2)その企画・運営・評価に関するアイデアや手順を整理する(第2部:「学校研究」の企画・運営・評価)。また,3)そのすぐれたモデルを紹介する第3部:「学校研究」のすぐれた事例)。
 第1部では,「学校研究」の意義,研修との違い,必要性などを,教師の成長,教師間の共同を主たる視点として叙述する。また,それらに,我が国の学校研究の歴史やそれを支えた制度(例えば研究開発学校)などの解説を加えて,「学校研究」の体系を整理する。
 第2部では,連載の内容に添って,「学校研究の1年」をモデル的に提示する。その際,例えば授業観察の方法,研究発表会のプログラム構成など,教育現場で営まれる学校研究の「ツボ」を具体的に解説する。
 そして,第3部では,いくつかの学校の実践研究例を,教師たちの悩みや喜び,学校研究による子どもの成長も交えながら,具体的かつ物語的に紹介する。第1部及び第2部の理論やモデル等を共通項としつつ,学力向上フロンティア校,総合的な学習のカリキュラム開発,情報教育など,今日的テーマに挑戦する学校の実践研究を紹介することで,学校研究の共通性と多様性を示唆する。
 刊行予定は,平成18年1月。これから数ヶ月は,この著書の原稿執筆に追われるだろうが,それだけの価値のある仕事だと考えている。

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2005.03.10

「学校研究」の発展に向けて(「ぎょうせい」『悠』における連載の最終回)

 昨日の金沢大学における講演に関連させて,今日は,「ぎょうせい」『悠』における連載「教師が磨き合う学校研究」の最終回の内容を紹介しよう。そのタイトルは,「学校研究の発展に向けて」である。概要は次のとおりであるが,ぜひ本文をお読みいただきたい。
◆学校研究は,年度をまたいで発展させるべきものである。
◆学校研究の総括に向けて,研究ポートフォリオの作成やアンケートの実施などの作業に,教師たちに従事してもらいたい。
◆学校研究の1年の最終段階において,次年度の方針等を,いくつかの選択肢の中から採択することになる。
「Gyosei-HARUKA.05.3.pdf」をダウンロード

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2005.02.28

平成10年の学習指導要領の意義と可能性

 現在,『学習指導要領の全面改訂は急がなければならないのか』というタイトルの原稿を執筆中である。今日は,その一部を抜粋して,紹介したい。

 筆者は,平成10年12月に告示された小中学校の学習指導要領は,我が国の教師たちにとって,実に大きな可能性をもたらすものであると考えているので,なおいっそう,現行学習指導要領の枠組みを堅持すべきであると主張したい。
 それは,「総合的な学習の時間」の創設や中学校の選択履修幅の拡大などに象徴される「学校を基盤とするカリキュラム開発」の萌芽である。前者について,その可能性を再確認しておこう。
 筆者は,「総合的な学習の時間」創設の意義を,いわゆる「ゆとり教育」の体現にあるとは思っていない。学習指導要領総則に記された,この時間の「ねらい」からしても,そのようには解釈しがたい。実際,「総合的な学習の時間」の実践研究の経験が豊かな学校では,「ねらい」を具体化しながら学年目標を定め,それに応じた評価規準を準備しているところも少なくない。最近では,平成15年12月の学習指導要領の一部改正により,「ねらい」に加えられた「教科等との関連」を踏まえ,「総合的な学習の時間」における内容・活動に,適切な形で,教科のものをオアーバーラップさせる実践も増えてきた。例えば,先日,ある小学校5年生の子どもたちが,社会科で,自動車産業について探究的な学習を展開した後,「総合的な学習の時間」において,その成果を精錬させて発信する場面を見学することができた。新しい車の環境への配慮を実験結果に基づいて主張する(理科),安全を確保する技術を満載した車を美しいポスターにして表現する(図工),その特徴をキャッチコピーにまとめる(国語),事故数の減少等を分かりやすいグラフで示す(算数)といった活動の子どもたちは従事していた。近未来の夢の車をデザインするという創造的な学びにたずさわりながら,子どもたちはごく自然に教科学習の復習をも繰り広げていたのである。
 「総合的な学習の時間」は,教科学習と対立するものではない。その可能性は,やはり学習指導要領の一部改正で強調された「学校としての全体計画」の作成にある。つまり,「ゆとり」ではなく,学校裁量権の大きさに,この時間創設の今日的意義を求めるべきだ。
 これまでも,確かに,「教育課程は学校で編成」するものであった。しかし,その理念が学校現場で具体化されていたかというと,そうではなかった。教師たちは,学習指導要領の内容と指導上の留意点,そしてそれを体現した教科書,指導書に束縛されて,指導と評価を展開していた。それが,眼前の子どもたちの実態と乖離していることを感じつつも――。
地域や学校を単位とする教育課程編成の尊重,それを可能にする教授組織や学習環境(情報手段,外部人材など),そしてそれらを点検・評価する仕組み(例えば学校評議員制度,開かれた学校づくりなど)という,教育界における規制緩和の試金石という性格が,「総合的な学習の時間」創設のもうひとつの,そしてより重要な意味なのである。中学校における「選択履修幅の拡大」についても,同じ意義を確認することができよう。
 昭和20年代,学習指導要領が「試案」であった時代にも,各地で地域教育計画が作成され,実践された。その思想を,現行学習指導要領は復活させ,また実現のための方策をリニューアルさせた。教育課程の作成と運用に関するパラダイムの(再)転換が試みられたという点からも,現行学習指導要領への期待は大きい。こうした点からも,筆者は,それを全面改訂することに,ためらいを禁じ得ない。

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2005.01.18

「教師が磨き合う学校研究」最終回執筆中(「ぎょうせい」『悠』における連載)

 このblogでもたびたび紹介してきた,「ぎょうせい」『悠』における連載「教師が磨き合う学校研究」だが,いよいよ連載最終回の原稿を提出する時期となった。今日は,その原稿の仕上げにかかった。
 連載は締め切りを遵守しなければならないので,プレッシャーが大きい。だから,これまでは,あまり好きではなかった。けれども,この連載については,締め切り破りはほとんどなく,順調に原稿を提出できた。やはり,執筆への意欲は,その内容に規定される。自分が本当に書きたいと思うものなら,そう苦痛ではないことが分かった。
 連載最終回のタイトルは,「学校研究の発展に向けて」である。年度をまたいで研究を継続・発展させることの意義と可能性,その視点や活動について言及するとともに,連載を振り返り,各学校における実践研究への期待を簡単に述べる。来月下旬には出版されるので,学校研究を発展させようとする先生方には,ぜひこれをお読みいただきたい。

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2004.12.29

講演録「学力向上と教育メディアの活用」

 10月末に,平成16年度長野県視覚・放送教育研究大会(佐久大会)で「学力向上と教育メディアの活用」と題する講演を担当させていただいた。先日,急に,その講演録を作成したのでチェックしてほしいとの依頼があった。予定していなかった仕事なので,大変疲れたが,なんとかやりこなした。せっかくなので,読者にもお読みいただきたいと思い,アップロードすることにした。
「Kihara04.10.29.pdf」をダウンロード

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2004.12.20

授業研究の深化-研究主任等のリーダーシップと協議会におけるコーディネーション-(ぎょうせい「悠」1月号)

 先日,出版社「ぎょうせい」の月刊誌「悠」の1月号が刊行された。4月から始めている連載の第10回目として,研究主任等のリーダーシップと協議会におけるコーディネーションについて言及した。
 例の「私の司会術」の事後研でのものを文章化したものだ。要点は,次のとおり。
◆研究授業とそれを通じた協議会の企画・運営において研究主任等が果たすリーダーシップは,極めて重要である。
◆研究授業後の協議会が充実したものになるか否かは,司会進行役の力量に依存している。
◆協議会の司会進行役は,参加者間の対話が成立し,それが豊かになるように,積極的にコーディネーションを繰り広げるべきだ。
「Haruka2005.1.pdf」をダウンロード

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2004.11.14

新しいタイプの役割に挑戦する教師たちへのエール(拙稿「小学校教科担任制の新展開」)

 先日,出版社の「ぎょうせい」より『特色ある学校づくりのための新しいカリキュラム開発 第5巻 確かな学力をはぐくむ教育組織の多様化・弾力化』(児島邦宏編著)が刊行された。この著書において,私は,「小学校教科担任制の新展開」という章の執筆を担当させていただいた。そこで,小学校における教科担任制,すなわち,完全教科担任制,専科の単独指導,学級担任と専科のTT,授業交換,カリキュラム・コーディネータなどを整理する図式を提案してみた。
 また,小学校における専科やコーディネータの意義,彼らが抱える悲哀について論じてみた。学級担任制を旨とする小学校において,管理職でもないのに学級を持たせてもらえない教師は,学校においてマイノリティになりやすい。そもそも学級の子どもとのふれあいを生き甲斐にして教職に就いた彼らは,教科担当的な立場を,そう簡単には受け入れがたい。彼らは,そうした立場を自己実現の舞台とは思いがたい。学校組織や同僚のためにあえてそうした立場に身を置いているのに,それを認めてくれる人も多くはない。
 しかし今日の授業改善,学校改造は,教師間の共同を強く要請するものであるから,小学校では,多くの同僚と直接・間接にパートナーシップを築き,同僚間コミュニケーションの媒介役を果たす専科やコーディネータは不可欠の存在だ。
 新しいタイプの役割に挑戦する教師たちへの私のエールをぜひお読みいただきたいと考え,アップロードした。
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2004.10.26

「授業力量形成の要件」(明治図書『解放教育』11月号)

 先日,明治図書の月刊誌『解放教育』の11月号が刊行された。これに,私は,「授業力量形成の要件」という文章を寄せている。この号では,人権教育の授業研究やそれにたずさわる教師たちの力量形成についての特集が組まれているが,私なりに,授業研究と人権教育の接点を探り,それを綴ってみた。
 興味のある方はご一読の上,コメントを寄せていただけば幸いである。

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2004.10.20

他校の公開研究会に学ぶ(ぎょうせい「悠」11月号)

 先日,出版社「ぎょうせい」の月刊誌「悠」の11月号が刊行された。4月から始めている連載も,第8回目を迎えた。この号では,他校の公開研究会に参加する際の構え,ルールなどについて言及した。
 今秋も,数多くの研究発表会が催される。そこで,実践知が豊かに交流されることを望んで,また,他校の公開研究会への参加がそれぞれの学校の実践研究の発展に結実することを期待して,この原稿を書いてみた。ポイントは,次の4点である。
◆他校の公開研究会への参加も,学校研究推進の重要なアプローチである。
◆公開授業のレパートリー,研究内容の継続・発展性などを指標・基準として,参加校を慎重に決定すべきだ。
◆指導計画・指導案とのズレを視点として公開授業を観察・分析してみよう。また,自校の実践と比較しながら協議会の議論に身を投じてみよう。
◆研究者等による総括的コメントと自らの印象や評価を連結させて,公開研究会開催校の学校研究,そして自らの学校研究を整理し,相対化するとよい。

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2004.09.02

授業力量形成の基本要件(『解放教育』2004年11月号の原稿)

 今日は,来客が数件有り,あまり時間がなかったが,締め切り間近の原稿を仕上げた。それは,明治図書より刊行されている雑誌『解放教育』2004年11月号の原稿だ。これは,元同僚の桂正孝先生が編集長をなさっている,人権教育を主たるテーマとする雑誌だ。
 11月号の特集テーマが「授業づくりへの挑戦-教科指導の力量アップをめざして-」となったので,「授業研究と教師の成長」を専門分野としている私にも声がかかったというわけだ(巷には,私の専門を放送教育とか,情報教育とか,総合的な学習だと勘違いしている人もいるが――,自分にとって,それらは,教師が自己成長を遂げるためのきっかけや舞台だと自分なりに定義している)。
 特集の巻頭を飾る原稿なので少々緊張したが,「授業力量形成の要件」というタイトルで,いくつかの提案をした。刊行の運びとなった後に,このWebに原稿のデータをアップしたいと思う。

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2004.08.27

『「学習指導・評価」実践チェックリスト』刊行成る!

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 昨日,教育開発研究所から,『「学習指導・評価」実践チェックリスト』が届いた。この本は,8つの章(99の項目と7つのコラム)で構成されているが,学習指導・評価に関する実践研究の最前線について叙述したものだ。特に,99の項目のそれぞれに設けられたチェックリストは,校内研究・研修ですぐに利用できる,すぐれものだ。ぜひ購入・活用してもらいたい。
 編集にお骨折りいただいたお二人(森さん,矢木さん)に厚く感謝している。

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2004.08.15

『学習指導・評価』実践チェックリスト(教育開発研究所)使える!

 先日,教育開発研究所より8月末ごろ刊行予定の『「学習指導・評価」実践チェックリスト』の編者校正を終えた。この本には,確かな学力の育成に向けた,約90のトピックが叙述されている。そして,各トピックにはそれぞれ,20程度のチェック項目が用意されている。それらのチェックリストは,授業改善を目指す校内研修,行政研修で有効に活用できそうだ。

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2004.07.26

『悠』連載第5回「長期休業期間における学校研究の推進-夏休みに何をすべきか-」

 学校現場では,夏休みに,どのようにして実践研究を推進しているだろうか。「ぎょうせい」『悠』で連載している「教師が磨き合う学校研究」8月号で,標題にあるように,夏休みの学校研究のあり方を説いた。具体的には,次のようなポイントを示した。
 ・夏休み等の長期休業期間にしかできない,あるいはこの時期に取り組みやすい研究活動がある。
・ 子どもたちの学習ノートやファイルの縦断的分析,学力調査の結果の詳細な検討等,授業評価の発展的展開に,夏休みには取り組める。
・ 異校園種の教師との連携も夏休みに試みるとよい。ただし,それは,合同「作業」を取り入れる等,できるだけ具体的に推進しなければならない。
・ 夏休みに全国各地で開催されるセミナーへの参加,そこでの発表等によって,学校研究の外部評価が進む。その自主開催が実現すれば,学校研究のためのネットワークも構築されよう。

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2004.05.19

『悠』連載第3回「研究授業充実へのアプローチ−そのデザインの工夫と企画・運営や参加のルール−」

「ぎょうせい」『悠』で連載している「教師が磨き合う学校研究」6月号で,学校研究を充実させるための授業研究のあり方を論じた。その原稿をアップしてみたので,ぜひコメントを頂戴したい。
 この拙稿では,1.研究授業のデザイン,2.研究授業の企画・運営ルール,3.研究授業の参加ルールについて,私なりの考えを述べている。教師たちの同僚の研究授業に臨む姿勢やそれを観察する視点などに,疑問を感じることがよくある。それに対して,自答したものだ。

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2004.05.18

『学習指導・評価』実践チェックリスト(教育開発研究所)の編集

 現在,教育開発研究所が刊行予定の『「学習指導・評価」実践チェックリスト』の編集にたずさわっている。(意外なことに?)これは,私が一人で編者を務める初めての本になる。この本は,次のような内容を含んでいる。
・学習指導の基盤形成
・学習指導の実践技術
・個に応じた指導方法と指導の実際
・学習評価の基本要件
・総合的な学習の時間の充実
・小学校の新教育課程における各教科の指導・評価の実践
・中学校の新教育課程における各教科の指導・評価の実践
 各内容について,15程度の具体的なトピック,例えば少人数指導,習熟度別指導などが設けられる。
 約90のトピックは,確かな学力の育成に向けた取り組みを網羅している。
 しかも,タイトルに明らかだが,「使える本」を目指して,それぞれの項目について,20程度のチェック項目が用意され,読者が本の内容と自らの実践を重ね合わせることを可能にしている。
 現在,執筆依頼中で,刊行は8月末の予定である(刊行の運びとなったら,ぜひご購入いただきたい)。多くの方に執筆をご快諾いただき,感謝している。ご厚意に応えるために,編集作業に勤しみたい。

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2004.04.26

『悠』連載第2回「学校研究のテーマと推進体制」

 「ぎょうせい」『悠』で連載している「教師が磨き合う学校研究」の5月号で,「学校研究のテーマと推進体制」を論じた。その原稿をアップしてみたので,ぜひコメントを頂戴したい。
 この拙稿では,1.学校研究のテーマ−その要件−,2.研究部会編成の工夫,3.ミドルリーダーとしての研究主任の役割について,私なりの考えを述べている。学校研究が真に教職員にとって意義あるものとなるためには,そのテーマの設定がまず大事であるという立場で綴った文章だ。

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2004.03.28

「相対評価から絶対評価へ」

 先頃,関西大学出版部より,『教育改革のながれを読む』という著書(黒上晴夫関西大学教授の編集)が刊行された。副題の「高次な思考力育成を目指して」に示されるが,学力の構造やその今日的特徴などの検討,そしてその枠組みの再構築がもたらす授業やカリキュラムの改造のあり方について,様々な立場の教育関係者が持論を述べている。
 私は,「相対評価から絶対評価へ」という章を担当した。絶対評価の台頭・普及の歴史と要因の分析,今日的学力の主柱が「思考・判断」と「技能・表現」であること,絶対評価の理念を具体化するための授業づくりの工夫(特に評価規準の活用方法)などを論述している。
 アップロードするので,ご一読いただければ幸いである。

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2004.03.21

『悠』連載「教師が磨き合う学校研究」スタート!

 「ぎょうせい」という出版社から,『悠』という月刊誌が刊行されている。「学びの場をサポートする総合教育雑誌」が謳い文句だ。
 4月号から1年間,「教師が磨き合う学校研究」というタイトルで私も連載を始めた。校内研修の改革,それを同僚性を基盤とするアクションリサーチとして展開するための考え方やモデルを示すことが連載の趣旨だ。
 第1回目の4月号では,「学校研究の意義とその成立」と題して,学校を舞台とする教師たちのアクションリサーチの今日的意義,その基本原理について解説した。読者の期待に応えられるものになっているとよいのだが−−。その原稿をアップしてみたので,ぜひコメントを頂戴したい。
 なお,4月号には,私と立教大学の奈須先生の対談も載っている。「徹底対談! 授業づくりの『ここが』問題!−改訂学習指導要領下での『授業づくりのリニューアル』の前に考えたいこと」というのが,そのタイトルである。先の連載は2頁なのに,これには6頁も費やされている−−。これについても,一読いただき,ご高評を頂戴したい。

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2004.01.20

小学校の習熟度別指導

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 教育開発研究所の教職研修の平成16年2月号(通巻378号)に「小学校:学習内容の習熟の程度に応じた指導」という拙稿が掲載されています。
 一度ご覧ください。

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